マーフィーの「日々是好日」
 

2011年04月12日(火)

ここ最近の相場の勢い(モメンタム)について [相場分析]

この最近のドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円等々は、3月17日に安値を付けた後、ほぼ一本調子に上昇してきました。まさに勢い(モメンタム)の強い相場展開が続いてきたわけです。

後から見ると、こんなに一方通行に上昇トレンドが生じたのだから儲かって当たり前と考えてしまいそうですが、実際には、そう簡単なことではないです。

相場がトレンドに乗ったかどうかの判断すら簡単ではありませんが、仮にトレンドに乗ったと判断出来ても、どこまでトレンドが継続するのかを見定め、そのトレンドに乗り続けるのは至難の業とも言えます。

私は、この相場のトレンドの方向性に加えて、トレンドの勢いの度合いを計る為の道具として、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」を利用しています。

例えば、「スパンモデル」では、上昇なら青色ゾーンが出現する、下降なら赤色ゾーンが出現します。そして、巡航速度の上昇相場であれば、実勢レベルが青色ゾーンの上限に支えられる格好で続伸していきます。一方、巡航速度の下降相場であれば、実勢レベルが赤色ゾーンの下限に抑えられながら続落していきます。

そして、相場の勢い(モメンタム)を計る為に、「スパンモデル」の時間軸を変更しながら、その時の相場の勢いに出来るだけ合致した時間軸の「スパンモデル」を探します。勢い(モメンタム)に合致することの意味は、上昇相場であれば、実勢レベル終値が「スパンモデル」のサポートゾーン上限ラインから大きく離れず、接近したり、離れたりしがら続伸していくことです。ちょうど、「タッチアンドゴー」と言って、飛行機が滑走路に接触しては飛び上がることを繰り返すようなものです。

このような動きをしている時、相場は、その時間軸の「スパンモデル」と「友達になっている」「リズムを合わせて推移している」といった風に判断します。つまりは、相場の勢い(モメンタム)に合致した、相応しい時間軸の「スパンモデル」だということです。

この相応しい「スパンモデル」を見出したならば、後は、実勢レベル終値が「スパンモデル」の上限ライン(上昇相場の場合)を割り込むことなく続伸し続けるかをチェックするだけで良いわけです。

尚、日中トレード(デイトレード)なので、極めて短時間に急激に推移する相場には、1分足や5分足スパンモデルを、日中トレードでも、ゆったりとした勢いの相場には、30分足や60分足スパンモデルを、スイングトレードなどでは、4時間足スパンモデルを、さらには日足スパンモデルなどを利用することで、相場の勢い(モメンタム)を計りながらその時のトレンドに乗り続けることが出来るわけです。

尚、下記に添付のチャートは、ユーロ円相場の4時間足のスパンモデルです。過去2週間に亘って「相応しい時間軸のスパンモデル」であった4時間足スパンモデルですが、ここにきて変化の兆しが見られます。つまり、実勢レベルがサポートゾーン上限ラインを下回る動きをしていることです。もっとも、遅行スパンはローソク足にぶつかっており、サポートに直面しています。まさに、ブル・ベアの分岐点に位置していると言えそうです。ここしばらくは特に動きを注視する必要がありそうです。

画像(500x309)・拡大画像(703x435)

ユーロ円4時間足スパンモデル



Posted at 10時58分


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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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