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2018年03月25日(日)
「不安」から抜け出せる魔法の言葉 [雑感]
以前放送されたNHKの番組「ためしてガッテン」はトレードにも有効な内容を含んでいると思いました。番組のテーマは、誰もが日常生活で抱く「不安」と原因、そして対処法でした。
そもそも「不安」とは、私達に危険を知らせる「警報装置」なのだそうです。日常生活で、私たちの頭の中にはいつも様々な不安の種が転がっていますが、普段この種を特に気にせずに過ごしています。ところが、何かを契機にして、私たちはこの不安を認識するのです。
この認識を手伝ってくれるのが人間の脳の中にある「背内側前頭前野」というものだそうです。脳内のこの部分は、心の状態を客観的に見る機能を持っています。この客観視することが出来る力のお陰で、私達は不安に苛まれ過ぎずに過ごすことが出来るということです。
常に、心の状態を客観視することが出来れば、私達は、心を安定的に保つことが出来ます。これは、トレードにおいても大変に重要な要素です。自分が不安に思っている状態を冷静且つ客観的に観察することが出来れば、しかるべき対応も取りやすいと考えられます。
そして、番組では、不安から抜け出す魔法の言葉が紹介されていました。それは、「・・・と思った。」という言葉です。例えば「自分は何をやってもだめな人間だなぁ」と思ったとします。そんなとき、「自分は何をやってもだめな人間だなぁ、と、思った」そう心の中でつぶやいてみるのだそうです。
そこで、私は、この言葉は相場でも応用可能だと考えました。相場が急変して、自分が持っているポジションが一気に評価損を抱えた時に金縛りになってしまう状態から脱却する為に、「・・・と思った。」という言葉を発してみるのです。
そのことで、自分の心の状態を客観視すること出来るようになります。そうすると、しかるべき対処法を取ることが出来るようになります。また、チャートを見ていても、何かシグナルが発生した場合に、それを、より冷静に客観視することが出来るようになるはずです。実に有効的な言葉だと思った次第です。
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2018年03月17日(土)
「ナンピン」の心理的背景 [トレードの心得]
俗に言う「ナンピン買い」「ナンピン売り」を行う際の心理的背景について考えてみたいと思います。ただし、ここでは、否定的な意味合いでの「ナンピン」を扱います。つまり、私は肯定的な意味合いの「ナンピン」もあると考えるからです。
まず、「ナンピン買い」とは、既に買ってある買い(ロング)ポジションのコストを薄める為に、既に買った時のレベルより安い価格にて、追加で買うことです。既にあるポジションは評価損を抱えている中で、追加のポジションをより安く買うことで見た目のコストを「改善」する目的で行う行為です。「ナンピン売り」は売り方向のケースです。
元々、株式市場にて使われた手法として広まったために、買い方向のケースが一般的であったようですが、FXの場合は、売り買いに拘らず、コストを薄める目的に利用される方法と言えましょう。
さて、問題となる「ナンピン買い(売り)」の心理的背景はと言うと、2つのポイントがあると私は考えます。1つは、自分がミスを犯したことを認めたくないという、人間本来の「エゴ」です。間違った判断で買ったことに気付いた時に、損失を出してポジションを手仕舞うことは精神的苦痛を伴うから、損切りをしたくないということです。
逆に少しでも、利食いをすることが出来れば良い気分になることから、その利食いのチャンスをより得やすくする目的で、見た目のコストを改善しようとします。それが「ナンピン」という行為を生むわけです。
2つ目のポイントは、人は、既に払ったコストを過大評価する傾向にあるということです。このコストが大きいと感じる為に、既に評価損を抱えているポジションを放棄したくないのです。放棄して手仕舞う代わりに、同方向の追加取引を行うことで、まさに言葉通り、コストを薄めようとするわけです。
上記のような行為は、客観的に考えて、非合理的と判断出来るにもかかわらず、心情的には止めることが難しいという側面があります。つまり、一般的に言って、人間とはそれほど弱い精神構造を持っているということです。
結局、私達は人間らしく振舞おうとすればするほど、上手くトレード出来ないということかもしれません。トレードを難しくしているのは、実は、私達の中にある弱い心そのものが原因だと思うのです。
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2018年03月04日(日)
「価格」は「相対性理論」で解釈するのが良い!? [相場学]
100年以上も前に、物理学者アインシュタイン博士によって発表された「相対性理論」は20世紀最大の発見の1つとも言われています。
この理論の骨子は、全ての事物はほかの事物との関係によってのみ存在するということで、その必然的な結論は、何事も単独では存在しないというものです。例えば、早いというのは遅いというものとの関係で成り立つものであり、明るいというのも暗いというものとの関係で成り立つということです。
結局のところは、世の中には絶対的なものは存在しないということ、全ては相対的なものとして存在しているということを教えてくれているわけです。
この理屈を相場に当てはめてみると、価格が高いとか安いというのは、あくまで相対的なものであり、絶対的に高いとか安いというものはないということです。マーケットで儲けるには、安く買って高く売るか、高く売って安く買うかしかないのですが、この高い、安いの基準が絶対的ではないという点が重要なポイントです。
従って、儲けることをより正確に言うと、より安く買ってより高く売る、より高く売ってより安く買うと言い換えることが出来ます。さらには、高く買ってより高く売る、安く売ってより安く売るということも出来ます。
要するに、価格は全て相対的なものだということです。それに対して、絶対的なものとして相場に臨むとしっぺ返しを食らうことになります。ある価格が絶対的に高いとか安いということはないわけです。
絶対的に高いからショートポジションを持つ、もしくは持ち続ける、絶対的に安いからロングポジションを持つ、もしくは持ち続けるということはあり得ないわけです。アインシュタイン博士の「相対性理論」は、自然科学だけでなく、社会科学にまで浸透し、世の中に大きな変革をもたらしたものです。
相場というものが、人間が営む投機や投資活動の結果生まれてくるものである以上、この「相対性理論」が根本に根付いていると考えても良いと思います。何はともあれ、価格は全て相対である、と考えることから、私達が毎日行うトレードについても大きなヒントが得られそうです。アインシュタイン博士に感謝です。
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