2008年11月20日(木)
米住宅市場の回復は何時に [為替]
11月19日に発表された米住宅着工件数(10月分)の数字は
年率換算で79.1万戸と
1959年の統計開始以来の最低水準を記録しました。
ここ4ヶ月連続でのマイナスです。
(108.9万戸→94.9万戸→85.4万戸→82.8万戸→79.1万戸)
住宅着工の先行指数である建設許可も70.8万件と
統計開始以来、最低水準を記録。
(こちらは、113.8万件→93.7万件→85.7万件→80.5万件→70.8万件)
60年前後というと、
米国の人口が今の2/3以下、
二億人にも満たなかった時代ですから
当時よりも少ない今の水準は、相当の低水準です。
もちろん
米国が住宅バブルに踊った2004-2006年頃は
今よりもはるかに高い水準で
2006年1月の数字を見ると、
住宅着工が227.3万戸、建設許可が221.2万件と
現水準から見て約3倍(着工が2.9倍、許可が3.1倍)の数字。
どれだけ今の住宅市場が落ち込んでいるのかがわかるというものです。
住宅市場の冷え込みを受けて
住宅価格の下落→住宅ローン延滞の増加→差し押さえ増加
→抵当流れ物件の増加→新規着工の減少という流れが
どこまでも止まりません。
住宅価格の推移として、
ケースシラー住宅価格指数(20都市部)をみてみると、
最新の数字である8月分で
前年比-16.6%を記録。
たしかに、
年間16.6%というとんでもない勢いで評価額が下がっていくのでは
まじめにローンを組んで住宅を建てるという気にはならないですね。
バブル最盛期には、今と符号が逆の
前年比+16%を越えていたのですから
高々数年でどこまでもつるべ落としに落ちていくものです。
これだけ値が下がると、
新たな買い手が出てきてもおかしくないのですが、
金融機関の体力がなくなっており
ローン審査が厳しくなっていること。
政策金利はサブプライム問題深刻化以降
そもそも景気が悪くなっていて、
雇用市場が低迷、失業者が増えていて家どころではない人が多いことなどもあって
思ったほど新規受注が出てこず、
市場の回復が進まないようです。
サブプライム問題の大元の原因になった
住宅市場の低迷。
ここが回復してくると、
雰囲気が一気に変わると思われるのですが、
当面は厳しそうです。
Posted at 17時52分 コメント ( 1 )
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コメント
はじめまして、このブログの内容とまったく関係なくて恐縮なのですがもしお答えいただけるならご教授ください。
貴方様の書かれたはじめての「FX基礎知識儲けのルール」でP82においてA国とB国においてA国の金利を0%から10%にあげると最終的に金利上昇国の貨幣価値が、リンゴのを介して(一物一価の観点から)B国と比べ下がるいう内容がありますがいまいち理解できません。ここで言われているように金利上昇によって その国におけるりんごの価格は上がるのでしょうか? つまり金利上昇によってその国の物価は上がりますか?単純に考えれば引き締め政策であるからインフレ抑制に働くのでは?と思いました。 もしここで書かれているようにりんごの価格も1.1倍に上がれば 購買力平価説からみて最終的に書かれたように考えるには正当性があるのかもしれませんが。
デイトレでFXをしている私には基本的に関係ない問題かもしれませんが(短期的には金利上昇国の通貨は買われるので金利上昇国の通貨高になるのが普通)
長期的にはこのようなメカニズムになりえるのか疑問に思ったのでどうか教えてください。





