2008年02月24日(日)
Market Outlook(先週の市場)
先週の外国為替市場は、米FOMC議事録、FRBの4半期ごとの景気見通しの引き下げを受けて、3月のFOMCでの大幅な追加利下げ観測からドルの上値の重い展開が続いた。ただし、米経済指標としては、2月フィラデルフィア連銀業況指数が予想以上に悪化したが、2月住宅市場指数や1月CPIは予想を上回る内容となった。 また米株価は、サブプライム問題での金融機関の評価損拡大懸念やモノライン各社の格下げ懸念が終始上値を抑え、反発の重い展開となったが、週末にCNBCテレビが、モノライン大手アムバックに救済を申し出ている金融機関が、今週週初にも進展している救済計画を公表する可能性があると伝えたことで、期待感が高まっている。アムバック救済については事業分割の問題や参加金融機関の合意の状況からは、未だ不透明感が強くすぐに解決に向かうとの見方には疑問の声も上がっている。
ユーロドルは、独地銀バイエルン州立銀行の評価損問題を嫌気した売りもあったが、ユーロ圏2月サービス部門PMI速報値の上振れやゴンザレス・パラモECB理事の「2次的効果の波及を防止することが必要不可欠」とのタカ派的な発言を材料に、1.4611を安値に一時1.4863まで値を上げた。ポンドドルは、英政府によるノーザンロック国有化やロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの大幅評価損計上の噂、英MPC議事録がハト派的であったことから、終始軟調な動向も1.9363を安値に、週末にはショート・カバー的に1.9709まで上昇。 ドル円は、クロス円の買い意欲や輸入勢からの買いで比較的堅調な推移を継続していたが、本邦輸出企業や機関投資家のレパトリ、中東勢の日本株投資に伴う108円ミドル・アッパーの大口のドル売りオーダーが上値に控え、108.37を高値に週末には106.71まで値を下げた。 一方クロス円は、株価自体には大きな波乱がなく、総じて堅調な推移となった。 ユーロ円は157.70から159.60と比較的安定したレベルで推移、ポンド円も208.81から211.96での揉み合いを継続したが、オージー円は、豪準備銀行2月分議事録がタカ派的であったことから、先々週来からの3月の大幅利上げ期待が相場を支え、97.76から99.64まで上昇。NZD円も大きな材料はないが、オージー円につられる形で、85.05から86.83まで値を上げた。 尚カナダの小売売上高を受けて、来月カナダ中銀が0.50%の大幅利下げに踏み切るとの観測が高まったカナダ円は、107.55を上値に105.03まで値を落とした。
Posted at 08時03分





