2007年11月17日(土)
先週の外国為替市場
先週の外国為替市場は、先々週からのNY株式の軟調を嫌気して、週初から東京株式市場、アジア株式市場が大幅下落したことで、円買い圧力が強まった。またドル全般はこの処の売られ過ぎを嫌気した利食いが出ており、週末のG20でドル安懸念が示される可能性や米ゴールドマンサックスCEOが「大規模な資産評価損の計上は無い」との発言したことや英バークレイズ・キャピタルの7−10月の評価損計上が予想より少なかったこともあり、比較的高金利通貨に対して堅調な推移となった。 ユーロドルは、独11月ZEW景気期待指数が予想より弱かったこともあり、利食いのユーロ売りやユーロ円の売りに押され、一時1.4521まで調整したが、ユーロポンドでの買い意欲が強く1.4705まで反発となった。また未だアルスワイディ・アラブ首長国連邦(UAE)中銀総裁の「米ドルとディルハムのペッグ制、解消求める圧力が高まっている」との発言もあり、外貨準備入れ替えの中銀の買いが下値を支えている。 ポンドドルは、ハト派的な英中銀四半期インフレ報告やキング総裁発言を受けて、ポンド売りが強まり、2.0870を高値に2.0355まで下落した。特にユーロポンド相場は、2003年10月来の0.71台へ乗せた。 またドル円は週初から110円の大口のオプションの防戦を下回り、一時109.12の安値まで下落したが、福田首相による急激な為替変動に対する牽制発言もあり、111.76まで反発する局面もあったが、本邦輸出企業の売り遅れのオファーや米国債償還に絡む利払いの円転売り、本邦機関投資家のヘッジ売りが上値を押さえ、不安定な動きを継続した。その他ドルカナダ相場は、当局のけん制発言やカナダ円の売りが下値を支え、0.9420を安値に一時0.9725まで上昇。 オセアニアも堅調な経済指標にも関わらず利食いが強まり、オージードルは、0.9114から0.8758、NZDドルも0.7676から0.7437まで値を下げた。
一方クロス円は、ドル円同様週初からバーゲン・ハンターの買いを突き飛ばして大きく調整となったが、その後はNY株の下げ止まりや大型の外貨投信設定に絡んだ円売りが下値を支えた。 ユーロ円は158.70まで急落後、164.31まで一時反発。ポンド円も224.16の安値から232.41まで反発、オージー円は95.58から101.10、NZD円は81.18から85.63、カナダ円は111.14から117.38まで上昇したが、売り遅れのやれやれの売りに、下押しする局面もあったが、更に下落を強めることはなかった。
Posted at 13時45分





