マーフィーの「日々是好日」
 

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2017年01月20日(金)

買えば下がる、売れば上がる!? [雑感]

昔、銀行で現役のインターバンクディーラーをやっていた当時、ディーラー仲間同士の会話の中で、こんなことを言い合っていたものです。

買えば下がる、
売れば上がる、
買おうと思って買わなければ上がる
売ろうと思って売らなければ下がる
何もしなければ上司に怒られる

全て、自嘲気味、自虐的な内容ですが、どれもこれもしっくりくるので、これぞ本当の「マーフィーの法則」かと思ったくらいです。

それにしても、相場というのは良く出来たもので、人の思っているのと逆方向に動きやすいのは確かです。ただ、だからこそ、「相場」だと言えるのでしょう。

誰もが簡単に予想出来れば「相場」にはなりません。大多数の人が予想出来ない動きをするからこそ「相場」だと言えましょう。

先ほどのフレーズはこんな風にも言い換えることが出来ます。

簡単に買える相場は上がらない
簡単に売れる相場は下がらない
買うのが難しい相場だからこそ上がる
売るのが難しい相場だからこそ下がる

これらは、日常、トレードをしていると、実感として湧くことばかりであり、皆様も体験されていることだと思います。相場は終わった後から振り返ると、何故こんなところで買った(売った)のだろうと思いがちです。

しかしながら、マーケットの真っ只中にいる時は、価格の推移が上記のように変遷していくものですから、人間の感覚からすると、相場は、ほとんどが自分の思惑や希望と逆の方向に推移しがちだということです。

結局、相場は大多数の人々の思惑と正反対に動くことが多いということです。つまりは、「人のゆく裏に道あり花の山」という相場格言はまさに言い得て妙ありだと言えましょう。

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Posted at 11時37分 パーマリンク


2017年01月16日(月)

メンタルコントロールについて [トレードの心得]

トレードしていて大事な点は、心を平静にして、マーケットを冷静に判断し、柔軟、かつ、臨機応変に対応出来ることです。

そんなこと言われなくても分かっていると仰る方もいらっしゃるかもしれませんし、また、自分ではその大切さは分かってはいても、実際にどのようにメンタルをコントロールしたら良いのか、簡単には分からないものです。

と言うのも、トレードしている時は、自分が自覚しているよりも遥かに熱くなっているものです。相場を見ているようで見ていないものなのです。収益を上げたいという情熱があるのは良いことですが、相場に向かって熱くなるようなことは避けたいところです。

日頃トレードしていて、パソコン上などで、価格ボード上でチカチカと価格が変化していくのにどうしても気を取られてしまいがちです。1ティック、2ティックの変化にあまりに神経質になってしまうと、肝心な相場の動きを把握することが出来なくなってしまいます。

特に、ポジションを持って、じっと価格ボードばかりを見ていると、自分のポジションの評価損益がやたらと気になり、トレンドがどうなっているのか等の重大ポイントの確認がおろそかになるという危険があります。

私などは、自分では比較的冷静、沈着な人間だと思っていますし、長年に亘ってトレードしてきて、少々のことでは驚かないぞ、と言える自信めいたものはあるのですが、それでも、実際問題、平日、マーケットがオープンしている時に気が付かなかった重要なポイントに週末になって初めて気付くこともあるのです。

私の場合で言うと、平日、マーケットが動いている時には、トレードしたり、レポートを書いたりして、それこそ、心が忙しい状態になっているわけです。忙しいの「忙」という字は、心を亡くすと書きますから、まさに当てはまっていると思っています。

もっと冷静になって相場を観測することが出来れば、あのような失敗はしなくて良かったのに、と思うこともあります。結局は、自分が意識しているよりも、無意識に自分を追い込んでしまっていることが意外と多いということです。マーケットの中では、自分を失ってしまわないように、出来るだけ冷静に自分を見つめ、感情をコントロールしていきたいものです。

ところで、1つ、心を平静に保つ方法として、終値で判断するという習慣を付けておくことは大事です。私の相場判断、トレード手法は、ほとんどが終値時点で判断することを基本としています。日足なら、NY終値時点、60分足なら毎時ちょうどの時点、5分足なら5分毎の時点となるわけです。

私の「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」による判断も、そのほとんどが終値時点で行うことになります。その分、リスク許容度を上げておく必要はありますが、最大のメリットは、相場の正しい判断を行えることはもちろんですが、心を動揺させないことです。

その点、「終値」を待つことさえ覚えておくだでも、かなり効果があります。早い話が、「終値」が確定するまでは、少しの間でもマーケットのことを忘れても良いくらいだからです。もっとも、1分足や5分足であれば、それほどの余裕がありますが、それでも、意外に時間はあるものです。

単に「心を平静に保ちましょう」「心の管理をしましょう」と口で言うだけでなく、具体的にどのように対処すれば、「心を平静に保ち正しく判断すること」が出来るかが重要だと思うのです。

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Posted at 21時56分 パーマリンク


2017年01月10日(火)

相場は分からなくてもOK!? [雑感]

あの一目均衡表の創始者である一目山人翁は、「相場というものは分からないものだという人は恐らく相場の真髄の分かった人でありましょう。」「もし、それを裏返せば、いつも相場は分かるという人は、あるいは、その時々の相場はわかるとしましても、相場そのものを分かっていない人ではないでしょうか。」(一目均衡表、完結編、P39)と仰っています。

相場を究め尽くした一目山人翁が仰る言葉だけに、意味は大変深いものと言えます。確かに、相場がいつも分かると言っている人がいるとすれば、それは相当に怪しい、疑われて当然と思っておいた方が無難かもしれません。

翁は、さらにこんな風に仰っています。「素人は儲けたことばかりを語り、玄人は損ばかりを語る。ことに玄人は儲けそこなったものまでも損したとして語る。そこが素人と玄人の根本的な違いである。」と。

ここで玄人や素人という区別は、プロの雇われトレーダーか個人投資家の違いという意味ではなく、投資経験がどの程度あって、収益をどの程度上げているかに依るものだと考えて良いと思います。事実、プロの雇われトレーダーにも多くの「素人」が存在し、個人投資家にも多くの「玄人」が存在しているからです。

確かに、相場で「常勝」というのは本来はなかなかあり得ない話であって、「常勝」を全面に出して誇大広告しているものは、「怪しい」と見なして良いと思います。「お金儲け」というのは、ほぼ万人に受ける、魅力的な言葉であるだけに、決して、だまされないように気を付けておく必要があります。

そもそも、「相場が分からない」ということは、すなわち、本当に相場が分かっているから言えることではないかと思います。分からないという点が何であるのかが分かることに意味があり、だからこそ、相場が分かるということです。実際の相場では、分からない時には、手を出すべきではないとも言えます。分からなかった相場に一筋の光が見えた時、相場に立ち向かっていけば良いということです。

より具体的に言うと、相場が往ったり来たり、保ち合い相場、膠着相場にある時は、分からないのが当然のことです。しかし、ある時、相場が放れるタイミングがあり、そのタイミング以降に、相場にトレンド性が生まれるとすれば、初めて、その相場の流れに乗っていけば良いということです。これが、つまり、相場は分からない時があって当然であり、逆に、その方が良いのだということの意味だと思います。

ところで、私は、自分の相場判断、トレード手法である「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」を用いることで、トレンド性に欠ける時とトレンド性の高まる時の区別、判断をすることに特に焦点を置いています。トレンドが発生するタイミングをどのように判断するかがトレード成功の秘訣だからです。

また、トレンド性のある相場からトレンド性に欠ける相場に変化するタイミングについても判断基準を設けています。そのことで、利が乗っている状況から変化するタイミングを把握することで、「めりはり」のついたトレードをするように心がけている次第です。

分かりやすい相場とそうでない相場の区別をすることは、イコール、トレンド性の強い相場とそうでない相場の区別と言い換えることも出来るわけで、この区別をどのようにして判断するかは最大の関心事となる、というわけです。

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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

活動状況・著書

Murphy's Blog
マーフィーの最強FX投資法を伝授
マーフィー最強スパンモデル
短期〜長期 初心者〜プロまで使える究極の実践的トレード手法
直伝!FX投資法
有料メルマガ&掲示板。実践トレード・コーチング。

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