マーフィーの「日々是好日」
 

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2018年05月16日(水)

先入観を持つことの怖さ [トレードの心得]

相場に入る時に危険なことは、事前に、先入観、つまりは、凝り固まった相場観を持ってしまうことだと思います。

凝り固まった相場観を持つと、どんな相場の動きを見ても、その相場観を前提に判断してしまうことになります。一例として、もし、凝り固まった「ベア」な相場観を持っていると、実際の相場が上昇トレンドにあるにもかかわらず、常に売りのチャンスに見えてしまいます。

そして、少し下げ始めると、自分の「ベア」な相場観にさらに自信を深めてしまいます。一方、仮に、自分が売ったレベルからさらに相場が上昇したとしても、ナンピンのチャンスとばかりにさらに売り増しする危険を冒してしまいます。

つまりは、凝り固まった相場観がベアであれば、どんな相場を見ても「売り」にしか見えないわけです。

現実に目の前で動いている相場を真正面から観察することが出来ないという事態はとても危険だと思います。冷静に、そして、客観的に判断する精神状態でない以上は、どのチャートを見ても、その凝り固まった相場観をベースに判断を下してしまうわけです。

私は、昔、「ファンダメンタルズ」に拘って相場観を持っていた当時は、上記のような過ちをよく犯していました。相場材料が「ファンダメンタルズ」であるわけですから、そう簡単に相場の方向が変化するとは考えられなくなってしまうわけです。また、ある権威ある方の相場観を信じてしまうと、それはそれで同様の結果となってしまいます。

大事なことは、目の前の相場を自分の尺度で、客観的に判断出来るようになること、そうすれば、たとえ間違ったとしても、すぐに修正が自分で出来るようになります。すなわち、自助努力がとても大切だということです。

ちなみに、ここで申し上げている「自分の尺度」というのは、やはり、「チャートに聞く」ということになります。俗に言う「テクニカル分析」と言ってしまうと、あまり響きは良くないですが、私なりには、科学的根拠に基づいた分析手法ということになります。

これは、つまり、私の場合、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」「アクティベート時間分析」という、三種の神器に従った相場分析手法ということです。

自分自身の尺度が確立しているわけですから、自分で納得出来ることになり、その結果、方向転換も簡単に出来るようになります。そうすれば、相場観が凝り固まってしまうリスクは大きく減少すると思います。

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2018年05月06日(日)

待つことの大切さと難しさ [トレードの心得]

相場では、「待つこと」そして、「我慢すること」は実に大切であり、また、難しいものです。

すなわち、相場にトレンドが生まれるまで、じっと我慢して待つこと、そして、一旦、トレンドが生まれたら、いち早くトレンドに乗ること、さらに、そのトレンドが終了するまで、じっと我慢してポジションを持ち続けることです。

トレンドが発生するまで待つことはトレードでは重要な要素です。儲けたいという欲や焦りから、どうしても無理に手を出してしまいがちですが、これは良くないことです。やはり、トレンド発生を確認するまでじっと我慢することこそが成功の秘訣となります。

確かに、トレンドに乗ることは早いに越したことはありませんが、別に、いの一番に乗れなくても大丈夫です。しかしながら、一旦トレンドだと判断して乗ると、そのトレンドが終了したと判断されるまで乗り続けることが大事です。

もちろん、このことは並大抵のことではありません。実際問題、自分自身を振り返って、このトレンドに乗り続けることが一番難しいと実感しています。

つまりは、利食い幅を最大限に伸ばすことこそが、トレードでは最も難しい部分だと思います。既に評価益として数値の上では存在している利益を確定したい気持ちを抑え、トレンド終了の確認が出来るまで、ポジションを引っ張ることは、まさに修業に近いです。

というわけで、相場観では収益を伸ばすことは出来ないということになります。そこでは、心の状態が重要な要素だということです。メンタル面の鍛錬がなければ収益を伸ばすことは出来ないことになります。「待つこと」「我慢すること」の大切さは幾ら強調してもし過ぎることはなさそうです。

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2018年04月30日(月)

テクニカル派とファンダメンタルズ派(その3) [相場学]

以下、前回の続きです。

さて、それでは、実際のトレードでは、どのスタイルが望ましいかについて考えてみましょう。結論から言うと、全て各人次第だということです。

各人が置かれたトレード環境(トレード可能時間、リスク許容度、収益目標値、精神的ストレス度合い等々)が異なるからです。各人が自分という人間を知って、ご自身に最も適ったスタイルを取ることが望ましいということです。

ただ、私はと言うと、「広義のテクニカル分析」を信条としています。つまりは、テクニカル分析を軸としたトレードであるけれども、システムトレードではなく、状況に応じて恣意的な判断を必要とするスタイルです。

テクニカル分析を1次的な軸としているため、ファンダメンタルズ分析はあくまで2次的なものです。もっと言うと、ファンダメンタルズ分析というよりも、今現在、世の中で話題となっている相場材料は何かを常に頭に入れておくようには努めていますが、それ以上のものではないということです。

今現在、世の中で話題となっている相場材料は、まさに、「ファッション」です。その時々の「ファッション」が何かを知っておくに越したことはありません。「ファッション」はつまり、市場のセンチメントを教えてくれるからです。

市場センチメントを把握した上で、相場を追うことは意義あることです。その為に、世の中で話題となっている材料を頭に入れておくのは大切です。しかしながら、決して、その材料について突っ込んだ分析を行う必要はありません。何故なら、いくら突っ込んだ分析をしたところで、実際のトレードに役立つ部分はほとんどないからです。

一方、テクニカル分析を軸にしているからと言って、システムトレードを行うことには抵抗があります。完全な機械任せ、コンピューター任せにするにはあまりにもパラメーターが多いというのが1つの理由です。

そして、やはり、恣意的な判断を伴うからこそ、より完成度の高いトレードが出来るようになります。私達は、人間ですから、毎日、学びをしながら成長していきます。毎日の学びを次なるトレードに活かすことが出来るからこそ、成長があります。

また、相場判断基準が幾通りもあるということは、様々なパラメーターがあるということですが、その分、各人のトレードスタイルに適った方法が見つかるということでもあります。

例えば、同じ1分足スパンモデルを用いたデイトレードを行うにしても、この1分足スパンモデルの利用法は幾通りもあります。具体的に、超短期のトレード方法としては、スパンモデルの青色スパン(青色ライン)と実勢レベルをチェックするだけで行うものがあります。

青色スパン(青色ライン)とは、サポートゾーンの上限ライン、もしくは、レジスタンスゾーン下限ラインのことです。このラインは、短期のトレンド方向を教えてくれます。従って、この青色スパンの方向をチェックするだけで、買い(ロング)か、売り(ショート)、どちらが優位かが即座に分かります。

もちろん、この1分足スパンモデルの時間軸を60分足に変更すれば、超短期トレードからゆったりとしたデイトレードやスイングトレードに応用することが出来ます。さらに、日足スパンモデルに適用することで、ゆったりとしたスイングトレードやポジショントレードに応用することが出来ます。

たった1本の青色スパンの方向1つをとっても、トレードが出来てしまいます。それではあまりにシンプル過ぎるのであれば、スーパーボリンジャーのプラスマイナス2シグマラインだけをスパンモデルと同一画面に表示させることで、利食いの参考レベルを一見して把握することが出来ます。いずれにしても、1つスパンモデルの青色スパンだけをとっても、実際のトレードへの利用方法は実に様々だということです。

トレードするにはシンプルな判断が即座に出来るかどうかが大切です。単純過ぎて悪いことはないわけです。しかも、一見して分かる方法であれば、誰が見ても結論は同じですから、初心者も経験者も同じ結果を生み出せるわけです。

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プロフィール

マーフィ

インテリジェンス・テクノロジーズ代表

柾木利彦

1980年、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)を卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。
ニューヨーク支店、東京本部の ドル円チーフディーラーを経て、1992年米銀大手の『シティバンク』や欧州系大手の『オランダ銀行』東京支店などで外国為替部長として外銀最大級のトレーディングチームを率いて活躍、現在に到る。その間、「東京市場委員会」での副議長や「東京フォレックスクラブ」委員などを歴任。卓越した市場関連知識でもって、テレビ、ラジオ、新聞などで数多くの情報発信を行い、東京外国為替市場の発展に貢献。自身、過去24年に及ぶトレード経験に基づき、独自のチャート分析 (「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」等)を確立。
個人投資家に向けて最強の投資法を伝授することをライフワークとして、現在も精力的に取り組んでいる。

活動状況・著書

Murphy's Blog
マーフィーの最強FX投資法を伝授
マーフィー最強スパンモデル
短期〜長期 初心者〜プロまで使える究極の実践的トレード手法
直伝!FX投資法
有料メルマガ&掲示板。実践トレード・コーチング。

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