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2019年03月18日(月)

米中摩擦長期化!潜在的なドル買い優勢?

PDFファイル(779KB)

ペットチャート (779KB)


予想レンジ
ドル円     111.00〜112.00
ユーロ円    125.70〜126.70
ユーロドル   1.1280〜1.1380
豪ドル円    78.50〜79.50

******************************

米中貿易摩擦の長期化が懸念されているが、米国と中国が経済のみならず、軍事面でも覇権争いを続けている以上、世界環境が不安定な状況にあり、全般的に相場の難易度を深めている。とは言え、不透明な世界経済では、米ドルの国際基軸通貨としての立場には揺るぎないものがあり、人民元も含めて、他の主要通貨も米ドルに取って代われるはずもなく、最終的には世界経済のドル依存体質は普遍的と言わざるをえないだろう。その中、NYダウ平均株価は前日比138ドル高と堅調に推移しているが、FRBのみならず、ECBや日銀による金融緩和策が改めて意識されており、相対的には過剰流動性資金が株式及び債券市場に流入していると言わざるを得ない。ただ、ファンダメンタル的には米債券利回りの低下が嫌気されると共に、トランプ政権下よるドル高けん制に対する警戒感があり、ドルの更なる上昇局面では戻り売りが優勢になっている。

一方、ドル円は112円台には届かず、ポジション主導の展開を余儀なくされている。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)において、再びハト派的な見解が示される可能性が高く、改めてドル円112円台が重石になっている。その中、実需並びにポジション調整売買がドル円111円と112円前後に散見されており、拙速的な売買は自重せざるを得ず、引き続きレンジ幅ドル円111.00〜112.00円重視でじっくり待機策が賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.13台前半で動意薄の展開を強いられているが、英EU離脱問題が混迷を極めており、また、ドイツ銀行に対する不安材料が表面化するなど、短期筋としても、上値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1280〜1.1380を重視し、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年03月11日(月)

リスク回避主導の展開!ポジションの手仕舞い優勢?

PDFファイル(781KB)

乖離幅チャート (781KB)

予想レンジ
ドル円     110.50〜111.80
ユーロ円    124.00〜125.30
ユーロドル   1.1150〜1.1280
豪ドル円    77.50〜78.80

******************************

注目された2月米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想18.0万人増に対して2万人増と予想外の弱い数字を受けて、ドル売りに転じた場面もあったが、平均時給の上昇率が予想を上回ると共に、失業率か3.9%から3.8%へ低下したこともあり、ドル売りの動きは一時的現象に収まっている。ただ、全般的には米中貿易戦争懸念やロシア疑惑、そして、北朝鮮問題の再燃などが加わり、リスク回避の動きが強まっており、拙速的にドルを買い戻す動きは鈍くなっていると言わざるを得ない。

一方、ドル円は米債券利回りや米株式市場の伸び悩みもあり、一時111円割れになるなど、次なる節目ドル円110円前後が意識されつつある。本日の株価動向次第では、再びドル円111円割れも想定せざるを得ず、ドルの戻り売りに重点を置いた方が無難であろう。当面、レンジ幅をドル円110.50〜111.80円まで拡大し、同レベルからのナンピン売買が無難であろう。

他方、ユーロドルはストップロスが一服し、下値懸念は希薄になっているが、先のハト派的なECB理事会やポンド安の影響もあり、引き続き戻りが優勢になっている。一部では時期尚早であるが、ドル円と同様にユーロドル1.100割れへの警戒感も強めている。ただ、マーケットには米貿易赤字拡大を背景にドル高けん制の動きも意識されており、当面、レンジ幅をユーロドル1.1150〜1.1300まで拡大し、じっくり待機策が賢明であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2019年03月04日(月)

売買材料多様化!相場の動意待ち継続?

PDFファイル(774KB)

乖離幅チャート (774KB)

予想レンジ
ドル円     111.50〜112.50
ユーロ円    126.80〜127.80
ユーロドル   1.1330〜1.1430
豪ドル円    78.80〜79.80

******************************

先週の米朝首脳会談は決裂したが、相場への影響は限定的であるように、市場の関心は米中貿易戦争の進捗状況に移行しつつある。市場には未だに多種多様な不安材料が回遊してはいるが、中国上海株式市場が大幅に反発に転じる中、3月相場のNYダウ平均株価が4日ぶりに反発するなど、相対的に米中貿易戦争に楽観的な見方が広がり、米債券利回りも軒並み上昇するなど、総じて、安全資産であるドルを買い戻す雰囲気が強まっている。ただ、ここ最近の中国経済指標を見る限り、中国経済の減速懸念が鮮明になりだしており、期待先行相場とも解釈できる。そして、トランプ米大統領は連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めはドル高につながり、米国の競争力を阻害しているとパウエルFRB議長を批判している。いずれにしても、トランプ大統領が過度なドル高には再び警鐘を鳴らしているだけに、ドルの更なる上昇局面では清算レベルと見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は年初来高値圏で推移しており、引き続き底堅い展開が予想されるが、依然として、米中貿易の成り行き次第の側面がある。また、ドル円112円台では随所に実需や利益確定売りが散見されており、高値掴みには要注意であり、当面、レンジ幅ドル円111.50〜112.50円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.14台に届かず、一進一退の展開が続いている。中国に続いて欧米貿易問題も対象になるだけに、引き続き戻り売り優先の展開を余儀なくされており、直近のレンジ幅ユーロドル1.1330〜1.1430重視で待機策が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年02月25日(月)

米中通商協議混沌!結果待ち変わらず継続?

PDFファイル(771KB)

乖離幅チャート (771KB)

予想レンジ
ドル円     110.30〜111.30
ユーロ円    125.00〜126.00
ユーロドル   1.1300〜1.1400
豪ドル円    78.50〜79.50

******************************

市場が米中貿易協議の行方に注目する中、様々な憶測が飛び交っており、相場の難易度を高めている。トランプ大統領は習近平国家主席との会談が3月に実施される運びと述べているが、中国側は農産物中心に米国からの輸入を増やす方針とは言え、未だに、知的所有権や構造改革の点では大きなギャップが顕在化しており、3月1日の関税引き上げ期限は延期される見通しであろうが、米中双方が満足できる結果にはなりそうもなく、引き続き水面下での論争が続くと見なされている。その中、現段階では期待感を踏まえたドルの買い戻しが優先されている。ただ、先週のFOMC議事録ではバランスシート縮小の年内終了をほぼ全員一致で支持しており、年内の米利上げ確率は混とんとする中、更なるドルの上昇局面では、再びドル高けん制の動きにも配慮しなければならず、過度なドル高期待には違和感が生じている。

一方、ドル円は米中通商協議の結果待ちの状況には変わりがなく、ドル円110円半ば前後で一進一退の展開は否めないが、引き続き安全を期す意味でも、直近のレンジ幅ドル円110.30〜111.30円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.13前後では消去法的な買いも観測され、一見底堅い展開を見せている。ただ、EU離脱交渉が難航しており、ポンド動向が攪乱材料になっており、そして、ここ最近のユーロ経済指標が軒並み予想を下回る傾向にある以上、引き続き戻り売り優先の展開と見なした方が無難であろう。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1300〜1.1400重視で待機策に努めることが得策であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年02月18日(月)

トランプ劇場に陰り!過度なドル高期待は自重局面?

PDFファイル(773KB)

乖離幅チャート (773KB)

予想レンジ
ドル円     110.00〜111.00
ユーロ円    124.00〜125.00
ユーロドル   1.1230〜1.1350
豪ドル円    78.30〜79.50

******************************

北京で開催されていた米中貿易協議は合意には至らず、原則的には米中間の隔たりは否めないが、米中双方からは通商協議は多くの点で合意に近づいていとの感触は得たと伝えられている。そして、NYダウ平均株価は前日比443ドル高と大幅に反発しており、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。その中、トランプ大統領は国境の壁予算確保で非常事態宣言に署名、米民主党から法的措置が出す旨が伝えられており、トランプ大統領の取り巻く環境は悪化の一途と言えるが、米中首脳会談や米朝首脳会談を前にして、弱気姿勢は見せたくないのが本音であり、今後も引き続き強硬姿勢を貫く可能性が高いだけに、再び政府機関が閉鎖に追い込まれる可能性もあるだけに、ドルの更なる上昇局面では一旦清算入りと見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は株高を背景に底堅い展開ではあるが、更なる上昇局面では、ドル円111円前後から随所に実需や利益確定売りが散見されており、引き続き相場が動意づくまでは、レンジ幅ドル円110.00〜111.00円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは一時1.13台を回復したが、更なる買い材料に乏しく、引き続き戻り売り優先の展開を強いられている。現状では米ドル主導の展開であり、ドル円と同様に、レンジ幅ユーロドル1.1250〜1.1350重視で待機策が得策であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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