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2017年06月19日(月)

米債券利回りの動向次第!単純志向で?

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予想レンジ
ドル円     110.30〜111.80
ユーロ円    123.50〜125.00
ユーロドル   1.1100〜1.1230
豪ドル円    83.80〜85.30

***********************

弱い米経済指標を背景に連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ見通しに対する懐疑的な見方があるが、FOMCの声明では、経済がおおむね予想通りに進展するとの想定で、バランスシート正常化プログラムの年内開始を見込んでいる。総じて、日米欧の金融政策は、マイナス金利やゼロ金利政策への脱却を目指してはいるが、日銀金融決定会合においても、黒田日銀総裁は金融緩和政策の出口戦略について、現時点で具体的なシミュレーションを示すことは混乱招き兼ねないと述べており、具体的な出口戦略には触れることはなく、如何に異例な緩和政策からの金利正常化の難しさを露呈している。FOMCとしても、数年以内に3%程度まで引き上げたい意向ではあるが、日本や欧州は米国との景況感の相違もあり、米国と同様な利上げシナリオを描きづらいだけに、中期的にはドルロングに比重を置いた方がリスクの軽減に繋がるだろう。

一方、ドル円は一時2週間ぶりに111円台を回復したものの、米債券利回りの伸び悩み、そして、日経平均株価が2万円台での定着感のなさなどもあり、当面、実需や利益確定売りに圧される格好で改めて上値の重さが意識されている。ただ、基本的な日米金利差を背景としたドル買いニーズは根強く、ドル円110円トライを目指すには新たなる材料が必要であり、当面、直近のレンジ幅110.00〜111.50円で売買を模索することが一考であろう。

他方、ユーロドルはポンド安が一服する中、1.12前後で試行錯誤を繰り返す中、相変わらずドル主導の展開を余儀なくされている。相対的には米債利回りの動向に左右される展開であるが、直近の傾向としては、米10年債利回りが2.1%に接近するとユーロ買い、そして、2.2%に迫る展開だとユーロ売りを誘発するなど、単純志向で臨んだ方が得策であろう。



Posted at 10時10分


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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