マーフィーの「日々是好日」
 

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2017年01月31日(火)

自分の得意パターンがあると強い [トレードの心得]

トレードしていると、次第に自分の得意なパターンが出来てくるものです。

得意なパターンと言う以上、多くはテクニカル分析に基づく判断になると思いますが、中には、ファンダメンタルズに基づいて判断する方法の中で、自分の得意パターンがあると仰る方もおられるかもしれません。

ただ、私が過去32年に亘りトレードしてきて、自分の「得意パターン」や「勝ちパターン」となると、やはり、テクニカル分析に基づくもの以外は見当たりません。正直言って、過去に大損した時は全て「ファンダメンタルズ分析」に拘ったケースだったからです。

ファンダメンタルズは急に変化するわけではない為、自分のポジションの調整がどうしても遅れがちなってしまうというデメリットがあるわけです。ファンダメンタルズの変化を待ってポジションを動かそうなどという悠長なことを言っていると、大きな損失を抱え込むことになりかねないということです。

確かに、邦銀を振り出しに、幾つかの外資系銀行などで、長年に亘ってトレーダー人生を継続させることが出来たのは、結局のところ、全てテクニカル分析に基づくものであったのです。

そもそも、テクニカル分析であれば、それぞれの局面を後で検証すること、さらに、改善を加えることが出来るというメリットがあった点も重要だと思います。

思い出すと、トレーダーになりたての頃、月間ベースであと1カ月ロスが出れば部署換えの運命(自分では勝手にそう思っています)にあった私を救ってくれたのはポイント・アンド・フィギャーというテクニカル分析でした。(当時は邦銀にいましたので、損失を出したことで会社を首になることはなかったものの、部署換えはありました。)

話は逸れてしまいましたが、要するに、自分の「得意なパターン」があるかどうかは、毎日の荒れ狂うマーケットの中で、少しでも恐怖感やストレスを和らげてくれるものです。そして、難しい局面では手を出す必要などなく、ここぞという場面で、自分の「得意なパターン」でエントリーするように努めることで、勝率も高めることが出来ます。

「得意パターン」が出現するまで待つ忍耐力と信念さえあれば、四六時中悩み続ける必要などないわけです。勝負する時はする、そうでない時は何もしないと決めることも立派な「相場観」だということです。

ポジションにはロングとショートに加えて、スクウェアという立派なポジションがあるというのはそういう意味でもあるのです。つまり、何もしないということは、「スクウェア」のポジションをいっぱい持っているということでもあります。そのおかげで、自分の得意なパターン発生時に、一気にトレンドに乗っていいけるわけです。何もポジションを持っていないことにも大きな意味があるということですね。

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2017年01月28日(土)

赤信号、皆で渡れば怖くない?! [雑感]

人間社会だけでなく、動物の社会でも、大勢で一緒に行動していると無難に過ごせ、手堅い結果となることは多いようです。もちろん、だから幸せかどうかは別問題ですが・・。

一方、投資の世界では、皆と一緒という発想は危険です。早い話、皆が買っているから自分も買おうという考えで相場に入っていくと、ほとんどの場合、損をしてしまいます。これは私も何度も経験したことですが、同じチームの中で全員が同じ方向のポジションばかりとなっている状況では、大抵は相場が逆向きに動いたのです。

実際の話ですが、私が勤務していた邦銀の本店内で、私が属した外国為替チームでディーラーのポジションが一方向に大きく傾くと、チーフディーラーがわざと逆向きのポジションを造っていたくらいです。さすがチーフディーラーは凄いなと思いましたが、チーム全体の収益責任がある人ですから、自分なりに当然の判断をしていたのでしょう。

いずれにしても、相場の世界では、「皆一緒に〜」というのは非常に危険だということです。よく、「私はへそまがりですから」と言って、半ば自虐的に自己紹介するトレーダー(ディーラー)がいますが、本人は、実のところ、かなり自分の腕に自信のあるであるトレーダーであると思われます。

繰り返しになりますが、相場では、常に「多数派」に属することは、えてして成績が良くないことが多いのは事実です。だからと言って、いつも、自分の友人、知人が持っているポジションの逆向きのポジションを持っていれば良いのかというと、そう単純なものでもありません。

ただ、少なくとも言えるのは、自分が「少数派」に属しているからと言って不安にならないくらいでないと相場の世界ではなかなか生き残れないということです。むしろ、「少数派」に属していることに喜びを感じるくらいであると理想的だということです。

もっとも、いちいち他人の相場観を聞いたり、ポジションをチェックしたりすること自体、非生産的なことです。とにかく、自分なりに確立された「相場判断基準」なり「トレード技術」を持っていて、周りに振り回されず、それに従い続ける信念があれば充分だということです。

ここで、実際の相場に関して具体的な話を1つ書いてみたいと思います。以下、上昇相場についての考察です。

強い相場は、強い状態であり続ける。すなわち、大した「押し目」なく上昇するということは、先ほど書いた点と大いに関係しています。

つまり、相場は、大きく上昇する。逆に、一旦、「押し」を入れると上値重くなりやすい。たとえば、スーパーボリンジャーにおいて、終値が+2σラインをキープしている相場は、終値が+2σラインをキープするかぎり、走る相場となり、終値が+1σラインをキープしている相場は、終値が+1σラインをキープするかぎり、巡航速度の上昇トレンドであり続けます。

その一方で、一旦、終値が+1σラインを下方にブレイクすると、さらに上値が重くなり、調整局面に入る。そして、終値がセンターラインをブレイクすると、さらに軟調な地合いとなり、調整が本格化し、−2σラインを目指します。

また、遅行スパンが陰転しないかぎり、基調としての上昇トレンド継続となるものの、上値重い展開となり、乱高下の様相になりやすいのです。

要するに、何を教えてくれているかというと、少数だけが買える(押しが浅い)相場は大きく上昇しやすい。大多数が買いやすい(押しが深い)相場は上昇しづらい、ということです。大いに示唆に富んでいるという点、ご理解して頂けると思います。

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2017年01月24日(火)

敗者復活のルール?! [トレードの心得]

損切りした後に相場が反転するのが怖いから損切りしたくないという人がいます。よくある話ですね。

どういうことかと言うと、例えば、1ドル=114円でドルを買い、1ドル=112.50円で損切りした後に、112.50円がほぼ安値となってしまって、その後反転上昇するといったことを何度か経験すると、損切りするのが「安値になりそうで怖い」とか「もったいない」と考えてしまうのです。

デイトレードなどをやっていると良く分かると思いますが、日中の動きはまさしくポジションの斬り合いというイメージがあります。自分の思惑通りに上昇するかと思ったら、その前に深い押し(下落)を入れることはよくあることです。

しかし、このような相場の動きを恐れて損切りをしない習慣が付いてしまうと最悪です。「最初に決めた損切りポイント、もしくは損切りルールで損切り出来ないトレーダー」は失格であり、相場の世界で生き残ることは至難です。

そこでお勧めは、損切り後の相場の反転に備えてルールを決めておくことです。「敗者復活のルール」と言っても良いかもしれません。

損切り後の相場の推移チャートを見ながら再エントリー等の判断出来るのが一番の理想ですが、それが出来なければ、損切りした後に相場が何ポイント戻れば再エントリーするとか、日足ベースであれば、安値で損切りした後その日の高値をブレイクすれば買い戻すといった類の「ルール」を決めておくわけです。

そうすれば、仮に、自分が損切りしたレベルが高値や安値になったところで、その後のアクションルールがあるわけですから、悠然と損切りし、場合によっては、その後、堂々と「敗者復活」出来ます。

このような「敗者復活のルール」を持っている人は強いです。と言うのも、負け方を知っているからです。ちょうど、柔道の受け身と同じです。怪我をせずに倒れる方法をマスターしないと絶対に柔道は出来ないからです。

相場においては、まさに、この柔道の「受け身」を行った後に、再度、マーケットに立ち向かうことで、逆境を順境に変えることが出来るわけです。「やられても元々」ぐらいの軽い気持ちでマーケットに挑めば、自分を追い込むことなく、「やられた」ことを受け入れることを経て、再挑戦が何度も出来ることになります。

むしろ「やられた」ことを認めた時点から敗者復活することが出来るのが相場のメリットでもあります。逆に相場の地合いを明確に把握することが出来ることで、しかるべきポジションを造成することにつながることも多いのです。決して「損切り」を恐れず、「損切りした時点から相場は始まる」というくらいの余裕のある心がけが大切でしょう。

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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

活動状況・著書

Murphy's Blog
マーフィーの最強FX投資法を伝授
マーフィー最強スパンモデル
短期〜長期 初心者〜プロまで使える究極の実践的トレード手法
直伝!FX投資法
有料メルマガ&掲示板。実践トレード・コーチング。

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