水谷文雄の「為替 ケ・セラ・セラ」
 

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2017年01月17日(火)

トランプ大統領就任式前にメイストーム!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
日本全体を見渡すと、雪国状態のようです。日本海側は大雪、私の故郷岐阜、三重、愛知なども雪が積もっているようです。江戸に幕府を設定(豊臣秀吉が小田原城攻略後、敵を遠くに置きたいという命があったという。)した徳川家康は先見の明があったということです。関東地方は晴天続き。気温が低く、風が冷たいものの、気持ちよく散歩をしています。今日の写真は銚子の先端に位置する犬吠埼の海岸の風景です。晴天の日に行ったので、素晴らしい景観でした。灯台からの写真です。地球が丸く見えると聞きました。確かに丸みを帯びた水平線のようです。

トランプ次期大統領の就任式が金曜日に予定されています。その前座で、トランプ氏の盟友テレサ・メイ英首相がHard Brexitを決断しそうな雰囲気あります。それがメイストームとなり、金融市場ではリスクになっているようです。兜町も昨日今日と下げ続け、メイストームを利食い売りの材料にしているかの動きになっています。英国民が不本意ながら決定したEU離脱を着実に実行しているようです。交渉では、いいとこ取りに奔走しそうです。メイ首相は12の交渉目標項目を立てているらしい。それがどのようなことかは詳細をまだわかっていない。ポピュリズムに傾いている英国民、そして政治的・経済的に安全な英国を取り戻すために、メルケル首相等EU交渉相手と議論を今後続けることになります。移民制限が最優先するとのハモンド財務相が明言するので、単一市場へのアクセスの断念するのでしょうか。金融機関は英国に拠点を設けることでEU全体で営業展開を出来るという利点を捨てることになります。日立など製造業も同じことが言えます。単一市場へのアクセスから撤退となれば、景気後退は避けられないようです。最も中立な立場で景気予測をしているのではと思われるIMFの英経済成長予想では、来年の予想を昨年10月予測から−0.4%の1.4%としています。ユーロ圏は変わらずの1.6%となっている。来年以降、欧州の拠点の大陸への移転、物流、お金の流れが英国と大陸の間に壁が築かれ、流れが緩やかになります。血管に血栓が溜まり、流れが次第に詰まるということです。これを予測したIMF予測ではないかと思います。毎年−0.5%前後のマイナス成長になると、数年後ではかなりの経済低迷となります。単純に10年とすると−5.0%の経済縮小となります。このような見通しを受けてポンド相場が下落することになります。そんなに英経済が縮小するとは思えませんが。昔の大英帝国時代を思い出して、旧植民地、中国市場、そして盟友であるトランプさんに頼み込み、米国経済圏に入ることも計算済みではないかと思います。その意味ではEU圏のマイナス分を十分に穴埋めすることは可能であるのではと私は楽観的です。もし悲観的な数字になると、数年後に再度国民投票を行うことになります。こちらも一般的な中産階級の生活がカギとなります。

英国はどちらに向うのでしょうか。ここからは全くの私見です。政治的な面を見ましょう。EUとの対立点は、移民流入と司法の独立です。移民流入が止まるということは、その手前のシリアなどの中東諸国の根源解決に深くかかわるかもしれない。軍事介入に深く突っ込むかもしれない。シリアについては、反政治勢力との協力関係を進めるには、ロシアとの関係悪化が予想される。しかし経済面ではロシア市場に魅力を感じているのかもしれない。ロシアのビジネスマンは石油関連企業を中心に英国とは結びつきが深い。政経分離の政策でアメとムチを使い分けるのでしょう。アングロサクソンの自尊心からか、立法面でも不満であったようです。EU議会での立法に従わないで、ロンドンでの英国議会中心の立法実施と言うことが建前です。米国とは民族的には兄弟の関係、そしてユダヤ人が金融ビジネスに入り込んでいるという共通項があります。2国間貿易協定を結ぶというトランプ大統領の利害と一致する。対米従属の経済関係が予想される。アジアについては、政治的には利害関係がないことから、経済関係強化のために、政治を軽視する姿勢を強めよう。これはメルケル独首相のアジアへの政治姿勢と同様です。中国の南シナ海、東シナ海の関与には消極姿勢になるのはと思います。安倍さん、G7会合でメルケルさんと同じベテランになり、主導的に思いの方向に導かないと大変なことになります。経済面では、EU以外の経済圏に積極姿勢を進めそうに思います。特に政治的に利害関係のない中国に対しては。そして旧大英帝国の宗主国としてインド、南アなどの旧植民地国には積極姿勢のようです。逆に東欧などのEU隣国へのその影響力を弱めるのではと思います。EU圏から失った経済的損失を、どのようにカバーして、巡航速度の経済成長を図っていくのではとメイ経済政策を読みます。

利食い売りの調整局面が進む金融市場を見ましょう。ドル金利には大きな変化がありません。短期金利は再び利回り上昇の動きの気配を感じています。その意味ではリスク志向に戻る可能性か近いのではと思います。原油価格はWTIで52ドル台と50ドル台を維持している。OPEC加盟国の減産合意から、テキサスなどシェールガス・オイル業界の復活にトランプ大統領が強力な支援をするかに注目が集まる。順当に考えると上昇基調が続くのではと思います。金相場も1,100ドル台を維持している。まだ本格的には今年の本流の流れが出てきていないと思います。ゆっくりと構えたい。

為替市場を見ましょう。ドルインデックスは101.20水準と、大きな節目の100.00はサポートされています。リスク志向のドル高は継続していると言えます。それに刃向うリスク要因はまだ出てきていないと言えます。今日のメイ演説、金曜日のトランプ演説を当面注視することになります。

ドル/円:チャート的には5日移動平均線(114.27)をレジスタンスに、ボリンジャーバンドの下限バンド(113.68)に沿って円高の調整局面途上にあると言えます。5日線と下限バンドが並行に狭く同じ幅で円高傾向に進んでおり、それがいつ崩れるか注目です。この傾向が続く限り円高傾向の調整局面と言えます。

ユーロ/ドル:こちらも調整局面のユーロ高相場。ポンド売り傾向からユーロ高相場もアシストしている。5日移動平均線(1.0615)をサポートに、ボリンジャーバンドの上限バンド(1.0680)方向ではと、ドル円相場観と同様です。ユーロ売りをしたいがまだ待ちましょう。

ポンド/ドル:注目のポンド相場。予想通りメイ首相がHard Brexit宣言であれば、1.2000の心理的節目を割り込んで行くのではないかと思います。6月の国民投票後に、1.1000に迫るのではと言っていましたから、再びトライのチャンス到来です。ソロス氏もそうおっしゃっていました。下記のグラフはちょっと長い週足チャートであり、2014年から表記しています。ご覧の通り1.2000を下回る局面と言えます。EUから失い経済的損失をその他経済圏からどのように補うかに中長期的ポンド相場が深くかかわることになります。

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豪ドル/ドル:チャート的には12月14日を起点にV字のチャートになっています。0.7500水準を保つか、もう一度V字のチャートに戻るか注目したい。豪経済は中国依存体質。鉄鉱石価格も落ち着いている。RBAは中立的な金融政策を当面とるように思います。ドルの相場にもよりますが、トランプさんがこれまでのようにリスク志向の経済対策を具体的に打ち出すと、V字の豪ドル安相場に再びなるのでしょう。どちらになるかまだ五分五分の相場。ナイフが落ちる相場には手を出さない方が得策ではと思います。静観を決め込みます。クロス円は円安傾向が進み、80円台を維持している。80円台前半になれば再度豪ドル買いを中期的観点から仕込むのが良いように思います。

NZD相場:豪ドルを同様の局面にあるように思います。RBNZも中立の金融政策を保ちます。豪ドル同様のチャート観を持ちます。

まだまだ今年は始まったばかりの相場。いつでも相場はあります。得意の場面で出動しましょう。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

メイ首相の演説を聞いて:良いとこ取りではとの印象。EU離脱を決めたが欧州のメンバーであることには違いない。EUとの単一市場へのメンバーを求めない。しかし自由な貿易を求める。新たな協定を結ぶことを希望。移民については、英国は有用な人材を求めている。難民問題がBrexitに至った。これからは私見。悲観する内容ではないような印象付けをメイ首相は狙ったようだ。背景にA Global Britainなる文言が踊る。大英帝国復活を求めるような印象にも。旧植民地との貿易強化がEUとの貿易縮小分を補うのではとの印象。総悲観することではないことからポンド高の様相です。Hard Brexitには違いないが、Soft Brexitに近い内容の印象のメイ首相演説でした。

Posted at 14時34分 パーマリンク


2017年01月13日(金)

トランプさん:ハチャメチャ会見!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
昨日は天気が良かったので東京スカイツリーに出かけました。展望回廊では450メートルの高さ、富士山が望めました。3年程前と比べて、随分空いている。一時の混雑からはブームは去ったのではと思いました。何しろ平日ですが、待ち時間なし、そして押し分けかき分けの状態からは解放され、ゆったりと外を望めます。さいたま方面を望むと、私の住むマンションが見えるのではと凝視しました。しかし確認はできませんでした。自宅からはくっきりと東京スカイツリーを見ることが出来る。逆は小さすぎて確認できません。高い所にいると、泰然と向えます。下々の世界とは為政者の態度ですが、時々はすっきりとして良いのでは。そして物事を森の視線で見ることはしばしば必要なのではないのでしょうか。そんなことを感じた東京スカイツリーめぐりでした。中国人女性の優しい案内人と言うかコンパニオンには痛く感激しました。国籍に優しさはないのですね。中国嫌いがやや緩和されました。

トランプ次期大統領の記者会見はハチャメチャ記者会見になったようです。こんなことでは今後4年が思いやられる。市場が期待した財政、減税の話は全くせず、ロシア、メディア攻撃がテーマとなったようです。どうしてこのようになったのでしょうか。やはり不動産王としてもビジネスマンの自信がそうさせているのではと思います。メディアを敵に回すと、これからも情報発信はツイッターが中心になるのではと思います。これまでの大統領からの情報発信が大きく異なってくることになります。このことは前回ブログでも議論しました。それはリスク要因が増すということです。失業率が悪いと、それに対する反論を突然大統領自身が発することになるのかもしれない。失業率については労働長官が直後にCNBCのインタビューでこれまでは説明していることを知っている。FOMC後のイエレン議長の記者会見後も注意です。イエレン議長の発言に物申すとのツイッターを発するのかもしれない。注意しないといけない。そして、ロシアの諜報作戦、色攻撃は中国同様に昔から行われていたから驚きません。トランプ氏も若気の至りで美人に手を出してしまったのでしょう。それをご丁寧に盗聴、盗撮し、その後利用していたわけです。不動産王がその後大統領になると計算していたのならロシアも素晴らしい予想です。中国は日本の自民党の若い総裁候補には中国出張の際にはこのような作戦をとることは常識です。T元総裁もその犠牲になり、中国に対しては腑抜けの政治姿勢です。情けない。小泉進次郎衆議院議員は中国に主張の際は今後の日本の道筋がかかっているから注意してほしい。そしてCNN批判に対しては、もうちょっと謙虚であってほしい。CNN記者を今後も攻撃するのでしょう。WSJもトランプ経済に批判的な記事を書くと、嫌悪感を示すのでしょう。その意味ではツイッターの重要性は益々強まるのでしょう。常にツイッター、Facebookのトランプ氏の発信内容を凝視しましょう。本人が書いているかどうかは確認できないものの、トランプさんがスマホを打っている姿はあるようです。世の中変わったなとの印象です。それについて行けないと市場から脱落しそうです。あと、私の友人の白人高学歴層がこぞってトランプさんの政策に反発していることが気になります。オバマケアは全米国人が健康に過ごすために必要な政策であることは明白です。これが最悪と公言するトランプさんにはちょっと不安を感じます。

金融市場を見ましょう。私が一番注視する金利の動きには大きな変化がない。10年米国債2.35%と2.50%台からの調整局面と言えます。しかしFRBの利上げ路線は既成事実化されている。従って大きく利回り低下する局面にはないと言えます。下がって2.25%台くらいか、大きく下がって2.00%と言えます。大きなリスク要因が台頭する場合と言えます。何がリスク要因か。中国経済不調が明確化されるか、トランプさんどうもうまくゆかないか、欧州で何かポピュリズムの台頭を許す局面がある場合か。ルペン女史が仏大統領になるとか。原油が下げるようで下がらない局面と言えます。WTIで50ドル台キープであれば、リスク志向が続くのではないか。

為替市場を見ましょう。ドルインデックスは101.15水準。まだドル高局面で、調整局面が続く相場ではとの印象です。100.00をキープすれば、まだまだドル高局面と言えます。FRBさん頑張って今年利上げを続けてください。トランプさんの妨害にもめげずにお願いします。まだまだ本格的に相場に乗って行けない私の現状です。金曜日の夜このブログを書いています。そんな訳で個別通貨のチャート分析は省略します。

皆さま良い週末を。相場はいつでもあります。潮目を見極めるにはまだまだ時間がかかります。リスク志向の局面を探りつつ、週末を迎えます。まだまだ余裕を持って市場を眺めたい。まだまだエンジンがかからないというのが本音です。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

Posted at 20時43分 パーマリンク


2017年01月10日(火)

トランプリスクを意識した年初相場!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!

週末九十九里海岸にある「サンライズ九十九里」というホテルから太平洋から出るご来光を見てきました。写真をご覧ください。土曜日の朝の写真です。見事な日の出が太平洋から上ってきました。太平洋上はどうしても水蒸気が多く、雲が湧き上がるので、全く水平線上から上ってくる訳ではないようだ。ホテルには新年の飾り付けがあり、「謹賀新年」の大きな垂れ幕が下がっている。今年も良い年になるように、日々一日努力したい。一期一会を今年は座右の銘としたい。

年初来の相場を見ると、トランプリスクを意識した金融・為替相場ではないかと思います。来週20日の大統領就任式を控えて、ツイッターを通して市場にトランプ次期大統領が思うことを発信している。私は、ツイッター、Facebookでトランプ氏の発言をチェックしている。トランプ次期大統領は、大統領就任後も発信するとしている。直接米国民と対話する姿勢を示している。メディア不信などでしょうか。今後は記者会見なども予定されている。従来の大統領とはちょっと違った、自分の言葉で全世界に考えを発信しそうであり、注意が必要です。今週はトヨタ自動車が標的にされてしまいました。「No Wayとんでもないことだ」という文言が、踊る。メキシコで米国向け自動車を生産すれば、高い関税を課すと明確に脅している。豊田社長は、あわてて米国市場で今後1兆1千億円の投資を確約することになりました。金融市場に関しては、今後トランプvs. FRBの構造が見え隠れすることは以前当ブログで論じました。利上げセッションに入ったFRBに、明確に待ったをかける可能性が見え隠れする。利上げは企業の資金調達コストを引き上げ、そして住宅購入者には買い控えとなり、米国経済には明確にネガティブに働く。そのためにあからさまにFRBの金融政策に「No Way」ということになることになるのかもしれない。そしてドル高傾向に明確に「No Way」と従来のドル高を否定することになるのかもしれません。思った時に情報をツイッターやFacebookに発信することになるから、今後トランプ大統領が執務を終えた米国時間夕刻から夜にかけて(日本時間には午前中)に思ったことを発信するから、兜町、そして為替が大きく揺さぶられることになるのかもしれない。もう一台ツイッター、Facebook専用のモニターが必要になるのかもしれませんね。時代の変遷を私は感じることになりした。またFRBの利上げ発表後にツイッターで「No way」と発信することも考えられ、波乱の相場展開が予想されます。

金融市場は依然としてリスク志向の環境が続いています。しかし短期的にはトランプリスクを意識した調整局面になっているのかもしれません。ダウ平均は20,000ドルが重い展開。何かの拍子にいとも簡単に上抜けするのかもしれない。トランプさんの発言が一役演ずるのかもしれません。アメリカが再び偉大な国になることを強く宣言することに尾ひれがつくのかもしれない。米国債10年2.36%とこちらも2.50%台からは利回り低下の動きとなっている。しかし予想以上に2.50%台が速かったことから、調整局面に入っても何ら不思議でない。私が見ている短期金利先物ユーロドル(3ヶ月物)12月限1.615%と、今年0.25%毎3回の利上げを織り込む水準にある。この先、この水準がどちらの方向に向かうのか注目です。ドルインデックスは101.80水準と、チャート的には100.00を上回っており、ドル高水準と言えます。調整局面が進むものの、100.00を維持すれば、歴史的にドル高相場と言えます。これを基本に考えたい。

ドル/円:ギャンスクエアを判断材料にしたい。非常に重要な節目(116、111)に緑線を引きました。現在は116.00水準と非常に重要な節目をドリフトしています。明確に下回ると111.00方向に振れるのかもしれません。例年年初はリスク回避志向になりがちで、円高リスクを意識することになります。ドル金利と共に監視したい。そしてボリンジャーバンドのミドルバンド(117.09)がレジスタンスになっている。曲線も何となく天井を形成する動きになってきている。ドルの頭が重いのではと思わせます。下段のストキャスティックスはミドル近辺にあり、どちらの方向とも言えない。

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ユーロ/ドル:ドルの調整局面なのかもしれません。ユーロ買戻しの展開と言えます。5日移動平均線(1.0566)は上方曲線でサポートとなっている。ボリンジャーバンドの上限バンド(1.0606)に現在は接する動きになっている。上抜けするのか、それとも戻る動きになるか注視。やはりトランプさんの発信が気になる相場展開ではと思います。

ポンド/ドル:メイ首相が、Brexitについて、EUとの新たな関係が必要となる見解を示しました。移民流入管理と立法の権限回復が、欧州の単一市場にアクセスすることよりも重要であると解釈され、ポンド売りの展開となっている。5日移動平均線(1.2243)がレジスタンス、ボリンジャーバンドの下限バンド(1.2118)に接する動きになっている。このまま大きく下抜けするかどうかに注目したい。今年も私は門外漢通貨の範疇とします。

豪ドル/ドル:ドル高調整局面の豪ドル高なのかもしれない。中国の景気は巡航速度であり、現在はそんなにリスクを感じる程ではない。RBAの利下げ観測は静まり、様子見を当面決め込む段階ではないかと思います。鉄鉱石価格は安定しており、資源産業の景気低迷を懸念する状態ではないと思います。チャート的には、5日移動平均線(0.7321)がサポートであり、上方曲線を示しています。ボリンジャーバンドの上限バンド(0.7402)を上抜けするのかに注目したい。ストキャスティックスは高値圏に位置し、そろそろ天井のなのかもしれない。こちらもトランプさんのリスクを意識する相場展開ではと思います。豪経済には現在注視する必要はないのではと思います。

NZD相場:こちらもドル高の調整局面ではと思います。RBNZは当面中立の立場を維持している。GDTは直近では−3.9%ですが、1000の水準を維持している。依然上昇傾向と言える。不動産価格は落ち着いているようであり、RBNZは安心モードでは思います。チャート的には、NZD高であり、5日移動平均線(0.6988)は上方曲線のサポートとなっている。ボリンジャーバンドの上限バンド(0.7069)に達するかに注目したい。ドル高相場になれば、自然反転のNZD安相場になるのではと思いたい。

それでは今年も慎重にスタートを切りましょう。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

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プロフィール

国際金融アナリスト

水谷文雄

スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替及び金利・債券市場部門で活躍。1980年代の為替相場大変動期の為替市場を体験する数少ない為替ディーラー。ファンダメンタルズ分析、特に欧州諸国で強みを発揮し、テクニカル分析においても定評を得る。ほぼ全部門に精通する国際金融のプロフェッショナル。
プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、スペイン情報発信センターをインターネット上で主催。スペインと日本の文化・経済交流を夢見るロマンティストでもある。

活動状況・著書

スペイン情報発信センター
スペイン情報発信センター
スペインに関する様々な情報をコラムなどを交えながら紹介。

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