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2019年06月10日(月)

米10年債利回り2%割れならドル売り加速!?

PDFファイル(776KB)

ペットチャート (776KB)

予想レンジ
ドル円     108.00〜109.00
ユーロ円    122.30〜123.30
ユーロドル   1.1280〜1.1380
豪ドル円    75.30〜76.30

******************************

米中対立構造が危機として進展しない中、先週末発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が7.5万人増と予想を大幅に下回るほか、平均時給も前年比3.1%と前回から鈍化するなど、市場は早くもFRBの大幅利下げを見込み始めており、7月のFOMCでの利下げは秒読み段階との声も少なく無く、年内中には0.5%程度の利下げの可能性も否定できない。本来ならば、米利下げ観測はドル売りを催促する相場環境にあるが、反面、金利低下が株価の押し上げ材料となり、NYダウ平均株価は前日比263ドル高となるなど、ある意味では株価と金利が相殺関係にあり、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。ただ、市場では米10年債利回りが節目の2%に接近しており、2%割れが実現すれば、ストップロスを踏まえながら、ドルに転じ易い相場環境にある。

一方、ドル円は再三再四108円割れになるなど上値の重い展開が続いているが、相対的には米債券利回りの低下やリスク回避が円買いに波及している。ただ、トランプ大統領がメキシコ関税を延期したことが好感される中、株高期待と共にドル円108円割れでは買い戻しの動きも散見されており、引き続きレンジ幅ドル円108.00~109.00円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米債券利回りの低下を踏まえて、ユーロドル1.13台を回復するなど、買い戻しの動きが優勢になっている。ただ、引き続き戻り売り志向は健在であり、加速的な上昇は見込みづらく、レンジ幅ユーロドル1.1280〜1.1380重視で待機策が一考であろう。


Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年06月03日(月)

米中対立激化!予測不能段階へ?

PDFファイル(782KB)

ペットチャート (782KB)

予想レンジ
ドル円     107.50〜109.00
ユーロ円    120.50〜121.80
ユーロドル   1.1100〜1.1200
豪ドル円    74.50〜75.80

******************************

米中対立構造が激化する中、相対的にリスク回避の動きが顕著になっている。特に注目されるのは米国債利回りが軒並み下げ幅を拡大しており、2年債に至っては節目の2%を割り込み、そして、10年債は2%割れ寸前まで急低下するなど、イールドカーブのフラット化が進行する中、原油価格も下落の一途であり、相対的には景気先行き懸念が増幅している。NYダウ平均株価も前日比354ドル安、節目の25,000ドル割れとなるなど危機感を強めている。市場は早くもFRBの利下げ観測まで浮上しており、ドルロングを手仕舞う動きが急を告げている。また、中国政府は激化する米中貿易摩擦に関する報告書を発表、中国は重大な原則問題では決して譲らないと改めて強調し、いかなる挑戦にもとことん付き合うと対抗姿勢を明らかにしている。今後開催されるG20での米中首脳会談が頓挫する可能性もあり、市場は米中の対立を睨みながら、難しい選択肢に迫られている。

一方、ドル円はリスク回避的な動きと共に、ストップロスを巻き込みながら、一気に108円台半ば割れまで急落している。実需買いや利益確定買いも小休止の段階であり、更なる下値を模索する可能性が高いだけに、戻り売り優先で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはドル売りがユーロドルを押し上げてはいるが、米債券利回りの低下もあるが、同時に、ドイツ債利回りも過去最低のマイナス圏まで低下しており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。当面、レンジ幅をユーロドル1.1100~1.1200まで拡大し、同レベル前後から少なめの売買で対応することが無難であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2019年05月27日(月)

トランプ大統領訪日で小休止!?

PDFファイル(779KB)

ペットチャート (779KB)

予想レンジ
ドル円     108.80〜109.80
ユーロ円    122.00〜123.00
ユーロドル   1.1150〜1.1250
豪ドル円    75.30〜76.30

******************************

米中の通商を巡る報復合戦がいつまで続くのかは懐疑的であるが、市場心理としては、米中通商協議に対する警戒感、中東情勢絡みの原油下落、そして、メイ英首相を辞任まで追いこんだEU離脱問題、そして、これから本格的に始まるであろう日米貿易交渉なども含めて、難題が山積みであり、投資家心理も病んでいるのが現状かもしれない。その中、米政府は自動車関税の引き上げも辞さない意向を示す中、日本の農産物市場への参入拡大を求めているが、トランプ大統領は、日本との貿易交渉については参院選が終わるまで妥結を迫らずに待つと言及し、参院選への影響を配慮した格好である。ある意味では両首脳は持ちつ持たれつの関係とも言えるだけに、引き続き相場が大きく動意づくまでは直近のレンジ幅で静観せざるを得ないだろう。

一方、ドル円は安全資産であるドル買いと円買いに挟まれ、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。一部では米中貿易問題懸念が一服しているとの声も少なく無く、調整主導の展開を余儀なくされているが、NYダウ平均株価の持ち直しや米金利の下げ止まり期待もあり、拙速的な下値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円108.80~109.80円を重視し、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは米ドルの調整売りやポンドの持ち直しもあり、1.12台を回復しているが、更なる買い材料が見当たらず、上値を模索する難しさはある。次期英首相に誰が就任するかは定かでは無いが、ポンドの上昇も限定的との見方が支配的になっており、引き続き戻り売りを優先し、レンジ幅1.1150〜1.1250重視で待機策が賢明であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2019年05月20日(月)

予測不能展開!相場の動意を待って始動?

PDFファイル(724KB)

ペットチャート (724KB)

予想レンジ
ドル円     109.50〜110.50
ユーロ円    122.30〜123.30
ユーロドル   1.1130〜1.1230
豪ドル円    75.00〜76.00

******************************

市場における米中貿易協議を材料としたリスク回避の動きは根強いものがあるが、相対的には我慢比べの様相を呈しており、未だに透明感が払しょく出来ない状態に置かれている。一部では、貿易戦争における勝者は存在しないとして、悪材料としては織り込み済みとの声も少なく無く、当面、米中摩擦の長期化ヲ踏まえれば、余程のサプライズがない限り、調整主導の相場展開と見なした方が無難であろう。ただ、ファンダメンタルズ的な優先順位としては米金利の優位性に分があり、先週のNYダウ平均株価は前日比98ドル安や米債券利回りの低下傾向にも影響は限定的になっている。ドルの手仕舞いがも一巡したとは言い難いが、ドルの下落局面では買い戻しに比重を置いた方が得策であろう。

一方、ドル円は売り買いが拮抗する中、110円台を回復しており、短期筋としてはドル円110円割れからの下値トライには慎重になっている。ただ、潜在的な米中貿易摩擦もあるが、米中の対立構造が激化している以上、ドル円110円前後でのもみ合い相場が予想されるだけに、引き続きレンジ幅ドル円109.50〜110.50円重視で待機策が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、ポンドが対ドルで1.27台まで下落基調を強めており、ポンドの反発がない限り上値は限定的と言わざるを得ない。メイ英首相は離脱合意案で悪戦苦闘しているが、もはや賞味期限切れの感が強く、むしろ早く決着を見たほうがポンドの上昇に繋がる可能性も高く、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1130〜1.1230重視で待機策が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年05月13日(月)

八方塞がりの米中貿易摩擦!相場の動意待ち?

PDFファイル(781KB)

ペットチャート (781KB)

予想レンジ
ドル円     109.50〜110.50
ユーロ円    123.00〜124.00
ユーロドル   1.1180〜1.1280
豪ドル円    76.50〜77.50

******************************

米中貿易摩擦の激化が現実味を帯びる中、トランプ大統領が米中協議は建設的で今後も継続するとした上、対中関税はこの先の交渉次第と述べている。一方、劉鶴中国副首相も米国との通商協議は非常に順調に進展している旨を述べてはいるが、根本的には何ら進展しておらず、双方ともに八方塞がりの状態との見方が少なく無い。今後も足元では米中貿易交渉の不透明感が広がり、現時点では中国側も報復関税に踏み切るであろうが、米中貿易摩擦の長期化は避けたいのが本音であり、当面、中国がどのような対応策を練るのかに注目が寄せられている。その中、米株式市場でダウ平均が一時358ドル安まで下げ幅を記録したものの、悪材料出尽くし感もあり、前日比114ドル高と反発に転じるなど、市場全般には安堵感が広がり始めている。とは言え、相対的には米中貿易摩擦の進捗度合い次第であり、調整主導の展開を余儀なくされている。

一方、ドル円は米中貿易摩擦による円高が進行中ではあるが、ドル円110円割れでは随所に利益確定買いや実需買いが散見されるなど、拙速的な下値トライには慎重になっている。相対的には株価の持ち直しており、下値は限定的と判断し、引き続きレンジ幅ドル円109.50〜110.50円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開であり、1.12前後でもみ合い相場と化しているが、現時点は割安感の買いが1.12割れ、そして、戻り売りが1.12台半ば以上で散見されるなど、引き続きレンジ幅、ユーロドル1.1180〜1.1280重視で待機策が一考であろう。

Posted at 10時01分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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新外為の森
ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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