水谷文雄の「為替 ケ・セラ・セラ」
 

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2017年02月13日(月)

角を隠してしまってトランプ大統領!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
隣町の川島町まで白鳥を見てきました。白鳥飛来地があるとのことで、荒川の支流である越辺川の河原に行きました。数えたら約60羽いました川島町のHPを見たら2月3日現在128羽が飛来していると出ていました。全く餌付けもしていなく、自然に白鳥が毎年飛来するらしい。関東地方のこんなに近い所に白鳥が多く飛来する所があるとは驚きです。河原を見ると中洲があり、天敵が襲わないようになっている。そして川の流れが緩やかで小魚を獲るには絶好、そして周りには広大な田園地帯が広がっており、獲物は探しやすい。GPSもなく、毎年定点に飛来するとは、白鳥の経験と勘なのでしょう。感心します。当地には11月から3月までとどまり、その後シベリアに回帰するそうです。写真をお楽しみください。

安倍首相が大量のお土産を持参したのか、トランプ大統領は日本に対する貿易赤字、円安批判を封印したようです。ドル高批判は中国に対する人民元安政策を批判したものであるとメディアは解釈したようです。そして麻生財務相とペンス副大統領の専管事項としたようです。ペンス副大統領とは、どういうことなのでしょうか。ミニューチン財務長官がまだ議会の承認を受けていないことによる暫定措置なのでしょう。そして自動車輸入問題を端に発した貿易赤字問題。こちらも封印しています。まだトランプ大統領は事の本質を十分理解されていないのでしょう。まだ理解度不足から選挙公約を実行するには至っていない。角を隠しているのかもしれない。まだいつかトランプ節が飛び出すかもしれなく、警戒を怠らないようにしたい。それにしても凄い接待を安倍さんは受けたようだ。手土産の内容がいまいち詳細が発表されていないから、憶測が飛び交います。初日の日米首脳会談は短時間に終わり、詳細については討議されていないのでは。あらかじめ用意された原稿に従って、表向きの話をしたのではと勘ぐります。シナリオ通りの。フロリダに場所を移した二日目の最後の9ホールのプライベートのゴルフの場で話しにくいイシューについて話されたのかもしれない。安倍ちゃんはかなり本音の部分で話されたと思います。尖閣の安全保障の問題を担保に、経済の分野、例えばインフラ投資の話、自動車交渉でトヨタなどに米国ラスト地帯に工場建設をさせるということを約束した等の密約をしてきた可能性は十分にあると推測します。今後トランプ大統領の口から為替、貿易赤字を批判するツイッター攻撃が出ないと安倍ちゃんの功績は大であると思います。今後4年間は!

私のワシントン郊外のアメリカ人の友人は毎年冬の時期にフロリダのウェスト・パームビーチに行きます。トランプさんの別荘の近くのようです。彼の意見とは主義主張が異なるようであるが、トランプさんの居場所が近く、そしてワシントンでも近いとこぼしていました。トランプさんはどんなところに滞在しているのか、一度見て見たいものです。友人にお願いしようかな!

リスク志向が舞い戻った感のある金融市場です。トランプさんの口から大幅減税の話が出て、そして日米蜜月の確認などです。ウォール街、兜町共に活況、金利は上昇気味。短期金利先物ユーロドル(3ヶ月物)12月限1.51%と丁度0.25%毎利上げ年3回実施の水準となっている。金相場は1235ドル水準とこれ以上の上昇には息切れではと思わせます。ドルインデックスは100.90水準とまだ100はサポートされているドル高相場演出となっている。

ドル/円:一つのとげが日米首脳会談で取り除かれた感があります。そして今週は利上げに前向きなイエレンFRB議長の議会証言があり、ドル高相場をアシストするのではと思いたい。下記は日足チャートです。先週とは真逆のチャートに変化するのではと思います。緑の線111.75は強固なサポートになるのではと思います。年3回の利上げに前向きな発言がされると、ドルブルトレンドが強まるのではと思いたい。願望を相場に込めてはいけませんが。逆に111.75を何かの拍子に明確に下抜けしたら相場観を変えることになります。(欧州ネガティブ要因であるオランダ総選挙・仏大統領選挙)には注意しないといけない。)現在はボリンジャーバンドのミドルバンド(113.38)を上抜けして、上限バンド(115.31)に向う流れにあるのではと思います。下段のストキャスティックスの上方基調の過程にあるようです。上昇余地があると言えます。時間足で見ると、20本EMAは113.62水準にあり、この水準にまで戻ればドル買い作戦で良いのではと思います。線自体も上方曲線を強めているのではと思います。

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ユーロ/ドル:ルペン仏国民戦線党首が世論調査では一番に躍り出ていると週末報道されている。そしてギリシャの債務不履行問題も取りざたされている。ユーロ売り材料が山積してきている。そしてドル高相場の流れになってきている。その意味ではタイミングとしては中期的ユーロ安の最初の段階ではと思います。まだ若い相場ではと思います。チャート的に見ると、ボリンジャーバンドのミドルバンド(1.0707)は下抜けし、5日移動平均線(1.0661)は下方曲線のレジスタンスとして機能している。ボリンジャーバンドの下限バンド(1.0609)を下抜きすることが期待されています。ストキャスティックスも下方基調を続けている。いずれ1.05を下回る相場期待です。

ポンド/ドル:小康状態のポンド相場と言えます。BOEの利上げが明確になっていないことが影響しているのでしょう。Brexit通告がハッキリした時点で考えたい。チャート的にはボリンジャーバンドのミドルバンド(1.2488)近辺に現在位置しています。ドル高相場と決め打ちするとポンド安相場が展望できる。Brexitはそもそも英国経済的損失を示しており、中期的ポンド安の相場を演出することになる。その意味ではBOEは利上げには踏み切れない。

豪ドル/ドル:鉄鉱石など資源価格堅調、そして原油の底堅い動きになっている。少なくともRBAは利下げする状況ではないと言えます。むしろ利上げが近い将来実施する環境になりつつあるのではと思います。ドル高相場でも、それに抗して豪ドル高/ドル安の動きになってきている。ちょっと分からない。ドル高を考えるとこれ以上豪ドル高を想定しづらい。0.7700が大きなレジスタンスになるのではと思います。一度タッチしてそれからの動きになるのではと思います。シカゴ筋は選手火曜日時点で豪ドル・ネット・ロング16,748枚とロングの姿勢を強めている。しかし大きなポジションにはなっていません。身動きしやすいポジションは意味深です。下落相場も想定してかかりましょう。

NZD相場:ドル高相場にNZD下落の動きになっているのではと思います。RBNZは中立的な金融政策方針であり、明確ではない。NZ経済も底打ちの可能性もあり、グローバルな流れからは、目先利下げはない。むしろ利上げ局面が近づいているのではと思わせます。インフレ率が1.3%ですから、RBNZのインフレ目標1〜3%の下限を上回ってきている。その意味では居心地の良い水準。利上げは相当に遠い時期と言えます。ドル相場に左右されるNZD相場と言えるのかもしれません。シカゴ筋も先週火曜日時点でNZDネット・ロング1,693枚と前週のネット・ショート1,022枚からポジションを反転させている。良く分からない相場と踏んでいるのでしょう。チャート的には5日移動平均線(0.7233)をレジスタンスに、ボリンジャーバンドの下限バンド(0.7141)をつけることになるのかもしれません。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

Posted at 14時30分 パーマリンク


2017年02月09日(木)

今年も欧州はリスク山積の金融市場!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
今日も先週散歩した「大宮花の丘公苑」の一コマを紹介します。紅白黄の梅が競演していると紹介しました。今夏は紅梅です。鮮やかな真紅の梅が綺麗に咲いていました。近くの公園で咲いている紅梅とは種類が違うようです。春になると小さな実をつけます。今日は久しぶりに雪の朝を迎えました。2月は例年数回の雪を経験します。私は雪が降ると車を運転しないようにしている。外はもう溶けているから今日は大丈夫のようです。いずれにしても今日は引きこもりの私です。散歩も無理かな。

今年の欧州は選挙の季節のリスクを意識しないといけないと思います。3月オランダ総選挙、4、5月フランス大統領選挙、今年前半イタリア総選挙、そして9月にはドイツ総選挙のスケジュールです。付録でスペインでは9月頃ひょっとしてカタルーニャ地方の独立の是非を問う国民投票があるかもしれません。スペイン政府は憲法違反として認めていません。現在裁判所ではカタルーニャ地方前首相マス氏が昨年の国民投票が違憲であるとして被告人席に座っている。どうなるのか心配です。今日は某証券会社向けのレポートを書き、その中で色々と登場人物を確認しました。オランダではウィルダース党首率いる極右政党「自由党」が現在リードしている。欧州の極右政党の集会で、ルペン仏国民戦線党首、ファラージ英独立党の面々と映っている金髪の紳士です。いかにも極右政党の党首と言う印象です。第一党に躍り出ても、第二党の自由民主党が連立を画策するから、首相にはなりそうもない。しかし心理的に移民排斥、反イスラム、EU離脱を標榜しているから、フランス、ドイツ等への影響は大です。そして4月5月の仏大統領選挙へ突入。ルペン氏がリードしているようです。大統領になれば、脱EUを公言している。本命のフィヨン氏、マクロン氏がスキャンダルで支持を落としており、こちらでもポピュリズムが台頭しており、どうなることやら。仏国債10年は2.15%まで上昇してしまいました。昨年の夏ごろは0.15%近い低利。それがトランプ大統領誕生、そしてルペン氏躍進で、投資家心理が冷え込み、仏国債売りの反応をしている。2012年には3%超を示現していたから、ルペン党首躍進となれば、2%超の利回り上昇があるのではと思ってしまいます。そしてイタリア総選挙。現在は政治空白模様ではと思います。こちらもイタリア第一主義の元コメディアンのグリッロ氏率いる5つ星運動が優位に立っていると言えます。日本で言えばビートたけしと言った所でしょう。こちらもポピュリズムの匂いがプンプンします。そして真打ちがドイツ総選挙。昨日の日経新聞を読むと、世論調査では、次期首相候補シュルツ欧州議会前議長がメルケル首相を上回っていると書いてある。難民の流入に寛容な政策が、庶民には理解しがたいのでしょう。昨年の選挙以来、何でもあり、そしてメディア報道では分からない庶民の声を重視した方向に行ってしまう危険性があり、どうなるか不安です。為替については、当然政治的リスクはユーロ売りにつながります。そして結果的に逃避通貨として円買いにつながります。欧州の政治リスクが思わぬ形で円高に誘導してしまう結果になるのかもしれません。またオセアニアの豪ドル、NZDにも買いにつながる動きになるのかもしれません。RBA、RBNZ共に金融緩和打ち止めの様子見態度を決め込んでいるからなおさらです。そしてドルに資金が向かうかも。これはトランプ大統領が強権を使い阻止する構えでいるのかもしれない。金利の理論が通用しない可能性も否定できません。
金融市場を眺めてみましょう。10年米債利回り2.34%と低下してきている。2.25%を下回ってきたら考えましょう。また短期金利先物ユーロドル12月限1.455%と1.50%を下回ってきている。1.25%方向に向かうと注意したい。1.25%ですと、0.25%毎年2回の利上げになり、FRBが利上げに慎重になることを示している。トランプ大統領の圧力、欧州の選挙の影響が及んでくることになります。反対に元気いっぱいの金相場。1,240ドル前後にまで上昇してきている。株価はダウ平均で20,000ドルを今日の所維持している。ドルインデックスは、100.35近辺と今週100を下回っているが、現在は回復模様。選挙モードに入っている大陸の欧州からユーロ売りの反応が強く、ドルが強いと言えます。現在の強弱感は円>ドル>ユーロの関係にあるのではと思います。ポンド、豪ドル、NZDはその間に割り込むことになります。

ドル/円:日米首脳会談とゴルフ接待を受ける安倍首相が、どんな手土産を持参するか、トランプ大統領の逆鱗に触れる地雷を踏むかに注目が集まります。上手く円安方向への説明をおこない、納得してもらえるかが注目されます。私から見ても、多くの誤解がトランプ大統領にはあります。もっと研究、勉強をトランプさんにはしてもらいたい。もし地雷を踏むことになると、どうしても円高と言うことになる。そしてどうしても欧州選挙リスクでも円高に反応する。下記は日足チャートです。トレンドは下向きのようです。ギャンラインの非常に重要な節目111を当面の下値の水準として意識したい。日米首脳会談で、円安の根拠を丁寧に説明し、トランプさんを納得させることが出来れば、今回の訪問に「優」をつけることが出来る。GPIFの米インフレ投資、トヨタの米投資、孫さんの5兆円投資など手土産が功を奏するかに注目です。地雷を踏んでしまうことになれば、急速な円高も想定される。111を分かれ目として意識したい。下段のストキャスティックスは楽観的であり、やや上方転換模様。政治相場ではテクニカル指標は役に立たないのかもしれない。ブルドーザー相場に陥るからです。

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ユーロ/ドル:フランスの総選挙の世論調査、そしてドラギECB総裁の量的緩和継続発言と、出口戦略は思いもつかないと言っているかの内容から、ユーロ売りの相場になっている。ボリンジャーバンドのミドルバンド(1.0705)がレジスタンス、そして90日移動平均線(1.0735)もレジスタンスになっている。下限バンド(1.0608)が下値目安。ストキャスティックスも下方基調と、中期ユーロ安相場を支援しているようです。私も同じバンドワゴンに乗っている。

ポンド/ドル:こう着状態のポンドと言えます。BOE委員の発言に一貫性がないことが気になります。まだ利上げに踏み切る余地は少ないと私は考えたい。Brexitに踏み切った場合のリスクは現段階では判断できない。少なくともインフレ率は上昇することはないのではと思います。その意味では中期的にはポンド安の相場観を持ちます。ボリンジャーバンドのミドルバンド(1.2462)方向が正論であるように思います。

豪ドル/ドル:RBAは中立の金融スタンスを貫きます。しかし今年のインフレ率はゆっくりと2%へと、RBAのインフレターゲットの2.00〜3.00%のレンジの下限には向かうとしています。現在は1.50%です。経済が順調に成長過程にあれば、金融政策を調整しなくても目標に近づくでしょう。鉄鉱石価格は堅調、そして中国からは極端に悪材料が出てこない。(中国共産党がコントロールしている。)チャート的には年初からの豪ドル高の調整局面にあるようです。ボリンジャーバンドのミドルバンド(0.7579)位までの調整は予想の範囲内の動きと解釈。ストキャスティックスも調整模様の下方基調と言えます。

NZD相場:ウィーラーRBNZ総裁は今年9月に退任、スペンサー副総裁は来年までは代行するという。この方も退任したいとの意向のようです。今日のRBNZ金融政策委員会では金融政策はかなりの期間緩和的であり続けるだろうとして、今後の利下げはないような内容となっている。今週のDGTも+1.3%と上昇傾向を続けている。危機回避のNZ経済と言えるのではないかと思います。そして経済成長にはNZDの下落が必要と謳っている。この文言に反応して年初からのNZD高相場の調整局面に入っている。ボリンジャーバンドのミドルバンド(0.7241)を現在は下回っており、90日移動平均線(0.7130)と下限バンド(0.7107)方向にあります。ストキャスティックスは下方基調の半ば。山が高いと下るのも早いという相場の経験則の中にあるようです。どこで止まるか注視。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

Posted at 16時34分 パーマリンク


2017年02月06日(月)

右往左往するBOJ!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
今年初めて「大宮花の丘公苑」を散歩しました。ロウバイが見頃でした。そして白、赤の梅も満開でした。紅白黄の梅が見事に競演していました。風は冷たく、殺風景な花壇でした。ひたすら散歩、ジョギングの人だけが目立ちました。健康志向が強いと感じました。年配の方々の元気な姿に、私もあやかりたい気持ちになりました。写真はロウバイの美しい姿です。お楽しみください。

日銀がトランプさんの発言から右往左往しているのではと感じてしまいます。元々はトランプ大統領の資金供給をすることで為替で円安に誘導していると解釈された発言が火元ではと思います。金曜日は、それに乗ってしまった日本の債券市場では債券売りつまり利回り上昇の動きに、日銀は動揺してしまったようです。市場は通常通り、買いオペで午前中対応したようです。しかしトランプさんに誘発された市場関係者は債券売りを続けました。利回り上昇が続く。10年国債で0.15%まで上昇しました。そして昼休み中に、思わぬ行動に出ました。指し値オペという最終兵器を投入しました。日銀は7,239億円も応札に応じてしまいました。結果0.09%にまで利回り低下しました。今日は通常通りの5〜10年債5,400億円と、利回り0.09%と落ち着いている。トランプさんの発言から、日銀は資金供給することで円安と解釈され、加害者意識を真に感じているのではないか。債券ディーラーがちょっと突くと、それに乗ってしまったかの日銀ではないかと思います。こうなると需給にねじれがある日、そして日銀金融政策決定会合前後の日には、非常に神経質になる日銀ではないかと思います。ある意味トランプ発言の犠牲者であるとも言えます。それを見ていた為替ディーラーが動く。為替ディーラーは債券の複雑な動きにはほとんど理解できないから、ヘッドラインで動くことになります。イールドカーブコントロールと言う訳のわからない金融政策を打ち出したことで物事を複雑化しているのではと思います。もっとシンプルに動いてほしい日銀さんではと思います。頭でっかしの役人(正式には違いますが)の集まりですから、致し方なしです。またこのようなことが起こる場面があるのではと思います。

トランプさんが放つ政治・経済・金融政策に振り回されている状態が続いている。金曜日は米雇用統計で、非農業部門雇用者数は非常に良い数字にも、平均時給が悪い数字から、ドル売りが先行しました。しかし、どっこいトランプさんでした。金融規制改革法(ドッド・フランク法)の見直しに関する大統領令に署名しました。ウォール街の連中を喜ばせる。ゴールマンサックス幹部であった人材をトランプさんは登用しているから、その見返りではと思ってしまいます。急速にダウ平均は戻し基調になりました。何でもありのトランプさん。これでいよいよFRBにプレッシャーをかけてくることも予想される。それは前回のブログで述べました。少なくとも利上げを急がないようにと、ツイッター攻撃を仕掛けることも予想される。それに屈することのないイエレン議長であってほしい。2月14、15日には議会証言があるから、正念場であると思います。議会はホワイトハウスとは一線を画しているから、議員の方も優しい。ホワイトハウスつまりトランプ大統領と直接論戦を交わす場面が仮にあるとすると、本当にややこしくなります。トランプさんは安倍さんと今週首脳会談に臨みます。GPIFの米インフレ投資への投資、そしてトヨタ自動車社長との面談などで手土産を用意することに奔走する安倍さんのように見えてならない。フロリダでゴルフ会談なるものをトランプさんは画策しているようです。上手く丸め込まれないか心配だ。しかし安倍さんG7ではメルケルさんに次いで場数と経験を積んでいる。そんなに簡単には折れないのではと思うのですが。

金融市場では、ドル金利は長短とも動きが乏しい。短期金利先物ユーロドル(3ヶ月物)12月限1.51%と、今年0.25%毎で年3回を織り込む形で推移している。これに変化が出てくるかに注目したい。12月限が1.25%方向に向かうつまり年2回の利上げ方向に向かうとドルの頭は重くなることになります。欧州の選挙、中国の経済には注意したい。政治では中東、イラクがキナ臭い。そして中国もトランプさんが仕掛けると南、東シナ海がキナ臭くなります。そして北朝鮮。金相場は1220ドル近辺とややリスク回避の金買いが進む動きのようです。リスク志向が進むと金相場は萎む傾向と思います。そんなに期待はできません。原油は底堅い動き。そしてドルインデックスは99.75と心理的節目の100を下回っている。再度100に浮上するかに注目が集まる。期待したい。

ドル/円:トランプさんに振り回されている。トランプさんの圧力に負けて利上げを遅らせるとドル上昇はない。年3回の利上げが2回になる観測が強まると、ドルの頭は徐々に重くなる。5日移動平均線(113.07)をレジスタンスに、ボリンジャーバンドの下限バンド(111.89)がサポートになっている。ワンタッチする可能性がある。しかし底堅い展開を予想します。日銀が指し値オペに再度踏み切ると、金融緩和継続の動きを確信することになり、円安方向に変化がないと言えます。

ユーロ/ドル:下記は日足チャートです。大局観としては、ボリンジャーバンドのミドルバンド(1.0678)をサポートに、上限バンド(1.0830)がレジスタンス。5日平均移動線(1.0756)は上方曲線でマイナーなサポートとして機能している。シカゴ筋は依然としてユーロショート(先週火曜日時点でユーロ・ネット・ショート45,713枚)であり、心理的に圧迫されている。損切が出やすく、大きくユーロ高になる可能性を秘めている。下段のストキャスティックスは高値圏に位置している。下がればシカゴ筋は安堵する。ECBが出口戦略を検討しているとの報道はユーロ高を援護します。

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ポンド/ドル:先週のBOE金融政策委員会、インフレレポートは、今後のインフレ見通しが下方修正され、ポンド安につながったようです。Brexitを控えて、BOEとしても動きづらい展開ではと思います。英国、そしてEUの本拠の大陸もまだ利上げには動かない様子です。今年は政治の年でもあり、利上げすると反発を呼ぶ状況ではないかと思います。しかしトランプさんの言動から極端なドル高も描きづらい。チャート的には、ボリンジャーバンドのミドルバンド(1.2387)がサポートとして機能するかに注目したい。

豪ドル/ドル:RBAは中立の金融方針を貫いている。鉄鉱石など資源価格も底堅い。中国に大きな景気後退リスクが台頭しない限り、オーストラリアは潤う状態が続き、豪ドルは底堅い。5日移動平均線(0.7615)がサポートになり、ボリンジャーバンドの上限バンド(0.7712)を目指す動きにあるようです。政治的にはトランプさんに振り回されているターブル首相ではないかと思います。娘婿が中国人ですから、親中国に傾きやすいとも言えます。潜水艦受注で中国から横槍を入れられたが、日本は同盟関係を維持したいのですが。

NZD相場:こちらも豪ドル同様のチャートのようです。RBNZは当面中立の政策を維持する見通し。意外と堅調。5日移動平均線と21日移動平均線が交錯した1月9日の0.6974以来NZD高相場を続けている。当面は5日移動平均線(0.7290)をサポートに、ボリンジャーバンドの上限バンド(0.7400)を目指す動きにあるようです。ストキャスティックスも高値圏に位置している。ちょっと手を出せない高値水準と言えます。

それでは。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

Posted at 15時45分 パーマリンク


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プロフィール

国際金融アナリスト

水谷文雄

スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替及び金利・債券市場部門で活躍。1980年代の為替相場大変動期の為替市場を体験する数少ない為替ディーラー。ファンダメンタルズ分析、特に欧州諸国で強みを発揮し、テクニカル分析においても定評を得る。ほぼ全部門に精通する国際金融のプロフェッショナル。
プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、スペイン情報発信センターをインターネット上で主催。スペインと日本の文化・経済交流を夢見るロマンティストでもある。

活動状況・著書

スペイン情報発信センター
スペイン情報発信センター
スペインに関する様々な情報をコラムなどを交えながら紹介。

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