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2018年12月25日(火)

支離滅裂なトランプ政権!ドルの手仕舞い進行中?

PDFファイル(783KB)

ペットチャート (783KB)

予想レンジ
ドル円     109.80〜111.30
ユーロ円    125.00〜126.50
ユーロドル   1.1330〜1.1450
豪ドル円    77.00〜78.50

******************************

クリスマス休暇の最中、トランプ大統領と米議会が暫定予算案でまとまらず、一部米政府機関が閉鎖に追い込まれている。トランプ大統領は下院ではメキシコとの国境の壁建設費用50億ドルのつなぎ予算法案を可決したが、上院で承認される見通しは立っておらず、政府機関が一部閉鎖されるなど危機感を強めている。その中、NYダウ平均株価は前日比653ドル安と続落とこの2日間で1,000ドル超安、そして、米国債利回りの低下も招くなど市場の流動性資金がリスク回避の動きに同調している。米大統領はムニューシン米財務長官が大手6銀行に流動性状況などを確認し、流動性自体は潤沢であり、金融機関の機能は問題ないと述べているが、トランプ大統領は、FRBは貿易戦争、ドル高、国境問題における政府閉鎖の必要性を理解してないと責任転嫁するなど同大統領の発言自体の信頼性は欠如しており、もはや焼け石に水の感が強く、市場はドルの調整売りに追いやられている。

一方、ドル円はNYダウの大幅下落を背景に、日経平均株価は2万円割れになるなど、投資心理の冷え込みに歯止めが掛からず、リスク回避に伴い円高が進行しており、ドル円110円割れは時間の問題と言わざるを得ない。ただ、米当局としては、ドル安は歓迎してはいるが、反面、予想以上の株価の急落や原油価格の急落があり、米政府機関の閉鎖は自虐的行為と見なす声が日々高まっており、米当局としても、何らかの対策を迫られており、過度なドル安局面での買戻しに妙味が生じつつある。当面、ドル円110円前後からのショートは自重局面と捉え、レンジ幅ドル円109.80〜111.30円重視で対応することが無難であろう。

他方、ユーロドルは1.14台を再び回復してはいるが、ドルの調整売りに助長されており、ユーロ圏経済の脆弱性もあり、更なる上昇局面では戻り売り優勢との見方は根強いものがある。引き続きレンジ幅をユードル1.1330〜1.1450を重視し、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2018年12月17日(月)

材料多くして、視界不良!?

PDFファイル(783KB)

ペットチャート (783KB)

予想レンジ
ドル円     113.00〜114.00
ユーロ円    127.50〜128.80
ユーロドル   1.1250〜1.1380
豪ドル円    80.80〜82.00

******************************

特段の材料は見当たらない中、米株式市場が大幅安と歯止めが掛からず、市場は日々緊張感を深めている。株価の下落要因は数々点在してはいるが、米中対立構造の深刻化をはじめに、各主要国が保護主義政策に走る可能性もあり、市場全般が視界不良の段階に差し掛かっているとも言える。その中、中国とユーロ圏の経済指標が予想を下回り、世界経済の先行き懸念が更に強まると共に、米債券利回りが軒並み低下するなど、市場心理の悪化と共に、リスク回避志向が一段と強まっている。本来ならば米債利回りの低下はドル売り促す材料になるが、英EU離脱問題やカナダ情勢が加わり、相対的にはドル買い戻しに重点を置いた戦略性が無難とも言える。

一方、ドル円は軟調な株価気配が予想されるが、相場自体は大きく反応しておらず、依然として、ドル円113円台半ば前後で試行錯誤が続いている。相対的には突発的な事態に備える格好で、直近のレンジ幅ドル円113.00〜114.00円を重視し、同レベルからのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは先にドラギECB総裁は以前よりも成長が鈍化しており警戒感が増していると述べ、ECBは今年、成長見通しを3回下方修正したと言及、その中、欧州連合(EU)は、メイ英首相の要請を退け、合意なき離脱への準備を加速する方針を明示しており、引き続きポンド安を背景に戻り売りが優先されている。当面、レンジ幅をユーロドル1.1250〜1.1380まで拡大し、同レベル前後からのナンピン売買が一考であろう。

Posted at 09時44分 パーマリンク


2018年12月10日(月)

負の連鎖進行中!リスク回避志向強まる?

PDFファイル(782KB)

ペットチャート (782KB)

予想レンジ
ドル円     112.00〜113.30
ユーロ円    127.80〜129.00
ユーロドル   1.1300〜1.1450
豪ドル円    80.50〜81.80

******************************

先週末発表された米雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)が予想を若干下回ったものの、失業率は3.7%に据え置かれ、平均時給は前回並みの数値であり、市場の反応も限定的になっている。ただ、NYダウ平均株価は558ドル安と大幅に下落、また、米債券利回りも軒並み低下するなど、相対的にリスク回避の動きに歯止めが掛かりづらい状況にある。一部では先の2年債と5年債の逆イールドに続き、対10年債利回りとの逆転現象が起こる可能性も指摘されるなど、FRBの今後の金利正常化にも支障をきたす可能性もある。現時点では12月の利上げはほぼ確実視されてはいるが、米債券利回りの低下が更に続くようであれば利上げが見送りされる可能性も捨てきれないだけに、当面、ドルの戻り売りに重点を置いた方が無難であろう。

一方、ドル円は米中の貿易戦争が激化する中、株価急落や米債券利回りの低下にもかかわらず、ドル円112円台後半で踏みとどまるなど、底堅い展開を見せている。相対的にリスク回避の動きが円買いよりもドル買いに傾斜していると言わざるを得ないが、引き続き直近のレンジ幅ドル円112.00〜113.30円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは相変わらず米ドル主導の展開を強いられているが、その中、第3四半期のGDP確報値ではユーロ圏の景気減速、そして、フランスではマクロン政権に反対する大規模デモが拡大するなど、ほぼ買い材料は皆無に等しいが、反面、リスク回避の受け皿にもなっており、意外と底堅い展開を見せている。引き続きレンジ幅1.1300〜1.1450重視で待機策が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2018年12月03日(月)

米中貿易戦争小休止も視界不良!?

PDFファイル(778KB)

ペットチャート (778KB)

予想レンジ
ドル円     113.00〜114.00
ユーロ円    128.00〜129.00
ユーロドル   1.1250〜1.1380
豪ドル円    82.30〜83.50

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市場は注目の米中首脳会談の結果待ちであったが、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は追加関税を一時的に見送り、貿易戦争を悪化させないことで一致、その後、米ホワイトハウスは声明を発表、2,000億ドル相当の中国からの輸入品に対する関税は10%で据え置き、25%の引き上げを先送りする方針を明らかにしている。中国は貿易不均衡解消に向け米国から相当量の農産物や工業製品などを輸入することで合意。そして、知的財産権保護に関しても、構造改革協議を速やかに開始することも決めるなど、ほぼ想定通りの結果と言える。ただ、90日以内に合意できなければ、米国は対中関税を25%に引き上げるとしているが、ある意味では最終合意には程遠く、時間稼ぎの段階とも言えるだけに、今後も引き続き腹の探り合いが続きとみたほうが無難であろう。

一方、ドル円は米中首脳会談の影響は未知数であるが、現状では株価動向や米債券利回りの動向を睨みながらの展開が予想される。ただ、先のパウエルFRB議長の講演を受けて、来年以降の米利上げ期待が後退しており、米10年債利回りの低下懸念がある以上、戻り売りが優先され易い状況に置かれている。引き続きレンジ幅をドル円113.0〜114.00まで拡大し、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは戻り売りが優先される中、ユーロドル1.14台の上値の重さが意識されている。ただ、1.13割れの段階では利益確定買いや消去法的な買いが随所に散見されるなど、ドル円と同様に、ユーロドル1.1300〜1.1400のレンジ幅を重視した戦略性が求められる。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2018年11月26日(月)

G20の米中首脳会談待ち!一旦休戦期待上回る?

PDFファイル(778KB)

ペットチャート (778KB)

予想レンジ
ドル円     112.50〜113.50
ユーロ円    127.30〜128.50
ユーロドル   1.1300〜1.1400
豪ドル円    81.00〜82.30

******************************

日米の感謝祭や米国のクリスマス商戦が本格的に始動、相場自体は動意薄の展開を強いられている。その中、原油価格は1バレル50ドル割れ目前まで下落、米債券利回りも軒並み低下するなど、相対的にドルの調整売りが優勢になっている。その中、市場の注目は今週末に開幕するG20首脳会議に集約されているが、米中貿易摩擦激化以来のトランプ大統領と習近平国家主席が初の会談を行う予定であり、より一層注目が集まっている。現段階では、トランプ大統領からは楽観的な見解を発しているが、双方が手の内を明らかにする可能性は低く、当面、一喜一憂することなく相場が動意づいてからの始動を心掛けるべきであろう。

一方、ドル円は株価や米債券利回りの動向にも反応薄であり、ドル円113円前後でもみ合い相場と化している。一般的には、株安や債券利回りの低下がドルの上昇を阻んでいるが、反面、原油価格の下落はドル買いに発展する可能性が高く、ある意味では相殺相場とも言えるだけに、米10年債利回り3%割れではドル売り、原油価格50ドル割れではドル買いと単純志向で臨むことも一考であろう。

他方、ユーロドルはドイツの経済指標が軒並み低下、特にPMI製造業は2016年3月以来の低水準となる中、英EU離脱協定を巡る難題が山積するなど、不安材料が重なり、引き続き戻り売りが優勢になっている。ただ、ドル売りも同居しており、ユーロドル1.1300〜1.1400のレンジ相場を形成している。

Posted at 07時11分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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