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2019年01月21日(月)

米中貿易摩擦緩和期待は懐疑的!?

PDFファイル(775KB)

ペットチャート (775KB)

予想レンジ
ドル円     109.00〜110.30
ユーロ円    124.00〜125.30
ユーロドル   1.1300〜1.1430
豪ドル円    78.00〜79.30

******************************

米中通商協議の進展期待を受けて、米国株式市場は3業種揃って続伸、そして、米債券利回りも上昇基調を強めるなど、相対的にドルを買い戻す動きが優勢になっている。現時点ではムニューシン米財務長官が中国への関税引き下げを提案したとの憶測が先行しており、未だに米中貿易戦争の行方には懐疑的な見方も広がっているが、米政府機関の閉鎖が長期化に関しては、トランプ大統領としても、これ以上放置出来ない段階まで悪化しているとの見方も少なく無い。また、米中貿易摩擦が更に深刻化すれば、世界経済のみならず、米経済にも跳ね返ってくることは必至であり、トランプ大統領も苦渋の選択を強いられる可能性があり、ある程度の波乱含みの展開にならざるを得ないだろう。

一方、ドル円は株高や米債券利回りの上昇を背景に、節目のドル円110円目前まで買い戻されている。ただ、相も変わらず、同レベルでは実需や利益確定売りが散見されており、拙速的な上値トライには違和感が生じている。同レベルでは一旦清算局面入りと見なした方が無難であろう。

他方、ユーロドルは特に目新しい材料はない中、ドルの買い戻しを踏まえて、ユーロドル1.13台半ば前後まで下げ足を速めているが、ドル自体も不安材料を抱えており、過度なユーロ安期待は自重し、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1300〜1.1450重視で待機策に努めることが賢明であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年01月15日(火)

中国経済の減速懸念!リスク選考マーケット?

PDFファイル(776KB)

ペットチャート (776KB)

予想レンジ
ドル円     107.50〜108.80
ユーロ円    123.50〜124.80
ユーロドル   1.1400〜1.1530
豪ドル円    77.30〜78.50

******************************

米中貿易問題に対する楽観的な見方と悲観的な見方が分かれる中、中国が発表した貿易統計では輸入及び輸出額が伸び悩むなど、関税引き上げの影響を背景に中国経済の減速懸念が明らかになり始めている。今月内にも米中の通商協議が行われる見通しではあるが、米中の意地の張り合いと共に、長期化が見込まれるだけに、市場の波乱材料になる可能性が高まっている。市場全般はNYダウが軟調に推移するなど、リスク回避ムードが強まり、また、米政府機関閉鎖によるデータの遅れやトランプ大統領のロシア疑惑が再燃するなど、相対的に安全資産でもある円買いに集中しやすい相場環境になっている。

一方、ドル円はFRBが利上げに慎重姿勢を見せ始めており、米金利先高観は後退している関係上、上値の主さが意識されている。ただ、既に円高が進行しているとの見方が支配的であり、日米金利差によるドル買い及び円売り需要も増幅傾向にあり、加速的な円高局面は描きづらい状況にある。当面、レンジ幅ドル円107.50〜108.80円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはドイツ経済のマイナス成長の可能性や英EU離脱懸念もあり、また、ユーロドル1.15台も賞味期限切れの感が強く、引き続き戻り売り優先の展開を強いられている。レンジ幅1.1400〜1.1500を重視し、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。


Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年01月07日(月)

未だにストップロス優先の展開!一巡するまで待機策?

PDFファイル(783KB)

ペットチャート (783KB)

予想レンジ
ドル円     107.50〜109.30
ユーロ円    122.80〜124.30
ユーロドル   1.1330〜1.1480
豪ドル円    76.50〜78.00

******************************

米政府機関の閉鎖が続く中、先週末に発表された発表された12月米雇用統計の非農業部門雇用者数が予想18万人増に対して、31.2万人増と昨年2月以来の大幅増となった事を好感し、市場は素直にドル買い及び円売りに反応してはいる。ただ、ドル円相場が想定外のドル円105円前後まで急落した反動買いが含まれており、市場は依然として、リスク回避の動きに右往左往している現状と言えるだろう。当面、ストップロス売買が一巡するまでは、拙速的にドルを買い戻す雰囲気には至っていないと判断するのが順当であり、ドルの戻り売りに焦点を当てた戦略性が求められる。

一方、ドル円は瞬間的にもドル円105円割れが生じたことから、当面の下値として意識されている反面、悪材料の出尽くし感を踏まえた買戻しの動きとしてドル円110円台も視野に入れる必要性がある。現段階では日米欧のみならず、中国も株価の低迷に対する対応が急を告げており、相対的には株価の持ち直しが期待されており、当面、レンジ幅ドル円107.50~109.50円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.14前後で一進一退の展開が続いているが、ユーロ圏を巡る不安材料が山積しており、引き続き戻り売り優先の展開を強いられている。ただ、米ドル主導の展開の中、米国自体に米中貿易摩擦や政府機関の閉鎖などの難題を抱えており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にあるだけに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1330~1.1480重視で待機することが得策であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2019年01月04日(金)

負の連鎖進行!株安・円高は視界不良?

PDFファイル(783KB)

ペットチャート (783KB)

予想レンジ
ドル円     106.50〜108.50
ユーロ円    122.00〜124.00
ユーロドル   1.1330〜1.1450
豪ドル円    74.30〜76.30

******************************

新年あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願い致します。

昨年はトランプ政権によるアメリカファーストに振り回された感は否めないが、市場は年初から中国経済の減速懸念やトランプ政権に対する挫折感などを踏まえて、米債券利回りの低下と共に、また、米国株式市場が大幅続落するなど、リスク回避の波に追いやられている。その中、ドル円は瞬間的にドル円105円割れになるなど、投資家心理の冷え込みが一段と強めるなどストップロス主導の展開は否めず、戻りの鈍さを意識した戦略シナリオが求められる。引き続き、投機筋の仕掛けに注視すると共に、相場が大きく動意づいてからの始
動を心掛けるべきであろう。

一方、ドル円は売られすぎの感もあるが、一旦107円台まで盛り返しており、相対的に株価動向並びに米債券動向を睨みながらもみ合い相場の様相を呈している。ただ、ストップロスを巻き込んだ状況なだけに、上値は限定的と見なす方が無難であり、当面、相場が落ち着きを取り戻すまではレンジ幅をドル円106.50~108.50円まで拡大し、同レベルからのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは多少の乱高下はあったものの、円高の余波もあり、小幅なレンジ幅で推移しているが、更なる買い材料が乏しいだけに、改めてユーロドル1.14台の上値の重さが意識されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1300~1.1450重視で対応することが一考であろう。

Posted at 09時45分 パーマリンク


2018年12月25日(火)

支離滅裂なトランプ政権!ドルの手仕舞い進行中?

PDFファイル(783KB)

ペットチャート (783KB)

予想レンジ
ドル円     109.80〜111.30
ユーロ円    125.00〜126.50
ユーロドル   1.1330〜1.1450
豪ドル円    77.00〜78.50

******************************

クリスマス休暇の最中、トランプ大統領と米議会が暫定予算案でまとまらず、一部米政府機関が閉鎖に追い込まれている。トランプ大統領は下院ではメキシコとの国境の壁建設費用50億ドルのつなぎ予算法案を可決したが、上院で承認される見通しは立っておらず、政府機関が一部閉鎖されるなど危機感を強めている。その中、NYダウ平均株価は前日比653ドル安と続落とこの2日間で1,000ドル超安、そして、米国債利回りの低下も招くなど市場の流動性資金がリスク回避の動きに同調している。米大統領はムニューシン米財務長官が大手6銀行に流動性状況などを確認し、流動性自体は潤沢であり、金融機関の機能は問題ないと述べているが、トランプ大統領は、FRBは貿易戦争、ドル高、国境問題における政府閉鎖の必要性を理解してないと責任転嫁するなど同大統領の発言自体の信頼性は欠如しており、もはや焼け石に水の感が強く、市場はドルの調整売りに追いやられている。

一方、ドル円はNYダウの大幅下落を背景に、日経平均株価は2万円割れになるなど、投資心理の冷え込みに歯止めが掛からず、リスク回避に伴い円高が進行しており、ドル円110円割れは時間の問題と言わざるを得ない。ただ、米当局としては、ドル安は歓迎してはいるが、反面、予想以上の株価の急落や原油価格の急落があり、米政府機関の閉鎖は自虐的行為と見なす声が日々高まっており、米当局としても、何らかの対策を迫られており、過度なドル安局面での買戻しに妙味が生じつつある。当面、ドル円110円前後からのショートは自重局面と捉え、レンジ幅ドル円109.80〜111.30円重視で対応することが無難であろう。

他方、ユーロドルは1.14台を再び回復してはいるが、ドルの調整売りに助長されており、ユーロ圏経済の脆弱性もあり、更なる上昇局面では戻り売り優勢との見方は根強いものがある。引き続きレンジ幅をユードル1.1330〜1.1450を重視し、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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新外為の森
ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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