だいまんの「為替ダイマニズム」
 

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2008年02月18日(月)

Market Outlook(今週の見通し)

  今週の外国為替市場の注目は、FOMC議事録と同時に発表される経済成長予想がどの程度引き下げられるかが大きな焦点。また個別の米経済指標が、更なる米景気後退懸念を健在化させるかが注意となりそう。

《米経済指標》
 今週のメインは、20日発表される追加利下げを決めた1月29―30日のFOMC議事録となる。特にFRBは、昨年11月に今まで年2回だった経済見通しの発表を、年4回に変更したが、今回1月のFOMC議事録でと同時発表される予定。2007年11月の公表では、FRBは2008年の成長率を1.8─2.5%と予測していたが、この経済見通しをどの程度ドラステッィクに引き下げるかが市場の大きな関心となりそうだ。
 その他では、やはり20日の1月米消費者物価指数(CPI)、1月米住宅着工件数、21日の米週間新規失業保険申請件数、2月米フィラデルフィア連銀景況指数などが注目となるが、直近既に3月のFOMCでも利下げが織り込まれている中、インフレ指標が市場の材料になることは無さそう。 

《欧州圏経済指標》
 今週の欧州圏の経済指標としては、20日独1月生産者物価指数、英中銀MPC議事録、21日仏1月消費者物価指数、英1月小売売上高指数、22日ユーロ圏2月製造業・サービス業・総合PMI・速報値となる。
 ユーロ圏では、ECBのスタンスが中立的となっているかどうかが焦点となっているが、今週木曜日の金融政策の発表がないECB理事会も含めて、ユーロ圏の経済指標の微妙な変化や高官の発言には注意しておきたい。

《不安定な株価》
 先週は、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が金融保証会社(モノライン)に対して保証の提案を行なったことや米金融機関大手6社が住宅差し押さえを30日凍結するプロジェクトを発表したことで、株価は一定の下げ止まりを見せたが、未だモノライン各社の格下げ懸念が渦巻いており、不安定さは拭えない。 
 一方欧州では、先週スイスの金融大手UBSや独コメルツ銀行が米サブプライム・ローン関連の追加評価損の計上からから悪い決算内容が発表されたが、市場への影響は限定的となった。今週は19日に英バークレイズ、20日に仏BNPパリバ、オランダのING、21日には仏ソシエテ・ジェネラル、ドイツ損保大手アリアンツの決算発表が予定されているが、先週同様一定の悪い内容が織り込まれており、相場を大きく動かす内容となるかは不透明だが、不正トレーダー事件で話題になった仏ソシエテ・ジェネラルに関しては、買収の噂などもあり、やはり一定の注意はしておきたい。


Posted at 08時20分


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プロフィール

FXStrategicCo-op代表

だいまん

青山学院大学英米文学科卒。アジア系外銀にて、マネー、債券、為替ディーラーを歴任。ディーリング及び決済関連業務に精通。2002年に20年間勤務した同銀行を退職。銀行在籍時より運営していた為替予想サイト「円を救え」をベースに、個人の為替証拠金取引の拡大を支援するために、相場予想及び為替取引の個人向け実地教育を中心としたFXStrategicCo-opを設立。

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