マーフィーの「日々是好日」
 

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2016年07月30日(土)

相場には「初心者レベル」も「上級者レベル」もない(2) [雑感]

改めて申し上げますが、相場には、「初心者レベル」もなければ「上級者レベル」もありません。そして、その相場に立ち向かっていく為の「道具」である「テクニカル分析」についても、「初心者レベル」もなければ「上級者レベル」もないということです。少なくとも私はそう考えています。

かく言う私も、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」は「初心者から上級者まで使える・・・」などと言う表現をしたこともあり、偉そうなことは言えませんが、自分の「トレード技術」を紹介させて頂く時に、安易に、「初心者」「上級者」と言う言葉を使ったのは反省すべき点だと思っています。

前回の投稿で書いた、出版社の編集担当者とのお話の中で、私は、ぜひとも「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」を個人投資家にお勧めしてあげるべき、記事内容に含めて頂きたい進言したところ、編集者の方は、「初心者の方にはちょっと難しいのではないかと・・・」と仰いました。

そもそも、その編集者の方が、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」を理解しているわけでも、利用しているわけでもないので、かなり無責任なことを仰るという印象を受けたのですが、インタビュー中、ずっと違和感を覚えていたのは否めません。

編集者曰く、「ボリンジャーバンド」は紹介しても良いと思います、とのこと。私は、「スーパーボリンジャー」は見た目には、「ボリンジャーバンド」に「遅行スパン」を加えてものですから簡単ですよ、とご説明しました。もちろん、「スーパーボリンジャー」には多くの利用法があるのですが、1つ、「遅行スパン」だけをとっても、実に心強い「武器」となるわけです。

それこそ、「初心者」の方には、この「遅行スパン」のことだけでも、断片でも良いからご紹介すれば、どれほど多くの「初心者」の個人投資家が救われるのか、無駄に損失を出していた人をどれだけ助けることが出来るのか、と思った次第です。

極端なことを言うと、私は、初心者の方にとって、もっとも必要な「武器」「道具」は「トレンドライン」でもなければ、「移動平均線」でもない、この「遅行スパン」ではないかと思うぐらいです。「トレンドライン」は確かに一見簡単に見えるのかもしれません。しかしながら、果たして、「初心者」の方にとって、それほど役に立つものなのでしょうか?実際に「トレンドライン」を「マスター」して、収益に結びつけておられる個人投資家はどれほどいらっしゃるのでしょうか?私には甚だ疑問です。

それよりも、「遅行スパン」を覚える方が遥かに効率的であり、有益であると思うのです。そもそも、チャート上にラインを引く手間も時間もかかりませんし、ただチャートを「見て、知る」だけで良いわけです。

「遅行スパン」は相場の基調を教えてくれるものですから、知って、理解して、使えるようになれば、これほど、心強いものはありません。皆様の長い投資人生の中で、大変に頼りになる「味方」となってくれることでしょう。私が、こと、「初心者」と言われている個人投資家の皆さまには、自信を持ってお勧めする「テクニカル分析」なのです。(正直言うと、私自身、「テクニカル分析」と言う範疇では説明したくないのですが・・・)

このように考えてくると、多くの個人投資家に対して情報を発しているサイド(側)には実に多くの問題、そして、課題があると思います。本当に投資を理解している人が書いているのか、本当に収益を上げるトレードをしている人が投資関連記事を書いているのかどうかということ。

果たして、「ファンダメンタルズ分析」に基づいてトレードしている方はどれほど収益を上げているのかも疑問です。また、「テクニカル分析」に基づいてトレードしていると言う人でも、どこまで信頼出来るのか、やはり大いに疑問です。そもそも、相場で収益を残そうと思うと、「あれもこれも」では難しいです。すなわち、「あれか、これか」と言う風に、自分のスタイルが確立したものでなければならないということです。

しかし、「あれか、これか」をいきなりFXを始めて間もない方や、「初心者」の方にアドバイしても、逆に迷惑かもしれません。と言うのも、「あれか、これか」を選択する時間もなければ余裕もないからです。

それだけに、出版社の企画によるFX関連の記事の作成に当たっては、個人投資家の皆さまにお役に立てる貴重なチャンスでもあると考えました。結果的には、世に溢れているFX関連記事とあまり程度の差がない内容となったかもしれないのは残念なのですが、改めて、投資関連の出版界での実態、実情を知り、理解する良い機会であったと思った次第です。

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2016年07月26日(火)

相場には「初心者レベル」も「上級者レベル」もない(1) [雑感]

これは、以前、ある出版社にてインタビューを受けた時の話です。近々発売になるFX関連の特集についての話をして欲しいとの依頼があって出向いたのですが、改めて、株式も同様なのでしょうが、FX関連の投資情報がかなり歪んだ格好で個人投資家のところに伝わっている実情を知った次第です。

「歪んだ」と言っても、決して、雑誌社の編集担当者が悪いわけではないのです。別に、編集者がわざと偏った記事内容にしているわけではないのだと思います。この時も、インタビューの開口一番、初心者向けの特集記事を組むに当たって、ぜひ、初心者に分かりやすい内容にしたいと思いますので宜しくお願いします、とのこと。そして、また、初心者に分かりやすいテクニカル分析をご紹介願いたいとの先方の要望を聞かされました。例えば、「トレンドライン」「移動平均線」は含めたいとのお話があったのです。

ここで気になったのが、「初心者に分かりやすい」という言葉です。確かに、編集者の方が言わんとしていた意図は分かりました。要するに、FXの世界に入って間もない個人投資家にとって少しでも分かりやすいテクニカル分析を説明する内容にしたいということです。

改めて私が考えたことは、相場とは、そもそも「初心者向けの相場」があるわけではないということです。よく、初心者向けとか、中級者向けとか、さらには上級者向けという表現をする人がいますが、かなり、個人投資家を馬鹿にした表現だと思います。大体が、個人投資家イコール初心者であるという発想もおかしいです。

個人投資家の中には、コンスタントに生涯収益を残している人もいれば、プロと言われる雇われディーラーの中にも「初心者レベル」のディーラーが多いのも実情だからです。基本的なことを言うと、そもそも、相場そのものに、初心者レベル、中級者レベル、上級者レベルなどないということです。

と言うわけで、相場で収益を残せる方法について語る時に、「初心者用のテクニカル分析」という発想自体に違和感を覚えるのです。収益を残せるかどうかについて語る時は、初心者でもなく、中級者でもなく、上級者でもないということです。何故なら、相場に初級、中級、上級などのランク分けなどないからです。従って、本来、テクニカル分析を、初級、中級、上級などのランクで分けること自体の目的にあまり意味がないということです。

例えば、「移動平均線」というテクニカル分析が「分かりやすい」からと言う理由で、初心者レベルというものではありません。単に2本の移動平均線を表示させて、2本の移動平均線が交差するタイミングを、ゴールデンクロスだとか、デッドクロスとして売買の判断に使うのはお勧めしません。解説するのが簡単だから初心者レベルというのは、全く論点が外れてしまっているとか言いようがありません。

つまり、「移動平均線」1つとっても、使い方は様々なわけです。早い話が、移動平均線とは、私の「スーパーボリンジャー」のセンターラインのことでもあります。そして、このセンターライン自体、実に重要なラインなのです。実勢レベルローソク足終値がセンターラインの上に位置しているのか、それとも下に位置しているのかは重要なポイントです。さらに、このセンターラインの向きも重要なチェックポイントです。

私の「スーパーボリンジャー」では、遅行スパンがこの辺りの分析を行う上で重要な役割を果たしてくれます。また、移動平均線のパラメータにどの数値を利用するかも重要なテーマです。パラメータを変更させることで、その時の相場のリズムに適ったサポートやレジスタンスラインを探し出すことが出来るからです。いずれにしても、「移動平均線」1つとっても、実に様々な利用法があるわけです。その意味では、あるテクニカル分析の利用法についての「初心者レベル」や「上級者レベル」というのは存在すると思います。

繰り返しになりますが、初心者の相場がなければ、上級者の相場など存在しないのです。相場は世界中の誰もがエントリー出来るものです。クラス分けもなければ、ハンディキャップも与えてもらえません。まさに「バトルロイヤル」です。このように表現すると、「戦う」というイメージがどうしても生じてしまいますが、印象としてはそのようなものと捉えるのが確かに分かりやすいかもしれません。

相場そのものは、決して優しい相手ではありません。大きな恐竜のようなものと言っても良いかもしれません。この「恐竜」に立ち向かうにあたり、自分は初心者だからと言って、手加減してもらえるものではありません。相手である「恐竜」は容赦なしに、こちらが「初心者」であろうと、「上級者」であろうと、立ち向かってくるわけです。

ですから、こちらは、最低限度の「武装」をしておかねばならないわけです。また、悪くとも自分の身を守れる程度の「武器」を持っておかねばならないわけです。そうでない限りは、「参戦」してはいけないということになります。言い換えると、自分は「初心者」だから、相手はこちらを優しくしてくてるわけでもなく、手加減してくれるものではない以上は、相手に向かっていっては危険極まりないということです。(続く)

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2016年07月23日(土)

過去の失敗から学んだ教訓を1つ [雑感]

かつて、私が米大手商業銀行シティバンクに在籍していた当時のことです。シティバンク東京支店は、東京外国為替市場において、外銀トップレベルの存在感を有していました。その為、外国為替部門の責任者の立場は必然的に大きなものとなっていました。

当時(1990年代前半から半ば)、シティバンクの外国為替部長という立場にあった私は、東京支店のトレーディング部門を引っ張っていました。米系銀行のトップに位置する銀行であった上、外国為替相場が大きく動いており、取引先の企業も外国為替を大規模に頻繁に取引するところも多かった時期のことです。市場動向を探ろうと、マスコミも躍起になって、私の元に取材に訪れていました。

各大手新聞社、テレビ、ラジオ、通信社はもちろん、財務省(当時は、大蔵省)、さらには、米国大使館からのコンタクトもありました。個人的には、超多忙であったにも拘わらず、広報部からの執拗な依頼もあり、それぞれのメディアに対して、「しぶしぶ」丁寧に対応していました。

そして、必然的に私に浴びせられたインタビューの多くは「相場はどうなっていますか?」と、「相場は今後どうなりますか?」の類でした。前者に対する回答は、特段、問題はないのですが、後者に対する回答は難題を含んでいました。

と言うのも、マスコミに向かって行う自分の発言は、そのまま音声、画像になり、新聞記事になり、世間に広まっていきます。そして、自分から出た発言等に、自分自身が影響を受けるという事態に陥る傾向があったのです。

例えば、大々的にドル円相場が下がるとの予想をメディアに出したとします。当然のことながら、周りの人々、自分の部下、多くのお客様は、私がドルに対してベア(弱気)であると考えます。もちろん、私自身が心の底からそのような相場観を持っていれば問題は生じないのですが、突然、何らかの理由で自分の相場観が変化したとします。

そんな時に、臨機応変に自分の相場観を変更出来るか、さらには、自分の持っているポジションを即座に調整することが出来るのかとなると、どうしても心に葛藤が生じるという現実問題に直面したわけです。そうなると、相場の神様は、人間の弱さを衝いてきます。相場はタイミングが全てと言いますから、ちょっとした遅れが大きな損失につながってしまうわけです。

本来、トレーダーという「人種」は、自分の相場観に固執してはいけません。まさに、私が大好きな言葉「任運自在」(運びに任せて自由にある)の境地に、常にあらねばならないわけです。それにも拘らず、自分自身が発した相場観に自分が影響を受けるなどという、あるまじき事態は絶対に避けなければならないと頭では重々分かっていながら、単純に行動出来ない自分を振り返った時、実に情けない気持ちになったものです。もちろん、いつもそういうわけではなかったわけですが、往々にして、そういう事態に陥ったことがあるのは認めざるを得ません。

そんな時に、自分がマスコミに出なければならなかったことで決して他人を責めてはいけない、全ては自分の責任であること、その上で、自分が出来る限りのベストの言動をとらねばならないということ痛感した次第です。

こんな実体験があったからこそ、その後の自分は、相場を極めるべく、邁進したような気がします。如何にして、相場を客観的に分析、判断し、淡々とトレードする能力を身に付けるか、そして、その為に必要な知識、技術と何であるのかをテーマに一心に取り組んできたつもりです。

相場の世界に「三猿」という有名な格言があります。「見ざる、聞かざる、言わざる」です。つまり、何か好材料を見ても浮かれたり、悪材料を聞いても弱気になったりしてはいけない、また、そう言ったことを人に話してもいけない、ただ人の心を迷わせるからだ、という意味合いの言葉です。

この中でも、とりわけ、「言わざる」と言う部分が、今回取り上げている私の失敗談に関係するものですが、つまりは、自分の相場見通しを人に語らないものだということ、つまりは、周りの人に語ると、その見通し自体に自分が縛られてしまい、臨機応変の対応がとれなくなるからだということです。

それでも、立場上、相場観について何らかの言葉を発しなければならない時もあります。それでも、その自分が発した言葉に左右、影響されず、相場を冷静、沈着に判断し、淡々と自分の信念、すなわち、自分の「トレードルール」に則って行動出来るよう、修業を積んできたつもりです。兎にも角にも、相場に精神面でも鍛えてもらってきた、そんな気がしています。

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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

活動状況・著書

Murphy's Blog
マーフィーの最強FX投資法を伝授
マーフィー最強スパンモデル
短期〜長期 初心者〜プロまで使える究極の実践的トレード手法
直伝!FX投資法
有料メルマガ&掲示板。実践トレード・コーチング。

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