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2019年07月01日(月)

トランプ大統領 暴走列車→普通列車?

PDFファイル(773KB)

ペットチャート (773KB)

予想レンジ
ドル円     107.80〜108.80
ユーロ円    122.50〜123.50
ユーロドル   1.1330〜1.1430
豪ドル円    75.50〜76.50

******************************

注目されたG20首脳会議(サミット)は自由で無差別な貿易環境の実現に向けた首脳宣言を採択し、相対的には無難に消化した感が強い。その中、市場が最も注視していた米中首脳会談では報復関税が一旦見送られると共に、ファーウェイの禁輸措置を解除するなど、協議再開に向けて、米中が歩み寄りを強めている。また、トランプ米大統領は北朝鮮の金正恩委員長と板門店で3回目となる電撃会談を行うなど、トランプ大統領の変貌ぶりに市場は戸惑い気味になっている。米大統領選挙に向けた単なるトランプ劇場の一貫との見方も少なく無いが、当面、株価の上昇期待や楽観論が先行するだけに、ドルの買い戻しに比重を置いた方が賢明であろう。

一方、ドル円は、懸念されたリスク回避志向が後退する中、株高基調や米金利の下げ止まり期待なども手伝い、足早にドル円108円台を回復するなど底堅い展開が予想される。ただ、過度なドル高局面では米貿易赤字問題が再浮上する可能性もあり、加速的なドル高及び円安は描きづらい状況にある。ただ、今後の成り行きと情勢を見極める意味でもレンジ幅をドル円107.80〜108.80円まで拡大し、臨機応変な売買が求められる。

他方、ユーロドルは米中貿易摩擦の休戦状態を踏まえて、相対的にはドル買い戻す動きが優勢ではあり、拙速的なユーロ買い戻しは自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1300〜1.1400を重視し、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年06月24日(月)

売買材料多様化!動意を待ってからの始動?

PDFファイル(774KB)

ペットチャート (774KB)

予想レンジ
ドル円     107.00〜108.00
ユーロ円    121.70〜122.70
ユーロドル   1.1320〜1.1420
豪ドル円    74.00〜75.00

******************************

米国の早期利下げ観測が高まる中、各国中央銀行も金融緩和策に向かい始めるなど、相対的には世界的な低金利政策が堅調な株価推移を演出しているが、既に低金利政策はマーケットに浸透しており、更なる株価の下支えになるかは懐疑的になっている。その中、市場は様々な要素が絡み合い相場の難易度を深めているが、今週G20で予定されている米中首脳会談の成り行きに関心が寄せられおり、市場は徐々に緊張度が強まっている。また、米国とイラン情勢の緊迫化が加わり、リスク回避的な動きを踏まえて、米ドルの調整売りが優先されている。

一方、ドル円は米利下げ観測と安全資産の円買いを伴い、ドル円107円割れ目前まで下落、次なる節目でもあるドル円105円割れが意識されるなど上値の重い展開を強いられている。ただ、米10年債利回りが2%台を維持している以上、短期筋としても、拙速的な下値トライも慎重になっている。引き続きレンジ幅をドル円107.00〜108.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはECBの追加緩和策期待を背景に、戻りの鈍さが指摘されていたが、6月ユーロ圏PMIが7ヵ月ぶりの高水準まで回復、悪材料出尽くし感によるポンド買いや米ドル売りに助長された格好でユーロドル1.13台後半まで買い戻されている。ただ、ユーロドル1.14前後で利益確定売りが随所に散見されているだけに、同レベル以上からの高値掴みには要注意だろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年06月17日(月)

先行き不透明感解消せず、債券利回り同時進行!

PDFファイル(775KB)

ペットチャート (775KB)

予想レンジ
ドル円     108.00〜109.00
ユーロ円    121.30〜122.30
ユーロドル   1.1170〜1.1270
豪ドル円    74.00〜75.00

******************************

市場では米中対立構造が解消されない中、市場の関心は今週の連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ動向に寄せられているが、概ね今回は据え置きとの見方が支配的であり、相場を大きく動意づかせるは懐疑的である。ただ、市場には中貿易懸念を筆頭に、イラン情勢の悪化で不安定な原油価格、英EU離脱問題、香港での大規模デモ、そして、相変わらずトランプ大統領の不可解な発言など、売買材料としては事欠かない相場環境にあり、当面、憶測先行のポジションニングは自重局面にある。引き続き相場が動意づいてから始動することが得策であろう。

一方、ドル円はリスク回避の円買いと日米金利差によるドル買いに挟まれ、ドル円108円台半ば前後で一進一退を繰り返している。相対的にはリスク回志向は一過性に終わる可能性が高いが、反面、金利動向に関してはファンダメンタルズ的な要素を多分に含んでおり、中期的にはドル買い優勢の相場環境にあるとも言える。引き続き直近のレンジ幅ドル円108.00~109.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルは米債券利回りの低下により、一時1.13台まで上昇基調を強めていたが、相対的にはリスク回避の動きは否めず、マイナス金利で推移しているドイツ債利回りも波及している。ほぼ米債券利回りと同時進行しており、拙速的にユーロドル買い戻す動きは封じられている。ただ、ユーロドル1.12割れで割安感と利益確定買いも随所に散見されるなど、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1150〜1.1250を重視し、同レベルからのナンピン売買が賢明であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年06月10日(月)

米10年債利回り2%割れならドル売り加速!?

PDFファイル(776KB)

ペットチャート (776KB)

予想レンジ
ドル円     108.00〜109.00
ユーロ円    122.30〜123.30
ユーロドル   1.1280〜1.1380
豪ドル円    75.30〜76.30

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米中対立構造が危機として進展しない中、先週末発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が7.5万人増と予想を大幅に下回るほか、平均時給も前年比3.1%と前回から鈍化するなど、市場は早くもFRBの大幅利下げを見込み始めており、7月のFOMCでの利下げは秒読み段階との声も少なく無く、年内中には0.5%程度の利下げの可能性も否定できない。本来ならば、米利下げ観測はドル売りを催促する相場環境にあるが、反面、金利低下が株価の押し上げ材料となり、NYダウ平均株価は前日比263ドル高となるなど、ある意味では株価と金利が相殺関係にあり、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。ただ、市場では米10年債利回りが節目の2%に接近しており、2%割れが実現すれば、ストップロスを踏まえながら、ドルに転じ易い相場環境にある。

一方、ドル円は再三再四108円割れになるなど上値の重い展開が続いているが、相対的には米債券利回りの低下やリスク回避が円買いに波及している。ただ、トランプ大統領がメキシコ関税を延期したことが好感される中、株高期待と共にドル円108円割れでは買い戻しの動きも散見されており、引き続きレンジ幅ドル円108.00~109.00円重視で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米債券利回りの低下を踏まえて、ユーロドル1.13台を回復するなど、買い戻しの動きが優勢になっている。ただ、引き続き戻り売り志向は健在であり、加速的な上昇は見込みづらく、レンジ幅ユーロドル1.1280〜1.1380重視で待機策が一考であろう。


Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年06月03日(月)

米中対立激化!予測不能段階へ?

PDFファイル(782KB)

ペットチャート (782KB)

予想レンジ
ドル円     107.50〜109.00
ユーロ円    120.50〜121.80
ユーロドル   1.1100〜1.1200
豪ドル円    74.50〜75.80

******************************

米中対立構造が激化する中、相対的にリスク回避の動きが顕著になっている。特に注目されるのは米国債利回りが軒並み下げ幅を拡大しており、2年債に至っては節目の2%を割り込み、そして、10年債は2%割れ寸前まで急低下するなど、イールドカーブのフラット化が進行する中、原油価格も下落の一途であり、相対的には景気先行き懸念が増幅している。NYダウ平均株価も前日比354ドル安、節目の25,000ドル割れとなるなど危機感を強めている。市場は早くもFRBの利下げ観測まで浮上しており、ドルロングを手仕舞う動きが急を告げている。また、中国政府は激化する米中貿易摩擦に関する報告書を発表、中国は重大な原則問題では決して譲らないと改めて強調し、いかなる挑戦にもとことん付き合うと対抗姿勢を明らかにしている。今後開催されるG20での米中首脳会談が頓挫する可能性もあり、市場は米中の対立を睨みながら、難しい選択肢に迫られている。

一方、ドル円はリスク回避的な動きと共に、ストップロスを巻き込みながら、一気に108円台半ば割れまで急落している。実需買いや利益確定買いも小休止の段階であり、更なる下値を模索する可能性が高いだけに、戻り売り優先で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはドル売りがユーロドルを押し上げてはいるが、米債券利回りの低下もあるが、同時に、ドイツ債利回りも過去最低のマイナス圏まで低下しており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。当面、レンジ幅をユーロドル1.1100~1.1200まで拡大し、同レベル前後から少なめの売買で対応することが無難であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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