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2019年05月20日(月)

予測不能展開!相場の動意を待って始動?

PDFファイル(724KB)

ペットチャート (724KB)

予想レンジ
ドル円     109.50〜110.50
ユーロ円    122.30〜123.30
ユーロドル   1.1130〜1.1230
豪ドル円    75.00〜76.00

******************************

市場における米中貿易協議を材料としたリスク回避の動きは根強いものがあるが、相対的には我慢比べの様相を呈しており、未だに透明感が払しょく出来ない状態に置かれている。一部では、貿易戦争における勝者は存在しないとして、悪材料としては織り込み済みとの声も少なく無く、当面、米中摩擦の長期化ヲ踏まえれば、余程のサプライズがない限り、調整主導の相場展開と見なした方が無難であろう。ただ、ファンダメンタルズ的な優先順位としては米金利の優位性に分があり、先週のNYダウ平均株価は前日比98ドル安や米債券利回りの低下傾向にも影響は限定的になっている。ドルの手仕舞いがも一巡したとは言い難いが、ドルの下落局面では買い戻しに比重を置いた方が得策であろう。

一方、ドル円は売り買いが拮抗する中、110円台を回復しており、短期筋としてはドル円110円割れからの下値トライには慎重になっている。ただ、潜在的な米中貿易摩擦もあるが、米中の対立構造が激化している以上、ドル円110円前後でのもみ合い相場が予想されるだけに、引き続きレンジ幅ドル円109.50〜110.50円重視で待機策が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、ポンドが対ドルで1.27台まで下落基調を強めており、ポンドの反発がない限り上値は限定的と言わざるを得ない。メイ英首相は離脱合意案で悪戦苦闘しているが、もはや賞味期限切れの感が強く、むしろ早く決着を見たほうがポンドの上昇に繋がる可能性も高く、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1130〜1.1230重視で待機策が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年05月13日(月)

八方塞がりの米中貿易摩擦!相場の動意待ち?

PDFファイル(781KB)

ペットチャート (781KB)

予想レンジ
ドル円     109.50〜110.50
ユーロ円    123.00〜124.00
ユーロドル   1.1180〜1.1280
豪ドル円    76.50〜77.50

******************************

米中貿易摩擦の激化が現実味を帯びる中、トランプ大統領が米中協議は建設的で今後も継続するとした上、対中関税はこの先の交渉次第と述べている。一方、劉鶴中国副首相も米国との通商協議は非常に順調に進展している旨を述べてはいるが、根本的には何ら進展しておらず、双方ともに八方塞がりの状態との見方が少なく無い。今後も足元では米中貿易交渉の不透明感が広がり、現時点では中国側も報復関税に踏み切るであろうが、米中貿易摩擦の長期化は避けたいのが本音であり、当面、中国がどのような対応策を練るのかに注目が寄せられている。その中、米株式市場でダウ平均が一時358ドル安まで下げ幅を記録したものの、悪材料出尽くし感もあり、前日比114ドル高と反発に転じるなど、市場全般には安堵感が広がり始めている。とは言え、相対的には米中貿易摩擦の進捗度合い次第であり、調整主導の展開を余儀なくされている。

一方、ドル円は米中貿易摩擦による円高が進行中ではあるが、ドル円110円割れでは随所に利益確定買いや実需買いが散見されるなど、拙速的な下値トライには慎重になっている。相対的には株価の持ち直しており、下値は限定的と判断し、引き続きレンジ幅ドル円109.50〜110.50円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開であり、1.12前後でもみ合い相場と化しているが、現時点は割安感の買いが1.12割れ、そして、戻り売りが1.12台半ば以上で散見されるなど、引き続きレンジ幅、ユーロドル1.1180〜1.1280重視で待機策が一考であろう。

Posted at 10時01分 パーマリンク


2019年05月07日(火)

米中駆け引き激化!見極めの時?

PDFファイル(782KB)

ペットチャート (782KB)

予想レンジ
ドル円     110.30〜111.50
ユーロ円    123.30〜124.70
ユーロドル   1.1130〜1.1250
豪ドル円    76.80〜78.20

******************************

先週発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が26.3万人増と予想を大きく上回る中、失業率も3.8%から3.6%へと過去最低水準まで低下するなど、米経済の力強さが改めて確認されているが、意外にも市場はドル売りに傾斜している。先に、トランプ大統領は中国との協議は順調に進んでおり、数週間以内に合意する可能性を指摘、たとえ合意に至らなくてもかまわないとしていたが、中国に課していた日用品などの2,000億ドルに対しても、関税率を10%から25%に引き上げることを言及しており、市場は俄かに米中貿易に対する警戒感を強めている。ある意味ではドル高けん制の動きと共に、米中の駆け引きが激化したとも解釈できるが、トランプ大統領の本気度が測れないだけに、依然として、株式、債券、そして、為替相場は神経質な展開を余儀なくされている。

一方、ドル円は米中貿易不安を背景にドル円110円割れも視野に円買い圧力が増幅している。ただ、ドル円110円台半ば割れでは実需買いや利益確定買いも随所に散見される中、堅調な米株式市場や米金利の優位性もあり、拙速的な円買いには違和感が生じている。当面、米中貿易問題並びに株式市場の動向を見極めるまでは、レンジ幅をドル円110.30〜111.50円まで拡大し、同レベルからのナンピン売買が得策であろう。

他方、ユーロドルはユーロ圏の経済指標の持ち直しや割安感の買戻しもあり、ユーロドル1.12前後まで回復基調にあるが、更なる買い材料が乏しいだけに、無理をせずに引き続きレンジ幅ユーロドル1.1150〜1.1250重視で対応することが賢明であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2019年04月22日(月)

市場参加者激減!もみ合い相場継続?

PDFファイル(783KB)

乖離幅チャート (783KB)

予想レンジ
ドル円     111.50〜112.50
ユーロ円    125.30〜126.30
ユーロドル   1.1200〜1.1300
豪ドル円    79.50〜80.50

******************************

先週発表された、米3月小売売上高が予想を上回る内容だったことや、ドイツの経済指標の悪化を背景に、ややドルを買い戻す動きが優勢になっている。ただ、イースター休暇を挟んで閑散モードに突入しており、次の材料待ちの段階は否めない。いずれにしても、海外勢の休場や本邦の異例な長期休暇を控え、ポジション縮小の動きが堅調になっている。その中、米貿易収支はトランプ大統領が推進している関税効果もあり、2月の米国の貿易赤字が予想外に縮小しており、現状のドル高は許容範囲のレベルとの声も少なく無く、もう一段のドルの上昇局面も一考であろう。

一方、ドル円はドルロングの手仕舞いりや実需売りに圧されて上値の重い展開が予想されるが、市場参加者の激減も重なり、ドル円112円前後で動意薄の展開を余儀なくされている。その中、朝鮮の金正恩委員長が新型戦術誘導兵器の発射試験に立ち会ったと報じられたことから北朝鮮問題が再燃かとの警戒感もあるが、それ以上に悪化する可能性は低く、一過性の円高局面に終わっているだけに、引き続き無理をせずに、直近のレンジ幅111.50〜112.50円で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはポンドが心理的節目1.30を割り込み、ややつれ安現象を起こしている。ただ、ポンド並びにユーロも安値圏に位置しており、過度な下値懸念は自重局面に差し掛かっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1200〜1.1300重視で待機策が一考であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2019年04月15日(月)

貿易交渉でドル高けん制!未だに許容範囲のドル高?

PDFファイル(785KB)

ペットチャート (785KB)

予想レンジ
ドル円     111.50〜112.50
ユーロ円    126.00〜127.00
ユーロドル   1.1250〜1.1350
豪ドル円    79.80〜80.80

******************************

米国株式市場において、NYダウ平均株価が前日比269ドル高と堅調に推移する中、ドルを買い戻す動きが強まっている。一方、日米は本日から貿易協定交渉を開始するが、ムニューシン米財務長官は日米貿易問題や2国間の経済関係など幅広い案件を議論する旨を述べているが、為替も議題となり、協定には通貨切り下げを自制する為替条項を含めることになると述べている。日本側は為替条項の導入に反対しており、日米協議の争点になる可能性が大であるが、基本的には日本側の円売り介入などに対する事前警告であり、将来円高が進行した際の歯止め工作とも言える。ただ、これらの動きは日本のみならず、他の主要国も対象になるだけに、当面、米中並びに米欧の通商協議の進捗状況次第とも言えるが、相対的には更なるドルの上昇局面では清算入りと見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は好調な株価を背景にドル円は112円台を回復しており、底堅い展開が予想されるが、依然として、同レベルでは実需並びに利益確定売りが随所に散見されており、相対的には高値トライは自重局面に差し掛かっている。引き続きレンジ幅ドル円111.50〜112.50円重視で待機策が賢明であろう。

他方、ユーロドルは相も変わらず1.13前後で一進一退の展開を余儀なくされている。ECBによる金融緩和策の長期化により、拙速的に買い上がる雰囲気はないが、米欧通商協議を通じた買戻しの動きも散見されるなど、安易にどちらにも仕掛けづらい状況に置かれている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1250〜1.1350重視で対応することが一考であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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