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2018年01月22日(月)

日米欧の金融政策スタンスの温度差次第!?

PDFファイル(674KB)

ペットチャート (674KB)

予想レンジ
ドル円     110.00〜111.30
ユーロ円    135.00〜136.30
ユーロドル   1.2200〜1.2330
豪ドル円    88.00〜89.30

**********************

先の米下院はつなぎ予算を可決したが、上院では合意に至らず、予算失効で米政府機関の一部が閉鎖に追い込まれる中、今後のトランプ大統領の政権運営にも支障を及ぼす可能性があるだけに、市場はリスク警戒を踏まえると共に、日米欧の金融政策の相違を睨みながら神経質な展開を余儀なくされており、相場が大きく動意づいてからの始動が賢明であろう。

一方、ドル円は日米金利差拡大にもかかわらず、円高基調を強めており、次なる大きな節目ドル円110円割れも視野に入りつつある。日銀による超長期国債買い入れ減額を発端として、テーパリング(量的緩和縮小)への思惑が広がったことが主な円高要因と言えるが、デフレ脱却を目前にして、過度な円高は受け入れがたいのが実状であり、今週の日銀の金融政策決定会合で緩和的な政策スタンスの持続性を問われるだろうが、一過性の円高局面に終わる可能性があり、ドル円110円前後からのショートは自重して対応することが賢明であろう。

一方、ユーロドルはドイツ第2党の社会民主党(SPD)はメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立交渉入りを賛成多数で決定されたことを受けて、ユーロを買い戻す動きが強まり、再度ユーロドル1.23台への回復が期待されている。ただ、既にユーロロングの積み上がりやユーロ高けん制の動きにも配慮しなければならず、同レベルでは一旦清算局面と捉えた方が無難であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2018年01月15日(月)

円高進行中!ドル円110円割れ視野も時期尚早?

PDFファイル(680KB)

ペットチャート (680KB)

予想レンジ
ドル円     110.50〜112.00
ユーロ円    134.50〜136.00
ユーロドル   1.2100〜1.2250
豪ドル円    87.00〜88.50

**********************

米債券利回りが堅調に推移する中、NYダウ平均株価は史上最高値を更新中であり、総じて、ドルを買い戻す動きが強まっても何ら不思議ではないが、その中、カプラン・ダラス連銀総裁は今年の米経済成長率見通しは2.5%〜2.75%であい、難内の利上げ回数は3回との姿勢を崩してはいないが、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は未だ完全雇用の状態ではなく、年2回の利上げが適切と指摘、そして、ローゼングレン・ボストン連銀総裁はイールドカーブのフラットニングはリセッションを意味しないとしているが、相対的に米金利先高観測はトーンダウンしている嫌いがあり、また、トランプ米大統領の相次ぐ不可解な発言を背景にドルの買い戻し機運が高まらない相場環境にある。

一方、ドル円は、一部報道で日銀の経済成長見通し引き上げ観測が伝えられる中、日銀の出口戦略への期待を込めながら円買い志向が強まりつつある。ただ、米欧の出口戦略と比較しても、根拠のない段階であり、過度な円高局面は想定しづらい相場環境にある。当面、ドル円111円割れからドル円shoショートは自重することが賢明であるが、引き続きレンジ幅ドル円110.50〜112.00円で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはドイツの連立政権が暫定合意との報道が流れ、ユーロ買いに安堵感が広がると共に、足早にストップロスを巻き込みながら1.22台まで上昇している。ただ、常にユーロロングの蓄積が懸念されている以上、ある程度の急落場面も想定せざるを得ず、現状レベルからのロングは自重することが
一考であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2018年01月09日(火)

円キャリートレード加速余地あり!運用先高金利通貨に集中?

PDFファイル(684KB)

ペットチャート (684KB)

予想レンジ
ドル円     112.50〜113.80
ユーロ円    134.50〜136.00
ユーロドル   1.1900〜1.2030
豪ドル円    88.00〜89.30

**********************

先週末の米雇用統計は強弱相混じり、相対的には材料難は否めない中、インフレ率の低迷を背景に世界的な低金利政策が顕在化しおり、日米欧主要国は金融緩和縮小に向けた出口戦略に苦慮している。その中、FRBによる年内3回程度の利上げは既成事実化している状態であるが、NY株式市場は最高値を更新中であり、相対的にドルを買い戻す動きが優勢になっている。また、東京株式市場は26年ぶりの高値圏で推移するなど、日本経済の現状を踏まえれば、デフレ脱却宣言やマイナス金利脱出は時間の問題であり、低金利政策の弊害が問われ始めている。本邦のみならず海外勢などを含めた各金融機関は運用先の手段として、高利回りの外債に集中せざるを得ない相場環境を作り出している。それ故に、キャリートレードの対象通貨としては、主要通貨の中では円が群を抜いている関係上、円安志向が更に深まる可能性がある。補足的になるが、過去3年間のチャート上では豪ドル円、インドネシアルピー円、ベトナムドン円、そして、最も底辺レベルで推移しているトルコリラ円などが上昇余地を残しており。分散投資としての運用先の一環として取り入れることも賢明であろう。

一方、ドル円は113円前後でのもみ合い相場と化しているが、北朝鮮が平壌オリンピックへの参加を表明し、南北朝鮮情勢が一服している以上、下値は限定的になっている。ただ、ドル円114円前後では幾度となく跳ね返されている関係上、戻り売り志向は依然として、根強く、引き続きレンジ幅ドル円112.50〜114.00円で対応することが得策であろう。

他方、ユ―ロドルは利益確定売りに圧される格好で失速気味に1.20割れへと警戒感を強めている。ユーロロングの積み上がっていることもあるが、IMM通貨先物のドルの売り越し額が12月中旬以来の高水準となったことも起因しており、一旦調整局面入りと見なした方が無難であり、当面、レンジ幅1.1900〜1.2050重視でナンピン売買に特化することが賢明であろう。

Posted at 10時01分 パーマリンク


2018年01月04日(木)

もみ合い相場継続中!相場の動意を待ってからの始動に専念?

PDFファイル(681KB)

ペットチャート (681KB)

予想レンジ
ドル円     112.30〜113.30
ユーロ円    134.50〜135.80
ユーロドル   1.1950〜1.2050
豪ドル円    87.50〜88.50

**********************

昨日発表された米ISM製造業景気指数は予想を上回る内容であり、新規受注と生産は上昇を強めるなど、米景況感を裏付ける内容であり、NY株式市場が総じて、堅調に推移する中、節目であるNYダウ25,000ドル台への期待感が更に深まっている。ただ、同時に過熱感への警戒意識も強く、拙速的なドル買いには繋がってはいない。その後発表されたFOMC議事録では労働市場のひっ迫がインフレを押し上げるインフレ率は緩やかに2%に向かうとの思惑が先行しているが、アラバマ州のジョーンズ氏が上院議員に就任し、上院の議席は共和党が51、そして、民主党が49となり、トランプ大統領の政策運営にも影響を及ぼす可能性も浮上しており、今後の米税制改革案が財政支出拡大に繋がるとの見解も多々あり、ドルを拙速的に買い上がる雰囲気には至っていない。

一方、ドル円は実需売買に挟まれた格好で112円台半ば前後で試行錯誤が続いている。相対的には次なる材料待ちの段階ではあるとは言え、株式や金利動向にも反応薄であるが、年明けの日経平均株価は大幅に続伸しており、一気に23,000円台を回復しており、ドル円112円台の底堅さが維持されている。ただ、ドル円113円前後では利益確定や実需売りが散見される中、円ショートの積み上がりもあり、上記レベルでは一旦清算局面と捉えた方が無難であろう。

他方、ユーロドルは1.20台を維持しており、底堅い展開ではあるが、ドル円と同様に、ユーロロングが積み上がっている関係上、更なる上値トライには慎重になっている。現時点ではユーロ圏をめぐる景気拡大期待を含めて、ECBによる出口戦略が更に進行するとの期待から下値は限定的ではあるが、既に織り込み済みの部分も多々あり、高値掴みには要注意の段階とも言える。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2017年12月25日(月)

膠着相場に年末行事重なり小休止!相場の動意待ち継続中?

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ペットチャート (681KB)

予想レンジ
ドル円     112.80〜114.00
ユーロ円    133.50〜135.00
ユーロドル   1.1780〜1.1930
豪ドル円    86.80〜88.00

**********************

市場全般はクリスマス休暇で動意薄の展開を強いられる中、トランプ大統領は米税制改革法案と暫定予算案に署名したものの市場の反応は限定的になっている。既に米国内では大幅減税への期待感は根強いが、反面、米財政赤字拡大懸念やインフレ率の低下傾向などの不安材料も抱えており、来年以降に想定されているFRBの年3〜4回の金利正常化が実現するかは不透明であり、当面、為替相場は米債券利回りの進捗状況に一喜一憂させられる展開にある。

一方、ドル円は113円台半ば前後で無風状態が続いているが、米国債取引が短縮された影響もあるが、相対的にはクリスマス休暇と年末行事を控えて、実需売買や調整主導の売買がドル円113円割れと114円前後で散見されており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況に置かれている。相場が動意づくまでは上記レベルで対応せざるを得ないだろう。

他方、ユーロドルはカタルーニャ州の議会選挙で独立賛成派が勝利した事から、一時ユーロ売りに傾斜したが、過半数に達する政党もなく、今後は連立政権を模索することになり、独立問題が急速に冷え込んだ感が強く、相場への影響も微々たるものになっており、引き続き1.1800〜1.1900のレンジ幅重視で対応することが一考であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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