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2018年08月27日(月)
売買材料多彩!次なる動意待ち?
予想レンジ
ドル円 110.50〜111.80
ユーロ円 128.50〜129.80
ユーロドル 1.1550〜1.1680
豪ドル円 80.80〜82.00
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ジャクソンホールで行われたパウエルFRB議長の講演において、FRB議長は漸進的な利上げ姿勢を示した一方、当面、インフレが2%超で加速する明らかな兆候はなく、経済の過熱リスクは高まっていないとの認識も示しており、相対的には従来の政策方針には変化はなく、着実な利上げが現時点で最善との考えを述べている。相対的には材料出尽くし感と共に、パウエル議長の講演は概ねハト派的と捉えられた事から、ドルの調整売りが優勢になっている。
一方、ドル円は堅調なNY株式市場と米債券利回りの低下が、相混じり、ドル円111円台前半でもみ合い相場と化している。その中、ポンペオ国務長官の北朝鮮訪問をトランプ米大統領が中止したことが報じられ、ややリスク回避的な円買いに傾斜し手はいるが、朝鮮半島の非核化を目指した協議に十分な進展が見られない事が主な理由であり、市場の反応は限定的になっている。引き続きレンジ幅ドル円111.00〜112.00円重視で対応することが一考であろう。
他方、ユーロドルは足早にユーロドル1.16台を回復、ポンドの反発もあり、底堅い展開が予想されるが、反面、ECBの利上げ観測も来年夏以降にあるだけに、ここ最近の一本調子の上昇に警戒感を強めている。当面、ユーロドル1.16台半ば以上からのロングは自重局面と見なした方が無難であろう。
いる。
Posted at 10時00分 パーマリンク
2018年08月20日(月)
リスクオン・リスクオフが同居!臨機応変な売買?
予想レンジ
ドル円 110.00〜111.30
ユーロ円 125.80〜127.00
ユーロドル 1.1350〜1.1480
豪ドル円 80.00〜81.50
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今週の米中通商協議に向けて、様々な憶測が飛び交い始めているが、一部報道では中国当局の人民元安誘導に歯止めがかかるとの期待感、そして、何らかの進展がみられるとの思惑などもあり、相対的にドル買い戻しは一服状態にある。ただ、依然として、市場にはトルコショックや英国のブレグジット、新興国通貨の下落、そして、米金利の優位性などを背景に拙速的にドルを売り下がる相場環境ではないが、リスクオンとオフが繰り返される可能性が高く、ある程度の乱高下は避けられない情勢と見なした方が無難であろう。
一方、ドル円は米債券利回りの低下を受けて、ドルの調整売りに圧されており、上値の重い展開を強いられているが、NYダウ自体は米景況感を背景に底堅い展開である。また、心理的節目ドル円110円を目前に過度な円高局面は描きづらい状況にあり、引き続きレンジ幅ドル円110.00〜111.30円重視でじっくり待機策が賢明であろう。
他方、ユーロドルは1.14台を回復するなど、相対的に利益確定買いやポジション調整買いが優勢になっている。ただ、問題視されているトルコの裁判所が米国人牧師の開放要求を却下したことが嫌気され、米国のトルコへの追加制裁を踏まえトルコリラの戻りの鈍さなどもあり、ユーロの更なる上昇局面では一旦清算入りと捉えた方が一考であろう。
Posted at 10時02分 パーマリンク
2018年08月15日(水)
トルコショックでドル全面高も相場観喪失!?
予想レンジ
ドル円 110.50〜111.80
ユーロ円 125.50〜127.00
ユーロドル 1.1280〜1.1430
豪ドル円 79.80〜81.30
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トルコリラの下落に歯止めがかからず、市場全般にリスク回避モードと共に、相場の混迷度を更に強めている。トルコリラは対米ドルで既に年間で40%程度下落している関係上、一見下げ止まりの展開を見せてはいるが、トランプ大統領がトルコリラの急落により、トルコの鉄鋼とアルミニウムに対する関税を倍に引き上げることを承認、一方、トルコのエルドアン大統領が米電子機器をボイコットするなど対決姿勢を示すなど、トルコ情勢の先行き懸念がマーケットを震撼させている。
一方、ドル円は一時110円割れの危機感も生じたが、米債券利回りの上昇や堅調な株式市場を背景にドル全面高の展開にあり、ドル円は111円台を回復するなど、底堅い展開が予想される。反面、更なる上昇局面ではドル高けん制の動きにも配慮しなければならず、引き続きレンジ幅ドル円110.50〜112.00円重視で対応することが得策であろう。
他方 ユーロドルは一時1.13台に下落。隣接しているユーロ圏のおける金融機関への悪影響が表面化しつつあり、また、ポンド安がある限り、ユーロを買い戻す動きは限定的になっている。ただ、既に下限レベルで推移している関係上、短期筋としても下値トライには慎重になっており、引き続きレンジ幅ユーロ弗1.1250〜1.1400重視で待機策が一考であろう。
Posted at 10時36分 パーマリンク
2018年08月06日(月)
米中貿易摩擦で揺らぐ相場観!?
予想レンジ
ドル円 110.60〜111.80
ユーロ円 128.00〜129.50
ユーロドル 1.1500〜1.1650
豪ドル円 81.50〜82.80
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注目された7月米雇用統計は好悪相混じる中、事前予想ほどの改善は見られない中、米債券利回りの低下もあり、若干ドル売りに傾斜している。その中、米中貿易問題を巡り激化懸念が嫌気されており、総じてポジションの手仕舞いが優先されやすい相場環境を作り出している。中国商務省は米国の輸入関税に対して、中国はより一層の報復措置をとる権利を有しているとした上、米国の関税措置がエスカレートした場合には600億ドル相当の米国製品に関税を課する計画を検討している旨を報じるなど、依然として、収束感には程遠い状況にある。ただ、中国人民銀行は為替フォワード取引の一部を対象に20%の準備金預け入れを義務付けるなど、人民元安の歯止めに乗り出しており、米中貿易戦争の激化懸念を背景にドル買いに発展するか否かは未知数であり、拙速的なポジショニングは自重局面にある。
一方、ドル円は堅調な株高志向や日米金利差を踏まえて、引き続き底堅い状況にあるが、米中貿易摩擦が遅かれ早かれ本邦に波及するとの懸念もあり、ドル円112円台が重石になっている。引き続き直近のレンジ幅での攻防が予想されるだけに、当面、ドル円100.50〜112.00円重視で待機策が賢明であろう。
他方、ユーロドルは引き続き戻り売りが優先される中、節目のユーロドル1.15前後が意識され始めている。ただ、既に割安感と共に、下限レベルで推移しており、相対的に下値トライには慎重なっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1500〜1.1650重視で対応することが一考であろう。
Posted at 10時02分 パーマリンク
2018年07月30日(月)
トランプ迷走で視界不良!直近のレンジ幅で対応?
予想レンジ
ドル円 110.50〜111.80
ユーロ円 128.70〜130.00
ユーロドル 1.1580〜1.1730
豪ドル円 81.50〜82.80
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米商務省が発表した第2四半期の米国内総生産(GDP)速報値はほぼ事前予想通りに4.1%と約4年ぶりの高水準となったが、先にトランプ大統領がGDPの大幅改善を豪語していただけに、市場の反応は限定的になっている。市場には、依然として、貿易摩擦問題が燻っており、短期的には米経済の好調さを好感するであろうが、将来の米経済に取っては不安材料の温床になる可能性もある。また、既にドルが買われすぎた側面もあり、拙速的なドル買いには慎重になっている。
一方、ドル円は111円前後で試行錯誤が続いている。本日から開催される日銀金融政策決定会合で金融緩和策の是非を問う可能性が高いが、米欧の金利正常化が危機として進展していない以上、米欧に先だって金融緩和の縮小を打ち出せない相場環境にあり、総じて、期待薄の金融政策に終わる可能性が高いだろう。引き続き直近のレンジ幅ドル円110.50〜111.80円を重視し、同レベル前後からのナンピン売買で対処することが一考であろう。
他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料の無い中、引き続き戻り売りが優先されており、徐々に1.17台が重石になっているが、1.16割れもせずに踏みとどまっている。同レベルでは利益確定買いや割安感の買戻しも散見されており、当面、ユーロドル1.16割れからのショートは自重局面と見なし、当面、レンジ幅1.1580〜1.1730重視で対応することが賢明であろう。
Posted at 10時02分 パーマリンク
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