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2016年09月26日(月)

日米欧の金融政策難航中!金利差でドル買い優勢?

PDFファイル(678KB)

ペットチャート (678KB)

予想レンジ 
ドル円     100.30〜101.80
ユーロ円    112.50〜114.30
ユーロドル   1.1150〜1.1280
豪ドル円    76.30〜77.80

***********************

市場は日銀決定会合やFOMCを終えて、相対的に次なる材料探しの場と化している。先週末も相次ぐ要人発言が続く中、ローゼングレン・ボストン連銀総裁は利上げの見送りは著しい不均衡のリスクをはらんでおり、緩やかで段階的な利上げを主張、カプラン・ダラス連銀総裁は2016年の米GDPは1.7%成長見込むとした上、FOMCの利上げに関しては、辛抱強くいられると金利正常化に向けて前向き姿勢を示している。反面、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁はインフレ期待を抑制するには何年もかかるとした上、利上げは遅すぎるより早すぎる方を懸念すると早期利上げには否定的であり、依然として、FOMC内部でも利上げに関しては玉虫色と言わざるを得ないのかもしれない。今後も米利上げ時期に左右される展開が予想されるだけに、当面、過剰反応することなく、相場が大きく動意づいてからの始動が賢明であろう。

一方、ドル円は早期の米利上げ観測が遅々として進展せず、相対的に戻り売りに屈服した感は否めないが、米10年債券利回りが1.6%台で推移している以上、ドル円100円割れへの危機感は少なく、相対的には日米金利差拡大を背景に買戻し優勢志向は健在であろう。ただ、利上げが先送りされたにもかかわらず、NYダウ平均株価が軟調に推移するなど、株安円高を横目に、上値も限定的になっている。

他方、ユーロドルは特段の買い材料はない中、ドル売りに助長された格好でユーロドル1.12台まで買い戻されている。その中、バイトマン独連銀総裁は世界経済には勢いがないが、英EU離脱問題による短期的な影響は限定的とし、年内には内需は盛り上がって行くことを強調しており、現時点では財政刺激策は必要ない旨を示すなど、市場は若干ユーロドルの買戻しに傾斜している。引き続き狭いレンジ幅での攻防と判断し、相場が動意づいてからのナンピン売買で臨むことが得策であろう。

Posted at 10時10分 パーマリンク


2016年09月20日(火)

視界不良の日米金融政策で一進一退の展開!?

PDFファイル(552KB)

ペットチャート (552KB)

予想レンジ 
ドル円     101.30〜102.50
ユーロ円    113.00〜114.50
ユーロドル   1.1100〜1.1250
豪ドル円    76.00〜77.50

***********************

明日の日米金融政策発表を控えて、市場は全般的に様子見モードを強めている。FOMCでは利上げの見送りが大勢的になっているが、FRBとしては、金利正常化に向けて、年内の利上げの可能性を示唆する確率が高いが、世界経済の不透明感を踏まえて、早期利上げには消極的な見解も少なくなく、市場の関心は年内の利上げの有無に関心が寄せられている。その中、米国株式市場はほぼ横這い状態ではあるが、米債券利回りが再び上昇気配を見せており、金利差拡大を背景としたドル買いニーズの根強さは健在であり、ドルを積極的に売り下がる程の相場環境には至っていない。

一方、ドル円は米利上げ観測の後退や日銀による一連の脆弱性を帯びた追加緩和策を背景に102円台では利益確定売りや調整売りが散見されるなど、戻りの鈍さが目立始めている。現段階では日銀金融政策会合ではサプライズは期待薄であり、短期筋としても、FOMCの動向を見極めるまで安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。も

他方、ユーロドルはポンド戻りが一服するとともに、ユーロ売りは小康状態にあるが、ポンドが一時節目である1.3000割れを見るなど、依然として、英EU離脱問題を巡った戻り売り圧力があり、ユーロドルの戻りは限定的になっている。ただ、短期筋としては、ポンドやユーロショートの積み上がりもあり、下値トライには慎重にならざるを得ず、当面、レンジ幅を1.1000〜1.1250まで拡大し、逆張り待機が得策であろう。

Posted at 10時20分 パーマリンク


2016年09月12日(月)

株安懸念と日米金利差拡大に挟まれ、ドル円視界不良!?

PDFファイル(547KB)

ペットチャート (547KB)

予想レンジ 
ドル円     102.00〜103.50
ユーロ円    114.50〜116.00
ユーロドル   1.1150〜1.1300
豪ドル円    76.80〜78.30

***********************

相対的に米9月の利上げ観測は後退気味であるが、米国債利回りが軒並み上昇、米株式市場でダウ平均が前日比394ドル安と急落するなど、再び米利上げ観測が高まりつつある。先週末にFOMCのメンバーであるローゼングレン・ボストン連銀総裁は完全雇用を確実するには緩やかな引き締めが必要であり、利上げの先送りはリスクにつながると述べ、また、カプラン・ダラス連銀総裁はここ数ヵ月で利上げシナリオは強まっており、現在の低水準の金利には代償があると指摘、そして、タルーロFRB理事は利上げの時期には言及してはいないものの、年内利上げの可能性を排除しないつもりとしたうえ、先に発表されたISM指数の単一指標だけで経済を見るべきではない旨を述べている。総括的には米利上げ態勢体制は着実に進行していると言わざるを得ないだろう。ただ、世界的な低金利政策の中での利上げに対する影響が未知数なだけに、米当局としてもジレンマ状態にあるのが現状なのかもしれない。

一方、ドル円は日米金利差拡大を背景に、一時103円台に上昇、来週の日銀およびFOMCの金融政策を前にして、試行錯誤が続いているが、NYダウ平均株価が急落しており、株安による円買いと米金利先高観測による円売りに挟まれる格好で、どちらにも仕掛けづらい相場環境にある。当面、直近のレンジ幅101.50〜103.50円を重視し、逆張り志向で臨むことがリスクの軽減につながるだろう。

他方、ユーロドルはECB理事会では政策金利を据え置いたが、引き続き追加緩和策強化への期待は根強く、改めてドル買い戻しを背景にユーロドル1.13台の上値の重さが意識されており、引き続き戻り売り優先で臨むことが得策であろう。

Posted at 10時29分 パーマリンク


2016年09月05日(月)

ドル円105円に向けて着々と進行中!?

PDFファイル(549KB)

ペットチャート (549KB)

予想レンジ 
ドル円     103.30〜104.70
ユーロ円    115.00〜116.80
ユーロドル   1.1080〜1.1230
豪ドル円    77.80〜79.50

***********************

先週末に米労働省が発表した8月米雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが15.1万人と市場予想の18万人に届かず、失業率は4.9%と前回並みの水準にとどまり、また、平均時給が前月比+0.1%と前回よりも低水準になったことが嫌気され、市場では9月の利上げ期待が急速に萎えている。その中、ポジション解消売りを誘いながらドルは一旦全面安の展開を強いられたが、最終的には年内の利上げ期待を踏まえ、下げ幅を縮小して引けるなど、引き続き直近のレンジ幅での売買が功を奏している。

一方、ドル円は米雇用統計の悪化を受けて、103円割れと危機感を強めたが、年内の利上げ期待を背景に一時的現象に留まっており、改めて、下値の底堅さが意識される。連邦準備理事会(FRB)による9月の利上げの可能性はほぼ消滅したとは言え、7月の雇用者数は27.5万人増と上方修正されており、数値的には利上げ体制は着々と進行している。遅かれ早かれドル円105円トライに向けたポイショニングが賢明であろう。

他方、ユーロドルはドル全面安を背景に、一時1.12台半ば近辺まで回復したものの、引き続き戻り売りに圧される格好で1.11台半ば前後まで押し返されるなど、改めて上値の重さが意識されている。ただ、早期米利上げ観測が後退していることもあるが、ユーロショートの進捗状況、そして、ポンドが回復基調にあるため、下値は限定的と見なし、当面、レンジ幅1.1100〜1.1250を重視し、売買を模索することが一考であろう。

Posted at 10時20分 パーマリンク


2016年08月29日(月)

米利上げ観測進展中!ドル円100円割れ危機遠のく?

PDFファイル()

ペットチャート ()

予想レンジ 
ドル円     101.00〜102.50
ユーロ円    113.00〜114.50
ユーロドル   1.1100〜1.1280
豪ドル円    76.00〜77.80

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注目されたイエレンFRB議長の講演では米経済は目標とする最大雇用と物価安定に近づいているとしたほか、政策決定はデータがどれだけ見通しを裏付けるかであるが、この数ヵ月で追加利上げ実施への説得力があり、緩やかな利上げが適切と述べたことを好感しドルの買い戻しに拍車が掛かっている。ただ、市場が期待している9月の利上げに関するヒントを見出せたとは言い難く、引き続き12月の利上げ説が有力視されている。その中、フィッシャーFRB副議長が8月雇用統計はFOMCの決定に影響するとした上、イエレン議長の発言は9月利上げの可能性と整合すると述べている。また、ロックハート・アトランタ連銀総裁は今年2回の利上げは想定可能と強気発言に終始するなど、利上げは待ったなしとも言える状況にある。反面、カプラン・ダラス連銀総裁は今後予想される金利の過程はかなり平坦なものになるとし、米国は低金利だけではなく、構造改革や財政措置も必要と述べている。そして、ブラード・セントルイス連銀総裁は年内の利上げは可能であるが、いつ利上げすべきかについては不確かであり、非現実的な強気の見方はFRBの信頼感を損ねると反論するなど、未だに利上げ時期は9月か12月かは判断が分かれていると見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は米利上げ期待を背景に円安基調へと息を吹き返しつつある。ジャクソンホールに出席していた日銀黒田総裁はマイナス金利の効果を強調すると共に、更なる拡大余地も示すなど、株高及び円安維持に意欲的である。ただ、口先介入の域を脱しておらず、ドル円102円台には届かず、同レベルでは利益確定売りや実需売りが控えるなど、米利上げ観測期待による高値掴みには要注意と言わざるを得ない。当面、レンジ幅を101.00〜102.50円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料の無い中、米利上げ観測を背景に、1.12割れへと失速気味に下落している。相対的に米ドルやポンドの動向に左右される展開を余儀なくされているが、あくまでもレンジ相場の段階であるが、英EU離脱決定後の欧州企業の落ち込みが鮮明になっており、引き続き戻り売りを優先して臨むことが賢明であろう。

Posted at 10時26分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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