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2017年03月21日(火)

材料出尽くし感!次なる材料探し?

PDFファイル(677KB)

ペットチャート (677KB)

予想レンジ
ドル円     111.80〜113.50
ユーロ円    120.00〜121.50
ユーロドル   1.0700〜1.0830
豪ドル円    86.30〜87.50

***********************

先のFOMCの利上げ後も年内の2,3回程度の利上げ志向は高まってはいるが、米債券利回りの低下を嫌気する格好でドルの買戻し気運は削がれつつある。また、週末のG20財務相・中央銀行総裁会議の共同声明では通貨安競争の回避が引き続き明記されたものの、反保護主義の文言が盛り込まれておらず、ドルの圧迫要因にもなっている。ただ、依然として、日米欧の金利差拡大懸念は顕在化しており、あくまでも短期的なドルロングの解消局面と捉えた方が賢明であろう。

一方、ドル円は米国の保護主義政策が改めて意識される中、実需やポジション調整売りに圧される格好で上値の重い展開が予想されるが、既にドル高けん制を踏まえたドル売りが先行しており、拙速的に下値を探る難しさもある。当面、レンジ幅をドル円111.50〜113.50円まで拡大し、同レベル前後からのナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはオランダの下院選が無難に終了し、政治リスクが後退すると共に、ドルの調整売りも助長される中、ユーロショートの巻き戻し現象もあり、底堅い展開が予想される。ただ、英EU離脱やフランス大統領選挙などの不安材料を抱えており、相対的には上値トライには慎重になっている。

Posted at 10時12分 パーマリンク


2017年03月13日(月)

ドル高けん制の動き和らぐ!ドル円底堅い展開?

PDFファイル(677KB)

ペットチャート (677KB)

予想レンジ
ドル円     114.30〜115.50
ユーロ円    121.80〜123.30
ユーロドル   1.0600〜1.0750
豪ドル円    86.00〜87.50

***********************

先週注目された2月米雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)が23.5人増と予想を上回る中、平均時給は前月比0.2%の上昇と平均賃金の上げが続いている。また、コーン米国家経済会議委員長によれば、今回の米雇用統計は完璧な数字であり、米国のインフラ投資は少な過ぎると自信を覗かせるなど、今週のFOMCでの利上げの確実性が更に増している。今後も市場は利上げ回数に焦点が向けられるだろうが、年3回程度の利上げが織り込み済みである以上、過剰反応は禁物であろう。

一方、ドル円は米雇用統計発表後には材料出尽くし感もあるが、ロス米商務長官が貿易問題について日本の優先度は高いと述べたことから、ドル高けん制の動きが後退したとの思惑もあり、ドル円は115円台半ば前後から115円割れの展開を見せるなど神経質な展開が続いている。ただ、NYダウ平均株価が続伸しており、依然として、ドルの買戻し志向は根強いと見なした方が無難であり、当面、レンジ幅を114.50〜116.00円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロは特段の買い材料はない中、一部報道でECBが量的緩和(QE)終了を前提に利上げが可能か否か検討している旨が伝わり、ユーロショートの巻き戻し現象を伴い、ユーロドル1.07台目前まで上昇基調を高めている。ただ、先のECB理事会後の記者会見でドラギECB総裁は否定的な見解を述べているだけに、市場では時期尚早との見方が少なくなく、当面、ユーロドル1.07台以上からのロングは自重し、戻り売りに比重を置いた方が得策であろう。

Posted at 10時01分 パーマリンク


2017年03月06日(月)

トランプ劇場への不信感と矛盾点が点在!?

PDFファイル(679KB)

ペットチャート (679KB)

ドル円     113.50〜114.80
ユーロ円    120.00〜121.50
ユーロドル   1.0530〜1.0680
豪ドル円    85.50〜87.00

***********************

相対的にはトランプラリーへの期待感が先行しており、株式市場並びに債券相場の押し上げ要因になっている。市場では引き続き堅調な株式相場が予想されている反面、米大統領によるインフラ投資や大型減税などを含めた一連の大判振る舞いに対する警戒感も強まりつつある。トランプ政権のミッションでもある米貿易赤字縮小や雇用創出拡大が財政出動を伴う矛盾点も多々あるだけに、米相場全般が正念場を迎えつつあるのかもしれない。その中、相次ぐ早期利上げを示唆するFRB高官の発言を受けて、足元では3月利上げが現実味を帯びている。また、イエレンFRB議長も先の講演で雇用をめぐる指標とインフレが力強さを維持出来れば、FRBの3月利上げは適切と述べており、拙速的にドルが売られる相場環境ではない.ただ、FRB議長はその後の質疑応答で財政政策の変更を巡り不透明感が強いとした上、移民は労働力人口の増加に貢献しており、トランプ大統領の経済政策にはかなりの不確実性があると指摘、そして、大半のFOMCメンバーはトランプ大統領の経済政策で何が起こるか忍耐強く待つこと強調するなど、年内に2回程度の利上げが有力視されている、

一方、ドル円はドル高けん制の動きも和らぐ中、日米金利差拡大は機関投資家やヘッジファンドなどの運用対象になるだけに、引き続き底堅い展開が予想されるが、NYダウ平均株価に対する過熱感や高値警戒感も増幅しており、ドル円115円トライには慎重になっている。当面、直近のレンジ幅ドル円113.50〜115.00円を重視し、同レベルからのナンピン売買に特化することも一考であろう。

他方、ユーロドルは依然として、米ドルに左右される展開ではあるが、仏大統領選が沈静化したことが好感され、ユーロドル1.06台を回復するなど下値懸念は希薄になっているが、現段階では一難去ってまた一難の状況には変わりがなく、戻りも限定的と見なした方が無難であろう。

Posted at 10時10分 パーマリンク


2017年02月27日(月)

トランプ政策に過剰期待先行!?

PDFファイル(683KB)

ペットチャート (683KB)

予想レンジ
ドル円     111.50〜113.00
ユーロ円    117.50〜119.00
ユーロドル   1.0480〜1.0630
豪ドル円    85.30〜86.80

***********************

米地区連銀総裁からは次回FOMCにおいて3月利上げも選択肢にあるとの発言が相次いでいるが、先のFOMC議事録では時期尚早との見方が浮上しており、市場はやや混迷を深めているが、総じて、米債券利回りの低下を背景に3月の利上げ説は後退しており、ドルの調整売りが優勢になっている。ただ、米10年債利回りが既に2.3%割れ目前まで低下している関係上、更なる低下局面は想定しづらく、現状レベルからのドルショートは自重することが一考であろう。

一方、ドル円は一時112円割れへと下値警戒感を強めてはいるが、ドル円111円台では随所に利益確定や実需買いが散見されるなど、拙速的な円買いは自重局面に差し掛かっている。ただ、米国株式市場の史上最高値更新中であり、また、明日のトランプ米大統領の議会演説次第では波乱含みの展開も予想されるだけに、当面、レンジ幅をドル円111.50〜113.00円まで拡大し、少なめの売買で対応することが得策であろう。

他方、ユーロドルはフランス大統領選に対する懸念が一服したものの、依然として、潜在的な戻り売り志向は根強い。改めて、ユーロドル1.06台の上値の重さが意識されている反面、ル円と同様に、ユーロドル1.05割れでは利食いと割安感の買いも散見されるなど、安易にどちらにも仕掛けづらい状況に置かれている。相場の動意を待ってからの始動を心掛けるのが賢明であろう。

Posted at 10時10分 パーマリンク


2017年02月20日(月)

過剰反応禁物!相場の動意待ち継続?

PDFファイル(677KB)

ペットチャート (677KB)

予想レンジ
ドル円     112.30〜114.00
ユーロ円    119.00〜120.80
ユーロドル   1.0530〜1.0680
豪ドル円    85.80〜87.30

***********************

NYダウは小幅高ながらも史上最高値を更新しており、また、イエレンFRB議長を筆頭に各米連銀総裁のタカ派的発言により、米金利先高観測は根強いものがあるが、反面、トランプ大統領による経済対策への過剰期待が先行している嫌いもあり、相対的にドルの調整売りが優勢になっている。トランプ政権下での閣僚辞任騒動などもあるが、相次いで繰り出している経済対策の具体性が見えてこないだけに、市場は一旦株式市場に対する高値警戒感を踏まえながら、安易なドル買い戻しに繋がっていないのが現状であろう。

一方、ドル円は115円台の上値の重さを意識しながら、徐々に下値を探る展開を強いられてはいるが、依然として、日米金利差拡大が歴然である以上、拙速的に売り下がる外部環境ではない。いずれにしても、本日は米休場も控えてはいる関係上、狭いレンジ幅での攻防が予想されるが、当面、目先の株式市場や債券市場に振り回されることなく、相場の動意を待ってからの始動が賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.07台が重石になっている反面、ドルの調整売りに助長され、1.06前後でどちらにも仕掛けづらい状況が続いている。引き続きレンジ幅を1.0500〜1.0700まで拡大し、ドル円と同様に拙速的な売買を手控えて、じっくり待機策が一考であろう。

Posted at 10時01分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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