水谷文雄の「為替 ケ・セラ・セラ」
 

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2017年03月09日(木)

中国恐るべし!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
今日は偶然私の60代のとある誕生日です。人生を振り返ると山あり谷ありの日々を過ごしてきたように思います。岐阜の田園地帯で長閑に過ごした日々、東京に出てきた学生時代、そして社会人として忙しい日々が新幹線の如く疾走した世界、そして60代となり、少し余裕を持って人生を過ごしたいと思う心境になってきました。この歳になって、何かと新しい、まだ経験していない世界を試したいなと思っています。日々の活力になれば、老化現象を少しでも防げるのではと思っています。肉体的には日々の散歩で少しでも現状の体力を続ければと思っています。男性の健康年齢が71歳との事、時間は少ないなとの印象です。健康年齢を80歳以上に持って行けるかに私の人生の充実度がかかっている。一期一会の世界ですね。イチロー選手の言葉がここで響きます。大きな記録を達成するには、一日一日の積み重ねが重要である。それなくして達成は出来ないと。一日一日に充実感を感じることが、健康寿命の延長にあるのではと思います。そのような心境を感じる60代の私です。今日も岩槻の愛宕神社の雛人形の写真を飾ります。

最近中国国営放送CCTVを見る機会が多い。午前9時から、東京市場が静かであると、ついCCTVのニュースが9時から始まると見てしまいます。そして中国の恐ろしさを感じることになります。今日のニュースを見ていたら、韓国に配備されるTHAADという米製迎撃ミサイルのシステムに強烈に反対するニュースオンパレードでした。CCTVの特派員が韓国の米軍基地近くから中継し、不当性をしつこく報道、そして韓国の住民も反対していることを大々的に報じている。賛成の意見は一切報道しません。そしてご丁寧に東京の横田基地への輸送機の機種替えまで報道している。そして中国内の反対運動も。反ロッテ、韓国製品不買運動、韓国への観光旅行禁止令と、極端ですね。そしてそれに洗脳された中国人の迎合姿勢と。中国共産党体制のもと、一糸乱れぬ報道管制、そして統制していることは本当に恐ろしい。アリババの創業者ジャック・マー会長も、いざとなると反米運動へと豹変する可能性があるリスクがある。そして北朝鮮の例の金ファミリーの長男暗殺についても、いまだに北朝鮮男性の暗殺としか報道していません。何か不自然さを感じます。中国人民全てを習近平主席が掌握しているのではと思ってしまいます。こんな国が国力飛躍的向上のもと、次第に世界を侵食してくることは憂いることではないかと思います。中国の景気ダウンは世界的に見て、至上命令なように思うのですが。そんな洗脳報道ニュースであっても、番組の最終部分では、海外の面白い動画を配信していることには滑稽に思います。日本でも中国人観光客は目につきますが、このような人たちも報道管制のもと洗脳され、一度国家が反日の号令を命ずれば、手のひらを返したような行動になると想像すると恐ろしくなります。共産党体制の中国は本当に恐ろしいと、CCTVの放送を見る度に恐ろしくなります。中国では昨日貿易統計が発表され、2月貿易収支91.5億ドル赤字と思いがけない赤字転換ではないですか。この数字も政治的の操作されたものであるのか疑ってしまいます。トランプ政権が不均衡な対中国貿易赤字を問題にしていることに対抗しているのではないかと穿った見方をしてしまう。数字の根拠を出してもらわないと。輸出の伸びが鈍化しているとの説明です。今日の経済統計にしても、意図的に数字を操作する可能性もある国家体制と言えます。これだけ情報が外部に漏れているから難しいとも言える。財新のPMIを参考にしないといけない。しかし財新も中国統制下にあると情報操作が出来る。その意味では香港の一国2制度は絶対に維持しないといけない。

今週は今日のECBと明日の米雇用統計が中心で動いている。昨日は明日の米雇用統計の前哨戦である2月ADP全国雇用者数29.8万人増と、予想より10万人以上多い非常に良い数字。ざっと過去6か月間の相関関係を追ってみました。そしたら80%以上の確率で相関関係があるように見える。その意味では明日良い数字が出る確率は高い。そのことを見越した市場参加者はそちらの方向にポジションを増やしたようです。金利ディーラーがその典型です。債券ディーラーは売り先行で10年債利回り2.55%となっている。本邦金融機関が多大の損失を海外債券で被っていると記事が出ていて、海外債券の動きについて行けなかったと言えるのではないか。短期金利ディーラーも先物で売りの動きを強めている。金利先物12月限1.62%と、昨年12月のFRB利上げ局面の利上げ実施がされて、利回り上昇となった水準と同レベルになっている。来週15日利上げと見ると、1.75%近辺まで上昇してほしい。それが基本的な15日までの動きではないかと推測します。そして調整局面となり1.55〜1.60%のレンジに落ち着く動きになるのではと思います。そして次回の利上げが、6月になるかそれとも9月になるかと言うことでエコノミストが盛り上がることになります。そしてそれはトランプ政権の経済運営がカギを握るのではと読んでいます。利上げが経済成長の障害になると見るとトランプ大統領がいずれ吠えることになります。イエレンFRB議長には耳障りに聞こえることになり、プレッシャーとなります。

金融市場は金利上昇に反応し、そして結果ドル高の動きになっている。そして今日のECB定例理事会にも注目したい。前回定例記者会見の場で、ドラギ総裁は、必要ならQE政策の拡大を見直す用意があると発言されている。現在の資産購入額は月額800億ユーロ、来月からは600億ユーロに減額し、12月末まで続けるとしている。ユーロ圏1月消費者物価指数2%前年比とECBインフレ目標に達している。ドイツはじめ北欧州諸国、スペイン等は引き締めても良いとの意見ではないか。量的緩和政策の出口戦略が議論される可能性があり、来年以降購入額を減額されることも予想される。もしもインフレ懸念があるとすると、前倒しで実施される可能性もあると言える。そして政策金利も、預金金利など−0.40%の見直し、ひょっとして政策金利のリファイナンス・レート(Main refinance oprations )のゼロ金利の見直しに着手する可能性もあるのではと思います。しかしそこで問題になるユーロ圏各国の金融問題が過ります。イタリア、ギリシャなどが対象となります。今日のドラギ総裁記者会見を注視しましょう。

今日は個別通貨分析は省略します。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

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2017年03月06日(月)

今度は“appropriate”と!

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次第に春らしくなってきました。週末は人形で有名な岩槻の愛宕神社に行ってきました。ご覧の写真の通り、見事な雛人形が30段ほどの階段に飾ってありました。桃の節句の時期に週末だけ飾ってあります。来週末も飾ってあると聞きました。多くの人、そして女の子連れの老若男女が訪れていました。甘酒が無料で振る舞われていました。私は車でしたから、残念ながらご遠慮と。それにしても見事ですね。

Fairly soonに続く、今度はappropriateとイエレン議長はこれでもかと3月15日利上げを鼓舞しています。前後の内容を読み解くと、「失業率とインフレ率がFOMCの予想通りに進んでいる。この場合には、FF Rateの更なる調整が適切であると思われる。A further adjustment of the Federal-funds rate would likely be appropriate.」と言う内容です。市場参加者は少々食傷気味なようです。FRBの三羽烏であるダドリーNY連銀総裁、フィッシャーFRB副議長も3月利上げに前向きであり、本当に3月利上げは織り込み済みです。問題はそれでは次回の利上げはいつになるかと言うことに論点が移ってくるのではと思います。現在それは短期金利先物では織り込んではいません。昨年12月、そして今年3月利上げで、6月利上げが浮上してきます。しかし3月オランダリスク、4月、5月はフランスリスクに見舞われます。6月飛ばして9月まで先延ばしの可能性が強いのでは。そしてトランプ政権への配慮と。現在では3回利上げが予想される。それはFRBのシナリオ通りではないかと思います。2〜3年内にはFF Rateを4%前後にまで引き上げると目論んでいる。参考までに当ブログ2月2日付のグラフを見ていただきたい。1980年代からのFF Rateの推移を示している。2000年代からは低金利政策に移っているが、4%が中間水準のFF Rateであると言えます。若い方には理解されないと古手には思われます。イエレン議長も古手に入る年代です。そしてフィッシャー副議長も。市場は利上げには食傷気味であり、為替、株、債券市場は共に利食い売りの局面に入ったかの動きとなっています。今週はどのようになるか、それは神のみぞ知る心境です。調整局面を週前半に終了し、米雇用統計の思惑から、もう一度エンジン点火し、来週の15日を迎えるのではとメインシナリオを描きます。そしてその後は次回利上げがいつになるかの詮索が働くことになります。15日以降は調整局面が続くのではと想い描きます。高値掴みは避けたい。そして利食いを急ぎましょう。

世界の動向を見ると、ルペンリスクが後退しているようです。マクロン候補が第二回投票で優位にあるということで、極右候補の大統領選出とはならないとの現在の世論調査です。尤も世論調査には、Brexit、トランプ大統領と裏切続けられていることから信用はしない方が良いのではと思います。世の中の意見(庶民)が反映されているかどうか、難しいですね。五分五分の世論調査に向うと尚更ではないかと思います。10年仏国債0.95%と落ち着いている。米金利では私が注目している短期金利先物ユーロドル(3ヶ月物)12月限1.615%と1.50%を越えてからのスピードには勢いを感じられない。3月利上げは完全に織り込まれており、その先はまだまだ未定ではと思わせます。金相場は1,225ドル水準と魅力のない水準となっている。リスク回避志向でないと輝きを失っている。ドルインデックスは101.40水準と依然としてドル高トレンドの過程にあるようです。

ドル/円:イエレン議長はじめFRB高官は利上げに積極発言を連発しています。トランプ政権の反発を恐れているのか、市場関係者は素直に反応しなくなってきています。チャート的に見ると、ボリンジャーバンドの上限バンド(114.66)がレジスタンスになってきている。ムニューチン財務長官が今後どのような発言をするか、それとも本丸トランプ大統領の利上げに対する発言を警戒しているのではと推測します。ミドルバンドは113.15であり、この水準まで下げるのか注目したい。ストキャスティックスは高値圏から下方転換気配であり、この先下げることも予想される。今週前半は調整局面なのかもしれない。

ユーロ/ドル:ルペンリスクの交代、ウィルダースリスクは不透明。今週木曜日のECB定例理事会で、資産購入縮小の話が議題に上るか注目したい。ユーロ圏1月消費者物価指数1.8%前年比とECBインフレ目標の2%に近づいてきている。従来通りドイツ等北欧州とスペインは利上げしたい所の意見は出るのでしょう。チャート的に見ると、私の引いた平行線のトレンドラインの上のラインを見事に抜けてしまっている。現在はボリンジャーバンドのミドルバンド(1.0610)まで到達し、大きなトレンドを見極める90日移動平均線(1.0652)までつけるのか注目です。ストキャスティックスは上方基調であり、短期的にはもう少しユーロ高の相場が続くのではないかとファンダメンタルズから思っています。しかし私は依然としてユーロ安のビッグピクチャーを描いています。仮に上限バンド(1.0705)までつけ、ローソク足で上ヒゲが長くなる形状を確認することになれば、ユーロ売り仕掛けで良いと思って対応したい。

ポンド/ドル:スコットランド住民投票懸念からポンド安相場が続いているようです。こちらは5日移動平均線(1.2305)をレジスタンスにボリンジャーバンドの下限バンド(1.2276)方向に進んでいるようです。しかしローソク足が大きく下限バンドを下抜けし、下ヒゲが伸びる形状を見ると、そろそろポンド安相場が短期的には終了するのではと思わせます。しかし中期的にはポンド安相場が、Brexitリスクから続くのではないかと思います。

豪ドル/ドル:調整局面入りの豪ドルチャートと言えます。ドル高相場と中国経済巡行速度からの豪経済好調、そしてRBA現状維持の金融政策から豪ドル高の綱引き状態ではと思います。どちらの要素が強く働くかと言えます。シカゴ筋は先週火曜日時点で豪ドル・ネット・ロング51,915枚とロングポジションを積み上げている。利食い売りに走ると豪ドル安調整を強めます。現在はほぼコスト状態にあります。そこでフィボナッチ分析を12月中旬安値と2月下旬の高値の間で引きました。緑の3本の線はその指標です。当面は一番上にある38.2%戻し(0.7507)に注目します。ポジションがほとんどない状況にあれば、ここで止まります。FRB利上げ観測からドル高相場が続けば、豪ドル買いを控え、2番目の線の50%戻し(0.7440)水準まで下げるのかもしれません。落ちるナイフを拾うのは危険です。また明確に上昇トレンドを示すまで待つのか得策です。下段のストキャスティックスは下値圏にとどまる形状です。もう少し動きが明確になるまで待ちたい。

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NZD相場:こちらも調整局面のようです。豪ドル同様のチャートになっている。こちらは12月中旬安値と2月上旬高値の間でフィボナッチ分析すると、50%戻し(0.7103)を既に大きく下げ、61.8%戻し(0.7050)も下回っている。そうなると安値水準にまで下げる可能性は否定できません。ドル高相場の強い影響であるのでしょう。RBNZもRBA同様に中立的金融政策を続ける。ドル高相場がメインテーマであれば、NZD安相場が続く。しかしどこまで続くか。注意して見守りたい。こちらも落ちるナイフを拾うのは危険と言えます。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

Posted at 13時22分 パーマリンク


2017年03月02日(木)

3月利上げを織り込む短期金利先物利回り急上昇!

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Hola!
Qué tal!
Muy bien, gracias!
週末の散歩の中での写真を載せます。菜の花が次第に美しくなってきています。まだまだ少なく、その内に堤全体が黄色くなる日が楽しみとなります。今日は恵みに雨のようです。関東地方は2月ほとんど雨が降っていません。3月からは本格的春の季節となります。モグラがそろそろ活動的になる季節です。そう言えばいつも散歩する公園では道脇にモグラが掘り返した土が盛り上がっており、これも春を感じます。

Fed高官の発言、そしてトランプ大統領の無難な議会演説で、短期金利先物利回りが急騰しています。Fed高官の発言としては、Fedのオペレーションを担っているNY連銀ダドリー総裁が、Fairly soonとは近い将来を意味すると発言され、3月15日利上げを印象づけたようです。英文で見ると、Fairly soon means the relatively near future.と出ている。近いというよりも「相対的に近い将来」が正確であると思います。そして「The case for tightening monetary policy has become “a lot more compelling”.とも記述されている。つまり金融引き締め政策をする局面が非常に差し迫ってきている。としている。FRB議事録のfairly soonとダドリーNY連銀総裁の発言には極めて整合性があると言えます。その結果、短期金利先物ディーラーがいち早く動いてしまったと言えます。2月16日付当ブログに載せたチャートと同じ、シカゴ金融先物市場ユーロドル(3ヶ月物)12月限です。緑の線を前回同様に描きました。その水準に現在は位置します。98.385は利回りベースで1.615%です。ご覧の通り、今回の価格大幅下落(利回り急上昇)は異例と言えます。そして、これが15日に向けて1.75%方向に向かう動きになるのではと推測します。それは利上げが3月15日に行われると確信する市場参加者の心理を表現しています。そしてその後調整局面へと。こんなシナリオを描きます。この動きは階段を描くようなチャートにこの一年間はなると言えます。FRB幹部はフェッド・ファンド・レートが3年間をかけて4.00%前後の水準になるシナリオを描いている。その線で私たちもシナリオ立てをすることになります。それが為替市場でドル高を描くことになります。10年債利回り2.45%とまだまだ利上げを織り込む水準ではないのではと思います。こちらも3.00%方向に向うのではと推測します。それと量的緩和の終了観測と言う面では、最近ウォール・ストリート・ジャーナル紙には、債券購入の再投資を行わない観測が強まっていると書いています。現在のバランスシート4.5兆ドルを縮小するのではないかとの観測がもっぱらです。1.5兆ドルまで減らす思惑があるようです。4%のフェッド・ファンド・レートへの進行と、資産縮小を同時に進めるのが健全であると思います。今年はバランスシートの縮小は実施しないと言うWSJの観測記事を目にしましたが、あくまで観測記事、イエレン議長は次のFOMCで話し合うとも言っていますから、論議したこと自体が報道される。記者会見も行われる15日のFOMCには利上げと同時に会見内容に注目したい。トランプ大統領は無難な演説、トランプ節を封じた内容です。1兆ドルのインフラ投資が目立つ。そしてオバマケアについてそれに代わる医療保険制度を整備するつもりのようです。こちらもちょっと民主党への配慮ではないかと思います。株価も大幅上昇。本来共和党大統領のもとでは、経済界に優しい政策をとり、株価は上昇する傾向にあります。やっと本来の共和党政権下の市場環境になりそうですし、そうなることを期待します。

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株価上昇のもとの金融市場を見ましょう。私が注目する米1月PCEコアデフレーター1.7%前年比と、FRB議事録で謳っている2.0%に近づく方向になっている。金相場は1,250ドルの頭が重いと言えます。リスク志向が強まっており、リスク回避商品の上昇は望めない。中国の景況感が昨日の数字でも裏図けられており、商品相場、そして鉄鉱石価格は強い。その意味では豪ドルなどは高値圏を維持するのではと思います。ドルインデックスは101.90水準と想定通りドル上昇の動きの過程にあるようです。

ドル/円:10年日本国債0.06%と落ち着いている。日銀の金融緩和路線に変化はない。米サイドの要因に注意すればよい。つまりドル金利、特に私は先程述べたように短期金利の動きに注目します。チャート的には、ボリンジャーバンドのミドルバンド(113.06)をサポートに上限バンド(114.53)方向に向かうと言えます。ギャンスクエアでは116に非常に重要な節目があり、意識したい。ストキャスティックスは上方基調とまだ上昇余地を感じます。3月は彼岸までは円安・ドル高の相場と言う経験則がある。FOMCまではドル高相場、その後調整局面を描く相場ではとメインシナリオを立てます。丁度FOMC開催日にはオランダの総選挙が行われる。

ユーロ/ドル:今月のオランダリスク、来月からのルペンリスクを意識したユーロ安相場。そこにドル高相場。それを阻むのがECBの資産購入額がどのように変化して行くかに注目したい。3月末までは800億ユーロ毎月購入、4月から12月末までは600億ユーロ毎月購入するとなっている。その先どうなるのか。昨日の独2月消費者物価指数2.2%前年比とECBのインフレ目標を上回っている。今日発表のユーロ圏の数字は2.0%が予想となっている。まずは政策金利を引き上げる方向に検討が入るのかどうかに注視したい。今後2.5%方向に上昇すれば、一気に利上げ観測が盛り上がる。現在はそのような状況ではないと言えます。下記は日足チャートです。緑の平行線を参考にしたい。この平行線の範囲内で動くというのがメインシナリオ。ボリンジャーバンドのミドルバンド(1.0622)をレジスタンスに、下限バンド(1.0480)方向に向かうユーロ安相場を描きます。ストキャスティックスも中間圏から下方基調に向っており、まだ下値圏まで達していないことから、まだユーロ安相場が進むのではと思います。

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ポンド/ドル:こちらもドル高相場がポンド安相場を押し下げている。そして今月にも迫ったEU離脱正式通告と言うイベントを控えている。スコットランド住民投票が行われるのかどうかとのリスクも孕んでいる。5日移動平均線(1.2378)をレジスタンスに、現在はボリンジャーバンドの下限バンド(1.2321)を下抜けしている。ポンド安が過度に進んでいると言えます。戻ったとしても5日移動平均線で押し戻される。

豪ドル/ドル:これからはドル高相場の影響が強まるのではと言うのがアイディアです。しかし昨日の中国経済指標はどれも良い。資源価格の鉄鉱石価格のチャートを見ていても底堅い動きになっている。RBAは中立的な金融政策を今年中は貫くとのロウRBA総裁の発言もあるようです。但し為替についてはやはり豪ドル安の方が良いと発言されている。本邦投資家は比較的高い豪連邦債(現在10年2.83%)への投資意欲は強い。大きく豪ドルはドル高相場でも下げることはないのではと思います。ボリンジャーバンドの下限バンド(0.7626)が下値目安。大きく下回っても、ローソク足で下ヒゲが長く伸び、投資意欲が強いことを示すのではないかと思います。ストキャスティックスは底値圏に位置し、調整局面の最終段階ではと予感される。但しドル高相場は今回強いという不安材料が付きまとう。

NZD相場:こちらもドル高局面の調整局面が進む。ボリンジャーバンドの下限バンド(0.7109)が下値目安と言えます。こちらも中国頼みの経済、中国がくしゃみをすれば、NZは肺炎をするという経済構造と言えます。

Mucha suerte!

ケ・セラ・セラ

Posted at 14時26分 パーマリンク


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プロフィール

国際金融アナリスト

水谷文雄

スイス銀行(現UBS銀行)にて20年余に亘り外国為替及び金利・債券市場部門で活躍。1980年代の為替相場大変動期の為替市場を体験する数少ない為替ディーラー。ファンダメンタルズ分析、特に欧州諸国で強みを発揮し、テクニカル分析においても定評を得る。ほぼ全部門に精通する国際金融のプロフェッショナル。
プライベートではスペインとの関わりを深く持つ文化人でもあり、スペイン情報発信センターをインターネット上で主催。スペインと日本の文化・経済交流を夢見るロマンティストでもある。

活動状況・著書

スペイン情報発信センター
スペイン情報発信センター
スペインに関する様々な情報をコラムなどを交えながら紹介。

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