水谷文雄の「為替 ケ・セラ・セラ」
 

2016年01月25日(月)

尻に火がつき始めたアベノミクス→日銀にプレッシャー!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
今年初めての「花の丘公苑」です。澄み渡った青空、風が少し冷たいものの、気持ちよく散歩できました。写真は北側の公園の高くなった所の写真です。春には枝垂れ桜、サツキが美しい。これからエネルギーを蓄えて美しい姿を見せるのでしょう。今朝はNFLを見ながら書いています。例年1月の最後の週にチャンピオンシップ・ゲームが行われ、楽しみです。スーパーボールに出れるかどうかの真剣勝負です。AFCは接戦で面白い、しかしNFCはちょっと点差が離れ、興ざめのようだ。従ってこのブログを書いています。2週間後のスーパーボールが楽しみです。

原油価格下落基調、中国景気減速懸念から、日本への影響が心配されます。見出しで書いたように、兜町上昇基調崩壊のアベノミクスへの不信感が高まっています。アベノミクス第一弾の3本の矢(財政政策、金融政策、成長戦略)の実施の結果、兜町好調の動きになりました。しかし外部環境の悪化から兜町下落の、日銀に圧力をかける政府の姿勢のようです。第二弾はどうも不可解で福祉国家を意識した内容で、不透明感が漂います。甘利さんもお金の問題で、安倍内閣に不信感が漂う。日本の消費者物価指数は11月0.3%前年比、コアコアでも0.9%前年比です。今年に入り兜町下落から総悲観の日本経済です。先週ウォール・ストリート・ジャーナル紙で、政府関係者が月末の日銀金融政策決定会合で追加金融緩和策を検討する余地があると指摘し、政府があからさまに圧力をかけ始めました。WSJで紹介するとの手の込みいれようであり、欧米市場関係者が影響されやすい。黒田総裁はダボスで、インフレが低下を続ければ緩和余地はあると迎合する発言です。あるのかな、ないのか思惑が働きます。一発逆転狙いで甘利さん日銀金融政策決定会合に乗り込むのでしょうか。やめるかどうかの甘利さんの立場では行かないのでしょう。緩和政策として総量を増やす以外にない。年間国債購入額を80兆円から100兆円にするとか、株価対策でETFを増やすなどのアイディアが出る可能性はあると思うのですが。その効果か兜町は大幅に上昇している。しかし原油、中国経済とも不安定な要因は存在し、いつまで上昇するか疑問符のようです。株の参加者も不安ながらのポジショニングではないかと思います。為替の参加者も不安感を持ちながらの参戦のようです。チャートで判断しましょう。シカゴ筋は先週火曜日時点で、円ロング構築増、ユーロ・ショート継続の動きとなっています。今週円ロングから再度円ショートを振る動きになるかに注目です。欧州ではドラギECB総裁が3月にも追加策を検討するような発言をダボスでも繰り返しており、動きそうです。ユーロ・ショートも正当化されます。今週のFOMCでは、外部要因を議論する会合になりそうです。特に変化はなく、声明文が利上げに肯定的になるか、反対に外部要因により、緩和スタンスを強調する内容になるかののみに注目です。

それでは為替市場を見ましょう。ドルインデックスは99.40水準とドル高相場のようです。これが基本。

ドル/円:先週超悲観的円高論を持ち出しましたが、ちょっと持ち直しの状態まで来ました。下記は日足チャートです。先週持ち出したチャートと比較してください。ギャンチャートでは2014年7月18日安値起点の1x2がサポートとなってきています。(緑線)ギャンスクエアの非常に重要な節目116も強固なサポートとなっています。緑丸の座布団と言えます。ボリンジャーバンドの下限バンドからはかい離してきており、ミドルバンドも上回ってきている。下段のストキャスティックスは高値圏にあり、一連の流れはそろそろ天井とも言えます。相場のサイクルで原油、中国景気を持ち出されると短期筋の利食い売り局面も予想される。それが金曜日の日銀会合までに起こるか注目したい。時間足で見ると、20本EMAは上方曲線で、底値拾いの作戦が有効と言えます。EMAを勢いよく下回ってくると要注意です。35〜40ポイント下に損切を設定したい。

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ユーロ/ドル:じっくり攻めたいユーロ相場と言えます。ファンダメンタルズはECBが3月にも追加金融緩和策に打って出るとの観測が強く、ユーロ安の相場観継続の支えとなっています。ボリンジャーバンドの上下バンド幅が並行で進むものの、やや下向きと言えます。ゴールドマンサックスも1.00方向を見ているようだ。フィボナッチ分析10月15日高値と12月3日安値の61.8%戻し(1.0892)がレジスタンスとして意識しましょう。ストキャスティックスは下方基調。時間足では、20本EMAは下方曲線から鍋底形成模様、利食いの買い戻しが進んでいるようです。上方曲線になり再び下方曲線になる局面を待ちたい所です。ユーロ・ショートの参加者は一部利食いをするのが良い。MACDも上方基調と利食い買戻し推薦している。

ポンド/ドル:綺麗な下落チャートから利食い買戻しのチャートに変化してきている。ボリンジャーバンドの下限バンドからはかい離し、そして5日移動平均線も上方曲線に変化しています。ポンド・ショートの参加者は利食い時と言えます。ミドルバンドまで戻るかに注目です。

豪ドル/ドル:利食いの豪ドル買戻しが進むチャートになっています。ギャンチャート2014年9月8日起点の2x1(0.7002)を上回ってきている。今後中国経済指標、悪材料が出てくると再度売り基調に変化するのではと思います。現在は単純に利食い局面と解釈したい。ボリンジャーバンドのミドルバンドを上抜けしていくかに注目したい。ストキャスティックスは高値圏でデッドクロス示現しそうな雰囲気を感じます。時間足でみると20本EMAは水平方向、そしてローソク足が上抜け状態。再び上昇しそうな雰囲気はあると言えます。MACDも中間圏からゴールデンクロス示現となっている。買いサインと言えます。クロス円も同様なチャートになっている。

NZD相場:NZD相場も豪ドルと同様のチャートパターンとなっています。中国懸念が一服、資源価格も一服模様が利食い材料と言えます。豪ドル同様に、ボリンジャーバンドのミドルバンドを上抜けするかに注目と言えます。0.6600水準と言えます。この水準から再び売られるか注目。今週は木曜日にRBNZに注目することになります。声明文に弱気な表現が散りばめられるかに注目したい。シカゴ筋は先週火曜日時点で、NZDネット・ショート2,954枚と前週のロング1,541枚から転換しています。やっと本腰を入れてNZDショートを振ったのでしょう。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ



Posted at 14時17分


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プロフィール

国際金融アナリスト

水谷文雄

スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替及び金利・債券市場部門で活躍。1980年代の為替相場大変動期の為替市場を体験する数少ない為替ディーラー。ファンダメンタルズ分析、特に欧州諸国で強みを発揮し、テクニカル分析においても定評を得る。ほぼ全部門に精通する国際金融のプロフェッショナル。
プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、スペイン情報発信センターをインターネット上で主催。スペインと日本の文化・経済交流を夢見るロマンティストでもある。

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