マーフィーの「日々是好日」
 

2014年09月17日(水)

私自身の性格とトレードスタイル [雑感]

私は、マーケットの世界に入って今年で30年目を迎えましたが、長いトレーダー人生の中で、何度も自分自身という人間を振り返ってきました。そして、自分の性格を分析してみて思ったのは、トレードに関しては短気、そして頑固であることが分かったのです。どちらもトレーダーとして成功するには大きな障害となる性格だと自己認識しました。自分の生来の性格ですから、そう簡単に変えることも出来ないと観念したのですが、トレードを行う上で何とかしなければならないと思ったのです。

まず、頑固さに関してですが、相場では、自分の相場観に執着するのは極めて危険です。それは、マーケットの流れが既に変わっているにも拘らず、いつまでも自分の相場観に執着してしまうからです。「執着心」は仏教の世界でも戒めていますが、相場の世界に持ち込むと、とんでもないことになります。

ところで、私の場合、相場の世界に入った当初は、「ファンダメンタルズ」の勉強に時間を費やしました。当時の邦銀のディーリングルームには、そういうムードがあったからです。しかしながら、対マスコミのインタビューやレポート作成で約立った以外は、実際のトレードでは、ほとんど恩恵にあやかった記憶はありません。むしろ、弊害となったことも多かったのです。

つまり、ファンダメンタルズに拘ると、相場観をすぐに変化させることは出来ません。その為、ある相場観に固執する結果となり、評価損を抱えたポジションを持ち続ける結果となったのです。これはいけないと判断し、自分の相場分析を「ファンダメンタルズ」中心から「テクニカル」中心に移していったのです。

ですから、私の場合は、どちらの分析手法が正しい云々というよりも、自分の性格を判断して、どちらがより自分に適っているかを考えた結果だというのが正直なところです。おかげで、「テクニカル分析」に焦点を移したお陰で、相場の流れの変化により早くついていくことが出来るようになりました。

しかし、それでも、収益に対する貪欲さが裏目に出て、早めにポジションを取ってしまうという短気な性格が裏目に出る場面は相変わらず多いことに気づきました。そこで、同じテクニカル分析でも、何とかこの自分の性格を全面に出さないようにして、的確なタイミングで
エントリーや手仕舞いを行える手法はないものかと日夜考えるようになりました。

確かに、相場は、「タイミングが全て」と言っても過言ではなく、相場観が正しくても、結果が今一歩であることは頻繁にある話なのです。そうして、行き着いたのが、「時間分析」であり、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」であったわけです。

振りかえってみて、私は、一見すると、「ディーラーとしては穏やかな人間」と言われたケースが多かったように記憶しています。しかし、その頃を思い出すと、実際は全く穏やかどころではなく、心の中では、葛藤を繰り返していたのです。そしてストレスを抱えていたのです。

もっとも、相場が好きでたまらない人間であったことだけは事実です。さらに言うと、相場の世界で生きている友人、先輩が好きだったのです。だから、決して、辞めたいとか、逃げ出したいとは思いませんでした。元はと言えば、そもそも、相場を続けたい一心で、せっかく就職した日本の銀行を辞めて外資系銀行に移籍したのです。

どうも、自分と言う人間は、心の底に願望実現に向けての強い意志をもっているようです。だから、人生を振り返って、周りから見て意外性のある行動(!?)をとってきたようにも思います。短気であり、頑固であるという性格は今も変わりませんが、一見してそういう印象を持たれないのは、相場の世界で長くやりたいと思って精進してきたお陰かもしれません。もっとも、私をよく知っている人は私の生来の性格を完璧に見抜いているかもしれませんが・・・。

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Posted at 15時29分


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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

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