マーフィーの「日々是好日」
 

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2017年05月28日(日)

相場が「材料」を作る?! [トレードの心得]

一般的には、相場は「材料」があって動くと考えられています。また、これは「常識」とされているようです。何か経済指標の発表や重大イベント等があって相場が変動していると考える人が多数であることは当然のことかもしれません。

確かに、実際の相場を見ていると、短期的には正しいと私も思います。事実、例えば、昨日のマーケットでは○○○という「材料」があって相場が「上昇(下降)した」という解釈は成り立つからです。

しかしながら、私は、相場は「材料」で動いているのではなく、相場が「材料」をつくっていると考えています。まさにパラダイムシフト的な見方かもしれません。

要するに、短期的には「材料」をきっかけで動くことが多いものの、中長期的には、「相場力学」で動いているということです。ここで言う「相場力学」とは、上昇力なり、下降力なり、相場そのものに内包される力です。

一般的に聞かれるのは、短期的にはテクニカルで動いているけれども、中長期的には、ファンダメンタルズで動いているという見方です。ところが、私の考え方は全く逆です。つまり、短期的には、経済指標等のニュースや諸々の材料で動くけれども、中長期的には、相場の力、つまり、「相場力学」で動いていると考えています。

そして、この相場力学を計る上で「チャート」を観察する必要があることから、あえて、中長期的な動きは「テクニカル」に影響を受けるということになるわけです。まさに、世の中の見方と真逆であることになります。

このことを説明する上での具体例の1つが「為替介入」です。よく、為替介入が入ることで、それまでの相場が変化すると言われます。しかしながら、過去長きに亘る歴史において、為替介入が、即刻、相場の方向を変化させた例はほとんどありません。

むしろ、為替介入が入ることによって、それまでの流れがさらに加速することがあるのです。例えば、政府・日銀がドル買い介入を行うことで、短期的には、一旦はドル上昇するものの、そこから強い下落トレンドに入るケースです。また、逆もあります。ドル売り介入を行ったものの、介入で急落したところから大量の買いが入り、さらに新高値を更新した例もあります。

ところが、介入が失敗したと思いきや、その後、ある一定期間が経って、相場が介入の方向に変化し始めるタイミングがあります。これが、まさに、相場の潮目が変化するということです。この時の介入は効果があります。相場の流れを一気に変化させるからです。

つまりは、介入イコール相場の変化ではなく、相場の流れが変化するタイミングで介入が行われると効果が倍増し、相場が本格的に変化するということです。すなわち、相場そのものが介入の効果を決定づけているとも言えるわけです。これが、相場が「材料」をつくる、の意味です。

上記は、私が「ファンダ(不安だ)メンタルズ」よりも、「テクニカル分析」を重視している背景でもあります。そもそも、「ファンダメンタルズ」も、そのものに内包される「力学」で動いているとすら私は思っています。

先ほどの「為替介入」の例だけでなく、過去の外国為替相場の長い歴史において、ファンダメンタルズ面で重要な材料、要因は、相場状況に応じて、その都度変化してきたのです。

米国経済指標絡みだけをとっても、かつては、米国のマネーサプライが注目された時期もありました。その後、米国貿易収支や米国財政赤字等が重要材料となり、さらに、米GDP、そして米雇用統計が市場の注目要因となってきたわけです。まるで、その時々の「ファッション」のように目まぐるしく変遷してきたことが分かります。

その一方で、チャートでの判断方法は、昔から一貫して変化していないという厳然とした事実があります。むろん、ここで言う「チャート」による分析方法にも千差万別であり、あくまで正しい「相場判断技術」を指しています。

「相場のことは相場に聞け」という格言がありますが、言葉より遥かに深淵な意味合いが込められているのだと思います。まさしく相場そのものにおける「相場力学」の究明こそが、相場の波に乗る上で最も大切なことだと考える次第です。

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2017年05月23日(火)

本日夕刻のマーケット解説とトレード戦略 [マーケット]

<<<イブ二ング・マーケット・コメント>>>

以下、東京時間午後5時現在の分析、判断結果です。

■ドル円

<<<日足分析>>>

◆スーパーボリンジャー(主に価格分析からの大局観、スパンモデルより短期の判断)
○大局観=調整の反落局面継続中、レンジ相場
○遅行スパン(基調トレンド方向)=陽転継続しており、基調として、買い優勢
○トレンド判断と戦略=終値が+1σラインの下方を推移するかぎり、引き続き、調整の反落局面と判断。尚、目先は、レンジ相場、往来相場とも読む。

◆スパンモデル(主に、時間、タイミング分析からの大局観)
○赤色スパン(長期トレンド方向)=買いサイン再点灯中(逆行パターンの買いサイン)
○スパンモデルシグナル(中期トレンド方向)=買いサイン点灯中(売りシグナルの逆行パターンの買いサイン)
○遅行スパン(基調トレンド方向)=陽転継続しており、買い優勢
○注目ポイントと戦略=赤色スパンの逆行パターンの買いサインが点灯継続していることに加え、売りシグナルの逆行パターンの買いサインが点灯している点、注目。尚、赤色スパンの逆行パターンについては、ターゲットの+2σラインに到達した後に反落に転じたことが確認できる。


<<<60分足分析>>>

◆スーパーボリンジャー(主に価格分析、スパンモデルより短期の判断)
○大局観=レンジ相場
○遅行スパン(基調トレンド方向)=ローソク足に絡み、レンジ相場を示唆
○トレンド判断と戦略=目先、レンジトレーディングを行ったり、相場の放れの際にトレンドに乗りたい場面。尚、レンジトレーディングとは、直近にある各シグマラインやセンターラインを目先の上値や下値の目途とした「逆張りトレード(上がったら売り、下がったら買い)」。基本形は、+1σラインから+2σラインにかけて売り上がり(分割エントリー&エグジット)、−1σラインから−2σラインにかけて買い下がる(分割エントリー&エグジット)「逆張り戦略」。
また、「相場の放れ」の条件は、(1)遅行スパンがローソク足から上放れる、もしくは、下放れる、(2)終値が+1σラインの上方にて引ける、もしくは、−1σラインの下方にて引ける、(3)バンド幅が拡大傾向に転じる、等々。加えて、放れのタイミングで、終値が+2σラインを上回る、もしくは、−2σラインを下回ること、さらには、遅行スパンがローソク足のみならず、+−2σラインをブレイクすることが望ましい。

◆スパンモデル(主に、時間、タイミング分析)
○赤色スパン(長期トレンド方向)=売りサイン点灯中(順行パターンの売りサイン)
○スパンモデルシグナル(中期トレンド方向)=売りシグナル、ただしサインは中立
○遅行スパン(基調トレンド方向)=ローソク足に絡み、もみ合い相場を示唆
○注目ポイントと戦略=赤色スパンの順行パターンの売りサインが点灯継続することに加え、売りシグナルが点灯中。ただし、シグナル点灯時の終値がゾーン内にあり、判断は中立とする。



■ユーロドル

<<<日足分析>>>

◆スーパーボリンジャー(主に価格分析からの大局観、スパンモデルより短期の判断)
○大局観=本格上昇トレンド継続中
○遅行スパン(基調トレンド方向)=陽転継続しており、買い優勢
○トレンド判断と戦略=終値が+1σラインの上方を推移するかぎり、引き続き、本格上昇トレンドと判断。

◆スパンモデル(主に、時間、タイミング分析からの大局観)
○赤色スパン(長期トレンド方向)=買いサイン点灯中(順行パターンの買いサイン)
○スパンモデルシグナル(中期トレンド方向)=買いサイン点灯中(買いシグナルの順行パターンの買いサイン)
○遅行スパン(基調トレンド方向)=陽転継続しており、買い優勢
○注目ポイントと戦略=赤色スパン、及び、買いシグナルの順行パターンの買いサインが点灯している点、引き続き注目。


<<<60分足分析>>>

◆スーパーボリンジャー(主に価格分析、スパンモデルより短期の判断)
○大局観=レンジ相場
○遅行スパン(基調トレンド方向)=陽転継続しつつもローソク足に絡み、レンジ相場を示唆
○トレンド判断と戦略=目先、レンジトレーディングを行ったり、相場の放れの際にトレンドに乗りたい場面。

◆スパンモデル(主に、時間、タイミング分析)
○赤色スパン(長期トレンド方向)=買いサイン点灯中(順行パターンの買いサイン)
○スパンモデルシグナル(中期トレンド方向)=買いサイン点灯中(買いシグナルの順行パターンの買いサイン)
○遅行スパン(基調トレンド方向)=陽転継続しており、買い優勢
○注目ポイントと戦略=赤色スパンの順行パターンの買いサインが点灯している中、買いシグナルの順行パターンの買いサインが点灯している点、引き続き注目。



■ユーロ円

<<<日足分析>>>

◆スーパーボリンジャー(主に価格分析からの大局観、スパンモデルより短期の判断)
○大局観=調整の反落局面、緩やかな上昇トレンド
○遅行スパン(基調トレンド方向)=陽転継続しており、基調として、買い優勢
○トレンド判断と戦略=終値がセンターラインの上方を推移するかぎり、緩やかな上昇トレンドと判断。尚、終値が一旦+1σラインの下方で引けていることから、+2σラインの上方で引けるまでは、戻り売り推奨となる。

◆スパンモデル(主に、時間、タイミング分析からの大局観)
○赤色スパン(長期トレンド方向)=買いサイン再点灯(順行パターンの買いサイン)
○スパンモデルシグナル(中期トレンド方向)=買いサイン再点灯(買いシグナルの順行パターンの買いサイン)
○遅行スパン(基調トレンド方向)=陽転継続しており、買い優勢
○注目ポイントと戦略=赤色スパン、及び、買いシグナルの順行パターンの買いサインが再度点灯している点、引き続き注目。


<<<60分足分析>>>

◆スーパーボリンジャー(主に価格分析、スパンモデルより短期の判断)
○大局観=レンジ相場
○遅行スパン(基調トレンド方向)=ローソク足に絡み、レンジ相場を示唆
○トレンド判断と戦略=目先、レンジトレーディングを行ったり、相場の放れの際にトレンドに乗りたい場面。

◆スパンモデル(主に、時間、タイミング分析)
○赤色スパン(長期トレンド方向)=買いサイン再点灯中(順行パターンの買いサイン)
○スパンモデルシグナル(中期トレンド方向)=買いサイン再点灯中(買いシグナルの順行パターンの買いサイン)
○遅行スパン(基調トレンド方向)=陽転継続しており、買い優勢
○注目ポイントと戦略=赤色スパン、及び、買いシグナルの順行パターンの買いサインが再度点灯している点、引き続き注目。

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2017年05月22日(月)

判断根拠なき「値頃感」はとても危険 [トレードの心得]

トレードでは「値頃感」ほど危険なものはないと言えましょう。「もうはまだ」「まだはもう」という投資格言では言い表せないほどです。単なる値頃感で売買すると、危険であることは、ほとんど誰もが経験上ご存知かと思います。

そもそも「値頃感」から買ったり売ったりするのは、さしたる判断基準を持ち合わせずして、より安い価格での買い、より高い価格での売りへの欲望が高まった時に行ってしまようです。

この判断基準が根拠あり、具体的なものであれば、ただ、その判断基準を満たす水準まで待てば良いだけのことなのですが、現実には、この確固たる判断基準を持ち合わせていない為に、日中のマーケットの動きの中で、翻弄されっぱなしになっているのが実情です。

さきほど、「より安い価格での買い、より高い価格での売りへの欲望」と書きましたが、つまりは、幾らが安いのか、幾らが高いのかを「勘」や「感覚」で決めてしまう為に、実際の相場がその後に思わぬレベルにまで達してしまう事態を、指をくわえて見守るしかないという結果になってしまいます。

このように、相場は動き出すと、どんどん動きます。表現を変えると、相場には「加速度」なるものがあるということです。相場の「加速性」という特徴を知っているかどうかで、相場変動に対する心構えも変わってくると思います。

大体が、コンピュータにチャートを自動的に表示させて相場を追いかけている人がほとんどです。コンピュータ上のチャートには自動的にスケールを修正する機能が付いている為、目の前の相場がどの程度動いているのかを正しく把握出来ないというデメリットがあります。

自分で方眼紙に手書きで書いていれば分かることなのですが、昨今では、このような手作業をされる人はほぼ皆無に近いと思われます。どうぞ、くれぐれも相場が持つ「加速性」なる特性を念頭に置きながら相場に挑んでいかれることをお勧めします。この点を知っていれば、下手に、値頃感からの押し目買いや戻り売りを行う確率も減ると思います。

往々にして、「値頃感」で売買して、その結果、しこってしまったポジションはなかなかカット出来ないものです。自分としては、決して悪くないレベルで売買したと思い込んでしまっている為に、踏ん切りがつかないのです。こんな時にこそ、相場の価格分析を正しく行う「トレード技術」が如何に大切かが分かって頂けると思います。

「トレード技術」を通じて、確固たる判断基準を持っていれば、その判断基準に従って自分のポジション操作を行うだけということになります。したがって、同じ「値頃感」でも、根拠ある判断に基づくのであれば、問題ないです。もっとも、その判断基準に対する自分自身の信頼度がどの程度なのかという問題はあります。つまりは、メンタルな面の問題ということです。

いずれにしても、トレードで値頃感からの売買を減らす為に必要なことは、正しい「トレード技術」に基づいた確固たる判断基準を持ち、メンタル面でも自己管理出来るよう修業することだと言えましょう。

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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

活動状況・著書

Murphy's Blog
マーフィーの最強FX投資法を伝授
マーフィー最強スパンモデル
短期〜長期 初心者〜プロまで使える究極の実践的トレード手法
直伝!FX投資法
有料メルマガ&掲示板。実践トレード・コーチング。

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