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2017年01月16日(月)

トランプ劇場開演中!視界不良の相場展開?

PDFファイル(668KB)

ペットチャート (668KB)

予想レンジ
ドル円     113.50〜115.50
ユーロ円    121.00〜122.80
ユーロドル   1.0550〜1.0730
豪ドル円    85.00〜86.80

***********************

今週は20日のトランプ氏大統領就任が最大のビッグイベントになるだろうが、当面、トランプ劇場が即座に終焉する可能性は低く、為替並びに株式市場も同氏の一言一句に翻弄されるだけに、総じて、拙速的な売買は控えざるを得ない状況にある。市場にはトランプ氏によるアメリカ第一主義政策に対する警戒感と期待感が錯綜しているが、足元の米経済のファンダメンタルズの強さを背景にFRBの利上げ期待が根強いだけに、ドルの調整売りは限定的に見なした方が得策であろう。

一方、ドル円はトランプ氏の発言を受けて、相対的にポジション調整色を強めている。同氏は貿易収支改善に固執しており、更なる円高対策が求められる時期が到来するであろうが、現時点では為替操作国と認定している中国が標的になるが、遅かれ早かれ円相場にも波及する恐れがあり、ドル円110円割れシナリオも考慮しなければならないだろう。その中、ドル円115円台では実需や利益確定売りに圧される格好で114円台半ば近辺まで押し返されている反面、ドル円114円割れでも実需や利食い局面に差し掛かっており、往来相場の様相を呈している。市場全般が疑心暗鬼の中、どちらにもブレ易い相場環境にあり、引き続きレンジ幅を113.50〜115.50円まで拡大し、相場が動意づくまではじっくり待機策が賢明であろう。

他方、ユーロドルもドル売りに助長される格好で1.07台に向けて着実に上昇気配を見せてはいるが、更なるユーロ買い戻し材料は皆無に等しく、高値掴みには要注意の段階に差し掛かっている。

Posted at 10時30分 パーマリンク


2017年01月10日(火)

トランプ相場に翻弄される相場展開!ドル円120円期待から110円への円高不安?

PDFファイル(667KB)

ペットチャート (667KB)

予想レンジ
ドル円     115.00〜117.00
ユーロ円    121.80〜123.50
ユーロドル   1.0450〜1.0630
豪ドル円    84.50〜86.00

***********************

先週末発表された米雇用統計では非農業部門雇用者数は事前予想を下回ったものの、平均賃金が前年比でプラス2.9%まで上昇するなどほぼ完全雇用の状態にあるが、米長期債利回りが低下しており、ドルを積極的に買い戻す動きは限定的になっている。米連邦準備理事会(FRB)は今年2〜3回程度の利上げを見込んでいるが、中期的には米金利差拡大を背景にしたドル買いニーズは根強いものがあるが、世界経済が不透明感を増す中、加速的な利上げペースには懐疑的な見方も少なくない。その中、日米金利差が3%程度に広がれば円キャリートレードが再燃し、ドル円120円台を目指す動きも考えられる反面、明日にはトランプ次期大統領が初めて記者会見に臨む予定であり、ドル高けん制論が強まる可能性があり、市場は相対的にドルの高値掴みに慎重になり始めている。また、中国中央銀行が発表した外貨準備高は3兆ドルを維持しているものの、2011年2月以来の低水準まで落ち込んでおり、今後も元安阻止によるドル売り元買い介入を背景に、ドルロングを維持ずる難しさもある。

一方、ドル円は米長期債利回りが伸び悩む中、ポジション調整売りに圧される格好で、一時116円割れへとドルロングの解消する動きが目立っている。市場は株高が円売りに反応薄である反面、株安には過敏に反応する嫌いもあるだけに、徐々に上値の重さが意識されている。その中、自動車業界がトランプ発言に振り回されているように、トランプ政権での経済対策を見極めるまでは安易にどちらにも動きづらい状況に置かれており、当面、レンジ幅をドル円115〜117円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルは英メイ首相がEU離脱を明言したことからポンド売りに拍車がかかっており、ユーロを買い戻す動きも散見されてはいるが、依然として、ドルの動向次第の展開は否めず、当面、ドル円と同様に、レンジ幅を1.0400〜1.0600まで拡大し、売買を模索することが賢明であろう。

Posted at 10時17分 パーマリンク


2017年01月04日(水)

トランプ相場への期待感・不信感が同居、難解な相場展開!?

PDFファイル(667KB)

ペットチャート (667KB)

ドル円     117.00〜118.50
ユーロ円    121.80〜123.30
ユーロドル   1.0350〜1.0500
豪ドル円    84.30〜85.80

***********************

年明けの市場は中国の12月財新製造業PMIが上振れたことを好感し、上海総合指数が上昇、そして、12月の米ISM製造業景気指数が強い内容であったことからNYダウ平均株価が119ドル高と堅調に推移、また、米国10年債利回りが下げ止まりの様相を呈していることから相対的にドル買いに波及しつつある。その中、昨年末に中国当局が人民元指数の構成通貨を13から24に増やし、ドルのウェートを約26%から約22%に低下させると発表しており、今後のドルの圧迫材料になる可能性との見方も少なくなく、ドルの更なる上昇局面ではドルの調整売りが散見されるなど、昨年に続きトランプ相場を背景に難解な相場展開が予想される。

一方、ドル円は依然としてFRBの利上げへの期待は根強く、再びドル円120円を目指す展開は意識せざるを得ない反面、市場には既に株価に対する過熱感と共に、過度なドル高警戒論も台頭するなど、積極的にどちらにも仕掛けづらい相場環境に直面している。昨日は米景況感改善を背景に一時ドル円118台半ば前後まで上昇したが、米株と長期金利が上げ幅を縮小したことから上げ幅を解消するなど波乱含みの展開が予想されるだけに、当面、直近のレンジ幅ドル円116.50〜118.50円重視で臨むことが一考であろう。

他方、ユーロドルは年末にかけて一時1.05台半ば前後まで上昇したが、あくまでもドルの調整売りの段階に過ぎず、利益確定売りに圧される格好で1.04台前半まで下落基調を強めている。相対的にユーロ諸国にも米国と同様に保護主義的な発想が浮上しており、足並みの乱れを背景に引き続き戻り売り優先の展開に追いやられている。

Posted at 10時20分 パーマリンク


2016年12月26日(月)

株高期待強まるもドル円120円達成に赤信号!?

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ペットチャート (669KB)

予想レンジ
ドル円     116.50〜118.50
ユーロ円    121.80〜123.50
ユーロドル   1.0350〜1.0530
豪ドル円    83.30〜85.00

***********************

先の第3四半期の米GDP確報値に続き、米住関連も上昇修正されるなど、相対的には米景況感を裏付ける内容であるが、クリスマス休暇の影響もあり、市場は全般的に反応薄の状態に陥っている。その中、マーケットは引き続きトランプ次期大統領が豪語している大型減税やインフラ投資により、ドル買い及びNYダウ20,000ドルに向けたけん引役になっているが、同氏による具体案が見えておらず、市場には過剰期待が先行しているとの声は少なくない。一旦、ドルの調整局面を迎えていると見なし方が賢明であり、相場が大きく動意づいてからの始動が一考であろう。

一方、ドル円は120円を視野に足踏み状態が続いているが、市場の雰囲気は急ピッチの円安に懸念を抱き始めており、日米金利差拡大を背景としたドル買いニーズは調整局面を迎えている。ドルのけん引役である米利上げが実施された直後であり、世界的な過剰流動性資金が株式市場に流入しやすい相場環境にあり、相対的に、米債券利回りの上昇を阻んでいる感が強いため、拙速的なドル買いは自重局面にある。

他方、ユーロドルはドルの調整売りに助長される中、一時1.05台に迫る展開を見せているが、ユーロショートの巻き戻しも一巡した可能性があり、利益確定売りに圧される格好で上げ幅を縮小するなど、改めて、1.05台の上値の重さが意識されている。ECBは量的緩和(QE)の拡大ペースを縮小する方向にあるとは言え、日本と同様にマイナス金利の是非が問われている段階である以上、積極的に買い上がる相場環境には至っていない。


Posted at 10時20分 パーマリンク


2016年12月19日(月)

ドル円120円折り返し地点!過剰期待先行?

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ペットチャート (669KB)

予想レンジ
ドル円     117.30〜119.00
ユーロ円    122.50〜124.00
ユーロドル   1.0350〜1.0530
豪ドル円    85.00〜87.00

***********************

FOMCが通過し、長期金利の上昇基調が維持されていることがドル買いの押し上げ材料となる中、来年1月に就任するトランプ次期大統領の政策に対する期待感は引き続き根強いものがあることが改めて意識されている。その中、投機筋もクリスマス休暇が迫っていることもあり、相対的に調整色を強めている。今日から明日にかけて日銀の金融政策決定会合が開かれるが、今回の会合での政策変更は期待薄であるが、急ピッチの株高および円安を受けて、10年債利回りがマイナス圏を脱却していることから、短期市場におけるマイナス金利の動向も含めて、何らかの対策を練られる公算も残されている。

一方、ドル円は日米金利差や株高基調を背景に、引き続き底堅い展開が予想されるが、依然として、118円台半ば前後から利益確定売りや実需売りが控えており、ドル円120円トライにはやや慎重気味になっている。これから更に上昇度を高めるためには、NYダウ20,000ドルと共に、日経平均20,000円台乗せが欠かせない条件であろうが、トランプラリーの根源である大型減税やインフラ投資への過剰期待と共に、株高並びにドル高に対する過熱感も意識される中、IMM通貨先物市場における円ショートが急速に積みあがっており、市場参加者としては、常に急落に備えたシナリオを考慮せざるを得ない状況にある。当面、直近のレンジ幅117.00~119.00円を重視した上、少なめの売買で対応することが一考であろう。


他方、ユーロドルは戻り売りが優先される中、節目とみられていた1.05割れが実現したことから、より一層下値懸念が強まっているが、反面、ユーロドルの割安感と米ドル高が相混じり、安易にポジションをどちらにも仕掛けづらい相場環境に直面している。当面、相場が大きく動意づいてからの始動が賢明であろう。

Posted at 10時10分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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