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2016年11月28日(月)

ドル円115円視野も急落の危機も同居!?

PDFファイル(677KB)

ペットチャート (677KB)

予想レンジ
ドル円     112.30〜114.00
ユーロ円    118.50〜120.50
ユーロドル   1.0500〜1.0680
豪ドル円    83.00〜85.00

***********************

市場は先週の米感謝祭に続いて、ブラックフライデーの影響もあり、全般的に様子見モードを強めているが、トランプ氏の経済政策への期待から景気の先行き期待が高まる中、NYダウは前日比68ドル高と堅調に推移し、ドル買いの流れに収束感は見えてこない。投機筋並びにヘッジファンド勢などは、一旦、ドル円105円や110円前後ではドルショートに転じていたが、一本調子のドル買いに裏切られる格好で損失確定買いを余儀なくされている。間もなくドル買いに歯止めかかかるであろうが、現時点ではドル円115円になるのか、それとも120円なのかは定かではなく、市場全般は危機感を強めながらドル買い戻し志向に追いやられている。政府日銀としては、加速的な円安が長年のデフレ脱却、そして、黒田日銀総裁の念願でもあるインフレ2%達成への道が早まるだけに、総じて、トランプラリーを歓迎していると言わざるを得ない。ただ、トランプ新政権がどこまでドル高を容認するかは懐疑的であるため、常にドルの反動売りに備えたポジショニングが求められる。

一方、ドル円は110円台で安定的に推移しており、下値懸念は希薄になっている。米金利先高観測の強まりが主なドル買い要因ではあるが、世界経済の不透明さが増す中、日欧のマイナス金利導入に対して、米利上げが現実味を帯びている以上、機関投資家などの投資手段がドルロングに限られていることも、ドル買い戻し志向を強めている。また、市場心理としても、ドル円120円は年初レベルの円安局面でもあり、ドル円114円台乗せとなれば、遅かれ早かれ115円トライは時間の問題と見るべきであろう。

他方、ユーロドルは特に買い材料もない中、1.05台で低迷しているが、相対的に1.05トライには慎重を強めているが、ドル円と同様にドル買いに弾みがつけば、再度1.05トライを視野に入れる必要があるだろう。

Posted at 10時11分 パーマリンク


2016年11月21日(月)

トランプ相場折り返し地点!?

PDFファイル(681KB)

ペットチャート (681KB)

予想レンジ
ドル円     109.50〜111.50
ユーロ円    116.30〜118.30
ユーロドル   1.0500〜1.0730
豪ドル円    80.30〜82.30

***********************

今週は米大統領選後の米金利上昇、株高、そして、ドル全面高など、一連のトランプ現象を維持できるか否かに関心が高まっている。基本的には、先にイエレンFRB議長が議会証言で示唆した12月利上げを背景に、短期筋としては、ドル買いを維持する意向に変わりがないだろうが、急ピッチに上昇しているドル高並びに市場最高値圏で推移しているNY株価動向にも警戒感を強めており、トランプ相場の持続性が疑問視され始めている。基本的には、先のイエレンFRB議長が議会証言で示唆した12月利上げを背景にドルロングを即座に解消できない側面があるが、米債券利回りの上昇がピークにあるとの見方も台頭しており、当面、失速シナリオも想定したポジショニングが求められている。

一方、ドル円は一時110円割れを見たことで警戒感を強めていたが、日米首脳会談が平穏無難に消化したことを受けて、再びドルを買い戻す動きが優先されている。ただ、今週は日米の感謝祭などを挟みながら、ポジション調整を踏まえながら神経質な展開が予想されるだけに、相場が大きく動意づくまでは、直近のレンジ幅109.50〜111.50円重視で臨むことが一考であろう。

他方、ユーロドルは買い材料が乏しい中、次なる節目1.0500前後が意識される中、引き続き戻り売り優先の展開を強いられている。ただ、ユーロ主導の展開ではなく、ドルの動向に左右されるだけに、当面、ストップロスの配置を重視し、ユーロ―ドル1.0500〜1.0700のレンジ幅で売買を模索することが賢明であろう。

Posted at 10時15分 パーマリンク


2016年11月14日(月)

トランプショック消化は時期尚早!?

PDFファイル(683KB)

ペットチャート (683KB)

予想レンジ
ドル円     105.50〜107.30
ユーロ円    114.80〜116.80
ユーロドル   1.0750〜1.0950
豪ドル円    79.50〜81.30

***********************

先の米大統領選後は米債券利回りの上昇が手伝い、株高並びに円安傾向を強めている。トランプ新大統領における積極的な財政政策期待でインフレの高まりを背景に長期金利の上昇がドル買いを促す要因である。また、米金利差との拡大を好感する中、米10年債利回りが2.1%台まで上昇しており、機関投資家並びにヘッジファンなどにとっては魅力的な投資手段になっている。ただ、米債券購入にマーケットが集中する可能性もあり、更なる金利上昇をもたらすかは懐疑的になっている。

一方、ドル円はNYダウが史上最高値を連日更新する中、107円目前と約3ヶ月半ぶりの円安水準にあり、好意的に見れば、トランプショックは無難に消化した感が強いとは言えるだろう。ただ、FRBが金利先高観測を背景に12月に利上げに踏み切るかどうか五分五分の段階にあり、株価も含めて過度な円安期待は自重局面に差し掛かっているのかもしれない。

他方、ユーロドルは引き続き戻り売りに圧されて下値を探る展開を強いられている。当面、ドル円と同様に金利差拡大を背景に買い戻す動きは鈍くなっているが、ポンド安が一服しており、積極的に売り下がる難しさも否定できない。ユーロドル1.08前後では割安感を踏まえたユーロショートの巻き戻し現象が起こる可能性があり、引き続きレンジ幅を1.0750〜1.1000まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが得策であろう。

Posted at 10時10分 パーマリンク


2016年11月07日(月)

揺れる米大統領選挙の行方!レンジ拡大で対応賢明?

PDFファイル(678KB)

ペットチャート (678KB)

予想レンジ
ドル円     103.00〜105.00
ユーロ円    113.80〜115.80
ユーロドル   1.0950〜1.1150
豪ドル円    78.30〜80.00

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明日の米大統領選挙に注目が集まる中、先週末発表された10月米雇用統計では非農業部門雇用者数は事前予想を下回ったものの、前回値が大きく上方修正されている。また、平均時給の伸びが予想を上回るなど、雇用統計全般は米景気の底堅さを裏付ける内容になっており、年内12月の利上げ観測期待は強まっている。その中、大統領選の世論調査でトランプ候補が猛追している旨が伝えられており、短期筋としても、積極的な取引を手控えられざるを得ない状況に置かれていたが、本早朝に、FRBはクリントン氏のメール利用問題には問題なしとの報道があり、トランプリスクは急速に萎えており、ドルを買い戻す動きが顕著になるなど、相場環境は一変している。

一方、ドル円は、依然として、米大統領選の結果を見極めるまでどちらにも積極的に仕掛けづらい状況にあるが、FRBの報道を受けて、ドル円104円台を一気に回復しており、底堅い展開が予想される。仮にトランプ氏勝利となれば、円相場や株式相場にとって最悪事態が避けられない情勢であっただけに、市場には安堵感が広がりつつある。ただ、依然として、神経質な展開が予想されるだけに、相場が大きく動意づくまでは、引き続きドル円103.00〜105.00円のレンジ幅で静観するのが正解であろう。

他方、ユーロドルはポンドが対ドルで1.25台まで上昇する中、米大統領選挙への警戒感を踏まえて、リスク回避のユーロ買いと共に、ユーロショートの巻き戻しも急を告げていたが、今回のFRBの報道により、米大統領選挙後の戻り売りも意識しながら、伸び悩みの兆候を見せ始めている。当面、ドル円と同様に、1.0950〜1.1150までレンジ幅を拡大し、同レベルからナンピン売買で対応することが賢明であろう。

Posted at 10時10分 パーマリンク


2016年10月31日(月)

新たな材料待ちも潜在的なドル買い志向健在!?

PDFファイル(679KB)

ペットチャート (679KB)

予想レンジ
ドル円     104.30〜105.80
ユーロ円    114.30〜115.80
ユーロドル   1.0900〜1.1050
豪ドル円    78.80〜80.30

***********************

先週末発表された第3四半期の米GDP速報値は+2.9%となり、事前予想(+2.6%)を上回ったことを受けて、一時ドル買いの動きが強まったものの、今回のGDP数値のみで12月の米利上げをイメージできる程の内容ではなく、ドルの上昇は限定的になっている。その後、FBIが米大統領選で優位に立っているクリントン氏がメールサーバーを使って機密事項が送信したかどうかを再調査すると述べたことから、ドルの戻り売りが優先されている。引き続きクリントン氏勝利のシナリオには大きな変化はないが、市場は一旦ドルロングを解消する動き追いやられている感が強い。ただ、米10年債利回りは1.085%前後で高止まりしており、更にドル売りを促すには新たな材料が必要であろう。

一方、ドル円105円台の賞味期限は短期間ではあるが、潜在的な日米金利差拡大を背景に下値は限定的であり、再び105円トライとなれば、更なる上値トライは視野に入れたほうが方が賢明であろう。今週は日銀並びにFOMCが控えており、引き続き105円前後での攻防が予想されるが、基本的には控えめなポジショニングで臨機応変な売買シナリオが求められる。

他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料はない中、1.1000近辺まで切り返されている。IMMシカゴ通貨先物市場では、ユーロショートが123,856枚まで積みあがっている関係上、短期筋としても、下値トライには慎重になり始めている。引き続き戻り売り優勢の展開には変わりがないが、当面、1.0900〜1.1050のレンジ幅重視で売買を模索することが一考であろう。

Posted at 10時25分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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