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2019年09月30日(月)

米中貿易摩擦泥沼化→投資規制強化→金融市場混乱!?

PDFファイル(814KB)

乖離幅チャート (814KB)

予想レンジ
ドル円     107.50〜108.50
ユーロ円    117.50〜118.50
ユーロドル   1.0900〜1.1000
豪ドル円    72.50〜73.50

******************************

月末の関係上、相対的に市場には様子見モードが広がってはいるが、明日1日には消費税率が10%に引き上げられるほか、中国の建国70周年の国慶節が始まり、米中貿易摩擦も一段落すると思われられるが、香港問題を巡り一触即発の状況にあり、市場の関心は中国の対応に関心が高まっている。その中、トランプ政権は米投資家に対して、中国への投資を制限する方法を議論しているとの報道があり、一部では中国側の反応の鈍さにトランプ大統領がしびれを切らしたとの報道もある。今後の米中貿易戦争の進捗状況次第であろうが、米株式市場では中国銘柄の上場廃止などをトランプ政権で検討しているとも伝えられるなど、米国からの投資規制が金融市場の新たな火種を招き兼ねないだけに、引き続き、相場が動意づくまでは直近のレンジ幅の中で少なめの売買で対応することが得策であろう。

一方、ドル円は、108円台では達成感を踏まえた利益確定売りに圧され、やや戻りの鈍さが指摘されている。ただ、依然として、日米金利差と米中貿易摩擦に挟まれ、安易にどちらにも仕掛けづらい相場環境にあり、引き続きレンジ幅ドル円107.50〜108.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは戻り売りが優先される中、ポンド安の影響もあり、ユーロドル1.10前後の上値の重さが再認識されている。ただ、対ドルでは割安感やユーロ安けん制の動きにも配慮しなければならず、引き続きレンジ幅ユーロドル1.0900〜1.1000を重視し、同レベルからのナンピン売買が無難であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2019年09月24日(火)

米長期債利回りの動向に注視!

PDFファイル(812KB)

ペットチャート (812KB)

予想レンジ
ドル円     107.00〜108.00
ユーロ円    117.50〜118.80
ユーロドル   1.0950〜1.1050
豪ドル円    72.30〜73.50

******************************

市場では米中貿易摩擦への進展期待が高まる中、中国代表団が米農場の視察を一旦取り止めるとの報道が伝わり、依然として、米中貿易戦争を巡る火種が尽きない状態にある。その中、米国の長期債利回りは一連の米経済指標の改善を受けて、回復基調にはあるが、米国の年内追加利下げ観測がトーンダウンしており、当面、世界経済の不確実性を踏まえて、一時的な現象に留まる可能性が高く、米債券利回りの伸び悩みがドルの上昇を阻んでいる。反面、世界経済の中でも米経済が抜きんでており、ドルを拙速的に売り下がる相場環境ではないことも事実である。また、現在、国連において、日米首脳会談を含めて、各首脳同士の会談も予定されており、当面、突発的な事態に備える意味でも相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は再び108円割れへと警戒感を強めてはいるが、依然として、実需買いや利益確定買いが散見されており、下値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円107.00〜108.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはドラギECB総裁が高度な緩和スタンスが必要とし手はいるが、ECBは政策の副作用を注視するなど、不透明な部分が多々あるが、依然として、米ドル主導で買い戻す雰囲気には至っていない。当面、レンジ幅をユーロドル1.0950~1.1050まで拡大し、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。


Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年09月17日(火)

米中貿易摩擦・中東情勢緊迫化・中国経済低迷!視界不良の相場展開?

PDFファイル(814KB)

ペットチャート (814KB)

予想レンジ
ドル円     107.50〜108.50
ユーロ円    118.50〜119.50
ユーロドル   1.0970〜1.1070
豪ドル円    73.70~74.70

******************************

米中貿易協議への進展期待が高まる中、市場はやや冷静さを取り戻しつつあるが、サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことを受け、原油価格が急騰、そして、米国がイランの関与を指摘すると共に中東情勢をめぐる地政学的リスクが再燃する中、株安懸念が増幅、そして、米長期金利が低下し始めるなど、市場は困惑度を強めている。また、先に発表された米小売売上高や一連の米経済指標が予想を上回る中、中国経済指標が軒並み低下傾向を示しており、一部では米中の貿易摩擦の影響が出始めているとの見方も少なく無い。また、中国経済の後退を踏まえて、中国が保有している米国債の売却が恒常化するとの憶測もあり、米中の明暗がはっきりする日も近いとの憶測もあり、総じて、ドル売りに方向転換する難しさがある。

一方、ドル円はリスク回避志向を背景に上値の重い展開が予想されるが、基本的には米金利動向に左右される展開であり、依然として、日米金利差がドル円の下支えになっている。次回FOMCに向けて、トランプ大統領が再度FRBに圧力をかけてはいるが、ここ最近の米長期債利回りの反転から判断しても、0.25%程度の小幅な利下げに留まる公算が高く、米ドルを拙速的に売り下がる要素は希薄になっている。また、短期筋としても、中東情勢の緊迫化もあり、拙速的なドル売り円買いトライには慎重になっており、引き続きレンジ幅ドル円107.50〜108.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開には変わりがないが、先のECB理事会後1.1100前後まで買い戻されていたが、引き続き戻り売りや利益確定売りに圧される格好でユーロドル1.100割れへと警戒感と強めている。そして、ポンドのリバウンド相場にも収束感があり、上値は限定的と判断し、引き続きレンジ幅ユーロドル1.0970〜1.1070重視で対応することが一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年09月09日(月)

不確実性が蔓延!相場の動意待ち?

PDFファイル(807KB)

ペットチャート (807KB)

予想レンジ
ドル円     106.50〜107.50
ユーロ円    117.50〜118.50
ユーロドル   1.0980〜1.1080
豪ドル円    72.70~73.70

******************************

8月の米雇用統計での失業率は過去最低水準を維持する中、非農業部門雇用者数(NFP)が13万人増と予想(16万人増)をやや下回り、ややドルの調整売りが優勢になっている。その中、パウエルFRB議長は講演で米経済は非常に良好であり、本日の雇用統計は底堅い労働市場に沿った内容であり、FRBは景気後退を予想してない。ただ、貿易問題の不確実性が企業の投資意欲を鈍らせており、マクロ経済の状況は低インフレ、低成長、低金利が顕在化しており、全般的に中央銀行には刺激策の余裕がないとも述べている。次回FOMCでは利下げ観測が先行してはいるが、今回の米雇用情勢やパウエルFRB議長の講演から判断すれば、0.25%程度の利下げに留まる公算が高く、拙速的な下値トライは慎重になっている。

一方、ドル円は世界情勢に不確実性が漂う中、米中貿易協議の進捗状況を睨みながらポジション調整主導の展開を余儀なくされている。相対的にはリスク回避の円買いと日米金利差によるドル買いに挟まれ安易に仕掛けづらい相場環境にある。引き続きレンジ幅ドル円106.50~107.50円を重視し、同レベル前後からのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.10台前半で方向感のない展開ではあるが、次回ECB理事会では追加緩和策で概ね一致しており、上値トライは限定的であるが、英国の合意無き離脱を阻止法案が可決したことで市場に安心感が広がり、ポンドの買戻しを踏まえたユーロドル買いも随所に散見されるなど、下値トライも慎重になっている。引き続きレンジ幅をユーロドル1.0980~1.1080まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


2019年09月02日(月)

米中貿易摩擦エスカレート!じっくり待機策?

PDFファイル(812KB)

ペットチャート (812KB)

予想レンジ
ドル円     105.80〜107.00
ユーロ円    116.30〜117.50
ユーロドル   1.0930〜1.1050
豪ドル円    71.00〜72.20

******************************

米国及び中国双方ともに貿易摩擦の長期化は避けたいのが本音ではあるが、トランプ政権は予定通りに9月1日に約1100億ドル相当の中国製品への追加関税を発動、その後、中国側も米国製品の関税を引き上げる報復措置を実施するなど、米中貿易戦争に収束感は見当たらず、次回12月にも予定されている関税措置に向けた前哨戦に過ぎないとの見方が支配的であり、市場は安易に身動きが取りづらい相場環境にある。ただ、通貨安競争と同様に、貿易摩擦の激化は双方の経済にとっても打撃であり、米中が体力勝負に持ち込む可能性は低く、今後も水面下での打開策を模索するのであろうが、本日は米国市場が休場の関係上、積極的な売買が控えられ、調整主導の展開が予想されるだけに、相場が動意づいてからの逆張りに妙味が生じている。

一方、ドル円は米債券利回りの下げ止まりや堅調な株価気配を踏まえて、ドル円106円台で底堅い展開さ維持してはいるが、先にトランプ大統領がユーロはドルに対してクレージな下落局面と豪語しており、嫌も応もなしにドル円相場の上値の重さも意識させられている。引き続きレンジ幅をドル円105.80〜107.00円まで拡大し、同レベルからのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはトランプ大統領のユーロ安発言もあるが、ポンドも再び下落基調を強めており、改めて戻りの鈍さが指摘されている。引き続き戻り売りが優勢ではあるが、反発期待も同居しており、当面、レンジ幅ユーロドル1.09台半ば割れから押し目買いと共に1.10台半ば前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

Posted at 10時02分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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