山岡和雅の「ダックビル為替研究所」
 

2013年07月21日(日)

25日に注目 〜米耐久財受注、新規失業保険申請件数、英GDPなど [注目材料]

今週、日本の注目材料としては、
前回挙げた通関ベース貿易収支となりますが
海外でもそこそこ注目されそうな材料が控えています。

米国の指標で注目されるのは
25日木曜日9時半に発表される耐久財受注(6月)と新規失業保険申請件数(7月14日から20日の週)です。
耐久財受注は前月比+0.9%と
+3.7%(速報時点では3.6%)あった5月の伸びから一気に鈍化見込み、
4月も+3.6%でしたので、2ヶ月連続での好数字から一転して大人しくなった格好です。
もっとも、これはブレが大きい航空機の受注が抑えられたことが大きな要因。
輸送機器のを除くコア部分は、5月であっても+0.5%(速報時+0.7%)しかなく
今回の予想+0.5%と同水準です。

前回の総合の数字に比べるとインパクトはありませんが
予想通りのプラス圏を維持した数字がでてくると、
景気の底堅さを印象づけるものとなります。

新規失業保険申請件数は
先週予想の34.5万件を下回る33.4万件という低水準を記録しました。
(少ない方が好数字)
これは、5月初旬以来の低水準でした。
米雇用統計の基準日である12日を間に含む前回の数字(7日~13日分)は
来月初めの米雇用統計にも大きな影響が出てくるとみられ
好数字を前向きに見る動きが広がりました。
今回も同様もしくはそれ以下の数字が出てくると
雇用市場の回復への期待感が強まると見られます。

これら指標が注目される中、
予想近辺の数字(もしくはそれより好数字)が出てくると
ドル円上昇の流れを差さてくれる可能性がありそうなだけに
ビッグイベントの後ではありますが
要注意の週となっています。

まず早朝6時に、
NZ中銀が政策金利を発表します。
予想は現行の2.50%での据え置き。
今月10日に同国のイングリッシュ財務相が
利上げはNZドル高を招くと
利上げを牽制する発言をいたしました。
NZドルは今年の4月に、貿易加重ベースでのNZドルの最高値を記録するなど
NZドル高が深刻となっているだけに
ここで利上げに踏み切る可能性はそれほど高くなさそうに見えます。

同じ25日、17時に独Ifo景況感(7月)が発表されます
予想は106.4と前回の105.9から小幅改善。
このところ相場へのインパクトはそれほどありませんが
ドイツは秋に総選挙を控えているだけに
景気浮揚は現政権の重要命題。
要人発言なども合わせ、注意しておきたいところです。

そして17時半には英国の4-6月期GDP速報値が
他の先進国に先駆けて発表されます。
予想は+0.5%と1-3月期の+0.3%から伸び率向上です。
もっとも1-3月期にGDPで可処分所得が87年以来の大幅減を記録するなど
英景気回復は依然として低調な地合が継続とみられます。
来月、四半期インフレ報告と金利ガイダンスの発表(発表するかどうかを一応精査中)を控え
市場が神経質になるなか、
予想からぶれたときに要注意です。

何故か25日は、各国の材料が集まっています
(それ以外の日にも、米住宅関連指標などの発表がありますが)
相場が揺れ動く要注意の日になるかもしれません。



Posted at 09時00分


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プロフィール

株式会社GCI総研

チーフストラテジスト

山岡“ダックビル”和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行、外国為替ディーラーの世界に。1994年ナショナルウェストミンスター銀行(2000年に合併のためロイヤルバンクオブスコットランド銀行に行名変更)に移り、2003年3月まで10年以上にわたってインターバンクディーラーとして外国為替市場の最前線で活躍後、2003年4月からGCIグループに参画。現在GCI総研、チーフストラテジストとして情報配信サイトKlugクルークを中心に為替情報の配信や、セミナー講師などを行う。(社)日本証券アナリスト協会検定会員。

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