マーフィーの「日々是好日」
 

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2017年10月09日(月)

適度のストレスは、逆に必要かも!? [トレードの心得]

前回、ストレス度合いを下げることの大切さ、そして、その為には、ポジションサイズを落とすことの効用についてお話しましたが、今回は、別の観点からストレスについてお話してみたいと思います。

確かに、ストレスはない方が良いと言った趣旨の内容のことを書きましたが、私自身、ストレスなしでトレード出来るとは正直思っていません。ポジションを持っている以上、やはり、ある程度のストレスはつきものであるわけです。

大体、リスクフリーと言うことはあり得ないのが相場の世界です。経済学の教科書では、リスクフリーは国債と言われますが、その国債ですら今やリスクが高まっているのが実情です。

そもそも、価格変動は当たり前、一瞬先は闇である相場の世界ですから、ストレスなしでポジションを取れるわけはありません。従って、適度な緊張感があるのがごく自然と考えます。もっと言うと、適度なストレス、適度な緊張感があってこそ、本来のトレードであると言えましょう。

私の相場分析手法では、買いや売りの売買シグナルなり兆候は、安値や高値近辺で出現するのではなく、少し遅れて出現するのが普通です。中には、遅行スパンの陽転や陰転の時など、かなり相場が動いてから売買シグナルが出現することが多いです。

その為、買ってから一旦は押し(下落)が入るとか、売ってから一旦は戻り(上昇)が入ることも決して珍しくありません。特に、スパンモデルについては、買いシグナル点灯時に一瞬高値を付けて反落するとか、売りシグナル点灯時に一瞬安値を付けて反発することは比較的多く発生します。

と言うわけで、自分が買ったり売ったりしたレベルから相場が逆向きに推移することは日常茶飯事です。そして、その度に、「やっぱり」と納得している自分がいるのも事実です。つまり、このような動きは「想定内」であると考えているからです。むしろ、売買してすぐに利が乗ると、逆にあまり心地よくないと思うこともあるぐらいです。

このようなことを背景に、ある売買ポイントで一気にポジションを造成するのではなく、点でなく、ゾーンで捉える感覚で、少しずつポジションを増やしていく、分けてポジションを持つようにしているわけです。

そうは言うものの、もちろん、売買してすぐに評価益が出ないのが普通であることから、当然のことながら、ストレスを抱える時間が生じるわけです。そして、私は、この程度のストレスはむしろ「必要なもの」と考えています。

人間はそもそも生きていく上で様々な恐怖感を抱く場面があると思いますが、この恐怖感を背景とした一種のストレス限界(ストレスポイント)があるとしたら、この限界を超えない程度で、限界内の程度のストレスは抱えておいた方が良いとすら考えています。

その方が、自分自身、成長の糧を得る気がしますし、何とか改善しようという気持ちも湧いてくるからです。「修業」と言う言葉ありますが、トレードを通じた精神修業のような場であると思うのです。と言うわけで、ある程度のストレスはないよりあった方が良いというのが私の考えです。

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2017年10月05日(木)

ストレス度合いとポジションサイズとの関係 [トレードの心得]

今まで長年トレードしてきて思うのですが、トレードしている際のストレスの度合いは、人によってかなり異なるようです。

ポジションを持った途端に急に不安になってしまう人もいれば、持っているポジションが少々アゲンストになってもさほどストレスを感じることなく淡々とトレード出来る人もいます。

尚、ストレスがあった方が良いのか、それとも、ない方が良いのかとなると、やはり、少ない方が望ましいと思います。ストレスは少ない方が、より冷静、的確に判断出来る度合いが高まるからです。

ところで、ストレス発生の背景は色々と考えられます。例えば、自動車の運転と同じで、どんな人でも運転を習う最初の段階では、不安なものであり、経験を積んでいくにつれて慣れてくるものです。従って、単にトレード経験が多いか少ないかによってストレスの度合いが異なってきます。

ただ、同程度の経験を積んだ人でもかなり個人差があるようにも見受けられます。何故でしょうか?1つには、どうも、自分のトレード能力に対する自信の度合いが影響しているように私には思えます。

ある程度の好成績を伴ってトレードしている人は、自分のやり方に自信を持ってきていますので、トレードしている最中に感じるストレスは比較的小さいです。一方で、赤字続きであるとか成績が芳しくない人は、トレード中のストレスはやはり大きなものとならざるを得ないようです。

まるで、好循環になれば益々ストレスが減り成績も良くなる一方で、悪循環になれば益々ストレスの度合いが増し成績も悪くなるかのようです。

それでは、一体どうすれば良いのか、何か良い手立てはないのか考えてみると、1つの方法として、ポジションのサイズを極力落とすことがストレス減退に役立ちそうです。そもそも、幾ら好成績を収めている人でも、ポジションサイズが巨大になるとやはりストレスは大きくなります。損失に対する恐怖感が増すからです。

しかしながら、少々成績が良くなかった人でも、ポジションサイズを普段より極端に小さくしてトレードしてみると、意外なほどストレスが小さくなることに気付くはずです。例えば、普段の取引サイズの10分の1程度にしてみるのです。きっと実体験されるとお分かりになると思います。

すると、好循環に向かい始めます。エントリーレベルを間違えて評価損を抱えても金額はしれていますし、もっと良いレベルでのナンピンも出来ます。もしくは、ロスカットするにも躊躇なく実行出来ます。尚、全体的な相場判断を間違わなければ決して悪いナンピンではなく、良い形のナンピンになり、結果として全体で良いコストのポジションが出来ます。

いずれにしても、相場全体を見渡す心の余裕が出来ます。ポジション自体に対しても、余裕を持って管理出来るようになります。また、ポジションサイズを小さく分けてあることで、利益確定するにも、少しずつ行っていくことが出来ます。このようにして収益がついてくるようになれば、ストレスが減り、心の余裕が出来ることになり、結果、より収益力が高まることになるわけです。

以上、ポジションサイズを落とすことを通じて、ストレスを減退させ、好成績を生むという1つの方法についてお話しました。

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2017年10月01日(日)

相場と格闘、喧嘩しないこと [トレードの心得]

「相場と格闘しない」「相場と友達になる」というのは、私が好む、もっとも口にするフレーズです。

しかしながら、現実問題、そう簡単なことではないことも自分自身でよく分かっています。それでも、目指すものはいつも高く掲げて、常に意識しておかないと、すぐに煩悩に負けてしまうと思っています。人間というのは実に弱い生き物だと痛感します。

実は、私自身そうなのですが、今現在、相場と友達にならずに相場と戦っているなと思う瞬間があります。自分では、間違っていると悟っているにもかかわらず、意地になっている時があるのです。

問題は、自分としては間違った行動をとっていると意識している中で、その間違った行動を受け入れたくなくなっているということです。このような状況がどういう時に生じるかと言うと、相場の雰囲気に呑まれている時です。

正しい判断をしているにもかかわらず、その正しい判断に従うことなく、当初の自分の相場観に固執してしまっている時がたまに起こり得るのです。その理由は一体何であるのか、考えてみると、実に悩ましいものです。自尊心かもしれませんし、意地かもしれませんし、単なる驕りかもしれません。

つまりは、人間本来の煩悩と言ってしまうと、逃げ口実のような気がするくらいであり、もっと浅はかなレベルの人間の欲かもしれません。

私自身が相場判断したり、トレード判断したりする際に、出来るだけ具体的な判断基準を設けている理由は、このような浅はかな自分の欲に打ち克つ為でもあります。「スパンモデル」のシグナルを青色や赤色のシグナルにしているのも、また、最重要の指標である遅行スパンの色を最も目立つ紫色にしているのも、全て、相場の変化を目に焼き付けるようにする為です。

そして、自分の心に嘘をつかせないように、火を見るよりも明らかなように工夫しているわけです。そして、遅行スパンには逆らわない、各ラインとの位置関係は終値確定時点で確認する等々のシンプルな「ルール」を幾つも設けるようにしています。それによって、「相場と格闘しない」「相場と友達になる」ことを実現出来るように努めている次第です。

◆以下、お知らせです。

10月7日(土曜日)、大阪にて、「投資戦略フェア2017in大阪」が開催されます。

私は、「マーフィーの最強FX投資法」というテーマで講師を務めさせていただきます。

詳細はこちらをクリックしてください。

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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

活動状況・著書

Murphy's Blog
マーフィーの最強FX投資法を伝授
マーフィー最強スパンモデル
短期〜長期 初心者〜プロまで使える究極の実践的トレード手法
直伝!FX投資法
有料メルマガ&掲示板。実践トレード・コーチング。

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