水谷文雄の「為替 ケ・セラ・セラ」
 

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2016年07月25日(月)

金利の動きに素直に行きたい!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
古代蓮の里の写真を載せます。綺麗ですね。3000年前の姿をそのまま見ることが出来ます。植物は松、杉、ヒノキ等数千年に変化はほとんどないようです。蓮は改良に改良を加え、いろいろと変化を遂げている。人間にしても、栄養状態、人種間の交流を遂げ、どんどんと変化をしている。古代蓮的人間とはどのような風貌であったのでしょう。こんなことを想像すると面白いですね。ポケモンGOが先週金曜日から始まり、いつも散歩する公園では様変わりです。若者のほとんどがポケモンGOをしている。公園はポケモンが多く出現するのでしょうか。前方の注意してください。そして頭を曲げているから、続けて行うとその内に姿勢が悪くなるのではと心配してしまう。一時的な流行であってほしいものです。

私は金利を一番に毎日チェックしていることは皆さんご承知のことと思います。特に突発的、秘匿的な情報に疎い私としては、誰にでもチェックできる金利は為替の命と言えます。毎日CME、債券、各国中銀情報を見ています。そうすると自ずと為替の解が見えてきます。現在はドル金利中心で見て行くのが良いのではと思います。今週はFRBと日銀がそれぞれFOMCと日銀金融政策決定会合を開催する。特に極秘情報を持っている私ではないから、金利の動きを分析して、その方向に従うしかない。そして事前に金利先物の動きにより、投資家がどの方向に向いているのか参考にしています。ドル金利については、ユーロドル金利先物を見ています。12月限0.895%と12月にはFRBは1回の利上げ水準(0.75%)を上回っており、2回の利上げ(0.50%(0.25%+0.25%))と見るのにはあと0.10%上昇する必要があります。年1回の利上げがあると見るのが良い。その場合は9月もしくは12月のイエレン議長の記者会見があるFOMCと見るのが妥当だ。9月の利上げには、英国のEU離脱決定の悪影響を検証するには早すぎるからパスすると見る。そして大統領選挙の前と言うことでの利上げは控えられそうです。そうなると12月です。11月の大統領選挙でトランプ氏が大統領となると政治経済への影響は大きくなる。ヒラリーが大統領になれば、オバマ路線継続となり、利上げがしやすい。年後半のリスク要因であるトランプリスクが台頭するのかそれとも解消となるか注目したい。日本にとってはトランプ氏が米軍の経費負担を求めていることから、防衛費が強大化し、またTTPがゼロに舞い戻ることになることから、経済的には悪くなる方向と読みます。いずれにしろ、トランプ大統領となれば、日本にはリスク大と言えます。参考までに私の米国人友人はこぞってトランプ反対に回っている。来年6月限のユーロドルを見ると、0.985%と来年6月時点でもまだ1.00%に達していなく、来年に入っても仮にFRBが0.25%の利上げが12月に実施されても、来年6月時点でも利上げには至っていないと言えます。つまり利上げのペースは緩やかと言うことが分かります。これをドルインデックスに当てはめると100方向には違いないが、上昇ペースは緩やか。つまりドル高のペースは速くはないと言えます。そうなるとカウンターカレンシーの中央銀行の金融政策に注意することになります。

日本のついては、ヘリコプターマネーの論議が巷では騒々しい。黒田さんはG20の場では、追加金融緩和の発言はされている。日銀のHPでは、ヘリコプターマネーには否定的。そして展望レポートの内容を見てから判断するとしている。ヘリマネと言われている直接財務省発行の国債を購入することには躊躇されているが、年間のマネタリーベースで80兆円に相当するペースで増加するように調整するとしています。現状で見る限り今回は見送りと見るのが妥当です。しかしウォール・ストリート・ジャーナル紙の今日の紙面を読むと、つい何か追加金融緩和があるのではと思ってしまう。マネタリーベースの80兆円の引き上げとかを。それはWSJのグラフを見ると明確です。2%のインフレ目標達成には弱いようです。ちょっとWSJを見てグラフを貼り付けようとしたら、もう記事がない。今朝はちゃんとあったのですが。記憶を辿るとインフレ予想が、消費者物価指数ベースと、企業インフレ予測が並列されており、一向にインフレ率が上昇しなく、依然として下降線を辿っている。これを見ている米国人投資家はどうしても日本当局も金融緩和姿勢を信じてしまう。こんなところに米国からのヘリマネ期待論が湧き上がってくるのかもしれない。外圧に弱い日本当局の慣習から今回何かあっても不思議でないと考えます。このことからドル円は今週buy on dipsの姿勢で臨むのが良いのではと思います。

ドルインデックスは97.40水準とドル高局面の中に位置する。ユーロ、ポンド、そしてオセアニア通貨がけん引役のようです。そして円が。

ドル/円:前回のブログで指摘しました、ギャンスクエアの非常に重要な節目に注目したい。106の非常に重要な節目がサポートになるかに注目したい。今週はFRBと日銀の思惑が飛び交います。金利に素直に反応すると見ると、ドル高方向。そして111の非常に重要な節目には当分届かないと見るのが妥当。それはFRBの利上げがあっても、続かないと見ているからです。そして日銀。外圧は依然として追加緩和方向。それは円高が極端には進まないと見ている。当面ボリンジャーバンドのミドルバンド(103.96)がサポート(ちょっと私の見方には反しますが、悪しからず。)、上限バンド(108.04)がレジスタンス。ストキャスティックスは中間位置です。上下どちらにも変動する確率50%と言えます。

ユーロ/ドル:やっと動き出したユーロ/ドルと言えます。先週のECB定例理事会では、早急な追加金融緩和策は必要ないものの、緩和的政策の継続を確認しました。短期金利先物ユーリボー12月限−0.33%と今月はほとんど変化なし。しかし緩和継続観から先月からは0.05%程マイナス幅を広げている。短期金利先物からはユーロ先安観が強くなっていると言えます。そしてドル高相場。引き続き中期的ユーロ安ビッグピクチャーを堅持します。下記は日足チャートです。緑で引いたサポートラインは1.10手前です。この水準を割り込んでいるから、一段階下がった相場展開ではと思います。場合によっては1.0800近辺までの下げ相場もあるのかもしれない。5日移動平均線(1.0990)をサポートに、ボリンジャーバンドの下限バンド(1.0951)に沿った動きになるのではと思い描きます。下段のストキャスティックスは下値圏にとどまる動き。注意したい。

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ポンド/ドル:相場のこう着状態にあると言えます。ボリンジャーバンドの上下バンド幅が狭まっている。しかしドル高相場、そしてIMFの経済予測からも分かる通り今後景気悪化の予想が出ている。専門家が景気悪化と言うことはいずれBOE利下げも予想される。つまり長期のポンド安相場が予想されると言えるのではないか。再びボリンジャーバンドの上下バンドが広がる動きになるのではと思います。そしてそれはソロス氏のご神託通り1.20方向ではと見えてくる。門外漢通貨。

豪ドル/ドル:豪ドル下落途上の揉み合い状態にあると言えます。ストキャスティックスが上方転換模様と、もう少し戻し局面があるのではと思わせます。ドル高相場が支配していることから、上値も限定的ではと思います。ボリンジャーバンドのミドルバンド(0.7513)がレジスタンス、下限バンド(0.7400)がサポートとなっている。利食いの豪ドル買戻しがMAXに達した時が仕込み所。現在は利食いの買い戻しをせっせとしましょう。チャートから言えることは上限バンド上抜けたら豪ドル売り仕掛けが6月からは正しい。まだ今年後半もこの作戦が有効のようだ。

NZD相場:RBNZの不動産取引強化の姿勢(中国人投資家ターゲット)、利下げを含めた緩和的姿勢、NZD安政策の方針確認、そしてドル高の相場から、NZD安の中期的ビッグピクチャーの方針堅持です。5日移動平均線(0.6996)がレジスタンス。しかしストキャスティックスが下値圏に位置する期間が長く、もう少し利食いの買い戻しが進む可能性もあるのではと思います。そしてそれを消化し、再びNZD安の流れが来るのではと思います。場合によってはボリンジャーバンドのミドルバンド(0.7126)近辺のあるのかなと。現在はNZD買戻しの期間と解釈しましょう。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

Posted at 16時55分 パーマリンク


2016年07月21日(木)

ドルインデックスとユーロドル金利先物の相関図!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
友人と久しぶりのおしゃべりに木更津、そして金谷の漁港の「ザ・フィシュ」というおしゃれなレストランに出かけました。海を見るのはほぼ2か月ぶり。海を見ると気分が雄大にそしてあれこれ想いが広がります。名物の海鮮漬け丼を注文しました。白身の魚が盛り付けられ、新鮮で美味しい。海の香りがするかのようです。意外と大宮からは近く、直線距離で行けます。また涼しくなったら会いましょうと約束し、帰りました。写真は海鮮漬け丼です。美味しさを少しでも伝わればと思いました。

リスク志向とリスク回避志向が続く中、私はドルインデックスとユーロドル金利先物(3ヶ月物)も注意深く見る毎日です。リスク志向が強まり、そしてリスク回避志向の事象が起こり、しばらくしてリスク志向に戻り、そしてまたリスク回避志向と、繰り返される相場ですね。それを見る代表的金融商品指標です。ドルインデックスとユーロドルの相関関係があるかと言えば、あるのでしょう。ドルインデックスはドルの強弱を図る指標。確かドル、円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、スウェーデンクローナなどを組み合わせた総合指標です。ウォール・ストリート・ジャーナル紙を検索すれば見つかります。豪ドル、NZDのオセアニア通貨は含まれていないから注意したい。1年間の流れを見ると、去年の11月に100以上の高値をつけ、そして今年5月に92近辺の最安値を付けている。95の水準が概ね中立の域つまり潮目であり、95以上の水準にあるとドル高、反対に95を下回るとドル安相場と私は位置づけている。そしてトレンドとしては大波小波を繰り返しながら、そしてほぼ規則正しく1ヶ月単位の波を形成し、現在はリスク志向に向かいつつあるようです。それをいろいろと思い当たる事象に当てはめます。今年で言えば、原油価格急落、黒田無回答ショック、英国のEU離脱などです。リスク回避要因です。その反対にあるのがリスク志向の要因です。その代表格がFRBの利上げ観測です。現在は97.00とドル高局面。次第にリスク要因が薄められる相場環境にあると言えます。

それを推し量るのがユーロドル金利先物の動きです。こちらはCMEを検索。私には馴染みです。実際に取引していました。金利先物ですから100が基準。下記は12月限グラフです。12月のある時点からの3ヶ月物の金利です。現在は99.13で、100から引くと0.87%となる。価格が下がると金利上昇、上がると金利低下となります。金利先物プレイヤーが一番多く参加し、リクイディティが高い。マスコミにはFRBの金利引き上げ確率で用いられるグラフがあるのですが、私はそれよりも下記のユーロドルのグラフを重視している。何といっても参加していたから肌で感じる金利観と言えます。これを見ると現在のFF Rate誘導目標の上限が0.50%ですから、その水準を0.25%以上上回っている。つまり0.25%の利上げを1回は織り込まれている水準と言えます。そして緑の線で示したように、現在は金利上昇局面にある。現在は99.095から99.0325の範囲まで上昇する方向、つまり0.905%から0.9675%の範囲に向う動きの中に位置する。つまり緑の丸の範囲に向う。99.00つまり1%に向かうかはまだ見えていない。このトレンドをドルインデックスと重ねあわせるとドルの強さとFRBの利上げの時期を見比べることが出来る。現在はドル高、ドル金利高の局面に位置していると言えます。これを頭に叩き込んでポジションニングをする。その先の動きのヒントは、来年3月、6月限の動きを探ることになります。

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為替市況を見ましょう。ドルインデックスは説明した通り、現在は97.00とドル高局面に位置する。その他金融商品で見ると、金価格がちょっと落ちてきている、そして原油価格も落ち気味。今後のリスク回避要因として注視したい。イラン、サウジアラビア、ロシアであれこれ材料が出てくるか注目した。イランの原油はある油田で日本の需要を20年間まかなえるというから規模が違う。

ドル/円:昨晩から日本の経済対策が20兆円規模になるとの報道から円安方向になっている。安倍首相が参議院選挙直後に10兆円と言っていたから2倍となっている。ヘリコプターマネー期待の黒田日銀丸と共に注目したい。来週29日の金融政策決定会合では皆さんの期待を裏切らないで頂きます。今年は酷く期待を裏切っています。円高になる元凶となっている。下記は日足チャートです。今回はギャンスクエアの非常に重要な節目を緑の線で加えました。これを見ると、ほぼ今年の相場展開と一致している。そしてドルインデックスのチャートとも符合してくる。つまりFRBの利上げ観と一致すると言えます。現在は106の非常に重要な節目を上回り、111の非常に重要な節目に向う。細かい点を見ると、赤線の90日移動平均線(107.66)にタッチしそうな雰囲気、この水準を上回ると更に力強い。ボリンジャーバンドの上限バンド(107.54)に沿った動きではないかと素直に行きたい。サポートは5日移動平均線(106.29)に注意。ストキャスティックスは高値圏に位置する。上値トライ観が強いと高値圏にとどまる習性があります。ユーロドル金利先物も金利上昇する傾向にあり、これも追い風です。

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ユーロ/ドル:蚊帳の外にあるユーロ/ドルと言えます。一昨日の独ZEWの数字、そしてドル金利上昇は追い風であり、ユーロドル安の気配を感じます。チャート的にはボリンジャーバンドのミドルバンド(1.1070)がレジスタンス、下限バンド(1.0991)に沿ってユーロ安傾向がますます強まるのではと思います。あれこれ考えないで取り組みたい。

ポンド/ドル:フォーブスBOE委員の、「EU離脱が経済への影響が直ぐに出ることはない。時期尚早な利下げは決定すべきではない。」との発言を、ポンド下落のトレンドを押しとどめている。しかし大きくは跳ねない相場環境と言えます。基本はポンド安相場と言えます。ボリンジャーバンドの上限バンド(1.3461)が大きなレジスタンスとして機能するかに注目。下値目安は下限バンド(1.2868)と言えます。あくまで門外漢通貨です。手は出したくない。

豪ドル/ドル:ターブル政権は無事組閣を終え、一安心。現在はドル相場に支配されているかの豪ドル安下落の初期症状ではないかと思います。RBAの兄弟関係にあるRBNZが、利下げ示唆、NZD下落示唆の経済報告からそれに同調する動きにあるかのようです。その内にRBA利下げと言う選択肢が台頭するかもしれません。現在は中立模様のチャートと言えます。ボリンジャーバンドのミドルバンド(0.7507)がレジスタンス、下限バンド(0.7353)が下値目安と言えます。ストキャスティックスは下値圏の位置ながら、依然として下方基調と言えます。

NZD相場:今週火曜日のRBNZの住宅投資のLTV(Loan to Value)強化の動き、そして今日の金融報告で、追加金融緩和観測、そしてNZD安の必要性の強調と、NZD安が進む。ドル高相場もNZD安を後押しします。ボリンジャーバンドの下限バンド(0.6957)に沿った動き、その下に位置する90日移動平均線(0.6935)に注目したい。素直に相場に従いましょう。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

Posted at 16時03分 パーマリンク


2016年07月18日(月)

シカゴ筋分析!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
毎年恒例の「古代蓮の里」に出かけました。蓮には梅雨空が似合います。しかし昨日は暑い熱い梅雨と思えない天候でした。公園には2,500〜3000年前の蓮の種から芽生えた蓮が咲いています。建設工事場から発見された蓮の種が分析結果から古代蓮との結論となったと言うことです。昔咲いていた蓮を現代にそのまま観賞できるとはすばらしいことです。ピンクの花は緑の葉っぱとマッチし、古代を思い出させます。写真を観賞ください。

久しぶりにシカゴ金融先物市場の建玉とレートの関係を調べてみました。久しぶりでしたからグラフ作成の手順を忘れてしまい、苦労しました。シカゴ筋の先週火曜日時点のポジションは、円ネット・ロング47,545枚(前週比16,023枚減)と依然として基本は円ロングの姿勢のようです。ユーロ・ネット・ショート87,660枚(12,333枚増)とECBはいずれ金融緩和に動くのではとの思惑からユーロ・ショートを維持している。ポンド・ネット・ショート60,067枚(11,036枚増)とBrexitの負の影響からBOEの利下げ期待は強いと言えます。そして豪ドル・ネット・ロング16,216枚(11,313枚増)とリスク回避の結果の豪ドル買い、中国景気平穏、RBA利下げ観測遠のく見通しから豪ドル・ロングの姿勢です。そしてNZDネット・ロング1,011枚と前週のショート1,403枚から反転している。こちらはほぼスクエア気味であり、相場観がないのではと推測します。円ロングには警戒的、ユーロ・ショート、ポンド・ショートが依然として有効のようです。下記は円の過去1年のポジションとレートの関係を示しています。今年は円ロング維持の姿勢のようです。まだまだショートの転換する方針は持っていないのではと思います。ドル金利が上昇する本格的兆しは出ていないとの考えからのようです。しかし私は警戒的姿勢です。海外からはいつか日銀は金融緩和に踏み切るのではとの思惑は出やすいと言えます。2〜3万枚前後にロングが減ってきたら本格的に警戒をしたい。

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リスク志向に戻りつつある相場観を持ちたい。フランスでのテロ、トルコでの軍事クーデター失敗にも関わらずそんなにリスク回避志向が強まる環境にはなっていません。本格的に米国経済に注目が集まってくるのではと思います。その意味では債券相場、短期金利の動きに注意したい。特に私は短期金利先物ユーロドル(3ヶ月物)に注目している。12月限0.805%と、年内1回0.25%の利上げは織り込みつつある金利水準と言えます。しかし来年6月限0.895%と12月限から0.09%しか上昇していません。つまり金利上昇のペースは本当に緩やかと言えます。その意味でドル高のスピードは現状緩いと言えます。ドルインデックスは96.55水準と、ややドル高相場の入り口にあるような印象を持ちます。対ユーロ、ポンドでドルロングに振る傾向にあるのではと思います。ドル円では106のギャンスクエアの非常に重要な節目を抜けていくような局面には本格的に円ショートを振っていく価値があるのではと描いています。ドルインデックスが再度95を下回る動きになってきたら、リスク回避志向の復活を思わせます。何がリスク回避要因として浮上してくるか思い描きましょう。

ドル/円:安倍首相の参議院選挙後の景気テコ入れ策からドル円上昇の動きになっている。これ以上上昇するためには米国サイドのドル金利上昇と言う新たな材料が必要なように思います。素直にダウ上昇の金利上昇の動きと反応してくれればよいのだが。ギャンスクエアの非常に重要な節目106を上抜けする必要があります。ここにはオプション等バリアが形成されている。5日移動平均線(105.10)がサポート、ボリンジャーバンドの上限バンド(106.51)方向を目指すのではとビッグピクチャーを持ちます。ストキャスティックスは下方転換と利食い売りが出やすい。一度下落局面があるのかもしれない。

ユーロ/ドル:動きが見られない相場と言えます。ポンドの動きに左右されているのかもしれない。今週木曜日のECBで材料提供となるのかもしれません。BOE同様にBrexitの負の影響から素直に追加金融緩和観測が出てくることを期待したい。ボリンジャーバンドのミドルバンド(1.1102)がレジスタンスとなり、下限バンド(1.0931)が下値目標として期待。ストキャスティックスは下方基調継続の動きのようです。

ポンド/ドル:8月4日にはBOEは利下げに踏み切るのではとの観測が強まっている。ドル金利上昇の動きになればポンド安の相場観が更に強まります。ボリンジャーバンドのミドルバンド(1.3362)がレジスタンスになり、下限バンド(1.2334)が遠い目標として考えたい。ストキャスティックスが下方基調。ゆっくりと待ちたいポンド安相場と言えます。いずれにしろ私には門外漢通貨です。あくまでユーロで勝負したい。

豪ドル/ドル:RBAの利下げが遠のきつつある観測が強まっている。しかし上値も重いようです。中国懸念後退、鉄鉱石価格安定が根底にあるようです。0.7500水準の大きなサポートが堅いようです。ドル金利上昇の動きが強まらなければ、0.7500がサポートとして機能する。ボリンジャーバンドの上限バンド(0.7675)を目指すのではとの期待があるようです。シカゴ筋もポジションを増やしているように推測します。

NZD相場:先週までの上値トライから、やはりRBNZは利下げ方向に動くのではとの観測、そしてリスク志向のドル高傾向から、0.7300のレジスタンスは重かったようです。下値は緑の線の0.7000のサポートを注目したい。ボリンジャーバンドのミドルバンド(0.7166)が現在のレジスタンス、下限バンド(0.7005)がサポートのように見えます。下段のストキャスティックスは依然として下方基調。まだNZD下落相場と見ても良さそうです。

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そろそろ夏休みの季節です。取引がスローになる時期であり、ゆったりとした気持ちで臨みましょう。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

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プロフィール

国際金融アナリスト

水谷文雄

スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替及び金利・債券市場部門で活躍。1980年代の為替相場大変動期の為替市場を体験する数少ない為替ディーラー。ファンダメンタルズ分析、特に欧州諸国で強みを発揮し、テクニカル分析においても定評を得る。ほぼ全部門に精通する国際金融のプロフェッショナル。
プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、スペイン情報発信センターをインターネット上で主催。スペインと日本の文化・経済交流を夢見るロマンティストでもある。

活動状況・著書

スペイン情報発信センター
スペイン情報発信センター
スペインに関する様々な情報をコラムなどを交えながら紹介。

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