2010年07月19日(月)
熱い夏の到来!
Hola?
Que tal?
Mucho calor, verdad!
暑いですね。暑さの質が違います。マドリッドの夏は暑く、私は43度を経験したことがあります。しかしその暑さは痛いような暑さであり、木陰に入ればすっと暑さが引け、心地よい木陰となります。しかし、日本の暑さは湿度がそこに加わります。蒸し暑いので、不快感は増します。私は汗かきであり、この暑さが堪りません。マドリッドの暑さは私には許せます。そして夜はひんやりとしておりヤヨール広場(Plaza de Mayor)を中心としてバル(Bar)巡りは心地よく過ごせます。
私もこんな気分ですから、欧米の投資家、トレーダーは半ば休暇気分であると推測します。大きなポジションは取らなく、日ばかりトレードが続くと思います。皆さんも気分が向いたらポジションを取り、今日は動かないと思ったら何もしなく、思い切って外出して気分転換を図りましょう。日本人は勤勉だから、毎日ディーリングルームに出勤して、動かない市場でも真面目に日々のポジションを取りにゆきます。毎日ディーリングルームに出ることが評価につながる日本の会社組織では、なかなか欧米流の業績主義、メリハリの付いた年間スケジュールにはついてゆけないのでは。私の在籍した銀行では毎年1月に外国人から今年の夏休みはここからここにかけて4週間とりますと告げられます。夏休みのスケジュールは早い者勝ちです。遅い日本人はどうにもついてゆけません。私はいつも7,8月は働き、9月に2週間取ることにしていました。7,8月は航空券も高いそして込んでいるということです。その点9月は海外、主に米国、欧州は気候も良く、そして安い。これが一番でした。皆さんも少しいつもとペースを緩めて、休暇モードで相場と向かい合いましょう。
金融市場は相変わらず米国の景気後退論が渦巻いており、金融緩和の議論もされているようです。欧州の金融危機の影響は軽微であるようですが、肝心のファンダメンタルズが弱い数字と、金融緩和論に拍車を掛けます。緩和策として浮上しているのは3月末に打ち切った住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れ再開です。しかし金融危機対策で2兆円超に膨らんだFRB(米連邦準備理事会)の総資産の半分以上をMBSが占める現状からして慎重論を唱える理事もおり、一筋縄とは行かない。月初の雇用統計の良し悪しがその月の金利とトレンドを決定づけるという経験則は生きており、次回雇用統計発表(8月6日)まではこの流れに従い、そしてドル売りが続くと考えた方が良さそうです。それを確認するのが、私は現在ではドルインデックスとフェッド・ファンド先物の動きです。両者の動きを見ていると、為替市場の大方の動きは予見できます。少なくとも大外れにはならない。経験則ですね。ギャン理論では相場は経験則の繰り返しであると断言しています。心理的にも圧迫感が少なくなり、プレッシャーを緩和してくれます。これはディーラーにとっては有難いと言えます。
為替市場を見ましょう。
ドルインデックス:現在は82.71の水準にあるようです。12月1日安値74.36起点のギャンライン1x3(83.49)を割り込み、1x4(81.20)の目指す動きと読みます。1x3を再び大きく上回る可能性は低いのではとドルファンダメンタルズからは判断できるのではと思います。下記チャートを参照。これを基本に各通貨を考えましょう。
ドル/円:現在の通貨の美人投票は 円>ポンド・ユーロ>ドル と言えます。その中で、円は国内事情では円など買えないのですが、ドルを取り巻く環境が悪く、円買いが強い。シカゴ筋は先週火曜日時点で円ネットロング(買い持ち)47,359枚(前週比9,433枚増)です。火曜日NY Closeが88.75水準であることから現在ではもっと増えているのではと推測します。やはり91.00近辺でショート(売り持ち)から転換しており、セオリー通りギャンスクエアの非常に重要な節目91.00と86.00の中間地点88.50では安心してポジションを増やし、現在は86.00を目指す動きです。米国ファンダメンタルズ次第の円高基調と言える。財務省・日銀コンビでの介入警戒感が86.00を割り込めば出てくるのではと思います。日本経済を考えると86.00割れは日本総悲観論になり、明日の日経平均も下げ基調ではないかと思います。株式市場は為替市場を見ており、逆に為替市場は日経平均を見ていると説明しており、責任論の擦り付け合いの感がします。
ユーロ/ドル:米国景気後退論からファンド筋が不安感を持ち、結果ユーロショートポジションを縮めている動きが続いている。シカゴ筋はユーロネットショート27,050枚(11,859枚減)となっています。短期仕込みポジションが抜け出し、長期ポジションも解消に向かっている。ユーロもストレステストの結果待ちの様相、しかしユーロ圏の景気後退感も強く、ECB(欧州中央銀行)も低水準の金融政策を強いられる。つまりユーロ売りです。米国事情からポジションを切りたくないが、米国事情がポジション縮小に向かわせます。ユーロロングまでには持ってゆかないのではないかと思います。とにかくポジション縮小が現在も動きです。その動きに従いましょう。7月6日安値1.1914起点のギャンライン1x2(1.2797)に沿ったユーロ買い戻し相場と思います。
ポンド/ドル:こちらも買い戻し相場が続きます。シカゴ筋はポンドネットショート34,671枚(3,406枚減)です。米国金利低下がファンド筋をポジション縮小に向かわせる。BOE(イングランド銀行)の利上げ論まで浮上(買い戻しのため、こじつけで流しているようです。マスメディアもその流れに乗らされた感があります。)しており、買い戻しの理由づけにされています。5月19日安値1.4296起点のギャンライン1x2(1.5274)に沿ったユーロ買い戻し相場と思います。
豪ドル/ドル:すんなりと豪ドル買いに向かわない相場ですが、流れは豪ドル買い基調に動くのではと予想します。シカゴ筋は豪ドルネットロング23,480枚(16,234枚増)です。米金利上昇、RBA(豪準備銀行)利上げ論と豪ドルブルトレンド(強気)の条件が揃っています。5月21日安値0.8073起点のギャンライン1x2(0.8567)は下抜けしてもそれ程でもないように思います。ろうそく線日足がカブセ線黒抜きと木曜日からの豪ドル売りサインとなっており、現在はその動きを見守りたい。
スイスフランの動きについて、シカゴ筋は先週火曜日時点でスイスフランネットロング14,590枚に前週のネットショート7,455枚から転換しています。これは注目です。スイスフランは欧州通貨全体の対ドルでのリトマス紙です。ドル売りがそんなに強いと示しています。
それでは。
ケ・セラ・セラ
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Posted at 15時58分 コメント ( 0 )






