マーフィーの「日々是好日」
 

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2017年03月22日(水)

「逆境に耐える」より「順境に耐える」ほうが難しい [トレードの心得]

ここで言う「逆境」とは、トレードしていて、相場が自分の思惑と違った方向に推移し、自分のポジションが評価損を抱えている状態を指します。

一方、「順境」とは、トレードしていて、相場が自分の思惑通りの展開となり、自分のポジションが評価益を抱えている状態を指します。

さて、一般的に言って、相場は難儀なものですから、往々にして、「逆境」に耐える場面が多く、その間の時間も長くなる傾向があります。恐らく、この点に関しては、読者の方の中でもあまり異論はないことと思います。

そんな「逆境」の時、よく使う表現として、「布団をかぶって寝ている」というのがあります。つまり、評価損を抱えたまま、知らぬ振りをして、ただ耐え忍ぶということを意味します。

このようなスタンスは望ましくはないのですが、世の中では比較的多く見られる光景ではあります。そして、実は、安易に「逆境に耐える」ことを意識するしないにかかわらず行ってしまっているようです。

その一方で、「順境に耐える」とは、まさしく、利益が乗っている状態で利食いを行わず、耐え忍ぶことを指します。評価益を失うことに対する恐れは多分にあるのが人間の煩悩ですが、それに対抗して、利益を最大限にまで伸ばそうと耐えるわけです。

実は、この「順境に耐える」ことは、「逆境に耐える」ことより遥かに難しいことです。すなわち、利益を伸ばすことの方が、評価損を抱え続けるより難しい行動だということです。

同じく無作為の行動でも、評価損を抱えてじっとしているより、評価益を抱えてじっと耐え忍ぶことの方が、遥かに勇気が要るということです。

我慢して「評価損」の状態を我慢し、耐え忍ぶことは、決して推奨されることではなく、何ら自慢出来ることではないということであり、極力避けなければならないということです。

結局、「利大損小」(利益が大きく損失が小さい)を目指すのが良いとは分かっていても、現実的には如何に難しいかが分かります。だからこそ、相場とは人間の煩悩に挑むものだとも考えられるわけです。と言うわけで、トレードとは、相場と戦うのではなく、自分と戦うのだと言う認識が大切だと思う次第です。

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2017年02月28日(火)

迷ったらポジションを減らすにかぎる [トレードの心得]

トレードをしていて苦しかったり、迷ったりする時は誰にでもあります。考えた挙句にようやくポジションを持った途端にアゲンスト(逆方向)に向かうことは決して珍しいことではありません。

相場が自分のポジションの方向と逆方向にどんどん推移、展開していくと、よほど、鈍感な人でもない限り、内心穏やかなならぬ精神状態になってしまいます。

そして、「山っ気」のある人は俗に言うナンピンを入れて、さらにポジションを増やしてしまいます。ナンピン全てが悪いわけではなく、ただ闇雲に行うナンピンによって、さらに危険な状態に陥ってしまいます。

こうなると、大抵の場合、精神的にコントロール不能となってしまい、さらにアゲンストに推移する相場を茫然自失で眺めているだけの状態になってしまいます。そして、自分の保証金の額は必要保証金に足りているのかどうか、マージンコールがかからないかどうか、ロスカットレベルがヒットしないかどうか等々を、ただ受動的に見ているだけになってしまいます。

そのような状態にならないように、普段から資金管理、ポジション管理をしっかりと行うことが大切なのは当然なのですが、もし、仮に、こうなった時に、お勧めすることは、まずは、ポジションを減らすことです。

いきなり全てのポジションをカットするとなると、精神状態からして、それこそ、ド高値、ド安値でカットしかねませんので、せめて一部、4分の1なり3分の1だけでもポジションカットしてみるのです。

すると、不思議なほど、心が冷静になることが分かります。そして、自分の行動を客観的に判断出来るようになります。そうすると、相場を改めて沈着に観察することが出来、その結果、自分の判断が間違っていたと気付けば、残りのポジションを手仕舞するなり、調整するなり、つまりは、ポジション管理をすることが出来るようになるわけです。

私も過去に何度も経験があるのですが、パンパンのポジション(限度額一杯のポジション)を持った時は、あまり上手くいかないものです。そんな時は、ポジションを減らしてみることで、その後の展開が好転したのをよく覚えています。きっと相場の神様が許してくれたのかなと内心思ったことは何度もあります。

また、こんな方法もあります。それは自分の腐ったポジションの一部でもマーケットに「生贄(いけにえ)」として捧げる感覚で、ロスカットするのです。すると、それをきっかけに相場の流れを読みやすくなることがあります。そして、不思議と、残りのポジションが花開くかのように、相場展開が自分に有利に推移することがあるのです。

いずれにしても、ポジションを減らすことで、自分の精神状態をコントロールすることが出来るようになり、冷静になって、客観的な判断が行えるようになるという大きなメリットがあります。このように、トレードにおいて、精神管理は、大変に大きな要素だということです。

今現在の相場、そして、それに対する自分のポジションは、自分の心を映していると言っても過言ではなさそうです。相場の奥深さを痛感する毎日です。

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2017年02月14日(火)

自分に適ったトレードスタイルを持とう!! [トレードの心得]

これは当たり前のことではありますが、人それぞれ、自分に合った投資スタイルがあるということです。

1日にほんの僅かしかマーケットをウォッチ出来ない人は、デイトレードは出来ませんし、四六時中マーケットを見ている人にとって、日足ベースでのトレードは相応しくありません。また、ハイレバレッジでポジションを取りたい人には、日足ベースのトレードは難しいです。リスク許容度の低い人が日足ベースでトレードするのも困難と言えます。さらに、気が短い人が中長期ポジションを持つことは危険です。

尚、勘違されないようにお願いしたいのですが、デイトレードだからと言って、相場に張り付く必要は必ずしもありません。比較的長めの時間軸、たとえば、60分足や4時間足を見ながら、ゆったりデイトレードを行うことは充分に可能です。ただ、大事なことは、レバレッジを上げたいのであれば、5分足や1分足の方がはるかに安全であり、効果的ということです。もちろん、大前提として、正しいトレード技術を持っていることは必須ですが・・・。

このように、人それぞれ、置かれたトレード環境(時間、資金量、リスク許容度等々)に従って、自分に適った投資スタイルを選択しない限りは、収益につながるトレードを実現することは難しいです。

ただ、現実問題として、自分が置かれたトレード環境については、本人はあまり自覚していないケースがあることです。あまり売ったり買ったりするのが苦手な人が、日中に四六時中、1分足や5分足でマーケットを追い続けていると、トレードが上手くいくわけがありません。やはり、せめて60分足などを用いて、ゆったりと相場を追うのが適していると考えられます。

ところで、私が主宰しているコーチング掲示板では、「質疑応答コーナー」があり、毎日、朝から晩まで、トレードに関して様々なご質問を頂戴します。掲示板では、会員さんが全員閲覧可能ですので、互いに共有して頂いて、自分のトレードに役立ててもらっています。

面白いもので、ある会員さんが質問されることが、自分に当てはまっていると感じる会員さんも多く、その意味で、掲示板の共有閲覧は有益だと思っています。つまり、本来はコーチングを受けて初めて分かることでも、普段、自分は理解していると勘違いしてしまっていることが多いようです。すなわち、誰しも、自分のことが一番分かっていないケースが意外と多いのだということです。

いずれにせよ、自分に合ったトレードスタイルに早く気付き、大事な自己資金を有効に活用することが大事です。さもないと、ようやくトレードが何たるかを理解した時には、もはや資金が枯渇していたことになりかねないからです。

まずは、自分という人間を理解すること、そして、自分が置かれたトレード環境をじっくりと見直し、判断し、その上で、自分のトレードスタイルを構築することが大切だということです。その為の一助になれるよう、私は、自分の経験も踏まえ、また、自分の「投資技術」を、自分が主宰する掲示板を主たるベースにして、皆様に分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。

そして、皆様が、世の中に溢れる情報に振り回されることなく、自らの尺度で相場を判断する能力を身に付けて頂ければ、これほど嬉しいことはありません。

「相場はタイミングが命」です。しかるべきタイミングにエントリーし、しかるべきタイミングに手仕舞いすることがトレードの基本です。このタイミングを自分の目や頭で判断する力を付けるかどうかが成功するかどうかの決定的な違いです。

他人から相場観を聞いて相場に入っていって収益を上げることが出来るほど相場は甘いものではありません。結局のところ、頼るのは自分だけです。その自分をしっかりと守ってあげることが大事なわけです。その為にも、自分に適った投資スタイルを選ぶことが大切だということです。

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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

活動状況・著書

Murphy's Blog
マーフィーの最強FX投資法を伝授
マーフィー最強スパンモデル
短期〜長期 初心者〜プロまで使える究極の実践的トレード手法
直伝!FX投資法
有料メルマガ&掲示板。実践トレード・コーチング。

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