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2018年10月01日(月)
急ピッチの円安に黄信号!
予想レンジ
ドル円 113.00〜114.30
ユーロ円 131.30〜132.50
ユーロドル 1.1550〜1.1680
豪ドル円 81.30〜82.50
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先のFOMCで利上げは予定通りに実施されたが、米債券が高止まりすると共に、米株式市場は小幅ながらも上昇しており、改め米景況感の良さが意識されている。その中、原油価格は警戒レベルではある1バレル73ドル台まで上昇しており、また、新興国のドル買い需要なども加わり、ドルの買戻し機運が高まっている。ただ、過度なドル高局面はトランプ大統領による米国主義を元に、いずれは貿易戦争を更に悪化せる可能性もあり、拙速的なドル買いには黄信号が灯っているとも言える。
一方、ドル円は年初来高値を更新するなど、改めて底堅い展開が予想されるが、同時に目先は昨年12月高値でもあるドル円113.75円を意識せざるを得ない相場環境にあるが、ドル円114円台では利益確定売りや実需売りが満遍なく控えており、基本的には高値掴みには要注意の段階に差し掛かっている。引き続きレンジ幅をドル円113.00〜114.30円まで拡大し、同レベル前後からのナンピン売買が得策であろう。
他方、ユーロドルは引き続き英EU離脱問題やイタリア財政難が燻る中、戻り売りが優先されやすい状況にある。徐々に節目でもあるユーロドル1.1500前後が意識され始めているが、反面、世界的な貿易戦争に対する警戒感もあり、リス回避的なユーロ買い戻しも散見されるだけに、過度な下値期待は自重局面にある。ドル円と同様に、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1550〜1.1650を重視し、売買を模索することが賢明であろう。
Posted at 10時00分 パーマリンク
2018年09月25日(火)
米中間選挙を睨み、トランプ大統領は柔軟姿勢に傾斜!?
予想レンジ
ドル円 112.00〜113.30
ユーロ円 131.80〜133.30
ユーロドル 1.1700〜1.1800
豪ドル円 81.20〜82.50
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今秋に控えているFOMCの利上げは確実視される中、米株式市場では高値警戒感を踏まえた利益確定売りが優先され、NYダウ平均は前日比181ドル安と反落している。ただ、米債券利回りが軒並み上昇基調にあり、また、原油価格の上昇を伴い、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。ただ、依然として、米中貿易戦争の対立構造がある限り、拙速的な売買は自重局面にあり、相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。
一方、ドル円は日米金利差を背景に底堅い展開には変化はなく、年初来高値圏113円台が意識され始めている。ただ、昨日予定されていた日米閣僚協議は米国の要請を受けて、明日に延長されており、引き続き日米通商協議の進捗状況、その後の日米首脳会談を控えている関係上、過度なドル高円安局面は描きづらい相場環境にある。当面、ドル円113円台以上からの高値掴みには要注意と見なした方が無難であろう。
他方、ユーロドルは一時ドラギECB総裁が講演で基調インフレは比較的力強い上昇が見られ、コアインフレは活発に上昇などと述べたことを受けて、一時1.18台をクリアーしたが、利益確定売りに圧される格好で戻りの鈍さが意識されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1700〜1.1800重視で待機策が賢明であろう。
Posted at 10時02分 パーマリンク
2018年09月18日(火)
米中貿易摩擦で一喜一憂!動意待ち?
予想レンジ
ドル円 111.30〜112.30
ユーロ円 129.80〜131.00
ユーロドル 1.1600〜1.1730
豪ドル円 79.50〜80.50
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米中貿易問題が燻る中、一部報道によれば、米国が中国製品2000億ドル相当への関税発動を警告する中、米中間の貿易摩擦の解消を目指す通商協議は開かれない可能性を指摘、中国側はムニューシン米財務長官からの協議提案への拒否する構えを見せるなど、米中貿易戦争の長期化が懸念されている。その中、市場はトランプ米大統領の具体的な追加関税措置を見極めたいとの思惑があり、NYダウ平均株価は5日ぶりに反落しており、相対的にドルロングを解消する動きが広がっている。ただ、米10年債利回りが依然として、3%前後で推移しており、拙速的にドルを売り下がる相場環境とは言い難く、ドルの更なる下落局面での買戻しに妙味が生じている。
一方、ドル円は112円前後で試行錯誤が続いているが、依然として、ドル円112円台半ば前後では実需売りや利益確定売り、そして、リスク回手段のドル売り円買いが散見されており、安易にどちらにも動きづらい状況にある。引き続きレンジ幅ドル円111.30〜112.30円重視で待機策が賢明であろう。
他方、ユーロドルは1.17台の上値の重さが意識される中、ドル円と同様に狭いレンジ幅での攻防を強いられている。現時点では米中貿易摩擦に対する避難通貨の要素も含め下値は限定的になりつつある。ただ、更なる買い材料が乏しいだけに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1630〜1.1730を重視し、戻り売りに重点を置いた方が無難であろう。
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2018年09月10日(月)
トランプ大統領の心理作戦!行き詰まり感?
予想レンジ
ドル円 110.50〜111.80
ユーロ円 127.50〜129.00
ユーロドル 1.1500〜1.1630
豪ドル円 78.30〜79.50
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先週末に発表された米雇用統計では、非農業部門雇用者数(NFP)の増加数が20万人を上回る中、平均時給も前年比で2.9%まで上昇するなど米景況感の底堅さが改めて意識されており、次回FOMCでの追加利上げを連想させる内容であり、米債券利回りが軒並み上昇基調を強めており、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。その中、トランプ大統領は対中関税2,000ドル規模に加え、更に2,670億ドル相当の輸入関税と強硬姿勢を見せている。貿易戦争が輸入関税に集約された感は強いが、今後の成り行きを見守るしか良策はなく、引き続き直近のレンジ幅の中での攻防と見なした方が賢明であろう。
一方、ドル円は米債券利回りの上昇を受けて、ドル円111円台を回復し、底堅い展開を見せている。ただ、トランプ大統領が日本に対しても、新たな合意ができなければ大問題になるとの警告を発するなど、総じて、鉄鋼輸入制限の見返りとして農産物などに焦点を当てた感が強いが、当面は、過度なドル高円安の抑制力になることは間違いなく、ドル円の更なる上昇局面では戻り売りに天日ことも一考であろう。
他方、ユーロドルは特筆すべき材料はない中、引き続き戻り売りが優先されている、相対的には強い米雇用統計を背景にドル買い戻しに圧される格好でユーロドル1.15台半ば前後まで失速している。ただ、ユーロドル1.15前後では利益確定買い、そして、ポンドの下げ止まりもあり、下値は限定的と見なした方が無難であろう
Posted at 09時54分 パーマリンク
2018年09月03日(月)
新興国通貨が深刻化!読み切れない展開へ?
予想レンジ
ドル円 110.50〜111.80
ユーロ円 128.30〜129.80
ユーロドル 1.1530〜1.1680
豪ドル円 79.30〜80.80
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市場の関心は、ここ最近の新興国の通貨安現象や貿易戦争に焦点が集まっているが、米国とカナダのNAFTA交渉は合意に至らず、暗礁に乗り上げた感があるが、一部報道で9月⒌日に再交渉に臨む旨が伝えられている。また、トランプ大統領が9月6日に期限を迎える2000億ドル規模の中国輸入品に対する制裁関税措置の発動を支持すると発表しており、相対的にリスク回避の動きが強まると共に、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。
一方、ドル円は新興国通貨の急落に伴い、安全資産の円買い需要が増しているが、ただ、ドルを買い戻す動きが上回っており、短期筋としても、ドル円の下値トライには慎重になっており、引き続きレンジ幅ドル円110.50〜111.80円重視で待機策に努めることが賢明であろう。
他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料もない中、イタリア情勢に対する懸念やポンド安も加わり、戻り売りに圧される格好でユーロドル1.16を割り込んでいる。ただ、依然として、主要通貨の中ではリスク回避の受け皿になっており、加速的な下落局面は描きづらい状況にある。
Posted at 06時57分 パーマリンク
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