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2017年09月11日(月)

どこまで続く視界不良!?

PDFファイル(677KB)

ペットチャート (677KB)

予想レンジ
ドル円     107.00〜108.80
ユーロ円    129.00〜130.80
ユーロドル   1.1950〜1.2100
豪ドル円    86.00〜87.80

**********************

足元では北朝鮮が建国記念日に挑発行為に向かうとの思惑が先行する中、リスク回避を背景にドル全面安の展開を強いられているが、今週は北朝鮮からの挑発行為が無かったことを受けて、再びドルを買い戻す動きに転じるかに注目が寄せられている。ただ、相次ぐ大型ハリケーンの襲来により、米国経済の足かせが危惧される中、米利上げ観測が更に引き延ばされるとの見方も台頭しており、拙速的にドルを買い上がる雰囲気には至っていない。

一方、ドル円は地政学的リスクを背景にポジション解消売りが際立つ中、一時、ストップロスを巻き込みドル円108円割れと年初来安値圏レベルまで下落基調を強めている。ただ、一旦利益確定買いの動きもあり、拙速的に売り下がる相場環境ではない。ただ、今後米10年債利回りが2%割れともなれば、完全に年内の利上げが確率は急速に萎えるだけに、引き続き戻り売りに専念することが一考であろう。

他方、ユーロドルは戻り売りに押され1.20台前半まで値を戻しているが、対ドルに対して堅調ではあるが、他の主要通貨に対しては弱含んでいる。先のECB理事会でドラギECB総裁が最近のユーロのボラティリティの高まりは不確実性の源泉であり、将来の政策決定には為替も考慮する必要があると述べており、暗にユーロ高をけん制しているとも解釈できるだけに、引き続き高値掴みには要注意だろう。

Posted at 10時07分 パーマリンク


2017年09月04日(月)

地政学的リスクをめぐり一進一退の展開!?

PDFファイル(675KB)

ペットチャート (675KB)

予想レンジ
ドル円     109.50〜111.00
ユーロ円    130.00〜131.80
ユーロドル   1.1800〜1.1950
豪ドル円    87.00〜88.50

**********************

先週末発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数が15.6万人増と市場予想の18万人を下回り、また、平均時給も前年比で2.5%と予想を下回ったことから、序盤ではドル売りが先行したが、相対的には完全雇用を覆すほどの内容ではなく、NYダウ平均株価は小幅ながらも前日比39ドル高と続伸、再度2万ドル台を窺う展開になっている。また、米債券利回りも軒並み上昇する中、ECBが資産購入ペース縮小計画を12月の理事会まで決定しないとの報道が伝わり、ユーロ売りが加速し、ドルは下げ幅を解消するなど、依然として、もみ合い相場の様相を呈している。

一方、ドル円は米雇用統計後発表後には109円台半ば近辺まで下げ足を速めたが、米債券利回りが軒並み上昇する中、一気に110円台半ば前後まで切り返すなど、相場の難易度を深めている。ただ、昨日、北朝鮮国営の朝鮮中央テレビ がICBM搭載の水爆実験に成功と報道しており、更に地政学的リスクの高まりと共に、今週の相場のかく乱要因になる可能性が高いだけに、当面、レンジ幅を通常より拡大し、極力少なめの売買で対処せざるを得ないだろう。

他方、ユーロドルは米雇用統計発表直後にドル円と同様にドル売りにサポートされ一時1.12台が視野に入ったが、ECBの関連報道で急落し、戻り売りが優勢になっている。市場では、来週の理事会での資産購入ペース縮小に関する文言を打ち出す可能性もあっただけに、今回の報道でECBに対する不透明感と共に、当面、ユーロロングを解消する動きが優先されやすい状況にある。

Posted at 10時10分 パーマリンク


2017年08月28日(月)

売買材料多様化!ドル売られすぎの傾向?

PDFファイル(675KB)

ペットチャート (675KB)

予想レンジ
ドル円     108.50〜110.00
ユーロ円    129.50〜131.00
ユーロドル   1.1830〜1.1980
豪ドル円    86.00〜87.50

**********************

注目されたジャクソンホールでの講演において、イエレンFRB議長の講演は金融危機後に実施した改革を巻き戻す場合は控えめ」なものにとどめるべきだと指摘したが、金融政策については特に言及していない。そして、ドラギECB総裁は貿易や規制に関する内容が中心であり、また、講演後の質疑応答においても、ECBは警戒を緩めてはならないとしたほか、著しい程度の金融緩和はなお正当化されると言及、ユーロ高に懸念を示さなかったことを受け、ユーロが対ドルで急反発するなど、様変わりの様相を呈している。ただ、市場にユーロロングが積み上がっている関係上、ユーロドル1.12台は時期尚早との声が少なくなく、今週も神経質な展開が余儀なくされる。

一方、ドル円は北朝鮮情勢や米10年債利回りの低下、そして、トランプ政権能力への不信感が重なり、上値の重い展開を強いられているが、ドル円109円割れでは実需や利益確定買いが散見され、改めて底堅い展開が意識されている。引き続き直近のレンジ幅108.50〜110.00円重視で対応することが無難であろう。

他方、ユーロドルは戻り売りが優先されているにもかかわらず、ストップロスを巻き込む格好で1.19台まで上昇するなど、相対的に違和感が生じ始めている。ただ、次なる節目であり1.12台が完全に視野にあるだけに、下値は限定的と見なした方一考であり、ユーロドル1.1850〜1.1200までレンジ幅を拡大し、待機策に努めることが賢明であろう。

Posted at 10時01分 パーマリンク


2017年08月21日(月)

リスク回避の動き視界不良!?

PDFファイル(674KB)

ペットチャート (674KB)

予想レンジ
ドル円     108.50〜110.00
ユーロ円    127.50〜129.00
ユーロドル   1.1650〜1.1800
豪ドル円    85.50〜87.30

**********************

全般的には北朝鮮をめぐる地政学的リスクは一服してはいるが、依然として、トランプ政権に関する運営能力が問われ中、腹心とみられていたバノン主席戦略補佐官の辞任問題まで波及するなど、市場は理解不能のトランプ大統領、そして、北朝鮮金正恩氏の挑発行為に翻弄されている。基本的なファンダメンタルズ分析では米景況感や米金利差との比較を背景にドル買い戻しが優勢ではあるが、そこにリスク回避の動きが加わり、市場は混迷度を深めていると言わざるを得ない。現段階では地政学的リスクが安全資産である円買いに集中してはいるが、実際問題として、日米双方が当事国である以上、過度な円買いがリスク回避手段になるとは言い難い側面がある。

一方、ドル円は節目である110円割れを見たことから下値懸念は払しょくできないが、反面、米当局のドル高けん制の動きは後退しており、引き続き米債券利回りの推移に振り回される展開である。その中、NYダウ平均株価はトランプ政権の不透明感を嫌気し、高値警戒感と共に利益確定売りを伴い、株高期待は損なわれつつあり、上値の重い展開を余儀なくされている。引き続き、直近のレンジ幅108.50〜110.00円で対応することが得策であろう。

一方、ユーロドルは1.17台半ば前後で一進一退が続いている。トランプ政権への不透明感や地政学的リスクを背景に下値は限定的であるが、ユーロドル1.18台ではポジション解消売りが控えており、安易に身動きが取りづらい状況にある。先週と同様にレンジ幅1.1650〜1.1800重視て待機策に努めることが一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2017年08月16日(水)

米金利動向・地政学的リスクは迷走中!読み切れない相場展開へ?

PDFファイル(676KB)

ペットチャート (676KB)

予想レンジ
ドル円     110.00〜111.30
ユーロ円    129.00〜130.50
ユーロドル   1.1650〜1.1800
豪ドル円    85.80〜87.30

**********************

北朝鮮問題をめぐる地政学的リスクの行方に市場は一喜一憂せざるを得ない展開を強いられている。その中、北朝鮮がグアムへのミサイル発射計画を一旦中止する旨が伝えられる中、相対的に警戒感が緩むと共にドルの買戻しが優勢になっている。ただ、引き続き米朝の挑発行為が繰り返される可能性が濃厚なだけに、安易にドル買いに走る訳には行かないのが現状であり、市場は再び米金利動向や米経済指標の動向に委ねざるを得ないだろう。

一方、ドル円は昨日発表された7月米小売売上高が前月比0.6%の増加となり、インフレ率の上昇も見込まれる中、ドル円110円台を一気に回復している。相対的には売られすぎていたドルの買い戻し局面とも言えるが、CMEが算出している年内の利上げ確率は50%の段階まで戻しており、ドル円110円前後の底堅さが改めて意識されている。ただ、ドル円111円前後では一旦ポジション解消や実需売りが控えており、上値も限定的と言わざるを得ない相場環境にある。

他方、ユーロドルはリスクオフも手伝い、急速に買い戻す動きは萎えており、一時1.16台に下落する場面もあったが、ただ、流石に同レベルでは利益確定買いやポジション調整買いが散見されており、当面、レンジ幅を1.1650〜1.1800重視で待機策が賢明であろう。


Posted at 10時10分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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