2011年04月09日(土)
恥知らず!? [やだ的見聞録]
地方選挙も大詰めであるが、ここ千葉では、大地震の影響で、全体的に静かな選挙戦となっているようだ。一時起こった燃料不足や計画停電、放射能汚染や品不足の影響が大きい。また、県内にも被災された地域があり、全国的にも被災された方が多くいるので、世間体からお祭り騒ぎをするわけにもいかないというところのようだ。知名度の低い新人候補は辛い。
いつもと違う選挙戦であるが、今回の選挙では、さらに奇怪なことが起こっている。民主党公認候補の動きだ。自ら希望した民主党の公認候補のはずなのに、民主党であることを隠したいと思っているようだ。選挙ポスターを見て、民主党の文字が小さくなっているのに気づかれた方も多いのではないだろうか。シールを貼り付けたり、画鋲で隠したりしているのも見受けられる。思えば、昨年の松戸市会議員選挙では、新人が一人か二人当選しただけで、現職の民主党議員は全員落選した。民主党の候補者にはその悪夢が蘇るのか、駅頭での活動も、党名の入っていない「がんばれ日本」のノボリは出しているが、民主党のロゴの入ったノボリは出さないし、本来、無所属より有利な材料である民主党の政党ビラすら配らない。さらに応援のボランティアの人には、『民主党公認と言わないでくれ』と言っている候補者もいる始末だ。民主党に追い風のときは、今のみんなの党のように、名前以上に党名を喧伝していたが・・・、隠れ民主党になってしまった。公認候補になっているのは、国民市民のためでなく、自分自身の選挙のためだけなのだ。党からの選挙資金のためであり、ポスティングやポスター張りの動員のためだけだ。党名を名乗れないのなら無所属になれと言いたい。まして政党政治を自ら否定するような行為は、議員としてとても恥ずかしいことではないだろうか。個人的には、国政においても、政党政治は限界であり、国会が本当の議論の場になるような国民のための新たな政治を構築する必要があると思っている。そのためにも政党の名前すら名乗れない集団は早く解党したほうが良い。それが国民のためだと思う今日この頃である。
Posted at 16時21分