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2018年10月15日(月)

世界同時株安一巡!貿易戦争次第?

PDFファイル(854KB)

ペットチャート (854KB)

予想レンジ
ドル円     111.70〜113.00
ユーロ円    129.20〜130.50
ユーロドル   1.1500〜1.1630
豪ドル円    79.30〜80.50

******************************

米国株式市場は7日ぶり287ドル高と反発に転じる中、米長期債利回りも上昇基調にあり、相対的に市場には安堵感がやや広がりつつある。ただ、世界同時株安に歯止めがかかったと判断するには時期尚早であり、依然として、米中貿易摩擦の進捗状況に委ねられていると言わざるを得ないだろう。今後は、11月中間選挙を控えたトランプ政権が貿易摩擦を背景とした世界同時株安、そして、中国税関当局が先に発表した9月の対米貿易黒字341億ドル(過去最高)に対して、如何なる姿勢を見せるかに注目が寄せられている。いずれにしても、為替相場自体が株価動向や米朝金金利の動向にも反応薄な状態にあるだけに、引き続き直近のレンジ幅を重視し、相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は大幅な株安にも拘わらず、ドル円112円台を維持している。一時年初来高値圏ドル円114円台ではドル高けん制の動きにも配慮する必要性があったが、現状レベルドル円112円台では過度な円安局面とは言い難く、また、米国の標的が中国に集中していることもあり、引き続き底堅い展開と見なした方が無難であろう。

他方、ユーロドルはイタリアの財政難と英EU離脱問題を横目に、引き続き戻り売りが優先されている。ただ、米国第一主義を軸とした貿易戦争がドルの上昇を阻んでおり、ユーロドル1.15前後では買い戻しの動きも散見されており、1.1500〜1.1600のボックス相場と化しており、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2018年10月09日(火)

米中貿易摩の激化に収束感無く、波乱含みの展開!?

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ペットチャート (779KB)

予想レンジ
ドル円     112.50〜114.00
ユーロ円    129.50〜130.80
ユーロドル   1.1450〜1.1580
豪ドル円    79.50〜80.80

******************************

先週末に発表された9月米雇用統計は失業率が過去最低水準にまで低下しているものの、非農業部門雇用者数(NFP)が伸び悩み、そして、平均時給は前年比2.8と予想通り3%を下回るなど、相対的にはインフレ期待を高める内容とは言い難い状況にある。その中、米10年債利回りは3.23%台と上昇度を強めており、一部では中国が貿易摩擦解消に向けて、人民元安の進行モ含めて、米国保有国債の売却との憶測も浮上している。米中貿易戦争による影響が米中経済指標にも現れる時期でもあり、市場参加者は慎重を期して、ポジションの手仕舞いに追われ易い相場環境にあり、ある程度の乱高下は避けられないと見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は日米金利差を背景に一時114円台を回復したものの、軟調な株価気配、そして、利益確定売りに圧されており、一時113円割れになるなど、改めてドル円114円台の上値の重さが意識されている。また、先に発表された米国の8月貿易赤字が532億ドル(7月500億ドル)まで拡大、対中赤字は386億ドルと過去最大を記録、また、対日赤字でも60億ドル(7月55億ドル)へ拡大基調にあり、市場は否が応でもトランプ米政権による米国第一主義が意識されており、過度なドル高に配慮した戻り売りが優勢になっている。ただ、不安定な世界情勢を踏まえた強いドル志向も同居しており、当面、レンジ幅ドル円112.50〜114.00円で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米国債利回りと軟調な株式市場が相混じる中、イタリアの財政難を踏まえて、戻りの鈍い展開を強いられている。ただ、割安感と共に米中貿易摩擦の長期化を踏まえた消去法的な買いも随所に散見されるなど、ユーロドル1.15前後で膠着度を強めている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1450〜1.1600重視で待機策が一考であろう。

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2018年10月01日(月)

急ピッチの円安に黄信号!

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ペットチャート (790KB)

予想レンジ
ドル円     113.00〜114.30
ユーロ円    131.30〜132.50
ユーロドル   1.1550〜1.1680
豪ドル円    81.30〜82.50

******************************

先のFOMCで利上げは予定通りに実施されたが、米債券が高止まりすると共に、米株式市場は小幅ながらも上昇しており、改め米景況感の良さが意識されている。その中、原油価格は警戒レベルではある1バレル73ドル台まで上昇しており、また、新興国のドル買い需要なども加わり、ドルの買戻し機運が高まっている。ただ、過度なドル高局面はトランプ大統領による米国主義を元に、いずれは貿易戦争を更に悪化せる可能性もあり、拙速的なドル買いには黄信号が灯っているとも言える。

一方、ドル円は年初来高値を更新するなど、改めて底堅い展開が予想されるが、同時に目先は昨年12月高値でもあるドル円113.75円を意識せざるを得ない相場環境にあるが、ドル円114円台では利益確定売りや実需売りが満遍なく控えており、基本的には高値掴みには要注意の段階に差し掛かっている。引き続きレンジ幅をドル円113.00〜114.30円まで拡大し、同レベル前後からのナンピン売買が得策であろう。

他方、ユーロドルは引き続き英EU離脱問題やイタリア財政難が燻る中、戻り売りが優先されやすい状況にある。徐々に節目でもあるユーロドル1.1500前後が意識され始めているが、反面、世界的な貿易戦争に対する警戒感もあり、リス回避的なユーロ買い戻しも散見されるだけに、過度な下値期待は自重局面にある。ドル円と同様に、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1550〜1.1650を重視し、売買を模索することが賢明であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2018年09月25日(火)

米中間選挙を睨み、トランプ大統領は柔軟姿勢に傾斜!?

PDFファイル(784KB)

ペットチャート (784KB)

予想レンジ
ドル円     112.00〜113.30
ユーロ円    131.80〜133.30
ユーロドル   1.1700〜1.1800
豪ドル円    81.20〜82.50

******************************

今秋に控えているFOMCの利上げは確実視される中、米株式市場では高値警戒感を踏まえた利益確定売りが優先され、NYダウ平均は前日比181ドル安と反落している。ただ、米債券利回りが軒並み上昇基調にあり、また、原油価格の上昇を伴い、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。ただ、依然として、米中貿易戦争の対立構造がある限り、拙速的な売買は自重局面にあり、相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は日米金利差を背景に底堅い展開には変化はなく、年初来高値圏113円台が意識され始めている。ただ、昨日予定されていた日米閣僚協議は米国の要請を受けて、明日に延長されており、引き続き日米通商協議の進捗状況、その後の日米首脳会談を控えている関係上、過度なドル高円安局面は描きづらい相場環境にある。当面、ドル円113円台以上からの高値掴みには要注意と見なした方が無難であろう。

他方、ユーロドルは一時ドラギECB総裁が講演で基調インフレは比較的力強い上昇が見られ、コアインフレは活発に上昇などと述べたことを受けて、一時1.18台をクリアーしたが、利益確定売りに圧される格好で戻りの鈍さが意識されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1700〜1.1800重視で待機策が賢明であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2018年09月18日(火)

米中貿易摩擦で一喜一憂!動意待ち?

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ペットチャート (779KB)

予想レンジ
ドル円     111.30〜112.30
ユーロ円    129.80〜131.00
ユーロドル   1.1600〜1.1730
豪ドル円    79.50〜80.50

******************************

米中貿易問題が燻る中、一部報道によれば、米国が中国製品2000億ドル相当への関税発動を警告する中、米中間の貿易摩擦の解消を目指す通商協議は開かれない可能性を指摘、中国側はムニューシン米財務長官からの協議提案への拒否する構えを見せるなど、米中貿易戦争の長期化が懸念されている。その中、市場はトランプ米大統領の具体的な追加関税措置を見極めたいとの思惑があり、NYダウ平均株価は5日ぶりに反落しており、相対的にドルロングを解消する動きが広がっている。ただ、米10年債利回りが依然として、3%前後で推移しており、拙速的にドルを売り下がる相場環境とは言い難く、ドルの更なる下落局面での買戻しに妙味が生じている。

一方、ドル円は112円前後で試行錯誤が続いているが、依然として、ドル円112円台半ば前後では実需売りや利益確定売り、そして、リスク回手段のドル売り円買いが散見されており、安易にどちらにも動きづらい状況にある。引き続きレンジ幅ドル円111.30〜112.30円重視で待機策が賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.17台の上値の重さが意識される中、ドル円と同様に狭いレンジ幅での攻防を強いられている。現時点では米中貿易摩擦に対する避難通貨の要素も含め下値は限定的になりつつある。ただ、更なる買い材料が乏しいだけに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1630〜1.1730を重視し、戻り売りに重点を置いた方が無難であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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