マーフィーの「日々是好日」
 

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2015年06月04日(木)

「ころころ」変化する市場センチメント [トレードの心得]

それにしても、市場のセンチメントというものは、どうしてこのように「ころころ」変化するのでしょうか?「ファンダメンタルズ」に注目してトレードしていると、米国経済指標の「良し、悪し」やその他、要人発言にまさに「一喜一憂」しなければなりません。

よくあることですが、株式市場関係者からは、為替がドル高円安だから株価堅調であるとの見解が聞こえる一方で、為替市場関係者からは、株式が堅調だからドル円、クロス円相場が堅調という見解が聞こえてきます。これでは、まさに、「にわとりと卵」の話になってしまいます。

そもそも、「買い材料」と「売り材料」は無数に存在しています。さらに、同じ「材料」が、ある時は「買い要因」となったり、ある時は「売り要因」になったりするのが実際のマー
ケットです。かなり強引ですが、以下のように表現することも可能です。

すなわち、上昇相場では、「買い材料」が重視され、「売り材料」が軽視される一方で、下落相場では、「売り材料」が重視され、「買い材料」が軽視される傾向にあります。加えて、不思議と、終わった相場に対して、いかようにでも解説が出来てしまうのが怖いところです。それだけに、マーケットにどっぷりと浸かってしまうと、本当に前が見えなくなるどころか、現在すら見えない状態に陥るのです。

私がいつも申し上げていることは「相場を予想してはいけない」ということです。指標発表後に相場がどう動くか分からないのに、どうして、1週間先や1か月先の相場を予想することが出来るのでしょうか?

もっとも、この点に関して、私は、時間分析を重視しています。時間分析を行うことで、何日後に時間の節目を迎えるので、その時点で、相場が「変化」する可能性が高まると予測します。「変化」というのは、相場が同一方向に加速することもありますが、転換するケースが多いと経験則から考えています。経験則と言ってしまうと、確率論の世界の話になりますが、マネーマネジメント、リスクコントロールさえしっかりやっておけば、確率論の世界で勝負出来るのはありがたい話ではあります。

要するに、私の場合は、時間分析によって、いつ頃マーケットが転換するかもしれないと「予測」はしますが、先行きの相場が上がるとか下がると「予想する」ことは、とても恐ろしくて出来ないのが正直なところなのです。

ところで、先ほど、マーケットにどっぷり浸かると、前が見えないどころか、現在すら見えなくなるという話をしましたが、誤幣がないように言っておきますと、マーケットを正しく見ることが出来る限りは、どっぷり浸かることは決して問題ではありません。実際のところ、「マーケットを正しく見る」ことは実に難しいことかもしれません。

と言うのも、マーケットに参加していると、ありとあらゆる情報が入ってきます。これだけのIT社会ですし、プロが見ている金融マーケット情報でさえ、ほぼリアルタイムで個人投資家でも手にすることが出来るわけです。

ですから、それら情報を見たり聞いたりしてしまっている以上、それに基づいたトレードに関する自身の判断がどうしても実際のマーケットの動きより遅れ気味になってしまうのはある意味仕方のないことかもしれません。

本当はマーケットの動きに従って、上昇時にはロングポジションで、下落時にはショートポジションで「すいすい」とマーケットの流れに乗っていきたいところですが、現実は、「言うは易しで、行うは難し」です。

その理由は、私なりの考えによりますと、マーケットに対するアプローチが間違っているからだと思います。思うに、マーケットの先行きをあれこれ案ずるよりも、今現在のマーケットを見て、買いが優勢なのか、売りが優勢なのかだけを瞬時に判断出来るかどうかさえ出来れば充分なのです。

買いが優勢であると判断されるならば、ロングポジションをどのように取るか、売りが優勢であればショートポジションをどのように取るかという「マネーマネジメント」、「リスクマネジメント」だけの話となっていくわけです。

とどのつまり、この「買いが優勢」「売りが優勢」かの判断基準を与えてくれるのが、「トレード技術」だということです。「買いが優勢なのか、売りが優勢なのか」さえ分かれば、かなりの程度、それで十分だと思っておくぐらいで丁度良いと思えるのです。

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2015年05月31日(日)

ロマンを感じる「相場のフラクタル的視点」 [相場学]

1970年代、エール大学の数学教授であったベノワ・マンデルブロが、自然界のあらゆるものを形成している根底にある構造を探る方法を発見しました。あらゆるものに含まれる構造とは、ある種のパターンであり、そのパターンの中にさらに同様のパターンが存在しているというものです。マンデルブロは、この発見方法を「フラクタル幾何学」と名付けました。

この「フラクタル」は相場の世界にも当てはまります。例えば、ドル円相場のチャートを見た時に、いきなり見せられただけでは、日足なのか、週足なのか、それとも、60分足なのか分かりません。要するに、月足チャートの中に見られるパターンが週足チャートの中に、さらに、日足チャート、60分足チャート、5足チャート等々に見られるということです。

時間軸を変更させることで、異なる時間軸のチャートの中に、一種の「相似性」が存在するというものです。チャートの動きというのは、「波動」でもあるわけで、この波動なるものが、様々な時間軸において同様のパターンとして出現するという現象があるわけです。

そして、「波動」には、「時間」なるものが関わってきます。ある一定の時間を経ながら、ある波動から次なる波動に変化していくわけです。そして、この時間のリズムなり、波動の形状には、あるパターンが存在しているというものです。相場をやっている人が、たまに「パターン研究」と言う言葉を口にすることがありますが、実はこの「フラクタル」と関わりがあることが想像つきます。

そう言えば、動物的嗅覚の持ち主と言っても良いぐらいの究極の相場観をお持ちの、あのチャーリー中山氏も、「パターン研究」をされていると仰っていたのを思い出します。とにもかくにも、この自然界に遍く存在している「フラクタル」を相場の世界に適用させて相場の方向性を読み解くことに大いなるロマンを感じます。

一寸先は闇であるはずの相場が、「ある法則性」をもって目の前に出現するわけですから、これほどスリリングなものはありません。そう言えば、「黄金分割」「黄金比」も、この自然界を支配している「パターン」です。何故、0.618倍なのか、0.382倍なのか、理屈では計れない世界がこの自然界には存在しているのは事実です。

この「黄金分割」「黄金比」と「フラクタル」を統合させることが出来れば、このカオス(混沌)とも言うべき相場の世界を支配している「法則性」「ルール」がもっと見えてくるかもしれないとの前提に立って、相場と対峙することに大いに意義を感じる次第です。

そして、実は、私の相場判断でありトレード手法の3本柱である「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」「アクティベート時間分析」は全て、この「フラクタル」の考え方をベースに成り立っているものです。相場は本当に奥深いというか、まさに自然界の現象そのものだと言えそうです。

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2015年05月25日(月)

トレードに際しての「心のあり方」について [トレードの心得]

私達人間は、外部の世界で起こっているもの全て、何もかもを認識出来るほどの力を持ち合わせていないのが普通です。そして、現実問題、私達は自分が見たいものだけを見る習性があります。意識的にせよ、無意識的にせよ、取捨選択して、物事を見ようしているのが私達人間なのです。つまりは、自分が目を向けるのは自分にとって重要なものだけです。このことは簡単なテストを行うことでも実証出来ます。

例えば、目を閉じて、今自分がいる空間(部屋、電車内等々)の中で青色の物を幾つ思い出すことが出来るでしょうか?恐らく、なかなか思い出せないものです。しかしながら、青色の物を意識しようとした上で改めて目を開けると一瞬にして青色の物が目に飛び込んでくるはずです。

このように、実は多くの物を見ているようで実際には見ていないことが大半であり、逆に、一旦意識し、焦点を定めると、その物がずっと明白に視野に入ってくるわけです。このことは、実際には、脳は目を通して全ての物を記憶しているのですが、自分が思い出す際には、意識的に取捨選択しているということを教えてくれています。

もっとも、ここでは脳科学のことに触れることが趣旨ではなく、それ自体は、本論のテーマには直接関係ないことではあります。ここでお伝えしたいことの主旨は、私達人間は、自分の心の中の優先順位に従って一部の情報にだけ目を向ければ、必然的に他のものに対しては注意しなくなる傾向があるということです。

さて、上記のことをトレードに当てはめてみると、自分にとって都合の良い情報(ファンダメンタルズでもテクニカルでも)だけに目を向けたり耳を向けたりするのが私達の一般的な傾向だということです。つまりは、自分のポジションが仮にロングだとすると、買い材料にばかり関心が向かいます。一方で、自分のポジションがショートだとすると、売り材料を探しにいきます。

結局、自分がポジションを保有し続けるために、都合良い情報だけに注意を払うわけです。そして、評価損を含んでいるポジションを持っている時は、当然のことながらロスカットすることに抵抗がある為に、ポジションをキープしていても許される口実なり理由を探そうとするのです。そして、自分を納得させようとするわけです。

しかしながら、このようにロスカットを嫌う、損失実現を回避しようとすればするほど、実際には、それとは逆の効果を受けてしまうのが相場の世界です。そもそも、このような事態は、元々、自分が守るべき「トレードルール」があるにもかかわらず、何かと理由を付けて、「ルール」を無視し続けた結果として評価損が膨らんだポジションが生じる時に顕著に現れるからです。相場の神様というのは、私たちの失敗を見つけると、徹底的に追い込んでくる感すらあります。

その根本原因を考えると、自分が守るべき「トレードルール」を信用していないのか、それとも、自信がない為に、「ルール」を無視した結果、自ら最悪の結果を招くことになっているようです。大事なことは、自分が学んだ「トレード技術」そして、自分が構築した「トレードルール」を信頼することです。そして、自信を持つことです。

「ルール」を順守することが出来れば自然と自己信頼度も上がります。自分も出来るのだという沸々とした自信につながっていき、トレードスキルも心の安定度も増していくと思います。どのように優れた「トレード技術」を知っていても、また習得しても、それだけでは、成功トレードに結びつけることは出来ません。結局、それを使う自分自身の「心のあり方」、言ってみれば、「強い心」や「強い意志」が肝要だということです。

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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

活動状況・著書

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マーフィーの最強FX投資法を伝授
マーフィー最強スパンモデル
短期〜長期 初心者〜プロまで使える究極の実践的トレード手法
直伝!FX投資法
有料メルマガ&掲示板。実践トレード・コーチング。

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