水谷文雄の「為替 ケ・セラ・セラ」
 

2014年04月04日(金)

追加金融緩和姿勢のECB!

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Hola!
Que tal?
Muy bien, gracias!

桜満開で一年で一番良い季節ですね。昨日は雨でしたが、公園は花盛りです。満開のソメイヨシノお楽しみください。これから八重桜が美しい。平日の公園は、主婦と子供がお花見で賑やかです。働き盛りの男性はオフィスで粛々と仕事ですか。夜桜を楽しむことになります。その場合は花より団子ではと思います。昔は花見もそこそこに夜の街に消えて行ったことが思い出です。

ドラギECB総裁のユーロ圏景気を見る目は慎重のようです。依然として景気の下向きリスクがあると語り、ECBは低インフレが過度に長期化するリスクに効果的に対処するため、必要に応じて非伝統的措置を活用することについて全会一致であると明言している。理事会では利下げ、マイナス金利の預金金利について協議したとして、伝統的手法も引き出しており、どうかわかりません。LTROや不胎化措置の打ち切りを少し協議したとしている。前回定例理事会後の講演で、ドラギ総裁は非伝統的金融政策の発動を示唆していました。理事会では量的緩和の仕組みを真剣に考えたとしています。量的緩和策の中でどの選択肢になるかが焦点のようです。私は流動化供給策の不胎化措置の打ち切りが依然として有力であると思います。債券買取りで市場に供給した流動性をそのまま引き上げるのが通常の手続きですが、これを停止することでそのまま流動性を市場に流通させる手法です。この手続きは簡素であると思うのですが。市場は次の定例理事会睨みのようであり、ユーロ売りが継続することになります。シカゴ筋はユーロ・ネット・ロングの状態であり、焦りを感じているはずである。これがユーロ売りの損切相場へと導きます。私は南欧債券市場に資金回帰の動きがあり、またファンダメンタルズの改善傾向であり、大きくユーロが下げることは想定外です。中長期的にはユーロ高の相場観を持ちます。あくまでもチャートで判断したい。

今日は月一度のイベント米雇用統計の発表があります。面白いグラフを見つけました。過去一年の非農業部門雇用者数(NFP)が折線、市場予想が緑棒線、改定値が青棒線で示しています。これを見ると、年に一度は大きく落ち込む月があるようです。今年は1月発表の12月の数字です。これは消化したようです。そして予想より高い実際のNFPが続く傾向が去年はありました。今年は寒波の影響はあるものの、景気回復が続いており、その傾向が続いているのではと思ってしまう。そして改定値も上方修正される傾向にあると言えます。3月NFPは20万人増予想ですが、それよりも高い数字になる確率が高いのではと、このグラフを見ると、そのように思ってしまいます。ロイター調査では、98名の市場参加者とエコノミストで構成されており、最大27.5万人、最少15.0万人とのこと、大きく落ち込むことはないとのセンチメントです。15万人を大きく下回るかどうかが、ネガティブに反応した場合の心配事です。こちらもチャートで判断したい。失業率予想6.6%ですから、これよりも良い数字になりと、FRBフォワードガイダンスで6.5%の数字を撤回したものの、今後具体的にどのように表現するかFRBの課題となります。首を洗って待ちたいが、私は今晩ある経済界サロンに参加と雇用統計時間帯はお酒を飲んで歓談中のようです。損切相場だけ置いておいて、ドルロング放置しておきます。どうなるか。

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NZDが調整局面のようです。NZ主要紙を丹念に読んでいたら、乳製品の国債入札で価格が下落しているとの記事を目にしました。乳製品大手フォンテラ社の2013/14年の乳製品を1キロ当たり35セント引き上げ8.65NZDとしましたが、価格下落で10〜20セント引き下げられるとの観測もあるようです。観測記事としてRBNZが利上げのペースを弱めるのではとのことです。NZDは対ドルで3日間下落の陰線です。絶好の利食い材料にされたと思います。世界的に景気回復、乳製品の需要が大きく落ち込むとは思えません。中国は慢性的にミルク不足です。そして品質も。NZD高が中期的に続くのではと読みます。こちらも対ドル、対円ともにテクニカル的に判断したい。

米10年債利回り2.79%と上昇過程であります。今日の雇用統計次第では早期に3.00%示現というのがメインシナリオです。株価もダウ平均で史上最高値という方向を期待したいものです。悪い数字にも利上げ時期が延びるとの観測で好意的です。ドル円も悪くても大きくは落ち込まないという理由となります。

それでは為替相場を見ましょう。

ドル/円:今日の米雇用統計次第です。下記は日足チャートです。ギャンチャートでは、1月2日高値起点の3x1、4x1、8x1に注目です。8x1は104.58は25万人以上のNFPでは示現する可能性があると言えます。悪い数字には3x1がサポートされるか注目です。現在は103.06に位置する。悪い数字でも、良いように解釈すると底値拾いの水準であると言えます。下段のMACDは上昇基調、しかしストキャスティックは高値圏から下落気配と注意したい。時間足は米雇用統計前で当然20本EMAは水平方向と方向感がありません。

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ユーロ/ドル:来月のECB定例理事会まではユーロ安相場になってしまうのではとの恐怖感のある相場です。ギャンチャートでは7月8日安値起点からの1x1からは大きくかい離してきています。やはりギャンチャートは頼りになります。トレンドラインを引くと、富士山の稜線が引けます。その意味では1.3600までの下落の可能性があると言えます。ボリンジャーバンドのミドルバンドがレジスタンスとなり、下限バンドに沿った動きになるのかもしれません。私はファンダメンタルズの改善、南欧債券市場に流入が続く現状から、ユーロ売りのポジションは持ちません。あくまでも底値拾いのユーロ高の相場観を持ちます。

ポンド/ドル:こちらの調整局面のようです。しかしBOEは利上げ時期を検討する段階にあるようで、フォワードガイダンスの見直しが早急の課題、利上げ論が持ち上がると必然的にポンド高になります。こちらもユーロ同様に、底値拾いの相場観です。

豪ドル/ドル:急激な上昇相場での調整局面のようです。利食い売りが相当に出ているように感じます。しかしギャンラインで見ると、1月24日安値起点の1x1がサポートになっており、この水準にまで下落したら底値拾いと思います。上値は10月23日高値起点の4x1がレジスタンスです。この範囲内で当面動くのではと予想します。RBAの利上げ論が盛り上がってくると4x1を容易に上回ってくるのではとのイメージです。MACDが高値圏で下方転換の兆しがあり、注意したい。

NZD相場:乳製品価格下落が利食い売り材料にされ、調整局面です。3日連続の陰線が今日も続くのか、あるいは陽線に転換するか注目です。RBNZの利上げセッションが始まったばかりであり、絶好の下落局面と言えます。底値拾い作戦です。MACDがデッドクロスであり、もう少し待ちたい。対円では、対ドルで円安基調が持続しており、大きくは下落局面とはなっていません。ギャンチャート分析では2月4日安値起点の1x1が88.37であり、この辺りが仕込み場ではと思います。私は一部美味しく利食い売りをしてしまいました。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ



Posted at 12時43分


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プロフィール

国際金融アナリスト

水谷文雄

スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替及び金利・債券市場部門で活躍。1980年代の為替相場大変動期の為替市場を体験する数少ない為替ディーラー。ファンダメンタルズ分析、特に欧州諸国で強みを発揮し、テクニカル分析においても定評を得る。ほぼ全部門に精通する国際金融のプロフェッショナル。
プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、スペイン情報発信センターをインターネット上で主催。スペインと日本の文化・経済交流を夢見るロマンティストでもある。

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