マーフィーの「日々是好日」
 

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2018年02月04日(日)

私たちは日頃自分が見たいものだけを見ている [雑感]

私達は、日頃、自分が見たいものだけを見ているようです。つまり、自分に都合の良いものだけに目をやり、自分に都合の悪いものからは目を背けようとする習性があります。いわゆる、臭いものには蓋をしたがるようです。

確かに、私達は、煩悩の塊である人間である以上、自分が可愛いのは仕方ないことかもしれません。ですから、自分に良くしてくれる人や物に対しては感謝、容認し、自分に良くしてくれない人や物に対しては拒絶反応をするわけです。

しかしながら、このような考え方や感じ方が、ことトレードにおいては、マイナスの要素となります。すなわち、自分の相場観や既に保有しているポジションに対して同方向のニュース等材料を意味あり有効なものと解釈する一方で、自分の相場観や既に保有しているポジションに対して逆方向のニュース等材料を軽視したり疎んじる傾向があることから、その時のマーケットにとって本当に重要なニュース等材料かどうかの判断が客観的に出来なくなってしまうのです。

この事実は、かなり深刻です。そのようなことをやっていけないと頭では分かっていながら、心情的に出来ないから、余計にたちが悪いと言えましょう。どうも、心の底にうぬぼれがあるからなのか、自分の信条を曲げることに対する執着心があるからなのか、物事の善悪の判断が正確に出来なくなってしまっているわけです。

極論してみると、自分のポジションは可愛い、だから、そのポジションを脅かすニュース等材料は悪である、よって、それらは無視をしよう、そして、自分のポジションに都合の良いニュース等材料が出現するまで待とうなどという最悪の発想に至るのです。

以上から、心して人間としての弱さを認め、自分が見たいものだけを重要視することを極力抑え、見たくないものもしっかりと直視することが大事だと思うのです。

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2018年01月28日(日)

ロスカットはマーケットに預金するようなもの [トレードの心得]

何か欲しい時、何が何でも欲しいと思わずに、リラックスしてぼんやりと欲しい程度に思っている方が、結果として、それを手にすることが出来る可能性が高いようです。

こんな例があります。お風呂のお湯をこちらに寄せたい時に、お湯を自分の方にかき寄せようとするよりも、お湯を向こう側に押してやる方が、結果として楽にお湯を引き寄せることが出来ます。無理にお湯を求めていくと、お湯が逃げていくような感覚を覚えます。

このように、何かを求めていく時に、強欲に欲するほど、求めているものを得る確率は減る一方で、あくせくせずに楽な気持ちでいると、自然と自分が求めているものがこちらにやってくるようです。

相場をやっていて、何が何でも利益が欲しいという精神状態でいるよりも、少々負けても良いんだというぐらい気楽にトレードする方が良いということです。

ロスカットするにしても、一旦はマーケットにお金を預けるのだというぐらいの気持ちになれば将来大きく戻ってくる可能性が高いということです。

仏教の言葉に「渇愛」というものがあります。「渇いている」「満たされていない」「ほしい」という生命の根元的な欲望であり、人間に備わっているようです。相場に関して言うと、自分の相場観、そして、自分のポジションへの執着も1つの「渇愛」です。

この「渇愛」から逃れることが出来ないのが人間の性(サガ)でもありますが、自分を客観的に観るようにして、少しでも脱出しようというのが仏教の教えでもあります。

あの一目山人翁(一目均衡表の創始者)が、常々、仏教書を読まれていたというエピソードがありますが、相場をやる一人として、心しておくのが良さそうです。

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2018年01月21日(日)

〇(まる)と×(ばつ) [雑感]

誰しもお金を稼ごうと思って相場の世界に入ってきます。そして、出来るだけ安く買っては高く売る、もしくは、高く売っては安く買おうと日夜悪戦苦闘しています。

ここでの問題は、如何に天才的な相場師や上級者であっても全勝はあり得ないということです。勝ったり負けたりを繰り返しながら、生涯収益(キャリアプロフィット)を積み上げていくのが本来あるべきトレードです。

ポイントアンドフィギャーというテクニカル分析があります。価格が上昇したら×を付け、価格が下落したら○を付けていくものです。×から○、○から×への転換は、価格が反対方向に何ポイント動いたかを条件とするというものです。

実は、私は、トレーダーになって初めて出会ったテクニカル分析が、このポイントアンドフィギャーだったのです。ニューヨークでトレーダーデビューした私は、日中トレードを行う際に、シカゴIMMの価格を朝から夕方まで見ながら、方眼紙に手で付けていったのです。このチャートは、もし出会っていなかったら今の自分は存在していなかったと思えるぐらい私を助けてくれたものでした。

尚、ここでは、ポイントアンドフィギャーそのものについて触れることが論点ではなく、○と×の意味の背景を理解するために取り上げます。

つまりは、×があるから○があり、○があるから×があるということの意味合いです。「陰と陽」と言っても良いかもしれません。「プラスとマイナス」と言い換えても良いかもしれません。

×、すなわち、上昇する為には、その前に○が必要なのです。下落があってこそ、その後に上昇が訪れるわけです。その逆もしかりです。陰があるからこそ陽があり、陽があるからこそ陰があるわけです。私達の人生も同様だとつくづく思います。

何が何でもいつも×や○だけを追い求めていては、相場を相手に出来ません。観点を変えると、×が生じる為には、○が必要だということ、○が生じる為には×が必要だと言えましょう。

このように考えてくると、トレードにおける収益や損失についてもある程度の損失があってこそ、収益が生まれるということを重々念頭に置いておく必要があります。常に収益だけが欲しいという「強欲」を持つと、大きなしっぺ返しを食らうことになります。

収益を上げる為には、時には損することも大いに必要なものだというぐらいに考えておくのが相場の世界で生きていく上で大切な考え方と言えます。

そうして、損しても良いんだと思えるようになると、楽な気持ちになり、ロスカットに対する抵抗も減少します。さらには、如何に「上手に負けて」、次に訪れる収益チャンスを手にすることが出来るかが大事だということだと思うのです。

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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

活動状況・著書

Murphy's Blog
マーフィーの最強FX投資法を伝授
マーフィー最強スパンモデル
短期〜長期 初心者〜プロまで使える究極の実践的トレード手法
直伝!FX投資法
有料メルマガ&掲示板。実践トレード・コーチング。

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