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2018年04月23日(月)

米中貿易摩擦で憶測先行!相場の動意待ち変わらず?

PDFファイル(681KB)

ペットチャート (681KB)

予想レンジ
ドル円     107.00〜108.00
ユーロ円    131.50〜132.80
ユーロドル   1.2230〜1.2350
豪ドル円    82.00〜83.30

*********************

米中貿易摩擦が懸念される中、停滞気味であった米10年国債利回りが2.2958%と3%に迫る展開を見せており、相対的にはドルを買い戻す動きが優勢になっている。ただ、現時点では貿易戦争はG20においても勝者なき戦いと報じられる中、一部では中国当局が米債売却に回っているとの憶測も浮上するなど、今後も日本を含めて世界的な貿易戦争の成り行きに注目せざるを得ない相場環境は否めない。その中、米株式市場が金利上昇に伴い前日比201ドル安と下落基調を強めるなど米金利上昇にやや敏感に反応するなど、市場は全般的に混迷度を深めざるを得ない状況に置かれており、相場の動意待ちの状況には大きな変化はみられていない。

一方、ドル円は米金利上昇によるドル買いや貿易摩擦懸念によるドル売りに挟まれる格好で107円台半ば前後で試行錯誤が続いているが、相も変わらず、実需売買やポジション調整売買がドル円107円と108円前後で控えるなど、ボックス圏相場の様相を強めている。

他方、ユーロドルは今週にECB理事会が予定される中、ドラギECB総裁がIMF国際通貨金融委員会において、基調インフレは緩やかに上昇する見通しであるが、ユーロ圏の成長サイクルはピークを過ぎた可能性を指摘、十分な金融緩和は引き続き必要と言及したことを受けて、戻り売り圧力が強まっており、当面、直近のレンジ幅ユーロドル1.2250〜1.2350重視で対応することが賢明であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2018年04月16日(月)

シリア情勢重なり、視界不良の相場展開!?

PDFファイル(681KB)

ペットチャート (681KB)

予想レンジ
ドル円     106.80〜108.00
ユーロ円    131.80〜133.00
ユーロドル   1.2280〜1.2380
豪ドル円    82.80〜84.00

*********************

トランプ米大統領はシリアのアサド政権の化学兵器関連施設を標的とし、米英仏軍はシリアを攻撃した事を受けて、市場はリスク回避的なムードが高まっている。市場では株式や債券市場に対する懸念もあるが、為替市場では一旦ドル売り優勢の見解が優勢ではあるが、米英仏の共同軍事介入であり、また、今回の攻撃が一回限りとの報道が伝わっており、今後はロシアの出方や原油価格の上昇懸念なども交えて、売買材料が複雑化しており、市場参加者はポジション縮小度合いを強めざるを得ない相場環境にある。

一方、ドル円は先週米財務省が半期に一度の為替報告書を発表し、為替操作国に認定された主要貿易相手国はなかったことを明らかにした事もあり、週明けの為替相場への影響は限定的になっている。その中、明日から始まる日米首脳会談を見極めたいとの思惑もある。既にトランプ大統領が環太平洋連携協定(TPP)復帰問題に触れており、貿易摩擦に対しても楽観的な見解が目立ち始めるなど、拙速的にドル売りを促す状況ではなく、引き続きレンジ幅ドル円107.00〜108.00円重視で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開の中、様々な売買材料が回遊しているにも関わらず、狭いレンジ幅でもみ合い相場と化しており、妙味に乏しい状況である。引き続き相場が動意づくまでは直近のレンジ幅ユーロドル1.2250〜1.2400重視で待機策に努めることが賢明であろう。


Posted at 09時56分 パーマリンク


2018年04月09日(月)

売買材料多様化!リスク回避のドルの戻り売り優先?

PDFファイル(683KB)

ペットチャート (683KB)

予想レンジ
ドル円     106.30〜107.50
ユーロ円    130.50〜132.00
ユーロドル   1.2220〜1.2350
豪ドル円    81.50〜82.80

*********************

先週末発表された3月米雇用統計では平均時給は前年比で2.7%と予想通りの結果であったが、非農業部門雇用者数(NFP)は前回の反動もあったものの、予想を大幅に下回る10.3万人増にとどまり、NYダウ平均株価は前日比527ドル安と再び24,000ドル割れへと市場は危機感を強めている。その中、米債券利回りも軒並み低下しており、相対的にはリスク回避志向と共にドルの戻り売りが優先されやすい地合いと言えるだろう。そして、パウエルFRB議長は更なる漸進的な利上げが目標達成には最善であり、今春には前年比のインフレ率は顕著に上昇するはずであるとやや楽観的ではあるが、利上げは早過ぎても遅すぎても良くないと市場バランスを重視していると述べている。相対的には米中貿易摩擦の不透明さを意識しているとも解釈できるが、概ね拙速的な利上げ期待は後退していると見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は米雇用統計並びに株価の急落もあり、ドルの調整売りが優勢ではるが、ドル円107円前後で踏みとどまっている。実需売買や利益確定売買がドル円106円台半ば前後と107円台半ば前後で散見されており、短期筋としても安易にどちらにも仕掛けづらい状況には変わりがなく、当面、上記レベル前後からの少なめのナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはポンドが反発する中、米債券利回りの低下や消去法的な買い需要が見込まれる中、底堅い展開が予想されるが、ユーロドル1.23前後でのもみ合い相場と判断し、引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.2250〜1.2350重視で待機策が賢明であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2018年04月02日(月)

相場の売買材料多様化!動意を待ってからの始動に専念?

PDFファイル(674KB)

ペットチャート (674KB)

予想レンジ
ドル円     105.80〜107.00
ユーロ円    130.30〜131.50
ユーロドル   1.2250〜1.2380
豪ドル円    81.00〜82.30

**********************

週明けの市場は本邦の新年度入りや海外勢の休場が重なり、相対的に調整モードが強まっている。市場は北朝鮮が非核化に向け態度を豹変したことから、一旦地政学的リスクは後退すると共に、トランプ大領領の掲げている貿易戦争がややトーンダウンしている嫌いがあり、相対的に円売りに安堵感が芽生え始めている。ただ、理解不能な北朝鮮の金委員長、そして、暴走劇に歯止めがかからないトランプ大統領の動向が読み切れないだけに、為替のみならず、株式、そして、債券市場はポジション縮小に追いやられている。本日も直近のレンジ幅でもみ相相場予想されるが、相場が動意づくまでは待機策に努めることが得策であろう。

一方、ドル円は米朝会談の実現に向けて、相対的にはリスク回避志向は後退しているが、米債券利回りの伸び悩み、そして、貿易戦争を横目に実需や利益確定売りに圧される格好で戻りは限定的になっている。ただ、ドル円105円台でも同様に、実需やポジション調整買いが散見されており、引き続き直近のレンジ幅ドル円105.50〜107.00円での待機策が賢明であろう。

他方、ユーロドルはユーロロングの積み上がりもあり、徐々にユーロドル1.24前後が重石になっている。ただ、米債券利回りの伸び悩みやトランプ政権への警戒感もあり、狭いレンジ幅での攻防を余儀なくされている。当面、ドル円と同様に相場の動意待ちは否めず、ユーロドル1.2250〜1.2400重視で対応することが一考であろう。


PDFファイル(674KB)

ペットチャート (674KB)


Posted at 10時07分 パーマリンク


2018年03月26日(月)

トランプ乱気流で視界不良!?

PDFファイル(676KB)

ペットチャート (676KB)

予想レンジ
ドル円     104.00〜105.80
ユーロ円    128.50〜130.00
ユーロドル   1.2270〜1.2400
豪ドル円    80.00〜81.30

**********************

トランプ大統領は貿易戦争に突入しても意に介さないことを表明してはいるが、EU、カナダ、メキシコなどを対象外にしており、中国並びに日本がターゲットであることは間違いないのが現状である。ただ、トランプ政権が中国の知的財産権侵害に対抗し、最大で年間600億ドル規模の関税を検討、また、対中貿易において、1000億ドルの貿易赤字削減が狙いとみられているが、中国側の報復措置を見極めるまでは、有言実行できるかどうかは懐疑的である。一部では米債券の最大保有国である中国が対抗措置として、米債売却に向かうとの憶測もあるが、実際には米債券利回りの急上昇を背景に、世界的な株安が更に進行する中、米国は財政難、日本は円高加速、そして、中国にとっても大規模な含み損を抱えることにもなり、単なる憶測の段階にすぎないと見なした方が無難かもしれない。いずれにしても、米中の着地点が視界不良である以上、株式市場を筆頭に、為替並びに債券相場の乱高下が予想されるだけに、相場が動意づいてからの始動を心掛けるべきであろう。

一方、ドル円は貿易戦争が進行すれば、株安懸念を踏まえながら、必然的に次なる心理的節目100円割れが意識されつつある。ただ、ドル安は米貿易収支改善には一時的に貢献するであろうが、世界的な自由貿易に反する行為でもあり、また、本質的には強いドルを強調している米国にとっても、ドルの信頼性を損なうことにもなりかねず、ある程度の妥協点を見出すしか選択肢はないだろう。当面、戻り売り優先の展開は否めないが、レンジ幅をドル円104.00〜106.00円まで拡大し、少なめの売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル、円、そして、ポンドの動向に委ねられており、安易に方向性が見出せない相場環境にある。EUが米国の輸入関税では対象外になっているが、間接的には対象国である中国側からの影響を看過できないだけに、引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.2250〜1.2400重視で待機策が一考であろう。


Posted at 10時00分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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