やだひろしの「セカンド・オピニオン」
 

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2007年08月04日(土)

進退 [やだ的見聞録]

長年の相撲ファンの私としては、今回の事件の幕引きは不満が残るものとなった。朝青龍の処分は横綱という地位を考えた場合、いかがなものであろうか。

横綱というのは、心技体を兼ね備えた、品格と力量が優れていることとされている。地位陥落のある大関以下の力士であれば、謹慎期間や減俸額は別として、今回のような処分の仕方が適当であろうが、最高位としての名誉ある横綱には、処分となること自体問題があるように感じている。

一方で、横綱審議委員会の責任は大きいであろう。少なくとも横綱に推挙した委員は全員辞意を表明すべきだ。審議をする能力に欠けているようだ。

ただ、横綱審議会を非難しながら弁護するのもおかしいが、かつて、元大関小錦に対して、実力があるのに横綱にしないことを、人種差別問題だと騒がれたことが影響しているのかもしれない。また、第60代横綱双羽黒廃業事件も影響しているのであろう。ともに横綱の品格とは何かと問われた。

この2つの問題の当時は、第58代横綱千代の富士(実は2場所連続優勝せずに横綱に昇進している)が活躍しており、優勝を独り占め状態だったので、他の力士が連続優勝するのは至難の業であったため、第59代横綱隆の里から第62代横綱大乃国までは、疑問符が付く力士もいたが、2場所優勝しなくとも昇進している。その結果、力量のない横綱を誕生させたとの非難があった。

上述した人種差別問題や廃業事件、横綱量産などがあったことで、それ以後、2場所連続優勝が必要∧十分条件となっているようだが、伝統的に言えば、本来、強いだけなら大関が最高位であるし、品格が備わって初めて横綱と呼べるのだ。

歴史を紐解くと、いまだに史上最強の力士と語られる雷電為右エ門は大関止まりであった。なぜ横綱免許が受けられなかったのかは、相撲史上最大?の謎とされているが、吉田司家(熊本藩)が与えた横綱免許は当時の第4代横綱(事実上の初代横綱)と第5代横綱だけと考えていたことにあるといわれている。

話がそれたが、いまさら、朝青龍を横綱にしたことを問題にしてもしょうがない。朝青龍にすべきことは、最高位にあるものは自分の行動した結果を踏まえて、自身で判断する必要があると指導することだろう。

でも、今回の日本の最高権力者の行ないを見られていると、説得力に欠けてしまう・・・かな・・・。



Posted at 18時15分


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プロフィール

議員秘書

やだひろし

東京短資グループにおいて為替や資金マーケットに従事する。電子取引の市場導入に尽力、創生期を支えた一人。豊富な人脈で立遅れていた東京 ・シンガポール・香港のマーケットシェアの拡大を成し遂げる。外国為替市場で矢田を知らない者は潜りとまで言わしめた。その後、証券会社で為替取引の知識と経験を生かし為替証拠金取引の発展に貢献。個人の資産運用にも精通し、経済セミナー講師や執筆活動を務める。

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