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2020年05月18日(月)

米国のマイナス金利導入には賛否両論!

PDFファイル(812KB)

ペットチャート (812KB)

予想レンジ
ドル円     106.50〜107.80
ユーロ円    115.30〜116.50
ユーロドル   1.0750〜1.0880
豪ドル円    68.00〜69.50

*****************************

新型コロナウィルスの感染拡大によって、各国は経済の再活動に向けて、追加緩和策を強化せざるを得ない状況に置かれている。その中、FRBがマイナス金利に踏み込む可能性は低いとみられてはいるが、米国での感染者数や死亡率の高さ、そして、雇用情勢の急激な悪化、銀行の収益悪化、そして、国債利回りの急低下なども加わり、トランプ大統領が主張しているマイナス金利導入の余地も残されていると言わざるを得ない。ただ、米国がゼロ金利政策に同調すれば、金融市場の混乱、資本流出も招きかねないだけに、米国は苦渋の選択に迫られているのが現状かもしれない。いずれにしても、日米欧が挙って超低金利策ともなれば、金融市場はもはや末期症状に近く、行き場を失った過剰流動性資金が相場全般の波乱材料になる可能性もあるだろう。また、米中の対立構造が激化すれば、株式市場への逆風になる可能性もあり、新型コロナウィルスの影響は計り知れないものがあるだけに、引き続き相場の動意を待ってから始動が得策であろう。

一方、ドル円はリスクのドル買い及び円買いが相混じり、ドル円107円前後で試行錯誤がつづいているが、総合的にはコロナショックとの比較では円買い優勢ではあるが、トランプ米大統領は中国との関係を絶つ可能性を示唆するなど、対中強硬姿勢を強めており、上値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円106.50〜107.80円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは1.08前後で一進一退の展開であるが、既に悪材料出尽くし感やリスク回避のドル買いが浸透しており、相対的には更なる下値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0750〜1.0780を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

Posted at 09時54分 パーマリンク


2020年05月11日(月)

コロナショック+米中対立で視界不良の相場展開!?

PDFファイル(814KB)

ペットチャート (814KB)

予想レンジ
ドル円     106.00〜107.30
ユーロ円    115.00〜116.30
ユーロドル   1.0780〜1.0900
豪ドル円    68.80〜70.30

*****************************

先週末発表された4月米雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)は2050万人減、失業率は14.7%と戦後最悪の数字となり、新型コロナウィルスの脅威が改めて意識されている。ただ、市場の反応としては織り込み済み要素が多分に含まれており、市場が予想したほどの展開には至っていない。むしろ、経済再活動期待を背景にドルを買い戻す動きが優勢になっている。その中、トランプ氏は新型コロナウィルス感染拡大を巡り、中国を罰する方法を模索しており、対中関税問題が再燃しかねないとの情報も錯綜している。市場はコロナショックと米中対立構造が重なり、安易にポジションを取り切れない相場環境にあるだけに、引き続き相場が大きく動意づいてからの逆張り対策が一考であろう。

一方、ドル円はリスク回避の円買いとドル買いがあり、ドル円106円台半ば前後で一進一退の展開を余儀なくされている。ただ、実需や利益確定買いがドル円106円割れでは随所に散見されており、下値トライには抵抗感がある。引き続きレンジ幅ドル円106.00〜107.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは米日欧の中央銀行による大量資金供給で市場は落ち着きを取り戻しつつあるが、ユーロ圏における温度差もあり、依然として、ユーロを買い戻す雰囲気は削がれている。ただ、既にドル買い及び円買いが進行しており、消去法的に買われる側面がある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0780〜1.0900を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

Posted at 09時54分 パーマリンク


2020年05月07日(木)

米中対立構造ウィルスでも再燃!マーケットは混沌?

PDFファイル(815KB)

ペットチャート (815KB)

予想レンジ
ドル円     105.50〜107.00
ユーロ円    114.00〜115.50
ユーロドル   1.0730〜1.0880
豪ドル円    67.30〜68.80

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4月のADP雇用者数は予想範囲の数値とは言え、2千万人超となり、新型ウイルスの猛威が改めて意識されている。その中、ブラード・セントルイス連銀総裁は経済封鎖の影響は主に第2四半期に現れるだろうと指摘したほか、週末の4月米雇用統計は最悪のもとになり、失業率は20%もしくはそれ以上になる可能性を言及している。また、トランプ大統領がウイルス対策本部は無期限に続くとした上、ワクチンと治療法の開発に引き続き取り組むと強調するなど、先行き不透明感がマーケットを席捲するなど、市場参加者も安易に身動きが取りづらい環境にあり、相対的にはリスク回避のドル買いと円買いに傾斜していると言わざるを得ないだろう。

一方、ドル円は米中対立懸念が再燃する中、一時ドル円106円割れになるなど下値を模索する状況が続いている。ただ、米債券利回りの上昇も手伝い、更なる下値トライにも慎重になっており、当面、レンジ幅ドル円105.50〜107.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはドイツやユーロ圏の経済指標の悪化がユーロの圧迫要因になっているが、日米欧共に最大限の落ち込みが予想されるだけに、ユーロドル1.08前後で踏みとどまっていると言わざるを得ない。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0730〜1.0880を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機策に努めることが賢明であろう。

Posted at 09時55分 パーマリンク


2020年04月27日(月)

ウィルス対策に悲喜こもごも!直近のレンジ幅で対応?

PDFファイル(813KB)

ペットチャート (813KB)

予想レンジ
ドル円     107.00〜108.30
ユーロ円    115.50〜116.80
ユーロドル   1.0750〜1.0880
豪ドル円    68.00〜69.30

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トランプ大統領が4840億ドル(約52兆円)の包括的救済法案に署名し、NYダウ平均株価は円実日260ドル高と反発、その中、新型コロナウイルス対策として、今現在実施しているロックダウン(都市封鎖)には様々な意見が回遊しているが、一般的には性急な解除に警告を発した見解が多いが、ペンス米副大統領は、米国の新型コロナウイルス流行は5月25日のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)までに終息する可能性があるとの考えを示し、また、6月初旬までには、米国の大半でこの流行は過ぎ去っていると確信する旨を発しているが、ただ、根拠が不明なだけに市場自体の反応は懐疑的と言わざるを得ない。

一方、ドル円はリスク回避のドル買いと円買いに挟まれ、ドル円107円台半ば前後で膠着度を強めている。相対的にはウィルス感染拡大の進捗状況次第であろうが、既に悪材料が織り込まれている相場環境にあり、拙速的に下値を模索する状況ではなく、引き続きレンジ幅ドル円107.00〜108.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはコロナショック後も乱高下が続いていたが、ユーロドル1.08前後で漸く落ち着きを取り戻しつつある。とは言え、米ドル主導の展開であり、ほぼ蚊帳の外状態に近く、引き続き直近のレンジ幅を重視し、ユーロドル1.0750〜1.0880を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

Posted at 09時54分 パーマリンク


2020年04月20日(月)

違和感が残る株価上昇期待!一旦清算レベル?

PDFファイル(811KB)

ペットチャート (811KB)

予想レンジ
ドル円     107.00〜108.50
ユーロ円    116.30〜117.80
ユーロドル   1.0800〜1.0950
豪ドル円    67.50〜69.00

*****************************

トランプ大統領が先週末に経済再開の指針に言及する中、ウイルス治療薬の進展状況が良かったことを受けて、米国株式市場では前日比704ドル高と急反発、相対的にドルを買い戻す動きが優勢になっている。その中、メスター・クリーブランド連銀総裁が指標は予想以上に不快で厳しい内容であり、職場復帰は慎重に行わなければならないと言及、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁がV字回復は見込まず、時間がかかるとした上、今年通年のGDP見通しはマイナス5%と悲観的な見解を述べており、トランプ大統領が描いている構図は時期尚早との見方も少なく無い。また、NY原油は約18年ぶりの安値圏まで下落しており、リスク回避の動きには歯止めが掛かっておらず、現段階での過剰期待は禁物と言わざるを得ない。

一方、ドル円は狭いレンジ幅で終始しているが、トランプ大統領の再開プロセスの実効性を見極めない限り、安易にどちらにも仕掛けづらい相場環境にある。そして、NYダウの流れを引き継ぎ日経ダウの上昇期待もあり拙速的な下値トライは自重局面にある。ただ、株価との相関性が崩れている以上、引き続き直近のレンジ幅ドル円107.00〜108.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは買い戻しが優勢となり、1.09前後まで上昇しているが、債券購入を含め大規模な支援措置を打ち出しているが、相対的な手詰まり感は否めず、引き続き戻り売り優先すると共に、レンジ幅ユーロドル1.0800〜1.0950を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

Posted at 09時54分 パーマリンク


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プロフィール

ケンティッシュジャパン代表取締役

鈴木郁雄

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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新外為の森
ケンティッシュ・ジャパンのHP。日刊・週刊レポートからペットでも判る簡単チャートまで。

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