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2018年02月13日(火)

トランプ財政難確保に暗雲!波乱含みの展開継続?

PDFファイル(679KB)

ペットチャート (679KB)

予想レンジ
ドル円     108.00〜109.50
ユーロ円    132.80〜134.30
ユーロドル   1.2230〜1.2350
豪ドル円    84.80〜86.00

**********************

NYダウ平均株価は前日比410ドル高と反発に転じている。ここ数日間における2,000ドルの暴落から700ドル程度盛り返しており、今週は3連休明けの日経平均株価の上昇期待が増幅しているが、為替相場への影響は限定的との見方が少なくない。その中、米債券利回りが安定的に推移しており、また、ドルショートの積み上がりもあり、ドル売りを促す外部環境とは言い難い段階にある。ただ、トランプ大統領が2019会計年度の予算教書を公表。防衛予算の拡大とインフラ計画で2000億ドルの支出を提案しているが、財政確保の裏付けはなく、再び米議会が難航する可能性が高く、ドルの買戻しは限定的にならざるを得ないだろう。

一方、ドル円は108円台で試行錯誤が続いているが、株価の持ち直しを踏まえて底堅い展開が予想されるが、世界的な株安を背景に米金利先高観測が萎えており、短期筋としても、拙速的な上値トライには慎重になっている。引き続き直近のレンジ幅ドル円108.00〜109.50円重視で対応することが賢明であろ
う。

他方、ユーロドルはユーロロングの解消売りが一巡下かは定かではないが、相対的なリスク回避手段もあり、底堅い展開にある。ただ、ドル円と同様に模索段階にあり、米金利動向並びにトランプ政策の動向に振り回される可能性が高く、引き続き直近のレンジ幅1.2200〜1.2350重視で対応することが一考であ
ろう。

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2018年02月05日(月)

米債券利回り上昇度合い!吉と出るか凶と出るか?

PDFファイル(673KB)

ペットチャート (673KB)

予想レンジ
ドル円     109.50〜110.80
ユーロ円    136.50〜137.80
ユーロドル   1.2350〜1.2500
豪ドル円    86.50〜88.00

**********************

先週末発表された米雇用統計が事前予想通りに非農業部門雇用者数(NFP)が20万人増と予想を上回ると共に、注目の平均時給も前年比2.9%増と2009年6月以来の高い伸びを示す中、米国債利回りも上昇も手伝い、相対的にドルの買戻し志向が強まっている。ただ、NYダウ平均株価では米債券利回りの上昇が嫌気され、前日比665ドル安と急落しており、市場は懸念されていた通貨安競争以上に金融緩和縮小に対する警戒感を強めている。各中銀は世界的な株高傾向をふまえて、金利正常化を促進する方向にあるが、今回の株価の急落を受けて、FOMCを筆頭にして、日欧の金融政策にも影響を及ぼす可能性が残されており、市場は為替相場の難易度を深めていると言わざるを得ないだろう。

一方、ドル円は110円台を回復した安堵感もあり、引き続き底堅い展開が予想されるが、NY株の急落をうけて、東京株式市場が如何に反応するかに注目が集まっている。ただ、株価との連動性が低いとは言え、金利面での優位性が維持されている関係上、過度なドル安局面は描きづらい状況にある。引き続きレンジ幅109.50〜110.50円を重視し、同レベルからのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米雇用統計の改善や米債券利回りの上昇が伴い、相対的にユーロロングを手仕舞う動きが優先されている。ただ、米債券利回りの更なる上昇は米財政難にも繋がると同時に、中国並びに日本などの米債券保有国にとっては含み損を抱え込むことにもなり、米債券頼みのドル買いは限定的と見なした方が賢明であり、引きつづきレンジ幅1.2350〜1.2500重視で対応することが一考であろう。

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2018年01月29日(月)

通貨安競争&金融緩和縮小が同時並行!視界不良の相場展開?

PDFファイル(676KB)

ペットチャート (676KB)

予想レンジ
ドル円     108.00〜109.50
ユーロ円    134.30〜135.80
ユーロドル   1.2350〜1.2500
豪ドル円    87.50〜88.80

**********************

スイスで開かれていた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において、黒田日銀総裁はインフレ率が日銀の目標としている2%に達するのを阻む複数の要因が存在しているが、賃金と物価は緩やかに上昇しており、目標に近づきつつあるとの認識を示してはいるが、同総裁は、依然として、国内では根強いデフレマインドがあり、インフレが抑制されているとの認識を示しており、政府日銀は引き続き強力な金融緩和を追求することにも言及しており、拙速的な円高懸念は弱含みの兆しがある。ただ、トランプ米大統領は同講演で米国第一主義を元に、不公正な貿易慣行に対し警告を発すると共に、市場ではドル高けん制の動きを無視できず、相対的にドルの調整売りが優勢になっている。反面、好調な米経済や米株式市場の推移から判断しても、拙速的にドルを売り下がる外部環境ではなく、今週も波乱含みの展開が予想される。

一方、ドル円は節目のドル円110円割れ以降も実需売りやストップロス優先の展開を強いられる中、上値の重さが徐々に意識されている。日米欧当局の金融政策に対する不透明感もあるが、通貨安競争と同様に、金融引き締め策を打ち出す難しさも共有しており、今後も要人発言次第でどちらにも振れても何ら不思議ではない状況に置かれている。引き続き、相場が動意づくまでは108.00〜110.00円のレンジ幅重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.25台ではユーロ高けん制の動きもあるが、同時にユーロロングが常に意識されており、相対的には同レベルでは一旦清算局面入りと見なした方が無難であり、引き続きレンジ幅1.2350〜1.2500で待機策に努めることが得策であろう。

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2018年01月22日(月)

日米欧の金融政策スタンスの温度差次第!?

PDFファイル(674KB)

ペットチャート (674KB)

予想レンジ
ドル円     110.00〜111.30
ユーロ円    135.00〜136.30
ユーロドル   1.2200〜1.2330
豪ドル円    88.00〜89.30

**********************

先の米下院はつなぎ予算を可決したが、上院では合意に至らず、予算失効で米政府機関の一部が閉鎖に追い込まれる中、今後のトランプ大統領の政権運営にも支障を及ぼす可能性があるだけに、市場はリスク警戒を踏まえると共に、日米欧の金融政策の相違を睨みながら神経質な展開を余儀なくされており、相場が大きく動意づいてからの始動が賢明であろう。

一方、ドル円は日米金利差拡大にもかかわらず、円高基調を強めており、次なる大きな節目ドル円110円割れも視野に入りつつある。日銀による超長期国債買い入れ減額を発端として、テーパリング(量的緩和縮小)への思惑が広がったことが主な円高要因と言えるが、デフレ脱却を目前にして、過度な円高は受け入れがたいのが実状であり、今週の日銀の金融政策決定会合で緩和的な政策スタンスの持続性を問われるだろうが、一過性の円高局面に終わる可能性があり、ドル円110円前後からのショートは自重して対応することが賢明であろう。

一方、ユーロドルはドイツ第2党の社会民主党(SPD)はメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立交渉入りを賛成多数で決定されたことを受けて、ユーロを買い戻す動きが強まり、再度ユーロドル1.23台への回復が期待されている。ただ、既にユーロロングの積み上がりやユーロ高けん制の動きにも配慮しなければならず、同レベルでは一旦清算局面と捉えた方が無難であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2018年01月15日(月)

円高進行中!ドル円110円割れ視野も時期尚早?

PDFファイル(680KB)

ペットチャート (680KB)

予想レンジ
ドル円     110.50〜112.00
ユーロ円    134.50〜136.00
ユーロドル   1.2100〜1.2250
豪ドル円    87.00〜88.50

**********************

米債券利回りが堅調に推移する中、NYダウ平均株価は史上最高値を更新中であり、総じて、ドルを買い戻す動きが強まっても何ら不思議ではないが、その中、カプラン・ダラス連銀総裁は今年の米経済成長率見通しは2.5%〜2.75%であい、難内の利上げ回数は3回との姿勢を崩してはいないが、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は未だ完全雇用の状態ではなく、年2回の利上げが適切と指摘、そして、ローゼングレン・ボストン連銀総裁はイールドカーブのフラットニングはリセッションを意味しないとしているが、相対的に米金利先高観測はトーンダウンしている嫌いがあり、また、トランプ米大統領の相次ぐ不可解な発言を背景にドルの買い戻し機運が高まらない相場環境にある。

一方、ドル円は、一部報道で日銀の経済成長見通し引き上げ観測が伝えられる中、日銀の出口戦略への期待を込めながら円買い志向が強まりつつある。ただ、米欧の出口戦略と比較しても、根拠のない段階であり、過度な円高局面は想定しづらい相場環境にある。当面、ドル円111円割れからドル円shoショートは自重することが賢明であるが、引き続きレンジ幅ドル円110.50〜112.00円で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはドイツの連立政権が暫定合意との報道が流れ、ユーロ買いに安堵感が広がると共に、足早にストップロスを巻き込みながら1.22台まで上昇している。ただ、常にユーロロングの蓄積が懸念されている以上、ある程度の急落場面も想定せざるを得ず、現状レベルからのロングは自重することが
一考であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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