水谷文雄の「為替 ケ・セラ・セラ」
 

2017年02月27日(月)

シカゴ筋はサイドライン!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
週末は周辺で散歩することが多い。昨日は荒川河川敷にある本田飛行場周辺を散歩しました。河川敷と言っても、飛行場、原野、田んぼ、牧草地、森林、運動場など広大な広さがあります。対岸には私の好物のアイスクリームを作る牧場があります。こんな自然を身近に感じられる所に住める幸せを感じます。飛行場と言っても、管制塔、搭乗口は一応あります。のんびりとしたところです。滑走路、そして駐機場があります。以前は東京方面への飛行船が飛んでいました。写真は駐機場の飛行機です。セスナの基地ですね。昔戦前ここは特攻隊の飛行訓練場という暗い時代背景があります。

シカゴ金融先物市場の動きを見ていたら面白いことに気がつきました。一月下旬から今に至るまで建玉つまりポジションが大きくは変化していないのです。敢えて言うならばオセアニア通貨の豪ドル、NZDだけは変化がある。それも一方方向へと。オセアニア通貨が一番動いていたわけであり、円、ユーロ、ポンドは変化なし状態が続いている。各通貨ポジション具合を見ると2月21日現在、円ネット・ショート50,162枚(前週比1,122枚減)、ユーロ・ネット・ショート58,764枚(11,487枚増)、ポンド・ネット・ショート66,352枚(824枚増)と主要通貨はなっている。ドルの動きは金利高からドル高の動き、しかしオランダ、フランスの政治リスクから取引を控える動きになっている。そしてトランプ大統領が大法螺を吹いていたものの、その動向に確信が持てないようです。今言えることは、FRBは利上げが近い、そして欧州の政治リスクが増大しているということだけです。そんな相場を横目に、豪ドル・ネット・ロング33,522枚(9,304枚増)、NZDネット・ロング3,158枚(282枚増)となっている。一月中旬から比較すると一目瞭然です。商品高、特に鉄鉱石価格が大きく上昇している。これは単純に需要が増大している。つまり中国の景気減速感が弱まっていることに起因しているのではないかと思います。国家中心で生産調整していて、需要が戻りつつあると言えるのではないか。中国からは悪いニュースは出てこない。国家で情報を管理しているのか、はっきりとはしません。これまで生産調整していたことへの良い反応と言えます。鉄鉱石など資源需要が伸びたことで、豪経済に底入れ感が出て、資源産業が回復、その結果、小売などサービス業が好転、その結果、RBAは利下げのサイクルを放棄し、現状の金融政策を当面貫きます。そのためロウRBA総裁は、年内政策金利の据え置きを明言している。利下げはない、そしてあるとすると来年は利上げと言うことになる。FRBの余波を受けそうです。ニュージーランドも同様です。中国頼みの経済。乳酸品価格の指標であるGDTの底入れ感が強い。一大産業である酪農業は経済へのインパクトが大きい。このことで、RBNZの利下げ観測は影を潜め、こちらも据え置きを貫く。オセアニア通貨が、主要通貨の間隙をつき、密かに上昇の波動を続ける。しかしそこに立ちはだかるのは、利上げを前提としているドル高と言えます。注意して今後の動向を見極めましょう。

金融市場を見ましょう。ドル金利が下げている。10年債2.31%になってきている。2.25%を下回ると見直さないといけないのかもしれない。短期金利先物ユーロドル(3ヶ月物)12月限1.505%と依然として0.25%毎の利上げが年内3回を織り込んでいる。私は3月利上げが実施される方向で読んでいる。金相場が1,258ドルと、欧州リスクを意識しているようだ。ウィルダース、ルペンリスクを意識している。CRBは190前後で安定しているが、鉄鉱石価格は85ドル以上で、ブルトレンドにあるようです。

ドルインデックスは101.10水準とドル高のトレンドに位置します。100.00がサポートとして意識したい。

ドル/円:欧州のリスクをした動き、ドル金利低下を反映した相場ではと思います。下記は日足チャートです。二つの見方が出来ます。第一は、2本の平行線を引き、その流れに円高方向の流れが続く。第二は、緑の水平線、即ち111.70がサポートになり、本来の円安方向に戻るというものです。その意味では後50ポイント程に迫った111.70に注視したい。そしてその時のドル金利の動きです。金利重視で私は行きたい。下段のストキャスティックスは下値圏に位置する。時間足で見ると、20本EMAは鍋底を形成しそうです。ローソク足が下から上抜けする動きにあり、少しポジションを持ちたい気にしてくれます。

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ユーロ/ドル:オランド、フランスの選挙リスクを抱えた、ユーロ安相場が続いているように思います。調整局面になると、ボリンジャーバンドの上限バンド(1.0677)までのリスクを想定します。それを上抜けすると90日移動平均線(1.0677)を意識することになります。順当にユーロ安トレンドを続けると、下限バンド(1.0486)を目指す動きになります。ストキャスティックスは上方基調のようです。調整局面かもしれません。

ポンド/ドル:今日の報道で、ストットランドが独立の是非を問う住民投票を3月に表明する可能性を想定して、メイ英首相チームが準備している、と流れました。スコットランド独立の可能性が出てくると、それはポンド安を発想します。チャート的にも、ポンド安相場になっているようです。5日移動平均線(1.2478)をレジスタンスに、90日移動平均線(1.2428)も下抜けし、ボリンジャーバンドの下限バンド(1.2383)を一瞬つけたようです。ストキャスティックスも下方基調に転じている。門外漢通貨であり、手を出す気分にはなりません。

豪ドル/ドル:ファンダメンタルズ分析は前段で行いました。チャートを見ると、豪ドル上昇トレンドが一服しているようにも見えます。現在は0.7650と0.7720のレンジのように見えます。このどちらかを抜けるかに注目したい。ドル高相場が続くのか、それとも豪のファンダメンタルズ改善を理由に豪ドル高になるのかに注視したい。ストキャスティックスは中間位置にあり、見分けられない。

NZD相場:一時のNZD高から調整局面に移っているようです。そして今後の動きが明確に出てくるかに注視したい。ボリンジャーバンドの上下バンド幅が並行に進む。こう着感が強い。RBNZが中立的金融政策を続け、ドル金利上昇局面継続のドル高となると、どちらのファクターが強いかにかかってくる。現在は分からない。明確になってきたら相場に入る方が良いようです。あくまでもチャートから入りましょう。

トランプ大統領の議会演説に注目が集まります。3月1日午前中に行われます。また兜町、為替市場が東京時間帯に動きそうで、気を配りたい。チャンス到来と行きたい。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ



Posted at 18時19分


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プロフィール

国際金融アナリスト

水谷文雄

スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替及び金利・債券市場部門で活躍。1980年代の為替相場大変動期の為替市場を体験する数少ない為替ディーラー。ファンダメンタルズ分析、特に欧州諸国で強みを発揮し、テクニカル分析においても定評を得る。ほぼ全部門に精通する国際金融のプロフェッショナル。
プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、スペイン情報発信センターをインターネット上で主催。スペインと日本の文化・経済交流を夢見るロマンティストでもある。

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