マーフィーの「日々是好日」
 

広告

2017年04月10日(月)

「木を見て森を見ず」について [トレードの心得]

「木を見て森を見ず」とは、近視眼的になっていること、大局観を持たず、全体を見通していないことです。尚、株式相場においては、個別株にばかり目がいってしまって相場全体の動きを見ていないことを指します。要するに、相場の格言として意味するところは、木(小さな動き)ばかり見ていては駄目であり、森(相場全体)を把握する姿勢が肝要だということです。

FXをやっていると、確かに、短期トレードは醍醐味があり、どうしても近視眼的になりやすい傾向があります。もちろん、短期の動きを追っていけば、結果として、相場全体を追うことも出来ます。しかしながら、いつも短期の動きにばかり目を向けていると、ここぞと言うタイミングを見失うことが起こってしまいます。具体的に言うと、短期足で見ている時に、強い相場に見えて、なかなかショートポジションを持ちにくい場面でも、中期足、例えば日足を見れば、絶好の売り場であるケースがあるということです。

さらに、短期足や日足で見ていて強い相場であって、週足ベースでは絶好の売り場であるケースもあり得るということです。要するに、より大きな時間軸のチャートを見ることで、相場の全体観を把握する習慣を付けておけば、せっかくのチャンスを見失う確率も減るということです。

少し具体的な話をすると、私の場合、普段、トレードしている時は、主に60分足を見るようにしていますが、朝一番は前日のNY終値が確定した段階で日足ベースのチャートを必ずチェックします。そして、一旦は、日足チャートを横に置きつつも、日中に大きな動きがある場合には、極力、日足チャートを確認するように努めています。

もちろん、重要経済指標の発表や重要イベントがあって、日中に短期に大きく動く相場であれば、それこそ5分足や1分足が最も功を奏するケースもあるのも事実です。尚、既にご承知の通り、スパンモデルやスーパーボリンジャーには、遅行スパンという強力なツールがあります。この遅行スパンの推移を見ているだけで、相場の大勢を知り、トレンドの方向性や勢いを確認することが出来ます。

すなわち、相場の大局観を得るための手っとり早い方法として、遅行スパンを見て、チェックするという便利さを実感して頂けると思います。いずれにしても、臨機応変に、その時の状況に応じて、時間軸を変化させることで、短期の世界、中長期の世界を交互にチェックする余裕を持って相場に臨むことが出来るに越したことはないということです。

尚、一般的に、「ファンダメンタルズ」を重視することが「森を見る」ことだと理解されている方もいらっしゃるようですが、確かに、観念論的には分からないではないものの、実際の相場においては、あまり有効ではないと、私個人的には思っています。こんな風に申し上げる私も、実際のところは、「ファンダメンタルズ」要因を一応はチェックしています。理由は、その時々に市場参加者がどの材料に関心が向かっているかを客観的に知っておく必要があると思っているからです。

あるニュースが出た場合、そのニュースがどの程度注目されていて、その結果、相場にどの程度の反応があったかをチェックすることで、相場の勢いを確認することが出来るからです。つまりは、相場材料の出現度合いに応じて、市場の「反応度合い」をチェック、判断しながら、相場のモメンタム(強弱)をより正確に見極めることが出来るからです。

要するに、自分に確固とした「トレード技術」さえあれば、市場参加者の関心が向かっている相場材料が何であるかを知り、理解しておく価値は充分にあるということです。

■「マーフィーの無料FX講座」のお知らせ
「マーフィーの無料FX講座」
短期間でスパンモデル、スーパーボリンジャーのエッセンスを無料で学んで頂けるコースです。

■「無料メルマガ」のお知らせ
「無料メルマガ」
相場と友達になる手法を無料レポートで公開中です。

Posted at 11時48分 パーマリンク


2017年04月07日(金)

人間とは、本来、非合理的な行動をするもの [雑感]

以前、人間の非合理的な行動パターンを題材にしたテレビ番組がありました。私達人間が、普段、如何に非合理的に行動しているかを教えてくれる、非常に示唆に富んだものでした。

米国のある大学で学生たちを無作為に2つのグループに分けました。一方のグループには、カップがプレゼントとして与えられました。米国にはよくあるタイプのカップで、大学のロゴが入っているものです。そして、2つのグループの間で競売をやることにしました。

目的は次のことでした。

1)つい先ほどカップを手にしたグループの学生たちは、お金をいくら払ったらそれを手放す気になるのか。

2)カップを持っていないグループの学生たちは、カップを手に入れるのに何ドルなら払ってもいいのか。

結果はどうであったかと言うと、カップの所有者は平均して5.25ドル以下では売ろうしませんでした。カップを持たない方は平均して2.75ドル以上では買おうとしませんでした。

何か(大したものでなくても)の所有者になった者は、その物の価値が、それを持たない人が考える価値のおよそ2倍にもなったということです。どうしてこのような結果となったのでしょうか?

これは心理学用語で「保有効果」というものだそうです。すなわち、自分が所有するものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる現象のことです。まさに、「非合理的な行動」を人間はとる傾向にあるようです。

このような行動をとる原因として考えられるのが「損失回避」という心理です。あるものを得ることに伴う効果より、今持っているものを失うことによる痛みの方が大きいと感じられるというものです。やはり、人間の「非合理的な行動」の1つと言えます。

この人間の非合理的な行動パターンが、世の中では、様々に利用されているようです。例えば、車のディーラーなどで、新車の値引きよりも、それまで所有していた車の下取り価格を高めに設定することでより有利な取引をするといったものがあります。これなども、「保有効果」がある為、自分の車を安く手放したくないという心理効果を逆に利用するといったものです。

このように、私達人間というものは、日常、如何に非合理的な行動を知らず知らずのうちにとっているのかを知っておくだけで、客観的に自分を見つめることが出来るようになると思います。

相場でも全く同じように、如何に私達が非合理的な行動をとることで、損失機会を増やしているかということを知っておく必要がありそうです。例えば、今回の具体例に近いものとして考えられるケースは、自分が持ったポジションに大きな価値があると過信してしまうことです。

一旦、自分があれこれ考えた挙句に造成したポジションを少々のことではカットしたくならない心境にあるとすれば、それは、まさに「保有効果」と言うものでしょう。敢えて説明するまでもなく、どうするのが正しい判断なのか、少し頭を働かせば分かりそうです。とにかく、人間の持つ不合理な行動に振り回されて、間違いを犯したくないものです。

■「マーフィーの無料FX講座」のお知らせ
「マーフィーの無料FX講座」
短期間でスパンモデル、スーパーボリンジャーのエッセンスを無料で学んで頂けるコースです。

■「無料メルマガ」のお知らせ
「無料メルマガ」
相場と友達になる手法を無料レポートで公開中です。

Posted at 17時27分 パーマリンク


2017年04月01日(土)

ポジションのコストを忘れてみることのお勧め [トレードの心得]

自分が持っているポジションのコストを忘れて、もしくは意識せず、売買を行うことが出来れば理想的なトレードとなります。もちろん、実際には忘れることはあまりないと思われますが、仮にそれに近い状態であればという話です。

既にロングポジションを持っている場合、相場が上昇する時は、早く利食いたくなるものですし、相場が下落する時は、苛立ちや怒りを覚えながら冷静さを失ってしまうものです。

普通の感覚では、自分のポジションが評価益を含んだ状態か、それとも評価損を含んだ状態かで、相場に対する見方が変化するものです。

もし、相場を正しく判断出来れば、買い優勢局面と判断すれば、ロングポジションを造成するかキープする一方で、売り優勢局面に変化したと判断すれば、ロングポジションを減らすか、全て手仕舞うか、さらにはショートポジションを造成するのが本来のあるべき姿です。

しかしながら、普通は、既に持っているポジションのコストが気になります。ロングなら、買ったレベルより1銭、1ポイントでも高く売りたいし、ショートなら、売ったレベルより1銭、1ポイントでも安く買いたくなるものです。

自分のポジションがロングであるのかショートであるのか、さらには、そのポジションのコストが幾らであるのかは、相場の神様にとってみれば何ら関心はありません。相場は相場の都合で勝手に動いていきますから、こちらの都合など全くお構いなしです。

ところが、もし、私達が自分のポジションのコストを忘れることが出来れば、相場を沈着冷静に観察することがより容易になります。意識する、しないにかかわらず、そうすることが出来れば、理想的なトレードが出来るということです。

実際問題、収益を飽くなき欲望で追っている精神状態であれば、自分のポジションのコストを忘れることなど、なかなか困難であるのは明らかです。だからこそ、生身の私達人間が煩悩丸出しにしてトレードするのは難しいということでもあるわけです。少なくとも、この事実を知っておくだけでも、日常の自分をコントロールする上で、為になると思います。

■「マーフィーの無料FX講座」のお知らせ
「マーフィーの無料FX講座」
短期間でスパンモデル、スーパーボリンジャーのエッセンスを無料で学んで頂けるコースです。

■「無料メルマガ」のお知らせ
「無料メルマガ」
相場と友達になる手法を無料レポートで公開中です。

Posted at 21時47分 パーマリンク


過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

Sponsor AD

プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

活動状況・著書

Murphy's Blog
マーフィーの最強FX投資法を伝授
マーフィー最強スパンモデル
短期〜長期 初心者〜プロまで使える究極の実践的トレード手法
直伝!FX投資法
有料メルマガ&掲示板。実践トレード・コーチング。

2017/4

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

カテゴリーリスト

最近の記事

スポンサードリンク

検索


当サイトコメントについて

当コメントは情報提供のみを目的として作成されたものであり、投資に関してはご自身でご判断くださいますようお願い致します。また、当資料は著作物であり著作権法により保護されております。無断で全文または一部を転載することはできません。

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright © 2009 PhiConcept,inc All rights reserved.