水谷文雄の「為替 ケ・セラ・セラ」
 

2017年04月11日(火)

地政学的リスクを意識した相場!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
1週間ぶりに「大宮花の丘公苑」を散歩しました。丁度桜とチューリップが同じ土俵で競演していました。「大宮花の丘公苑」の花の一番良い時期のようです。しかし今日は雨。桜が散ってしまうのではと思っています。今年は週末も天候不順であり、春の花を楽しむ期間が限られているようです。

地政学的リスクが増しているようです。シリア情勢が米軍のシリア攻撃で緊迫化し、そして北の将軍様がご乱心のようであり、米軍は世界の警察官としての立場から、空母を西太平洋に移動させている。米空母は、横須賀にドナルド・レーガン、そして移動中のカール・ビンソンの2隻の米空母が西大西洋に存在することは異常なこととTVは解説していました。米国も真剣に北朝鮮に向き合っているのでしょう。オバマ政権下を比べて、明らかに北朝鮮を封じ込める強い意志が米国に感じられます。このことに金融市場は敏感に反応しているようです。今後トランプ政権では常に地政学リスクをオバマ政権下以上に意識することになるのでしょう。有事のドル買い、そしてリスク回避行動の通貨としては円に資金が向かっている。しかし、万が一北朝鮮がICBMを発射したら、一番被害を出しそうなのは日本と言える。関東地方は米軍基地があるから、北の将軍様はターゲットに命じられるのかもしれません。その意味では円売りの方向になるのでは推測します。私は北の将軍様が精神的に正常な指令が出来ない心理状態に状況に追い込まれていることが一番心配です。抑える側近を次々と抹殺している。酒浸りという情報もあるようです。何をしでかすか、とても不安です。明確に金融市場は反応し始めるのではないか。現在はイエレンFRB議長をはじめ、利上げセッションに前向き出る。そんな行け行けムードに水を差す、地政学的リスクです。株式市場はNYダウ平均にしても、最近は場が始まるとプラス圏であり、このままプラスで終わるのかなと思って寝るのですが、起きるとマイナス圏か昨日のようにほとんどプラスを消す状態です。このことは心理的に地政学的リスクが投資家の頭の中に過っているのではと推測します。しばらくリスク志向が高まるものの、地政学的リスクと言う重石から利食い売り先行の市場環境が続くのではと思います。10年米国債で見ても、次第に利回り低下の動きとなっています。2.25%を下回ってくると、相場が本当にリスク回避行動を正当化してしまう可能性が出てくるのではと思ってしまいます。原油価格は、中東、北アフリカでのパイプラインへの切断リスクがあるようで、価格上昇模様。そして有事の際は、金価格上昇の動きになる。一オンス当たり1,300ドル方向も、シリア、北朝鮮情勢がエスカレートすると、あるのではと思い巡らします。

ドルインデックスは101.05水準と、ややドル高水準。円>ドル>欧州通貨・オセアニア通貨の序列であるようです。これを基本に個別通貨を見ましょう。

ドル/円:円安方向に振れかけたら、リスク回避の安全通貨の円買い方向に向かっている。しかし万が一、北朝鮮が暴走し、核実験、ICBM発射の動きになり、日本にかなりの影響が出てくると、円安方向に振れる可能性も否定できません。下記は日足チャートです。円安に振れる可能性があったのに、それが地政学的リスクで押さえられています。現在はこう着相場のようです。下値は110.00の心理的節目と言えます。現在110.00はドル買いにむかっても良さそうです。しかし110.00を明確に下回るとボリンジャーバンドの下限バンド(109.72)が下値の目安となります。50ポイントの損切を設定するのが良いと言えます。上値はボリンジャーバンドのミドルバンド(111.89)まで戻ると、その上には112.00が控えている。

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ユーロ/ドル:2週間後の仏大統領選挙を意識した相場になるか、そして有事のドル買いの影響が強く出てくるかに注目したい。ルペン候補は一頃ほどの勢いがないのではと思いますが、米大統領選挙を見ているだけに、何が起こるか分からない。チャートだけを見ると、ユーロ安相場継続の動きとなっている。ボリンジャーバンドの下限バンド(1.0559)に沿ったバンドウォークの動きになるかに注目したい。1.06のギャンスクエアの非常に重要な節目を明確に下回ると、1.01の非常に重要な節目への視界が広がるのではと思います。ユーロショートキープです。シカゴ筋も一旦閉じたショートを構築する動きにあると推測します。

ポンド/ドル:BOEはBrexit正式通告からこれからは利上げに動けない状態が続きます。そしてリスク回避のドル買いの動きと、ポンド安の要素が強いと言えます。ボリンジャーバンドのミドルバンド(1.2424)を下回り、下限バンド(1.2216)を目指す動きになるのではと予想します。あくまでも門外漢通貨です。

今回はオセアニア通貨の分析は省略します。ポイントはドル高相場が強く、オセアニア通貨安の方向が基本であると言えます。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ



Posted at 17時11分


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プロフィール

国際金融アナリスト

水谷文雄

スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替及び金利・債券市場部門で活躍。1980年代の為替相場大変動期の為替市場を体験する数少ない為替ディーラー。ファンダメンタルズ分析、特に欧州諸国で強みを発揮し、テクニカル分析においても定評を得る。ほぼ全部門に精通する国際金融のプロフェッショナル。
プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、スペイン情報発信センターをインターネット上で主催。スペインと日本の文化・経済交流を夢見るロマンティストでもある。

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