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2016年12月26日(月)

株高期待強まるもドル円120円達成に赤信号!?

PDFファイル(669KB)

ペットチャート (669KB)

予想レンジ
ドル円     116.50〜118.50
ユーロ円    121.80〜123.50
ユーロドル   1.0350〜1.0530
豪ドル円    83.30〜85.00

***********************

先の第3四半期の米GDP確報値に続き、米住関連も上昇修正されるなど、相対的には米景況感を裏付ける内容であるが、クリスマス休暇の影響もあり、市場は全般的に反応薄の状態に陥っている。その中、マーケットは引き続きトランプ次期大統領が豪語している大型減税やインフラ投資により、ドル買い及びNYダウ20,000ドルに向けたけん引役になっているが、同氏による具体案が見えておらず、市場には過剰期待が先行しているとの声は少なくない。一旦、ドルの調整局面を迎えていると見なし方が賢明であり、相場が大きく動意づいてからの始動が一考であろう。

一方、ドル円は120円を視野に足踏み状態が続いているが、市場の雰囲気は急ピッチの円安に懸念を抱き始めており、日米金利差拡大を背景としたドル買いニーズは調整局面を迎えている。ドルのけん引役である米利上げが実施された直後であり、世界的な過剰流動性資金が株式市場に流入しやすい相場環境にあり、相対的に、米債券利回りの上昇を阻んでいる感が強いため、拙速的なドル買いは自重局面にある。

他方、ユーロドルはドルの調整売りに助長される中、一時1.05台に迫る展開を見せているが、ユーロショートの巻き戻しも一巡した可能性があり、利益確定売りに圧される格好で上げ幅を縮小するなど、改めて、1.05台の上値の重さが意識されている。ECBは量的緩和(QE)の拡大ペースを縮小する方向にあるとは言え、日本と同様にマイナス金利の是非が問われている段階である以上、積極的に買い上がる相場環境には至っていない。


Posted at 10時20分 パーマリンク


2016年12月19日(月)

ドル円120円折り返し地点!過剰期待先行?

PDFファイル(669KB)

ペットチャート (669KB)

予想レンジ
ドル円     117.30〜119.00
ユーロ円    122.50〜124.00
ユーロドル   1.0350〜1.0530
豪ドル円    85.00〜87.00

***********************

FOMCが通過し、長期金利の上昇基調が維持されていることがドル買いの押し上げ材料となる中、来年1月に就任するトランプ次期大統領の政策に対する期待感は引き続き根強いものがあることが改めて意識されている。その中、投機筋もクリスマス休暇が迫っていることもあり、相対的に調整色を強めている。今日から明日にかけて日銀の金融政策決定会合が開かれるが、今回の会合での政策変更は期待薄であるが、急ピッチの株高および円安を受けて、10年債利回りがマイナス圏を脱却していることから、短期市場におけるマイナス金利の動向も含めて、何らかの対策を練られる公算も残されている。

一方、ドル円は日米金利差や株高基調を背景に、引き続き底堅い展開が予想されるが、依然として、118円台半ば前後から利益確定売りや実需売りが控えており、ドル円120円トライにはやや慎重気味になっている。これから更に上昇度を高めるためには、NYダウ20,000ドルと共に、日経平均20,000円台乗せが欠かせない条件であろうが、トランプラリーの根源である大型減税やインフラ投資への過剰期待と共に、株高並びにドル高に対する過熱感も意識される中、IMM通貨先物市場における円ショートが急速に積みあがっており、市場参加者としては、常に急落に備えたシナリオを考慮せざるを得ない状況にある。当面、直近のレンジ幅117.00~119.00円を重視した上、少なめの売買で対応することが一考であろう。


他方、ユーロドルは戻り売りが優先される中、節目とみられていた1.05割れが実現したことから、より一層下値懸念が強まっているが、反面、ユーロドルの割安感と米ドル高が相混じり、安易にポジションをどちらにも仕掛けづらい相場環境に直面している。当面、相場が大きく動意づいてからの始動が賢明であろう。

Posted at 10時10分 パーマリンク


2016年12月12日(月)

株高円安基調に陰り無しも反落時期迫る!?、

PDFファイル(674KB)

ペットチャート (674KB)

予想レンジ
ドル円     114.50〜116.30
ユーロ円    120.50〜122.50
ユーロドル   1.0450〜1.0630
豪ドル円    85.00〜86.80

***********************

トランプ次期大統領による大型減税やインフラ投資への期待が高まる中、米株式市場は最高値を更新中、米債券利回りは軒並み上昇、そして、原油価格も上昇過程にあり、ドルの買い材料には事欠かない外部環境にある。また、先週発表されたミシガン大消費者信頼感指数が予想94.5を上回る98.0と2015年の1月以来の高水準となっており、ドル円は難なく115円台を突破、そして、ユーロドルも節目である1.05割れが視野に入るなど、ドル全面高の様相を強めている。明日から始まるFOMCでの利上げは織り込み済みではあるが、トランプ氏が大統領就任する来年の1月20日まではドル高傾向を更に強める可能性がある。反面、アメリカ第一主義の強いドルが米国内企業の圧迫材料が同居しており、短期筋としても、ドルの調整売りを踏まえながらのドル買い局面に半信半疑の状態にあり、総じて、相場の難易度を高めている。

一方、ドル円は115円台が足固めになるかが注目されているが、株式市場では、年内にもNYダウ20,000ドル、日経平均20,000円台との声が少なくなく、一部では年内にもドル円120円との声も聞かれ始めるなど、引き続きドルの買戻しに比重を置いた方が賢明であろう。ただ、市場には達成感や利益確定によるドル調整売りも散見されるなど、常に株価の急落やドル円の失速に配慮し、ストップロスの配置には十分な配
慮が求められる。

他方、ユーロドルは先のECB理事会でのQE期間延長が響く中、ドル買い戻しが加わり、一時1.05前後を窺うなど、下値圧力が強まっている。ユーロドル1.05割れとなれば、対ドルで1.0000まで意識されるだけに、引き続き戻り売りに重点をおかざるを得ないだろ。当面、レンジ幅を1.0450〜1.0650まで拡大しながら売買を模索することが一考であろう。

Posted at 10時22分 パーマリンク


2016年12月05日(月)

売買材料多様化!相場の動意待ち?

PDFファイル(675KB)

ペットチャート (675KB)

予想レンジ
ドル円     112.50〜114.50
ユーロ円    120.00〜121.80
ユーロドル   1.0550〜1.0700
豪ドル円    83.30〜85.30

***********************

先週末発表された米雇用統計では、失業率が4.9%から4.6%と大幅に低下し、予想を上回る速さで完全雇用に近づいている。その中、非農業部門雇用者数(NFP)は17.8万人増とほぼ事前予想に一致してはいるが、市場が注目していた賃金については前月が高い伸び率だった反動もあり、伸び悩んでいる。引き続き今月の米利上げ観測を裏付ける内容には変わりがないが、市場はすでに織り込み済みであると共に、トランプ・ラリー相場に対する違和感と共に、急ピッチの株高・原油高に対する警戒感を踏まえながら、ドルの調整売りが先行している嫌いがある。ただ、総じて、積極的なドル売り材料がないだけに、一過性の利益確定売り局面と捉えたほうが一考であろう。

一方、ドル円は依然として、節目である115円前後が意識される中、実需や利益確定売りに圧される格好で113円台半ば近辺まで切り返されている。依然として、日米金利差拡大を背景に、下値は限定的になっているが、IMMシカゴ先物市場における円ポジションはほぼスクエアになっているように、どちらにも積極的に仕掛けづらい相場環境にある。基本的には相場が大きく動意づくまで待機策が賢明であると同時に、直近のレンジ幅112.50〜114.50円重視で臨むことが一考であろう。

他方、ユーロドルはドルの調整売りも手伝い、底堅い展開を見せているが、イタリアの国民投票の成り行き、そして、今週のECB理事会において、現在の月間800億ユーロペースでの購入規模を期限延長するとともに、今までの追加緩和策を終了することを検討している旨が伝わるなど、不透明感が強く、引き続き米ドルやポンド動向に振り回される展開にある。ドル円と同様に、直近のレンジ幅で売買を模索することが一考であろう。

Posted at 10時09分 パーマリンク


2016年11月28日(月)

ドル円115円視野も急落の危機も同居!?

PDFファイル(677KB)

ペットチャート (677KB)

予想レンジ
ドル円     112.30〜114.00
ユーロ円    118.50〜120.50
ユーロドル   1.0500〜1.0680
豪ドル円    83.00〜85.00

***********************

市場は先週の米感謝祭に続いて、ブラックフライデーの影響もあり、全般的に様子見モードを強めているが、トランプ氏の経済政策への期待から景気の先行き期待が高まる中、NYダウは前日比68ドル高と堅調に推移し、ドル買いの流れに収束感は見えてこない。投機筋並びにヘッジファンド勢などは、一旦、ドル円105円や110円前後ではドルショートに転じていたが、一本調子のドル買いに裏切られる格好で損失確定買いを余儀なくされている。間もなくドル買いに歯止めかかかるであろうが、現時点ではドル円115円になるのか、それとも120円なのかは定かではなく、市場全般は危機感を強めながらドル買い戻し志向に追いやられている。政府日銀としては、加速的な円安が長年のデフレ脱却、そして、黒田日銀総裁の念願でもあるインフレ2%達成への道が早まるだけに、総じて、トランプラリーを歓迎していると言わざるを得ない。ただ、トランプ新政権がどこまでドル高を容認するかは懐疑的であるため、常にドルの反動売りに備えたポジショニングが求められる。

一方、ドル円は110円台で安定的に推移しており、下値懸念は希薄になっている。米金利先高観測の強まりが主なドル買い要因ではあるが、世界経済の不透明さが増す中、日欧のマイナス金利導入に対して、米利上げが現実味を帯びている以上、機関投資家などの投資手段がドルロングに限られていることも、ドル買い戻し志向を強めている。また、市場心理としても、ドル円120円は年初レベルの円安局面でもあり、ドル円114円台乗せとなれば、遅かれ早かれ115円トライは時間の問題と見るべきであろう。

他方、ユーロドルは特に買い材料もない中、1.05台で低迷しているが、相対的に1.05トライには慎重を強めているが、ドル円と同様にドル買いに弾みがつけば、再度1.05トライを視野に入れる必要があるだろう。

Posted at 10時11分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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