水谷文雄の「為替 ケ・セラ・セラ」
 

2015年12月25日(金)

Feliz Navidad!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
今日は世界的にクリスマスです。スペインEl Mundo紙の一面では、イスラエルのベレン(Belén)でのキリスト生誕の風景のミニチュアが飾ってあり、その前をイスラム教徒の人が横切り、キリスト誕生場面と一緒に写真と撮っている写真を載せていました。右の写真です。象徴的ですね。今年はイスラム国のテロが噴出して、フランス等ではイスラム教徒との対立が鮮明です。米国でも共和党大統領候補ドナルド・トランプ氏が、イスラム教徒の入国を禁止するように求めるなど物議を醸しだしています。この写真のように、上手く融合することは出来ないかと切に思います。イスラム教も本質的には平和を愛好する宗教と思います。宗教とは人の心の安寧に導く説法ではないかと私は思います。どんな宗教の人々でも本質は同じ、平和を愛好します。イスラム国に属する人々は過激に走っているようです。そしてイスラム圏の人たちを、即イスラム国の人のように決めつけることは、人として恥ずかしいことではないかと思います。そんなことをクリスマスに改めて感じました。

為替市場は静かながら、損切りが進む市場環境にあるようです。恐怖感がシカゴのヘッジファンドを襲っているのではと推測します。下記はシカゴ金融先物市場の先週火曜日時点までのユーロの過去一年間の建玉とレートの推移を示しています。先週火曜日時点でユーロ・ネット・ショート159,961枚(前週比12,370枚)と依然としてユーロ・ショートの高水準を維持している。現在は10月27日のユーロ・ネット・ショート105,934枚、レート1.0965と比較するのが良いようです。丁度現在のレートとほぼ一致する。と言うことは、建玉の差、つまり約54,000枚が損切するかどうか思案しないと言う局面にシカゴ筋が曝されていると言えます。クリスマスにも関わらず不安感を抱いているヘッジファンド筋と言えます。グラフで示しておきましたから参考にしてください。恐怖感からまだまだユーロ買戻しが進む環境ではないかと思います。それまではユーロ・ショート構築は慎重に行きたい。円ポジションでも同じことが言えます。オセアニア通貨もポジション調整が進んでいる。

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その他、為替相場を動かす要因を検証しましょう。10年米国債利回り2.24%と私が注目する2.25%近辺で推移している。そして原油WTIは38.10と一時の34ドル台からは回復してきている。しかしまだ40ドル台には乗っていません。警戒したい。総合すると、ややリスク回避志向からは脱出する局面にあると言えます。こう考えるとヘッジファンド筋は本当に損切執行に踏み切るか迷う局面にあると言えます。何か不安を感じさせる報道があれば、一気に損切執行に踏み切る可能性が潜在すると言えます。そんなことをこのクリスマス時期に感じる相場観です。

それでは、のんびりと、Feliz Navidad!

ケ・セラ・セラ



Posted at 10時51分


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プロフィール

国際金融アナリスト

水谷文雄

スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替及び金利・債券市場部門で活躍。1980年代の為替相場大変動期の為替市場を体験する数少ない為替ディーラー。ファンダメンタルズ分析、特に欧州諸国で強みを発揮し、テクニカル分析においても定評を得る。ほぼ全部門に精通する国際金融のプロフェッショナル。
プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、スペイン情報発信センターをインターネット上で主催。スペインと日本の文化・経済交流を夢見るロマンティストでもある。

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