2010年02月09日(火)
「タイガー」と呼ばれた男
ディーラー取材でたいへん素晴らしい方々お目にかからせていただいている。本当に貴重なお話が聞けて、毎回文字に起こすときにそれを反映できるかどうか苦戦苦闘しながら書いている。
元三井物産副社長で日銀の審議委員も務められた福間年勝さんは、ぜひお会いしたかった方のひとりだった。昨年の夏を過ぎた頃、取材の意向をお伝えしたが、もう全てから退いているので、というのがお答えだった。そして送られてきたのは福間さんの著書「「市場に生きる攻撃的財務論、リスクに挑む」だった。
自分の運命も会社の命運も他人に任せたくないという信条がヒシヒシと伝わる内容。為替市場で「タイガー」と呼ばれた男がそこに彷彿と浮かび上がる。この本の帯には誰からの推奨文も書かれていない。そこに福間さんの性格を感じる。
取材をしていると、福間さんのお名前が本当によく出てくる。日本初の女性ディーラー佐藤三鈴さんの中編記事にも福間さんとのエピソードがあり、どんな方か興味がつるばかりだった。
でももうお会いすることはできない。謹呈いただいたこの本からしかそのお姿を想像するしかできないのだ。昨年12月に福間さんはお亡くなりになられた。私がご連絡させていただいたときにはご闘病なさっていらっしゃったのかと胸が苦しくなる。本当に心からご冥福をお祈りしたい。
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Posted at 08時51分 コメント ( 0 )





