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2017年02月20日(月)

過剰反応禁物!相場の動意待ち継続?

PDFファイル(677KB)

ペットチャート (677KB)

予想レンジ
ドル円     112.30〜114.00
ユーロ円    119.00〜120.80
ユーロドル   1.0530〜1.0680
豪ドル円    85.80〜87.30

***********************

NYダウは小幅高ながらも史上最高値を更新しており、また、イエレンFRB議長を筆頭に各米連銀総裁のタカ派的発言により、米金利先高観測は根強いものがあるが、反面、トランプ大統領による経済対策への過剰期待が先行している嫌いもあり、相対的にドルの調整売りが優勢になっている。トランプ政権下での閣僚辞任騒動などもあるが、相次いで繰り出している経済対策の具体性が見えてこないだけに、市場は一旦株式市場に対する高値警戒感を踏まえながら、安易なドル買い戻しに繋がっていないのが現状であろう。

一方、ドル円は115円台の上値の重さを意識しながら、徐々に下値を探る展開を強いられてはいるが、依然として、日米金利差拡大が歴然である以上、拙速的に売り下がる外部環境ではない。いずれにしても、本日は米休場も控えてはいる関係上、狭いレンジ幅での攻防が予想されるが、当面、目先の株式市場や債券市場に振り回されることなく、相場の動意を待ってからの始動が賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.07台が重石になっている反面、ドルの調整売りに助長され、1.06前後でどちらにも仕掛けづらい状況が続いている。引き続きレンジ幅を1.0500〜1.0700まで拡大し、ドル円と同様に拙速的な売買を手控えて、じっくり待機策が一考であろう。

Posted at 10時01分 パーマリンク


2017年02月13日(月)

株高基調継続中!ドル高基調継続?

PDFファイル(680KB)

ペットチャート (680KB)

予想レンジ
ドル円     112.50〜114.30
ユーロ円    120.00〜121.50
ユーロドル   1.0550〜1.0730
豪ドル円    86.30〜87.80

***********************

注目の日米首脳会談が無難に消化されたことから、NYダウは連日史上最高値を更新しており、市場にはドルを買い戻す動きが強まっている。その中、安倍首相は日本の技術が米国に新しい雇用を生み出すことができるとした上、高速鉄道などインフラ投資が行われるだろうと日米の互恵的な関係を強調するなど、概ね用意周到の結果が得られた感が強い。また、トランプ米大統領も日本の安全保障にコミットする旨を表明するなど、双方親密度を高める程度に終わっており、相場への影響は限定的になっている。

一方、ドル円は共同会見中にトランプ大統領が為替については以前から問題視しているが、為替政策は公表な土俵を作れると述べたことから、一時112円台に突入する場面もあったが、堅調な米株式市場や米国債利回りの上昇が手伝い、ドル円113円台では底固い展開を見せている。当面、米金利先高観測が不透明なだけに、短期的なドル買いと中期的なドル売りが相混じり、どちらにも安易に仕掛けづらい状況にある。

他方、ユーロドルはトランプ大統領の大幅減税を匂わしたことを背景に戻り売り志向を強めている。ただ、ユーロドル1.06割れでは一旦利益確定買いも散見されるなど、依然として、もみ合い相場の様相を呈しており、引き続きユーロドル1.0550〜1.0750のレンジ幅重視が一考であろう。

Posted at 10時01分 パーマリンク


2017年02月06日(月)

トランプアレルギー顕在化!過剰反応禁物?

PDFファイル(678KB)

ペットチャート (678KB)

予想レンジ
ドル円     111.80〜113.50
ユーロ円    120.50〜122.30
ユーロドル   1.0680〜1.0850
豪ドル円    85.50〜87.30

***********************

先週末に発表された米雇用統計では、非農業部門雇用者数(NFP)が予想を上回る22.7万人増と完全雇用に近い反面、平均時給が予想を下回ると共に、失業率が上昇するなどまちまちの内容ではあるが、トランプ米大統領が金融規制改革法(ドッド・フランク法)の見直しに関する大統領令に署名したことが追い風となり、NYダウ平均株価は前日比186ドル高と20,000ドル台を回復している。ただ、依然として、ドル高けん制の動きに配慮する格好でドル買いに波及しておらず、相場の難易度を高めている。その中、ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁は3月のFOMCで3月利上げの論拠も一部あると見ていると述べてはいるが、米債券利回りの上昇も限定的になっており、利上げ期待はやや後退しており、ドルを積極的に買い上げにくい外部環境にある。

一方、ドル円は20日に日米首脳会談を控える中、マティス国防長官が安倍総理と会談し、米国が安全保障上、同盟国として日本を重視していることが改めて認識されると共に、米軍駐留費の負担は日本がお手本だと言及しており、相対的には、今後の円高けん制の動きは和らいでおり、拙速的に売り下がる状況ではなく、引き続き直近のレンジ幅111.50~114.00円重視で臨むことが一考であろう。

他方、ユーロドルは一時1.08目前まで上昇してはいるが、相変わらず1.08台ではポジション解消売りが優先されており、高値掴みには要注意ではあるが、非公認のEU首脳会議で結束力が強まったとは言い難い中、ECBが金融引き締め策に転じるには時期尚早であり、引き続き戻り売り優先の展開を強いられている。

Posted at 10時11分 パーマリンク


2017年01月30日(月)

無謀な大統領令乱発に陰り!ドルの高値掴みに要注意?

PDFファイル(668KB)

ペットチャート (668KB)

予想レンジ
ドル円     114.00〜115.80
ユーロ円    122.00〜123.80
ユーロドル   1.0600〜1.0750
豪ドル円    85.80〜87.50

***********************

市場はトランプ新大統領が連日乱発している大統領令に対して、米国内でも不快感を覚え始めているが、引き続き雇用創出を前提に更なる大統領令に邁進する可能性が高く、為替並びに株式市場は視界不良の段階に追いやられた感が強い。短期的にはトランプ新政権は前オバマ大統領体制を覆す政策に終始しているが、米国への回帰策は製造コストの上昇や米国内の緊張感を高める結果になるだけに、世界的な世論の反対を押し切れるかどうかは関心が集まりつつある。その中、依然として、米金利先高観測は根強いが、当面、米10年国債利回りが2.5%近辺で往来している段階では、拙速的なドル買い及びドル売りに転じる難しさがある。

一方、ドル円は株高を背景にドル円115円台を回復してはいるものの、依然として、ドル高けん制の動きを払しょく出来ない以上、現時点では深追いは禁物と言わざるを得ないだろう。いずれにしても、トランプ大統領の一言一句に振り回される展開が続くが、今週には日銀金融決定会合、そして、FOMCが控える中、米連邦準備理事会(FRB)は今年、複数回利上げを行うとの見方に変わりないと述べてはいるが、FRBとしては、現状の経済並びに政情不安が高まる中、安易に利上げを加速するかは疑問視されるとの見解も少なくない、何らかの手掛かりを見てからの始動が一考であろう。

他方、ユーロドルはドルの動向次第と言えるが、1.07前後で試行錯誤が続いているように、徐々に上値の重さが意識されている。引き続き直近のレンジ幅を重視し、戻り売りに専念することも賢明であろう。

Posted at 10時10分 パーマリンク


2017年01月23日(月)

米国分断の危機!深読み禁止の相場展開?

PDFファイル(669KB)

ペットチャート (669KB)

予想レンジ
ドル円     113.50〜115.50
ユーロ円    121.50〜123.50
ユーロドル   1.0550〜1.0750
豪ドル円    85.50〜87.50

***********************

市場がトランプ45代米大統領誕生に注目が集まる中、演説では選挙キャンペーンの内容を踏襲する格好でアメリカ第一主義を貫く姿勢を示したにすぎない。米国保護を前提にTPPからの離脱、そして、NAFTAへの再交渉を正式に表明するなど、事前予想通りの結果であり、また、具体的な経済政策やインフラ設備には触れておらず、市場の反応は限定的になっている。いずれにしても、支持率が過半数割れの40%の新大統領誕生なだけに、米国分断の危機にあるとの声も少なくなく、大統領の任期である4年間ももつかどうかも懐疑的になっている。いずれにしても、今回の異例づくめな米大統領への警戒意識がある以上、当面、新政権が如何なる政策方針を繰り出すのかを見極めてから始動が賢明であると同時に、少なめの売買で対応することが一考であろう。

一方、ドル円は潜在的なドル高けん制を背景に、ドル円115円台の上値の重さが意識されている。当面、株式や債券利回りの動向に注視しながらの相場展開が予想されるが、上値限定と判断し、ドル円115円台以上からのロングは自重局面と見なした方が賢明であろう。

他方、ユーロドルの足元は1.07台を回復したことから底堅い展開を見せてはいるが、依然として、英EU離脱問題が再燃する中、ポンド売りとドル高けん制の動きに助長された側面があり、ドル円と同様に高値掴みに要注意と言えるだろう。

Posted at 10時09分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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新外為の森
ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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