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2019年04月15日(月)

貿易交渉でドル高けん制!未だに許容範囲のドル高?

PDFファイル(785KB)

ペットチャート (785KB)

予想レンジ
ドル円     111.50〜112.50
ユーロ円    126.00〜127.00
ユーロドル   1.1250〜1.1350
豪ドル円    79.80〜80.80

******************************

米国株式市場において、NYダウ平均株価が前日比269ドル高と堅調に推移する中、ドルを買い戻す動きが強まっている。一方、日米は本日から貿易協定交渉を開始するが、ムニューシン米財務長官は日米貿易問題や2国間の経済関係など幅広い案件を議論する旨を述べているが、為替も議題となり、協定には通貨切り下げを自制する為替条項を含めることになると述べている。日本側は為替条項の導入に反対しており、日米協議の争点になる可能性が大であるが、基本的には日本側の円売り介入などに対する事前警告であり、将来円高が進行した際の歯止め工作とも言える。ただ、これらの動きは日本のみならず、他の主要国も対象になるだけに、当面、米中並びに米欧の通商協議の進捗状況次第とも言えるが、相対的には更なるドルの上昇局面では清算入りと見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は好調な株価を背景にドル円は112円台を回復しており、底堅い展開が予想されるが、依然として、同レベルでは実需並びに利益確定売りが随所に散見されており、相対的には高値トライは自重局面に差し掛かっている。引き続きレンジ幅ドル円111.50〜112.50円重視で待機策が賢明であろう。

他方、ユーロドルは相も変わらず1.13前後で一進一退の展開を余儀なくされている。ECBによる金融緩和策の長期化により、拙速的に買い上がる雰囲気はないが、米欧通商協議を通じた買戻しの動きも散見されるなど、安易にどちらにも仕掛けづらい状況に置かれている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1250〜1.1350重視で対応することが一考であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2019年04月08日(月)

米金利上昇中断!ドルの高値掴みに要注意?

PDFファイル(782KB)

乖離幅チャート (782KB)

予想レンジ
ドル円     111.30〜112.30
ユーロ円    124.80〜125.80
ユーロドル   1.1170〜1.1270
豪ドル円    78.80〜79.80

******************************

米中通商協議の行方が注目される中、トランプ米大統領は中国との合意はかなり近づいており、4週間以内に発表する可能性があると楽観的な見解を述べてはいるが、今後予定されている米中首脳会談を見極めるまで、過剰期待は禁物であろう。その中、先週末発表された3月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回ったことを受けてドル買いが優勢になっている。ただ時間当たり賃金は前月比0.1%増と前月よりは鈍化しており、拙速的にドルを買い上がる段階とは言い難い。また、トランプ米大統領は今回の雇用統計を受け、再びFRBは利上げすべきではない旨を強調し、経済の下支えには非伝統的政策である量的緩和の再開が必要になると述べており、ドルの更なる上昇局面では一旦清算入りと見なした方が無難であろう。

一方、ドル円はFRBの低金利政策への期待を背景にNYダウ平均株価は続伸しており、株高期待を踏まえて底堅い展開が予想されるが、依然として、ドル円112円前後では利益確定や実需売りが満遍なく控えており、過度な株高及びドル高期待は自重局面にある。引き続きレンジ幅ドル円111.30〜112.30円重視で待機策に努めることが得策であろう。

他方、ユーロドルは悪材料が顕在化しており、引き続き戻り売りが優先されているが、ドル円と同様に、次なる節目ユーロドル1.12割れでは利益確定買いが随所に散見されており、短期筋としても、安易な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1180〜1.1280重視で対応することが一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年04月01日(月)

ケンティッシュ・ブレーク 戦略編

PDFファイル(779KB)

乖離幅チャート (779KB)

予想レンジ
ドル円     110.30〜111.30
ユーロ円    123.80〜125.00
ユーロドル   1.1150〜1.1280
豪ドル円    78.00〜79.00

******************************

米長期債利回りの低下が一服する中、相対的にはドル買い戻しが優勢になっている。ただ、心理的節目でもある米10年債2.5%までは回復しておらず、未だに長短金利の逆イールド現象が重石になっており、積極的にドルを買い上がる相場環境とは言い難い。遅かれ早かれ逆イールド現象は解消されるだろうが、米中貿易戦争の進捗状況や英EU離脱問題に対する不透明感が払拭されない限り、相当の時間を要する可能性が高いだけに、株式並びに為替相場も米金利動向を睨みながら神経質な展開が予想される。

一方、ドル円は111円台には届いていないが、依然として、リスク回避体質によるドル買い依存は根強く、下値限定的と言わざるを得ないだろう。ただ、実需売買を軸に一進一退の展開が続いており、引き続きドル円110.30〜111.30円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料の無い中、1.12台を維持しているが、世界経済の減速や米連邦準備理事会(FRB)が利上げサイクルの中断などを背景に、ECBも含めて、各中央銀行が追加緩和策に踏み切るとの憶測もあり、引き続き戻り売り志向が強く、レンジ幅をユーロドル1.1150〜1.1280まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年03月25日(月)

米10年債2.5%れ、ドル円110円割れ!様変わりの展開?

PDFファイル(780KB)

乖離幅チャート (780KB)

予想レンジ
ドル円     109.30〜110.50
ユーロ円    123.50〜125.00
ユーロドル   1.1250〜1.1380
豪ドル円    77.30〜78.50

******************************

先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)は経済成長率予想と金利見通しを引き下げると共に、今年の利上げ回数をゼロと想定したことを受けて、景気減速懸念が増幅している。その中、米債券利回りは軒並み低下、10年債に至っては節目である2.5%割れとなり、また、短期金利との逆イールド現象を起こすなど、景気後退の前触れとの憶測も飛び交う中、NYダウ平均株価は前日比460安と大幅に下落し、相対的にリスク回避の動きが加速している。

一方、ドル円は米金利の低下と株安が嫌気される中、節目であるドル円110円割れになるなど、総じて、安全通貨として円を買い戻す動きにも繋がっている。現時点ではストップロス優先の展開であり、上値は限定的と言わざるを得ないが、相場が落ち着きを取り戻すまではレンジ幅をドル円109.30〜110.50円まで拡大し、同レベル前後からのナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料はない中、引き続き戻り売りが優先されているが、米債券利回りの急低下を受けて、消去法的な買いも手伝い、下値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1250〜1.1350重視で待機策が賢明であろう。

Posted at 10時18分 パーマリンク


2019年03月18日(月)

米中摩擦長期化!潜在的なドル買い優勢?

PDFファイル(779KB)

ペットチャート (779KB)


予想レンジ
ドル円     111.00〜112.00
ユーロ円    125.70〜126.70
ユーロドル   1.1280〜1.1380
豪ドル円    78.50〜79.50

******************************

米中貿易摩擦の長期化が懸念されているが、米国と中国が経済のみならず、軍事面でも覇権争いを続けている以上、世界環境が不安定な状況にあり、全般的に相場の難易度を深めている。とは言え、不透明な世界経済では、米ドルの国際基軸通貨としての立場には揺るぎないものがあり、人民元も含めて、他の主要通貨も米ドルに取って代われるはずもなく、最終的には世界経済のドル依存体質は普遍的と言わざるをえないだろう。その中、NYダウ平均株価は前日比138ドル高と堅調に推移しているが、FRBのみならず、ECBや日銀による金融緩和策が改めて意識されており、相対的には過剰流動性資金が株式及び債券市場に流入していると言わざるを得ない。ただ、ファンダメンタル的には米債券利回りの低下が嫌気されると共に、トランプ政権下よるドル高けん制に対する警戒感があり、ドルの更なる上昇局面では戻り売りが優勢になっている。

一方、ドル円は112円台には届かず、ポジション主導の展開を余儀なくされている。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)において、再びハト派的な見解が示される可能性が高く、改めてドル円112円台が重石になっている。その中、実需並びにポジション調整売買がドル円111円と112円前後に散見されており、拙速的な売買は自重せざるを得ず、引き続きレンジ幅ドル円111.00〜112.00円重視でじっくり待機策が賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.13台前半で動意薄の展開を強いられているが、英EU離脱問題が混迷を極めており、また、ドイツ銀行に対する不安材料が表面化するなど、短期筋としても、上値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1280〜1.1380を重視し、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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