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2019年11月05日(火)

米中通商協議に進展期待!過剰期待も発生?

PDFファイル(818KB)

ペットチャート (818KB)

予想レンジ
ドル円     108.00〜109.00
ユーロ円    120.30〜121.30
ユーロドル   1.1080〜1.1180
豪ドル円    74.30〜75.30

******************************

先週のFOMCは3会合連続で利下げを実施する中、市場は今後の追加利下げは一旦終止符が打たれたとの見方が支配的である。その中、先週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)は前回から落ち込んだものの、中国商務省は中国の劉鶴副首相とムニューシン米財務長官ライトハイザーが電話会談し、原則的には合意に向けてコンセンサスに達した旨が報じられたことが好感され、週明けのNYダウ平均株価は301ドル高と反発、そして、昨日は3業種揃って史上最高値を更新するなど米景況感の強さが改めて意識されている。相対的には次回12月FOMCの追加利下げ期待を後退させる内容ではある。ただ、10月ISM製造業景気指数は景気の分岐点である50を依然として、下回っており、未だに、FOMCの追加利下げ余地を残している。金利面では安易にどちらにも仕掛けづらい状況にあるがドルを買い戻す動きがやや優勢と見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は株高期待を背景に底堅い展開が予想される中、ドル円108円台半ば前後でもみ合い相場と化している。短期筋としても、更なる上昇局面ではドル高けん制の動きにも配慮し、ドル円109円トライには慎重になっているが、引き続きレンジ幅ドル円108.00〜109.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは米中貿易協議の進展期待もあり、相対的にドルを買い戻す動きを踏まえて、ユーロドルの手仕舞が随所に散見されるなど、上値の重さが意識されている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.1080〜1.1180を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2019年10月28日(月)

米中貿易摩擦に収束感!ドル買い戻し優勢?

PDFファイル(814KB)

ペットチャート (814KB)

予想レンジ
ドル円     108.30〜109.30
ユーロ円    120.00〜121.00
ユーロドル   1.1030〜1.1130
豪ドル円    73.50〜74.50

******************************

中国商務省は米国との貿易協議で一部農産品規制に関して合意に達し、貿易協定に関する実務協議は概ね完了した旨を発表している。その中、米10年債利回りは1.8%台まで下落するも、NYダウ平均株価は前日比152ドル高と上昇基調を強めている。トランプ大統領は株価維持のためには金利の上昇に歯止めをかけたいのが本音であろうが、今週のFOMCにおいて、何らかの結論を見出せるかに関心が寄せられているが、いずれにしても、米中の貿易摩擦に収束感が芽生え始めている以上、相対的に米中貿易協議の進展期待を背景にドルを買い戻す動きが優勢と見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は日米通商協議を無難に消化しており、米債券利回りの上昇もあり、以前のようなドル高けん制の動きは希薄になっている。とは言え、過度なドル高円安には警戒感を強めざるを得ず、引き続きレンジ幅ドル円108.30〜109.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはドル買い戻しや軟調なポンドを背景に、引き続き戻り売りが優先されるなど、改め戻りの鈍さが目立っている。ただ、時系列的にはユーロドル1.100前後が下限レベルにあるだけに、過度なユーロ安期待は自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1030〜1.1130を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

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2019年10月21日(月)

米国第一主義(保護政策)の限界近し!・

PDFファイル(813KB)

ペットチャート (813KB)

予想レンジ
ドル円     108.00〜109.00
ユーロ円    120.50〜121.50
ユーロドル   1.1120〜1.1220
豪ドル円    73.80〜74.80

******************************

世界経済の成長減速懸念が増幅している反面、NYダウ株式市場は前日比255ドル安と反落してはいるが、ほぼ史上最高値圏近辺で推移しており、米国の一人勝ち状態が続いている。一般的なコンセンサスとしては米国の第一主義による貿易関税問題が世界経済の緊張感を強めており、その中、カプラン・ダラス連銀総裁は世界経済成長の減速は貿易の緊張によるものであり、米国は世界成長減速の影響を免れないだろうと指摘し、利下げを後押ししている。また、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が米経済は好悪入り混じった段階であり、世界経済の減速が雇用増の鈍化に繋がるとし、金融政策は幾分緩和的であるべきとも述べている。ただ、米債券利回りの上昇が続いており、一部では中国経済の減速を背景に、米国債売却との憶測も飛び交うなど、依然として、予断を許せない状態にあると見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は日米金利差を背景にドル円108円台を維持してはいるが、軟調な株価気配や米金融緩和策などを背景にドル円109円トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円108.00〜109.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは英国とEUは新たな離脱協定案で合意したが、依然として、紆余曲折であり、当面、英国は離脱協定に基づき31日付でEUを離脱すると見なした方が一考であろう。ただ、既にポンドが急上昇しており、更なる上昇が見込みづらいだけに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1120〜1.1220を重視し、戻り売りに重点を置いた方が賢明であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


2019年10月15日(火)

米中貿易部分的合意!完全合意には程遠し?

PDFファイル(814KB)

ペットチャート (814KB)

予想レンジ
ドル円     108.00〜109.00
ユーロ円    119.00〜120.00
ユーロドル   1.0980〜1.1080
豪ドル円    73.00〜74.00

******************************

先週末の米中通商協議において部分合意に達し、15日からの関税引き上げが見送られたことが好感される中、トランプ大統領からも合意には知財、農産物の購入、金融サービスを含まれると述べ、また、ムニューシン米財務長官は中国人民銀行と為替の透明性で合意があり、米中閣僚級協議が合意に向けて楽観的なムードが広がっている。ただ、中国側は習主席の署名前に詳細を詰める話し合いを望むと述べると共に、12月の関税の撤廃を望んでおり、未だに予断を許せない状況にある。いずれにせよ、日米市場の休場明けではあるが、やや期待感が先行している嫌いが否めないだけに、ドルの上昇局面では戻り売りに比重を置いた方が無難であろう。

一方、ドル円は108円台を維持しており、底堅い展開が予想されるが、中国の9月輸出と輸入は予想よりも悪化しており、米国の関税引き上げ問題の影響が出始めている。とは言え、米経済にも跳ね返っている現象を踏まえると拙速的なドル買いにも黄信号が灯っている。引き続きレンジ幅ドル円108.00〜109.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはポンド買いが一巡する中、相対的にポジション調整売りに圧されており、市場はユーロドル1.10台半ば以上からの上値トライには慎重になっている。反面、ポンド安によるリスク回避手段として、ユーロ買い戻しも随所に散見されており、引き続きレンジ幅ユーロドル1.0980〜1.1080を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

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2019年10月07日(月)

米利下げ観測再燃!米10年債利回り1.5%台ではドルロングが無難?

PDFファイル(813KB)

ペットチャート (813KB)

予想レンジ
ドル円     106.50〜107.50
ユーロ円    116.80〜117.80
ユーロドル   1.0900〜1.1000
豪ドル円    71.80〜72.80

******************************

先週末発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が13.6万人増と予想は下回ったものの、失業率は3.5%と約50年ぶりの水準まで低下しており、堅調な雇用情勢を背景にドルを買い戻す動きがやや優勢になっている。ただ、平均時給は前年比2.9%に低下しており、そして、先に発表されたISM製造業及び非製造業の悪化傾向が嫌気される中、米利下げ観測が再燃するなど、今回の雇用統計の数値だけではでは安易に仕掛けづらい状況にある。その中、パウエルFRB議長は講演において、米経済はリスク抱えてはいるが、総じて良好な状態と述べており、NYダウ平均株価は前日比372ドル高と反発に転じるなど、依然として、米利下げの有無如何で相場がどちらにも振れやすい状態にある。いずれにしても、米債券利回りが軒並み低下している以上、ドルの更なる上昇局面では戻り売りに圧される公算が高いと見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は米債券利回りの低下を背景に徐々に上値の重さが意識されているが、依然として、利益確定買いや実需買いがドル円106円台半ば前後で散見されており、相対的には次なる材料待ちの段階にある。ただ、米10年債利回りが1.5%台を維持している限り、下値は限定的と見なした方が無難であり、引き続きレンジ幅ドル円106.50〜107.50円を重視し、同レベルからのナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは方向感に乏しい中、ユーロドル1.10台には届かず、改めて上値の重さが意識されている。依然として、ドイツ経済に対する懸念が払しょくできておらず、戻り売り優先の展開には変わりがなく、引き続きレンジ幅ユーロドル1.0900〜1.1000を重視し、同レベルからのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

Posted at 10時00分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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