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2017年12月11日(月)

もみ合い相場継続中!FOMCの金利動向次第?

PDFファイル(700KB)

ペットチャート (700KB)

予想レンジ
ドル円     112.80〜114.00
ユーロ円    132.80〜134.00
ユーロドル   1.1700〜1.1850
豪ドル円    84.50〜85.80

**********************

先週末発表された米11月雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が22.8万人増と予想を上回ったものの、平均時給は前年比2.5%と予想を下回る内容となり、好悪材料が混在する中、相場自体は動意薄の展開を強いられている。その中、NYダウは最高値を更新しており、金利先高観測を踏まえて、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。ただ、次回のFOMCにおける利上げはほぼ確実視されてはいるが、来年以降の利上げペースに関しては、未だに、インフレ率の伸び悩みを背景に、まだら模様の状況であり、積極的にドルを買い戻す機運とは言い難い状況にある。補足的になるが、今週は仮想通貨ビットコインの先物取引が開始される運びである。未だにシステミックリスクや追加証拠金など様々な不安要素を抱えながらの船出となるが、ビットコイン価格は年初から既に10倍以上高騰しているだけに、当面、為替相場への影響はないとの見方が支配的とは言え、何らかの影響を見極めてからの始動が一考であろう。

一方、ドル円は米株式市場の堅調に推移しており、底堅い展開ではあるが、チャートの目安として、114円台の上値の重さが改めて意識されており、過度な円安期待は自重局面にある。引き続き、相場が動意づくまで、直近のレンジ幅ドル円113.00〜114.00円重視で対応することが得策であろう。

他方、ユーロドルはユーロロングの解消売りが一巡したわけではないが、市場はドイツ政局不安や地政学的リスク、そして、英EU離脱問題など様々な不安材料を抱えている以上、リスク回手段の一貫として、ユーロを買い戻す動き随所に散見されるなど、ドル円と同様に、相場が動意づくまでは少なめの売買で対応することが賢明であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2017年12月04日(月)

売買材料満載!レンジ拡大で相場の動意待ち?

PDFファイル(697KB)

ペットチャート (697KB)

予想レンジ
ドル円     111.80〜113.30
ユーロ円    132.80〜134.30
ユーロドル   1.1800〜1.1950
豪ドル円    84.80〜86.00

**********************

北朝鮮の地政学的リスクが顕在化する中、先の北朝鮮の弾道ミサイルは事実上失敗に終わったとの報道が伝わり、ドルを買い戻す動きが加速している。先週、前米大統領補佐官のマイケル・フリン被告が連邦捜査局(FBI)捜査官に虚偽の供述をした事が伝わり、相対的にドル売りが加速した場面もあったが、注目の税制改革法案においてはマコネル上院院内総務が法案の可決に必要な共和党票を確保したとの発言があり、市場は好悪材料に振り回される格好で波乱含みの展開を強いられている。その中、NYダウは前日比40ドル安と小幅反落しているが、大幅上昇後の反動の段階であり、引き続き底堅い展開が予想される。ただ、過熱感は否めず、一旦折り返し地点に差し掛かっていると見なした方が無難であり、少なめのポジショニングで臨機応変な売買が求められる。

一方、ドル円は一時113円台に迫る展開を見せていたが、マイケル・フリン氏被告の報道により、ドル円111円台半ば前後まで急落、その後は実需や利益確定買いにより、112円台を回復するなど、安易に身動きが取りづらい状態にあるが、地政学的リスクの後退を踏まえて、底堅い展開にはあるが、過剰期待は禁物であり、当面、レンジ幅をドル円111.50〜113.50円重視で待機策に努めることが得策であろう。

他方、ユーロドルは1.19前後で試行錯誤が続く中、ブラード・セントルイス連銀総裁が利上げ継続は逆イールドのリスクもたらすとし、早期の金融引き締めは不要であり、長期金利は政策金利に追随しない可能性を指摘、来年以降の利上げペースに苦言を呈すなど、米債券利回りの伸び悩みもあり、底堅い展開が予想されるが、英EU離脱問題や独政局不安を抱えている以上、高値掴みには要注意だろう。引きつづき直近のレンジ幅1.1800〜1.1950で対処することが一考であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2017年11月27日(月)

売買材料多様化、狭いレンジ幅での攻防継続?

PDFファイル(704KB)

ペットチャート (704KB)

予想レンジ
ドル円     110.80〜112.30
ユーロ円    132.30〜133.50
ユーロドル   1.1850〜1.2000
豪ドル円    84.30〜85.50

**********************

市場では今後の米利上げペース並びに米税制改革法案の不安要素も気になるとことであるが、依然として、北朝鮮に対する地政学的リスクが読み切れない段階にあり、相対的にドルの調整売りに追いやられている。現時点では次なる大きな節目であるドル円110円、そして、ユーロドル1.2000台が視野に入りつつある反面、ドルの金利面での優位性を考慮すれば、拙速的にドル売りを敢行する難しさがあり、相場自体の難易度を高めている。

一方、ドル円は米国市場が株式及び債券市場が共に短縮取引であったことも起因しているが、原油価格が上昇基調にあり、もう一段のドルの調整売りを意識せざるを得ない相場環境にある。相対的にはストップロス優先の展開であり、短期的にはドル円110円台も視野に入れる必要性もあるが、ただ、米金利先高観測が残る中、好調な株式市場や米景況感を踏まえれば、過度なドル安期待は自重局面にあり、当面、レンジ幅を110.50〜112.50円まで拡大し、じっくり待機策が一考であろう。

他方、ユーロドルは薄商いの中、ストップロスを巻き込みユーロドル1.19台をクリアーするなど様変わりの様相を呈している。ドル指数は対主要6通貨に対して2カ月ぶり安値を更新していることもドル売りユーロ買いを誘発しているが、先の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で12月の利上げが懐疑的になり始めていることがドルの調整売りを催促しているとも言えるが、FRBの金利正常化が途絶えたわけでもないだけに、ユーロドル1.2000台は時期尚早と見なすのが無難であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2017年11月20日(月)

米税制改革案の動向次第!期待と不確実性が同居?

PDFファイル(674KB)

ペットチャート (674KB)

予想レンジ
ドル円     111.50〜113.00
ユーロ円    131.50〜133.00
ユーロドル   1.1730〜1.1850
豪ドル円    84.30〜85.50

**********************

今週は感謝祭ウィークを迎えて、相対的に様子見モードが強まる中、米株式市場が反落に転じたほか、米10年債利回りも低下傾向を示したこともあり、ドルの調整売りが優先されている。市場にはトランプ大統領のロシア疑惑が再燃していることもあるが、同時に、米下院では既に税制改革法案を可決しているものの、今後の米上院での可決見通しは懐疑的であり、トランプ政権が目指している年内成立にも悲観的な見方も浮上するなど、総じて、ドル売りが誘発されやすい相場環境にある。

一方、ドル円は一時112円割れと危機感を強める中、中国政府の特使中央対外連絡部長が北朝鮮高官と会談し、中国政府の両国間の伝統的な友好関係を安定的に発展させるとの方針を強調したと報じてはいるが、北朝鮮情勢が何らかの進展がみられるとの期待感もあり、地政学的リスクの後退を踏まえて、再び円安基調を取り戻す可能性もあり、下値トライには慎重にならざるを得ないだろう。

他方、ユーロドルはドラギECB総裁がユーロ圏経済は堅調に拡大しているとの認識を示す中、2018年9月までの債券買い入れプログラム延長については、ユーロは引き続き低コストの借り入れに依存しており、利上げは更に先になるということを指摘しており、拙速的に上値を追う難しさがあり、引き続き直近のレンジ幅1.1700〜1.1850前後で売買を模索することが一考であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2017年11月13日(月)

ドル円相場膠着度増すも神経質な展開不変!?

PDFファイル(674KB)

ペットチャート (674KB)

予想レンジ
ドル円     113.00〜114.00
ユーロ円    131.80〜133.00
ユーロドル   1.1600〜1.1730
豪ドル円    86.30〜87.50

**********************

トランプ大統領のアジア歴訪は貿易不均衡是正や大規模な商談などから、それなりの成果を上げたと言える反面、米国の税制改革案の軸とも言えるとなる法人税減税が2019年に先送りされたことが嫌気される中、相対的にドルの上昇に歯止めがかかり始めている。元々、大幅な法人税の引き下げ期待がドルや株式市場の押し上げ材料の要因になっていただけに、相場自体は株価との相関性が崩れる中、総じて、相場は再度スタートラインに逆戻りしたとの声も少なくなく、引き続き為替相場は狭いレンジ幅での神経質な展開が予想される。

一方、ドル円は日経平均株価がここ数日間で1,000円超乱高下しているにもかかわらず、113円台半ば前後で膠着度を強めている。基本的には米金利動向に注視せざるを得ないだろうが、現時点では12月のFRBの利上げは織り込み済みとは言え、FRB議長の交代や米税制改革の不確実性が加わり、短期筋並びに機関投資家などは金利先高期待によるドル買いに難色を示し始めるなど相場全般が視界不良の段階にある。引き続き直近のレンジ幅を重視しながら、相場の動意を待ってからの始動が得策であろう。

他方、ユーロドルはドル売りに助長された格好で1.16台半ば前後まで買い戻されてはいるが、地政学的リスクが一服している関係上、1.17台の上値トライには慎重になっている。引き続きドル円と同様に直近のレンジ幅1.1550〜1.1700重視で売買を模索することが一考であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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新外為の森
ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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