広告
2018年06月11日(月)
予測不能の米朝首脳会談!
予想レンジ
ドル円 108.80〜110.30
ユーロ円 128.30〜129.50
ユーロドル 1.1700〜1.1830
豪ドル円 82.50〜83.80
******************************
主要7カ国首脳会議(G7サミット)で米国との通商政策をめぐる対立懸念が増す中、明日に予定されている米朝首脳会談を見極めたいとの思惑から市場は相対的に調整色を強めざるを得ない状況に置かれている。その中、中国は7兆円購入増を提案しており、米国側に譲歩した感があるが、米中貿易戦争が終焉したとは言い難い。いずれにしても、G7サミットでの対立構造が鮮明なっている以上、相対的リスク回避的なドル売り・円買いが優勢の段階と見なした方が無難であろう。いずれにしても、明日の米朝首脳会が理解不能な奇人変人の初会談であり、表面的な合意を得たとしても、非核化が現実味を帯びるまでは一触即発の状況にあると見なした方が賢明であり、当面、ドル売り・円買いに比重を置いた売買シナリオがリスクの軽減に繋がるであろう。
一方、ドル円は今週の日米欧の金融政策にも注目が集まる中、米利上げは織り込み済みであり、サプライズはほぼ期待薄である。当面、米10年債利回りが3%台を回復するまでは、拙速的にドルを買い上がる雰囲気には至っていないが、反面、米朝首脳会談の成功と米利上げ加速期待でドルを買い戻す動きも強いだけに、引き続きレンジ幅を109.00〜110.50円まで拡大し、同レベル前後からのナンピン売買で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルは欧州圏の政局不安とリスク回避的なドル売りに挟まれ、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。ただ、新興国通貨安などを踏まえた消去法的な買戻し、そして、ポンド安一巡との見方もあり、過度なユーロ安を見込みづらいだけに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1700〜1.1850重視て待機策が一考であろう。
Posted at 08時23分 パーマリンク
2018年06月04日(月)
課題・難題山積で焦点絞れず、相場の動意待ち?
予想レンジ
ドル円 109.00〜110.00
ユーロ円 127.00〜128.30
ユーロドル 1.1600〜1.1730
豪ドル円 82.00〜83.50
*********************
先週末に発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が22.3万人と予想を上回ったほか、ここ最近注目されている平均時給も前年比2.7%と予想を上回り、NYダウ平均株価は前日比219ドル高と反発に転じるなど、相対的にはFOMCでの利上げ期待を裏付ける内容ではあるが、米10年債利回りは2.9%前後で伸び悩んでおり、ドルを拙速的に買い戻す雰囲気とは言い難い相場環境に置かれている。市場の関心が米中通商問題や欧州の政局不安に移行していることもあるが、トランプ大統領が米朝首脳会談を改めてシンガポールで6月12日に開催する見通しを発表したこともあり、市場はそれぞれの成り行きを見極めたいとの思惑が働いており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況に陥っている。
一方、ドル円は米雇用等後発表後には一時110円に迫る展開を見せたものの、同レベルでは、依然として、実需やポジション調整売りが随所に散見されており、ドル円109〜110円のレンジ相場を形成しており、相場が動意づくまでは同レベル前後からのナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは一時イタリアの政局不安を背景に戻り売りに圧され下値を探る展開を強いられていたが、「五つ星運動」と「同盟」が推奨していたコンテ氏がイタリア首相に宣誓就任し、再選挙は回避されそうな情勢である。相対的には割安感を踏まえながら買戻し志向が強まりつつある。ただ、ユーロドル1.17台では利益確定売りに圧されるなど、引き続き戻り売り優先の展開は否めず、ドル円と同様に、直近のレンジ幅1.1600〜1.1730重視で対応することが賢明であろう。
Posted at 10時00分 パーマリンク
2018年05月28日(月)
売買材料多彩!相場の動意待ち?
予想レンジ
ドル円 108.80〜110.00
ユーロ円 127.00〜128.50
ユーロドル 1.1600〜1.1750
豪ドル円 82.00〜83.30
*********************
6月12日に予定されていた史上初の米朝首脳会談が中止の運びとなり、相対的に朝鮮半島の非核化を見込んだ円売りは後退した感が強い。ただ、未だに水面下での交渉が進んでおり、完全に消滅した訳ではなく、市場はトランプ大統領並びに金正恩委員長の言動に辟易しているのが現状であるが、当面、深読みすることなく相場が動意づいてからの始動を心掛けるべきであろう。その中、次回FOMCでの利上げがほぼ確実視されているにもかかわらず、米債利回りは軒並み低下、NY原油先物はサウジが原油増産を示唆した事から急落、相対的にリスク回避志向が先行している。ただ、いずれの通貨も対ドルでは下限レベルで位置している関係上、更なるドル売りには違和感が生じており、過度なドル安期待は自重局面に差し掛かっている。
一方、ドル円は米債券利回りの動向に左右される中、ドル円109円台半ば前後で一進一退の展開を余儀なくされているが、本日は米国(メモリアルデー)や英国(バンクホリデー)米英市場の休場のため、微調整にとどまる可能性が高いだけに、直近のレンジ幅ドル円109〜110.00円重視で待機策が賢明であろう。
他方、ユーロドルはイタリア新政権への警戒感、そして、スペインの政局不安が加わり、ドイツ債利回りとの拡大などを踏まえて、リスク回避の動きが強まっている。引き続き戻り売り優先の展開は否めないが、ユーロドル1.16割れでは流石に割安感を踏まえながら利益確定買いが出やすい相場環境にあるだけに、当面、レンジ幅を1.1600〜1.1750まで拡大し、少なめの売買で対応することが一考であろう。
Posted at 10時00分 パーマリンク
2018年05月21日(月)
米債券利回りの上昇余地あり、ドル買い戻し健在?
予想レンジ
ドル円 110.30〜111.50
ユーロ円 129.50〜131.00
ユーロドル 1.1730〜1.1850
豪ドル円 82.50〜83.80
*********************
市場が米朝首脳会談を前にして、米朝の駆け引きが深刻化し、様々な憶測が飛び交っているが、双方にとって決裂は最悪シナリオであろうが、北朝鮮が態度を硬化したのは一因としては、中国側が米中通商協議を優位に進めたい意向から北朝鮮に対して、経済問題を含めて、何らかの担保を保証しているとの見解も少なくなく、市場は全般的に神経質な展開を余儀なくされている。その中、米債券利回りの低下を受けて、相対的にドルの調整売りが優勢になっているが、今後も米景況感を背景にインフレ率の上昇、そして、トランプ政権による大型減税やインフラ投資などを背景に更なる国債発行増が見込まれているため、今後も米10年債利回り3%台で推移する可能性が高く、ドルを買い戻す動きは健在と言えるだろう。ただ、急激な利回り上昇は株式市場や住宅関連などに悪影響を及ぼす可能性があり、あくまでも緩やかな上昇にとどまると見なした方が賢明であり、加速的なドルの上昇には繋がらないであろう。
一方、ドル円は米債券利回りの低下を受けて、利益確定売りに圧され上値は限定的になっているが、依然として、債券利回りの上昇余地を残しており、短期筋としても、下値トライには慎重になっている。引きつづき直近のレンジ幅ドル円110.30〜111.50円重視で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルは利食いと損切りが相混じる中、引き続き戻り売り優勢の展開ではあるが、既に直近の安値圏と反発レベルに達しており、現状レベルユーロドル1.17台半ば前後からの下値トライには慎重なっている。当面、レンジ幅をユーロドル1.1730〜1.1850前後まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。
Posted at 10時00分 パーマリンク
2018年05月14日(月)
米金利の優位性建材材
予想レンジ
ドル円 108.80〜110.00
ユーロ円 129.80〜131.00
ユーロドル 1.1880〜1.1980
豪ドル円 81.80〜83.00
*********************
市場はトランプ大統領の北朝鮮との首脳会談が現実味を帯びる中、イラン核合意の離脱懸念が重なり、相場自体は混迷度を強めている。その中、日銀、そして、ECB、BOEなどの欧州勢は政策金利の現状維持を示唆しているが、反面、FOMCは金利正常化には意欲的であり、双方の政策金利の温度差の側面では米金利の優位性を背景にドルを買い戻す動きは健在である。ただ、為替相場自体は目先の心理的節目とも言えるドル円110円、ユーロドル1.2000、そして、ポンド1.3500を前にして、試行錯誤の段階にあり、拙速的な売買は手控えざるを得ないのが現状である。引き続き相場が大きく動意づいてからの始動を心掛けるべきであろう
一方、ドル円は110円トライの達成感もあり、改めて上値の重さが意識されている。基本的には日米金利差拡大を背景に底堅い展開には変わりがないものの、トランプ大統領が自動車大手幹部と面談を行い、米国での生産を数百万台増やすよう要請するなど、無理難題を突き付けており、依然として、ドル高けん制の動きにも配慮する必要もあり、引き続きドル円109〜110円のボックス相場で売買を模索することが一考であろう。
他方、ユーロドルはユーロロングの巻き戻しも一巡し、底堅さを取り戻しつつあるが、ドル円と同様に1.2000台を目指すほどの展開ではなく、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1900〜1.2000重視で対応することが賢明であろう。
Posted at 10時00分 パーマリンク
【 過去の記事へ 】